IN国語教育研究室のブログ

大切なことは予習シリーズ、もしくは演習問題集を終えた後に実施する長文対策問題集であること。他の塾の教材ならばそれぞれ置き換えて考えてください。最難関問題集は四谷大塚のホームページから購入、使用することもできます。

説明文・論説文（１）自然と環境
出典は池田清彦「初歩から学ぶ生物学」より

初歩から学ぶ生物学（1）（角川ソフィア文庫） [ 池田　清彦 ]

■1つ目の秘訣：時間をかけても読みきる

まずは文章を最後まで読むこと。
31×203＝約6000文字、400文字原稿用紙で約15枚相当。
物語・小説よりも実際の字数は多いので漢字占有率も多く、ボリュームがあります。読みきるまでどのくらい時間がかかるか計ってメモしましょう。

■2つ目の秘訣：最初の一文と出典名

「環境は守らなければならないのか。」
この問いかけかに注目し、どういう話をしていくのか押さえながら「初歩から学ぶ生物学」の観点で書かれていると認識しましょう。
段落と中略を利用し、構造をつかめれば理解が進みます。

■３つ目の秘訣：読了したらいったん振り返る

今回の文章は「環境」。
・地球環境とシアノバクテリア
・野生生物中心主義VS人間中心主義
・環境問題の本質・ミクロ合理性とマクロ合理性
※はカタカナが多いので読みにくいと感じる場合は意味を書き込みながら読むといいです。

■４つ目の秘訣：問題を解く

設問はすべて「説明しなさい」
解答用紙は行記述で字数指定なし。
１行は15文字以上で多めならよいです。「因果、対比、置換」等の説明の型を身につける。文語末は「から。こと。名詞止め。」を強く意識する。
何をどう説明するのかを脳内組み立てすることが大切。

■５つ目の秘訣：採点×分析で次に活かす

解き終わったら、まずは「自己採点」！
次に、大人にみてもらうこと。時間省略で大人に見てもらうことから始めてもよです。そして、解答・解説と自分の答えの「軸」があっているかを子ども自身が感じること。今回は「主要部分と補助部分」でどう考えて組み立てたかを振り返り修正することが重要です。

■まとめ
長文に親しみ、問題を解くことを積み重ねるために、学習時間の確保が必要です。
「読解→設問読解→解答→分析」の順で、焦らずじっくり取り組みましょう！

今回の本を読むならば文庫版をお勧めします。著書は「そもそも生きているってどんなことなのか？心はどこにあるのか？ヒトはなぜ死ぬのか？なぜ性はあるのか？素朴な疑問に答えながら、生物学の基礎を体系的に学べます！

頑張れ！受験生！

■合格祝い
中学・高校・大学入試等の合格祝いのプレゼントに。
・花束