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俺が昔、俳優では喰えない時期にいろんなバイトをしたことがあるんだけど、輸入のエアコンを扱っていた会社があってね。そこで倉庫係をしていたんだ。その時に輸送途中に破損したエアコンの機械の中身を見る機会があったんだよ。中を覗いて見て驚いたね。エアコンというのは知っていると思うが、冷媒ガスをコンプレッサーで圧縮してそれを膨張弁というところで霧のように膨張させて、熱交換器を冷やし、ファンで室内の空気と触れさせてやるんだ。丁度スプレーを体に吹き付けると冷たいだろ、あれと同じ原理さ。その熱交換器の中で膨張させたガスを再使用するために圧縮するのがコンプレッサーの役目だが、そのコンプレッサーが一番振動するし、音が出るんだよ。だからその部分は普通、室外機の中にあるわけだ。そのコンプレッサーを、日本製のエアコンだったらゴムパッキンなどの緩衝材とスプリングなどを併用して室外機の中に固定するんだが、アメリカのC社製のものは接着剤で止めてあったんだよ。黒くていつまでも乾かないガムみたいなもので、納豆みたいにいっぱい糸をひいていたよ。接着剤を機械のカバーの中にドバッと出して、その上でコンプレッサーを転がして機械カバーの底とコンプレッサーが馴染んだところで銅の配管を繋いだという感じだったな。確かにそれだけで固定はできるし、振動は吸収するし、目的は達しているわけだ。実にアメリカ的な発想だなと思ったもんだよ。 そうそう、それからアトランタのホテルに泊まった時だが、以前そういう仕事をしていたから、つい気になって空調はどうなっているのか部屋の中を見回したのさ。ああいうところは大型空調機が機械室にあってダクトでこう、つまり空気の通る大きな配管みたいなものだけど、冷やされた空気はそのダクトの中を通って各部屋に送られている訳だ。それが吹き出しグリルといって、天井とか部屋の上の方によくルーバーがついているだろ。あそこから夏なら冷たい空気が出てくるわけだ。そして、鯉のぼりと一緒で空気は入る側だけでは流れないのよ、口とケツの両方に穴が開いていないとな。吹き出しグリルと対に必ずリターンといって空気が機械室のエアコン本体に戻る側の吸気グリルというのもあるわけだが、そのホテルの部屋は見渡しても吹き出し口だけで吸気口が無かったんだよ。吹き出しと吸気とは部屋の反対側にあるわけだがなと思い、窓の傍に行ったら見つけたよ。窓際の天井から吊り下げてあるカーテンがその天井の中のずっと上からぶら下がっていたんだよ。日本だったら絶対にカーテンボックスを作って、その中にカーテンレールを付けて、そこにカーテンを吊るすよな。カーテンボックスを省いて、ただの穴にしておいてそこから空気を回していたんだよ。天井の中全部がリターンの空気の通路になってるからダクトは片道だけでいいわけさ。 言っている意味が分かるかい。連中は見えないところはどうでもいい機能優先、コスト優先主義なんだよ。実際、部屋の空気を吸い込む方はどうしても汚れるし、カーテンさえ洗濯に出せばそれで終わりだもんな。カーテンはどっちみち定期的に洗わなければならんのだろうしさ。つまり日本人で電子レンジに猫を入れて乾かそうとして猫が死んだからといって説明書に書いてないから訴えるという神経はアメリカ的になったとはいえ、まだそういう馬鹿な奴と、アホの片棒を担ぐ弁護士は日本にはいないのが救いだよな。でもこのままでは直に日本もアメリカさんと同じになってしまうだろうけどさ。もう携帯電話の説明書が厚くなっているのはその為もあるからな。 何がいいたいかというと日本人の技術というか技には「美」という観点があるんだ。料理だって全部混ぜてドンと出したり、なんでもかんでもパンに挟んでかじるというようなものでなくて、お吸い物は漆器のお椀に入れたり、四季によって器を変えたり、この料理にはこの器っていうのがあるだろ。場合によっては食べもしない松の葉を添えたり、笹の葉やほおずきを添えたりとかさ。喰うという本来の目的とは関係ないのに作る側の作法というか美学っていうか、こだわりっていう作る人間の心を表現する場というものがあるだろ。鮨だって鮨桶か下駄の上に載せるだろ。どう見ても喰えないプラスチックの笹をつけたりしてさ。皿がベルトコンベアーの上でクルクル回ってる鮨屋だけでは日本は駄目なんだよ。そういう日本人の感覚にアメリカさんは敬意をはらって学ぼうという意識が芽生えているのにさ、肝心の日本人が自分達の本当の良さを分かっていないんだよな。 自由といえば聞こえはいいが、例えば学校の教室で行儀悪く机の間の通路に足を投げ出していたら、日本では足を骨折した子かどうしょうもない悪ガキくらいだろ。不自然として目立つから骨折だったら、いたわってもらえるし、悪ガキなら一目置かれるってもんさね。アメリカのハイスクールみたいにどいつもこいつも足を投げ出していたら、骨折してる足はどれかすぐには分からないだろ。アメリカさんはそれがまずいと気が付いて、いろんな製品に規格を作ったわけよ。ISOは本部があるのはスイスのジュネーブだけどさ、参加してるのはイラクに真っ先に行ったアメリカとイギリスと日本くらいのもんなんだぜ。 アメリカさんはありとあらゆる規格を作るだけ作って、そして今度はそれを他の国にも押し付けるわけだ。品質管理とかいえば聞こえはいいけど、戦争の時に武器や部品の交換がスムースにいくように準備しているようにしか俺には見えないね。米英はなんてったって戦争が好きだから、ISOなんてその延長だと思うわけよ。そんな規格ばっかりつくるより、子供に授業中は足を投げ出してはいけないと、大人が心から子供に言えばそれでいいのにな。中尾さんは凄く話が飛躍するのでついていくのが大変だったけど、云いたいことはだいたい伝わってくる夢でした。
2006.08.25
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餌無しで釣るのを引っ掛けるというんだよ。餌無しで釣れるのは、相手が若いか何も知らない怖いもの知らずか、注意散漫な女なのさ。でもそういうのは基本的にガブッと喰ってポイってしてしまうのさ。でもそういうのは味気無いぜ。もし、本当にいいのが釣れたら、釣った後に餌をやり続けて好みの女に育ててやらないとな。やっぱり綺麗に料理して食べてやった方が美味しいし大人だろ。疑似餌という偽者もある。中にはチャラチャラしてるだけで、それに惹かれて寄ってくる女もいるんだ。一生懸命に網を仕掛けてなんにも捕まえられない男もいるが、やっぱり相手の習性を知らないと、やってることがトンチンカンになるな。網でなくてネットだ?馬鹿!こっちのネットかあっちのネットか分からないのは自分まで網でがんじがらめになってしまうぜ。どっちも網の中で心中するようなものよ。逆ナン?そんなものは腹が空いてる時は有難いけどさ。棚からボタ餅なんてことはないから気をつけないとな。脱がしてみたらおチンチンが付いていたなんていったら、こっちの方が立ち直れなくなるからな。俺達は様々な仕掛けや餌を釣る相手によって用意するんだ。糸はこれ、重りはこれ、針はこれ、餌はこの時期はこれがいいとかな。撒き餌といって餌をばらまいたりもする。そりゃあ、たまには餌だけ取られることもあるけどさ、それはそれで仕方の無いことなんだと割り切らないとな。でも、釣った魚に餌はやらないけど味見だけしたら、ちゃんとリリースして大海に返してやるのさ。今度は簡単に釣られるなよーってな。女が又に力を入れて下から別に大きな力で支えてやると努力だろ、女の又に心をつけたら怒りという字になるんだぜ。遊びは遊び、浮気は浮気としておかないと、怒りになるんだ。愛は努力なんだよ。解るか青年!まぁ、竿だけで釣ったら大したものよ。竿だけで釣られるような女は嫌だ?……ウン、それも云えるな。最近、夢に出た中尾彬が言っていたんです。私じゃないですって!
2006.08.24
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