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「あれ?女の子がいないのに、お雛様?」ホームパーティに来た友人に言われましたが、私のお雛様です。破れたぼんぼりと桃の花は自分で和紙を使って修復しました。ガラスを支えている板も取れてしまったのを、適当な板を切って、アロンアルファでくつけました。私のかわいい応援団で~す。
2010年02月26日
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土曜日は朝から友達が来て4人でホームパーティ。5時頃にお開きになったので、図書館に予約していた本をとりにいき、その夜読んだ。玄侑宗久著「阿修羅」という小説である。NHKのブックレビューで紹介されていたので、興味があった。 話は、結婚して3年目になる妻が、多重人格だということに気づく、といった設定から始まる。妻の様子に不安を感じた夫が診察を依頼した精神科の医師も、実は病気で亡くした妻に対して、心の傷を負っていた…。 多重人格の女性・実佐子は、まじめでおとなしい性格だが、ときには自由奔放の友美になり、ときには明るい社交家の絵里に代わる。 実佐子の過去があきらかになるに従って、周囲の人間の理解が進み、彼女の人格も統合されていくのだが、この過程で、夫が座禅をしてアラヤシキからの言葉を聴いたり、ボードレールの詩や、易経をドイツ語に翻訳したリヒャルト・ヴイルヘルムの「黄金の華の秘密」の話、阿修羅の話などをキイワードに「人間の人格とはいったい何なのか」という命題に迫っているところが小説のキモ。さすが僧侶作家である。面白い。 私たちは一応整合性を持って日々暮らしているけれど、それは脳が勝手に作り出している自分の姿であって、本当の自分はまったく違う人なのかもしれない。 昨年東京国立博物館にやってきた阿修羅像は、すごい人気だった。私は美術館の前まで行ったけれど、あまりの人ゴミに嫌気がさして、お姿を拝見していないけれど、ぜひ奈良まで行ってみたいと思っている。 阿修羅はもともとゾロアスター教の主神であるアフラ・マズダだと言われている。ゾロアスター教を貫く考え方は世界を光と闇、善と悪に分ける二元法。光の神様がアフラ・マズダで、闇の神様がアンラ・マンユとして、人間世界はすべてこの光と闇の闘いである、というものである。わ~、易経と通じてるなぁ。 ちなみにゾロアスターをドイツ語読みするとツァラトゥストラ。ニーチェの思想の根幹をなす「超人」のイメージが実はゾロアスター。さらには「スター・ウォーズ」のダースベイダーもゾロアスター教から生まれたキャラクターらしい。もちろん、そんなことまでこの小説には出てこないけれど。 ペルシャの善神だったアフラ・マズダが、インドに入ってヒンドゥー教で、アスラと呼ばれて戦いや悪魔の神にされ、さらに仏教に受け継がれ仏教の守護神・八部衆という低い位に貶められて、日本にやってきた。つまり阿修羅にもいくつもの人格が乖離せざるをえない、辛い過去がある、というわけだ。日曜日は秦野行きで早起きだったので、ちと寝不足だったが、一晩で読了。おすすめです。
2010年02月24日
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料理が好きなので、近頃流行の「すぐにできる」「手軽で簡単」よりも、「手間がかかって」「めんどくさい」ほうがむしろいい。そのプロセスが楽しめる。好きなこと、ってのは、プロセスが好きなのかもしれない。なかなかできないことを、あれこれ工夫しながら、自分なりにいじくりまわして、あーでもない、こーでもない、ときには大失敗をして、自嘲する。そんなことすらも、至福の時間だったり。だから、できるかどうか結果や他人の評価は別にして好きなことが増えると、幸せも増える。料理が上手かどうか、それはわからないけれど、私にとっては、一番自分の口に合うものが作れる。たぶん、息子にとっても私の味が一番のはず。
2010年02月23日
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リミンさんにお呼ばれして、朝から秦野のスローフードの会に、くみちゃんとおじゃましました。新宿からけっこう込み合っていた電車のなかで、くみちゃんが作ってきてくれたおにぎりとミカンをほおばりつつ、私たちだけ、すっかり遠足気分です。降り立ってみれば、秦野は遠い~、寒い~。でも山に囲まれた景色は素晴らしく、空気と食べ物が美味しい。スローフードの方々はとても温かい!駅まで迎えに来てくださったのはリミンさんのご主人です。地元の名士・川口さんのお宅に集合して、山道をゆっくり歩きながら、山の神の御宮までお参りです。案内してくださったのは87歳という、小泉さん。「これは関東たんぽぽで、これは西洋たんぽぽ。ほらここのところが違うでしょう」から始まって、のびるやはこべなどの野草、その食べ方、学名から、和名、そしてその名前のいわれ、など現物を手にとりながら、説明してくださる。驚異の、記憶力と、説明力!そして、山の神様がお祀りしてある御宮へ。じつはここは約200年前に建てられたらしいのですが、戦時中にすっかり荒れ、忘れられていたそう。そこを小泉さんが枯葉を片づけて整地し、昔の祠を発見したというのです。彼は神様の世界のお話にも詳しくて、またびっくり。その横の斜面にある川口さんのかんきつ類の畑から、好きなだけ持って行っていいと知らされ、ハサミを片手に急斜面を飛び回る私たち。夏ミカンをとったり、高いところにあるレモンを高枝切りバサミでとっていただいたり、完熟キンカンを木から食べまくりました(笑)そして帰り道は軽トラの荷台に乗り、アトラクションのように、山道を下ってきたのでした。ランチは川口さんの奥様の手作りが並ぶ食卓です。秦野は桜の花の量が日本一ということで、桜の塩漬けのお茶やごはんがメイン。ふきのとうやよもぎの葉の天ぷら、お浸し。せりの胡麻和えが並ぶ。ほぼ、自給自足の、ヘルシー料理。くみちゃんと私は、もう、「うわ~、これ、おいしい~」の連発。小泉さんが蜂を焼酎に浸けた健康ドリンクやマムシ酒を出してくださり、作り方もレクチャー。たぶん聴いても誰も作れないと思いますが…。(もしや記憶力はマムシ酒の効用か?)都会のお年寄りは元気がないけれど、秦野の方はすごいな、敵わないな、と思いました。お土産に竹炭と桜の塩漬け、ゆかり、かんきつ類、桜のおまんじゅうお惣菜の残りなどをいただき、ほんとに大満足の会でした。車で駅までの送り迎えもありがたかったです。そしてこんな素敵なイベントに招待してくださったリミンさんに感謝!ありがとうございました。
2010年02月21日
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一昨日のブログで書きたいことがちょっと違っていたので、昨日フォローしようとずっと思っていたが、会社でいきなり具合が悪くなり、帰宅してすぐに寝てしまったので、すっかり、忘れてしまった。頭も精神も、体調不良に弱いです。なので、別の話題。「ニュートン」という雑誌に脳の特集があって、その中でロボットネズミがウツになる実験が紹介されていた。学習型のロボットネズミを何匹か動かしていると、そのなかに目標値を低く設定するネズミが出てきて、そのネズミはウツ傾向を示すという話だったと思う。つまり餌(電池)まで行くよりは、ここにうずくまっているほうがいいかな?と動かないほうを選択するらしい。目標値というのは人間にとっては「志」ともいえる。高くて大きな「志」が、やっぱり、やる気の元なんだよね。うん、大きな志を持とう!と思いつつ…実は私の夢「成城石井でお財布を気にしないで買い物がしたい」は、かなり低い志なんじゃないか、と密かに反省するも、「今度オリーブを買おう」とか「成城石井のウインナーが食べたい」というのは、かなりのモチベーションになっているので、ま、いっか。
2010年02月17日
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昼休みに会社周辺をときどき散歩する。そこに有名企業があって、いつもビルの入口(外)に、寒空の中、警備員さんがきりりと立っている。そこから、お偉いさんのような人が出入りしているのを見ると、いつも思う。この警備員さんが家に帰ると、「おとうさん、お帰り~~」と子供たちが出迎えて、奥さんがニコニコしながら、お料理を作っている。「お仕事お疲れ様。いつもありがとう♪」方や、お偉いさんのほうは、数年来の家庭内別居で、立派な家に帰っても、それぞれ自分の部屋にこもって顔も見せない。なので、いつも外食かコンビニかスーパーでお弁当を買って帰る。一人でテレビを見たり、パソコンに向かっている。どっちが幸せかな?だから人を見て、その場だけで判断できない、と思ったりするんだ。
2010年02月15日
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昨日は息子の出場する合唱コンクールだったので、くみちゃんと一緒に見に行った。くみちゃんは合唱団でアイーダとかモーツアルトのレクイエムとかを歌っているので、合唱について、あれこれと教えてくれる。「声って年齢を重ねてくると、深みが増すのよ」とか、「並び方によって、聞こえ方が違うよね」とか。歌っているときの気持ちは、どうとか。息子は大学のサークルの中の精鋭部隊でコンクールに臨んだらしく、張り切ってやっていた。結果を待たずに休憩時間に喫茶室で、お茶をしていたら、相席になった地元のおじさんが、王子神社の存在を教えて下さったので、帰り道にお参りすることにした。とても立派な神社で、明らかに他と違う凛とした気が満ちている。大きな鏡を拝することもできて、とても素晴らしい体験だった。みぞれ交じりの夕方だったこともあり、人影もまばらだったのも、またよかった。夜遅くなって息子が帰宅した。「も~、銀賞で超くやしい!」「プロが出てたらしいんだよね。でも自分たちが練習不足だったことが、やりきった感がなくてまた、くやしいんだよ」という。指揮をしていた2年先輩が仕事をやめて指揮者を目指しているというので、「先輩のために、金賞を取りたかった」という。「ソプラノは素晴らしかったけど、男子がイマイチだったよね」と正直に感想を述べると、「確かに。練習に出てこないヤツがいるからさ~、だめなんだよ」息子の大学にはグリーとか混声合唱団とか、歴史と実績のある有名な合唱団がある。だから、まじめに練習をやりたいなら、そういうところに入れてもらえばいいじゃん、というのをずっと言ってきた。しかし彼のこだわりとしては、「エリートが集まって決まりを守ってやっていくよりも、僕は自分たちで自由に決めて、自主的に稽古に出て、新しいものを作り上げていくのがいいんだ」というのだが、理想と現実の壁はあるようだ(笑)それはともかくとして、夜中の2時に歌い出すのは、どうなの?エアロビクスのインストラクターをしているゆきちゃんが、「夜中に新しいポーズを思いついて、突然踊り出すことがあるわ」と話していたっけ。そんなふうに夢中になれることがあるって、ちょっと、うらやましい。今日は仲良くしているお隣さんから、バレンタインデーの友チョコ(中身はおかきらしい)をいただいた。お返しには焼き立てパン。
2010年02月14日
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来週、秦野にお住まいのブログ友達リミンさんのスローフードの会に、くみちゃんと参加します。秦野ってどこなのか知らないまま、ご案内をいただいて、申し込んでしまったので~す。ところで昨日はiphonに、年賀状をいただいた友達などの、メールアドレスや住所を入力していました。iphonに入力した住所はワンクリックで地図表示されるので、この人はどんな場所に住んでいるのかな?と面白がって見ていました。すると、最近再婚のお知らせをくれた久々の友人が足柄というところに新居を構え、そこが、なんと秦野の近くということが地図を見てわかり、連絡してみると、じゃ、夕方会おうという話になりました。面白い。このよしこちゃんとは10年近く会ってない。どこかの外人が集まるパーティで、スペインが大好きな彼女と意気投合して以来のおつきあいで、彼女の踊るフラメンコを見に行ったこともあります。なんだかすご~い楽しみ。新婚オーラもいただいてこよう♪40歳からの仕事術さんを始め、近頃、周囲がラテン系かも(笑)
2010年02月12日
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先日、ホームパーティでボストンの話題が出た。ボストンはアメリカでも非常に保守的な街で、階級や人種差別意識が強いところだと、ここさんが教えてくれた。すると、くみちゃんが「だからかな~ボストン支社の人は私に冷たいんだよねぇ」「そうなの?なんか違う理由のような気がするけど」(一同笑)「イタリア語でまくしたてるからかな?」「たぶん、ね」それは笑い話だが、そのとき思ったのは、日本からマクロビオティックという、玄米菜食の食事療法を広めるために、ボストンに渡った久司道夫氏のご苦労だ。15年くらい前に、ボストンの久司ハウスや、彼のインスティチュートを訪ねたことがあった。アメリカで豆腐やしょうゆ、味噌を広めた、彼の功績は素晴らしい。郊外のカレッジで世界中からマクロビアンが集まり、一週間サマーカンファレンスが開かれていた。久司道夫氏はジャパニーズイングリッシュで話されるので、外人が久司さんの英語がわからないと嘆いていたが、それを理解したいと一生懸命に聴いていた姿が、とても印象的だった。ハーバード大学の売店で買い物をしたり、玄米菜食だけじゃ心残りだったので、こっそりロブスターを食べに行ったりした。テレビで「グッドウイルハンティング旅立ち」をやっていたが、この舞台がボストンだったので、今週はボストンウイークの気分である。この映画を初めて見たときの感動は忘れられない。その当時仲の良かった友人に電話して熱く語ったことなどを思い出す。とくに天才的な頭脳を持つ主人公ウィルが「僕はお前たちとずっと一緒に肉体労働者でいたいと思う」とつぶやくと、親友が「俺は毎日お前を仕事に迎えに行くとき、もしかしてお前がいなくなっているんじゃないか?と思うときが一番幸せなんだ。お前はこんなところで、俺たちとくすぶっているんじゃなくて、そのたぐいまれな才能を生かすべきなんだ」と語るシーンが大好きだ。本当の友情とはどんなものなのか、まさに、不良が教えてくれる。ウィルは孤児で里親を渡り歩き、虐待までされた不幸な過去を持ち、誰にも心を開かない。彼の才能を見抜いたMITの大学教授ランボーが、傷害事件で拘置所にいた彼の身柄をあずかることから物語が始まる。フィールズ賞の栄光に輝くランボーでさえ手に負えない数学の難問をあっさり解く、独学のウィル。ランボーはそこで知的刺激を受けるとともに、自分の能力の限界、これまでの思い上がっていたちっぽけな自分などを自覚せざるをえない。そしてウィルのセラピーを頼まれたランボー教授のかつてのルームメイト・ショーン。ウィルと同じような生い立ちを持つロビン・ウイリアムス演じるショーンは、最愛の妻を失って失意から立ち直れないでいた。ウィルのように鋭い知性と感性を併せ持つ青年には、権威も学問もごまかしも通じない。そこではまさに人間力が試される。ショーンの部屋に飾ってあった手書きの絵から、逆に彼のことを見事に分析してみせるウィル。ショーンは傷つき、怒り、恐れ、そして自らと向き合って、この怪物と対峙していく。「妻は得意体質でとても大きなおならをするんだ。ある晩など、ベッドで目が覚めるような大きなおならをして…(笑)それは僕だけが知っている彼女の秘密で、そういう他人にとって欠点と思えるものを自分だけが知り、愛しいと思えることが幸せなんだ。きみは頭ではなんでもわかった気がしているかもしれないが、彼女のぬくもりやそういった愛情に触れたことがないだろう」But the question is:whether or not you're perfect for each other. That's the whole deal. That's what intimacy is all about.Now you can know everything in the world, sport,but the only way you're findin' out that one is by givin' it a shot. こう語るショーンがほんとに素晴らしい。歴史書を読んで世界を知り、心理学書の集積で人間をわかったことにはならない。知識や学問を鎧にして周囲の人間と戦っていても、本当の人生の喜びは得られない。では、人生の喜びとは何か?ボストンの話ではなく50年代のニューイングランド名門の女子大を舞台にした「モナリザスマイル」という映画では、ジュリア・ロバーツ演じる進歩的な美術教師が、芸術を知識で理解した気持ちになっている学生たちに、現代美術の魅力を教える場面があった。「あなたが今、この作品と向き合って何を感じたのか?それをみつめてみて」どんな才能があっても女性は名門出の青年と結婚して家庭に入るのをよしとされた、当時の価値観に彼女は挑んでいくというストーリィだ。そこでみんなの羨望の的だった優等生が学生結婚をしたものの、相手から愛されずに、傷つく。そして周囲の性に奔放な友達や、やっと彼ができたモテない友達に辛辣な言葉を投げかけていく。彼女に侮蔑された女友達が彼女の孤独な心を察して、黙って抱きしめるシーンが衝撃的だった。本当の頭の良さというのはこういうことか、と思った。さて、さっきの問いだ。人生の喜びとは何か?他人に知られたくないと一所懸命に隠している自分の姿を、愛する人にみつけてもらうことではないか、と私は思う。それがほんとうの自分なのかどうかはわからないが、そこをつつかれたら生きていけないような、自分のいちばん柔らかいところを、知られたくないが見つけてほしいという矛盾を抱えながら、みんな生きている。そして「月と六ペンス」のサマセット・モームのように、ロジックでは考えられないような、突飛な選択ができるほど、人間は自由なのだと知ることだと思う。
2010年02月11日
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ご縁って面白い!今夜の読書会は参加者12名。その中で初めてお目にかかる30代?イケメンK氏が、なんと40歳からの仕事術さんが6年前にお書きになった「30歳からの成長戦略」を紹介したのである~~~。彼はこの本が出たときにセミナーに参加して、その帰りに汚い居酒屋で一緒に飲んだことがあるとのこと。ご自分がビジネスを始めて、あのとき40歳からの仕事術さんと話したことが、生きていると熱く語り、「やっぱり、本物はこの人でしょう!」とおっしゃるので、すっごくうれしくなって、思わず言っちゃいました。「そうだ、そうだ!」そして、「息子の父親代わりをお願いしていま~す。でへへ~~」(自慢♪)会社を経営されているK氏はイケメン仲間のお友達と一緒に、40歳からの仕事術さんの本を勉強する読書会をされるそうで、おおっ、私も参加させて~~とお願いしました!美女とイケメンのお友達を増やすという私の野望は、ガンガン叶ってま~す!
2010年02月10日
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最近つくづく、人生は「塞翁が馬」だな、と思うことが多い。離婚したときも、旦那に好きな若い女ができて、借金がものすごくあって、貯金なんかも全部使われて、お店のお客さんには私の悪口をたくさん言われてて、ほんとに打ちのめされたし、私立の中学に入った息子とどうやって生きていこうか、途方にくれた。 でもそれから旦那は数カ月後に脳こうそくで倒れて働けなくなり、田舎に帰ると義父が末期がんになり、彼がリハビリしながら最期を看取ることになった。まったく、よくできたシナリオではないか。 もしも離婚していなければ、私は介護の人生を送ることになっていたかもしれない。だから、感謝こそすれ、元旦那を恨んだことはない。浮気と借金がばれるまで、好きなことをやらせてもらって、人もうらやむ家庭円満だったし(何もわからなかった私がバカだったのだけれど) 息子を育てるために、疎遠になっていた母の世話にもなった。そしてたくさんの友達に励まされて、昔よりもずっと幸福感を味わえるようになれた。私にニコルという名前をつけてくれた占い師さんが、いつも言うのは、「それでよかったんですよ」である。合気道を喜んでやっていたときは、「生き生きしてますね、合気道やってよかったね」と言い、やめさせられてしゅんとしていたときも、「やめさせられてよかったんですよ」と言う。今の会社も「え~、こんな理系の出版社なんて嫌だ~。何もわからん!」と思ったけれど、新分野なので毎日が面白い発見で、やっていることは地味だけれど、楽しくてしょうがない。自分の人生をちょっと、客観的に見てみると、彼の言葉がよくわかってくる。だから、たとえひどい仕打ちを受けても、辛い状況に落ち込んでも、相手を恨んだり、貧乏くじを引いたと思ってはいけないんだよね、それがお宝に化けたりするからね。
2010年02月09日
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昨日は夕方からホームパーティをやりました!遠路はるばるいらしてくださったのは、ここさん、しょーちゃん、くみちゃん。そしてニコルの息子も参加。ここさんが生魚NGで、しょーちゃんがにんにくNGということだったので、前日から鶏のガラと手羽先をたっぷり煮だしてとったスープに、豚肉だんごを入れたコラーゲン鍋をメインに、はんぺんのチーズ挟みやイカ、かぼちゃなどを使った串揚げというメニューにしてみました。サラダや鍋は野菜やきのこがたっぷり。ここさんがおいしいお豆腐とイチゴを差し入れしてくださったので、さらにヘルシー度ア~ップ!デザートは杏仁豆腐、お土産にあんずのワイン煮とシフォンケーキを用意しました。くみちゃんは浅草の亀十黒糖かりんとう、しょーちゃんはジャガピーと塩キャラメルをそれぞれ持参してくれたので、デザートタイムも充実。塩キャラメルはくみちゃんに好評で、ずっとなめ続けてました(笑)かりんとうは息子がはまってて、今日仕事から帰ったら全部食べられていたし…。食べるのも楽しかったけれど、やっぱりお話が面白かった。みなさん初対面なのに、話上手聴き上手。まったく違う仕事や生活環境なので、興味深いということもあるかもしれません。でも後半のヒーローはしょーちゃんでした。手編みの手袋を披露して歓声があがり、ノート術、さらにペンやノリなど文房具自慢が始まり、くみちゃんが「いいな~、欲しい!」を連発。しょーちゃんが「はははは~」と勝ち誇ったように高笑いをして、さながら文房具夕食会と化したのでした。帰りにみなさんを駅まで見送りに行って、家に戻ると息子が洗い物をしていてくれて、それもうれしかったです。健康のためには「快食」「快眠」「快便」そして「快交」だそうです。また、開催しますので、よろしく~。お土産、ありがとう!
2010年02月08日
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昨夜はテレビに、UCLAのジェームズ・ジムゼウスキー教授が登場していた。番組によると、彼は1980年代からナノテク研究の道を開いたSTM(走査トンネル顕微鏡)の開発に携わり、その後、NASAやアメリカ軍と共同研究を行ったり、日本の研究者と原子コンピューターの開発を推し進めたりと、今も世界のトップを走る研究者であり、ナノテクと美術のコラボレーション、ナノテクと精神の関わりなど、奇抜な発想を提示、世界各国で講演活動なども続けている、ユニークなリーダーでもある。 ナノテクノロジー(=ナノテク)は100万分の1ミリという超微小世界で、原子や分子を自由自在に操作する技術である。医療や環境問題に寄与する“夢のテクノロジー”として、あらゆる分野で期待されている。そんなナノテクのリーダー・ジムゼウスキー教授が日本で向かった先は、曹洞宗總持寺である。ここで座禅を体験する。彼は以前から非常に禅に興味があり、普段から瞑想をしているという。ここでのお坊さんとの会話が面白い。「魚とは何か?」と問うたらなんと答えるか?普通は「魚」というと、形を描いて表現するかもしれない。しかし道元禅師は違うのだという。魚は泳ぐもの、そして泳ぐためには水、つまり海があり、海とは…と関係性と捉えていくと、魚=世界すべて、なのである。つまり単独で存在しているものなどないのである。とお坊さんは語るのだ。この考え方はアインシュタインに影響を与えたマッハという人が、「マッハの原理」として、事物間の関係性が重要なのだ、と言っていることと、とっても近い。そしてイギリスの数理物理学者ペンローズの理論にもつながっている、と思う。ナノテクの技術を使って脳のなかのニューロンを解明しようという、ジムゼウスキー教授のアプローチに禅の教えが、シンクロしているところが、とても興味深かった。最後にナノテクの危険性について、地球物理学者で、科学雑誌編集長の水谷仁さんが質問しているが、これにジムゼウスキー教授がきちんと答えていない点が、残念だった。今まで経験したことのない微小なナノマテリアルが、人間の体に入ってきたときに、どんな影響を与えるかは、よくわかっていない。その意味で取り扱いに慎重であるべきだと私は思う。たとえば皮膚の保護バリアを簡単にスルーして、細胞の奥まで届く化粧品を、私は気軽に使う気にはなれない。まあ、そんな感じで、とっても考えさせられた番組でした。
2010年02月05日
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昨日は易経勉強会で初めての方が参加♪やっぱり、山本さんのブログの影響が大きい。彼は40歳のビジネスマンですが、まさに最近社長の劇的な交代があったということで、彼の経験談と易経の龍やトラの話で、なかなかの盛り上がりでした。亞っこさんもおっしゃるとおり、自分の体験に易経の卦を結び付けていくと、面白いし、少しずつ身についていくのだと思います。プラスくんも久々の参加で、「いつも自習します、なんて言ってるけど、踊ってるばかりじゃないの?ちゃんとやってるの?」とツッコミを入れたら、毎日30分古典の音読をしているというので、「御見それいたしました~~~」プラスくんの千日修行継続力には、いつも感心しています。粒鷹さんは近くまで来てたのに、仕事の都合で急きょ職場に逆戻り。残念! なんと、メンバーの共通点は、恐妻家(爆笑)場所もメンバーには珈琲館が評判いいので、しばらくここで続けま~す。
2010年02月04日
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細々と続けている易経勉強会ですが、山本さん=40歳からの仕事術さんが、ブログを再開してくださったおかげで、理解がぐんと進みます。山本さんのブログから自分のビジネスなどに結び付けて、どんな感想を持ったのか?ということなどを話し合ってみようと、思っていま~す!ところで、金曜日に「孫子の兵法」の勉強会で、孫子の九変というのをやりました。将に五危あり。必死は殺され、必生は虜にされ、忿速は侮られ、廉白は辱められ、愛民は煩わさる。凡そ此の五つの者は将の過ちなり。つまり、無謀な人、臆病な人、短気な人、プライドが高い人、情に弱い人は、その弱みに付け込まれて闘いに負けるということ。将たるや、このすべてを併せ持ちながら、状況に合わせて水のごとくに変化できる人であるべき。人を判断するときには、この五危の特性をみるとよい。この会のリーダーである四竈さんは、ときどきフィリピンでサバイバルゲームをするそうだ。最低限必要な道具だけを与えられ、何日か生活をする。「火を起こすのも、飲み水を作るのも何時間もかかる。ふとんも家も屋根もない、食べ物もない。そんな生活をしていると、普段の当たり前の暮らしがどんなにありがたいか実感できる。ブランドがどーの、などと言っていることがアホらしくなる」彼の型破りな体験話を聴くのも、またこの会の楽しみ。甘えっ子には、戸塚ヨットスクールではなくて、サバイバルゲームはいかがでしょう?
2010年02月01日
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