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国語の文章題でよく出題される空欄補充問題についての対策を紹介します。これらの問題は文章の流れを理解し、適切な語句を補充する能力を問うものです。今回は、「接続語」、「副詞」、「名詞」の3つの視点から対策を考えてみましょう。
接続語は文と文をつなげる重要な役割を果たします。文章の前後関係を把握し、最も適切な接続語を選ぶことがポイントです。以下のような接続語を覚えておくと良いでしょう。教材ごとのまとめ方と教わり方に即して何度も学びますが、漫然と受け身にならないために自分で説明できるようにするポイントを以下に記します。
接続語の種類は7種類
順接、逆説、並立、添加、選択、説明、転換
空欄にどの要素が入るべきかを上記で考えることが大切です。
IN式だと以下で一気に記憶します
順・逆・並・添・選・説・転
接続語を文章の前後を読んで当てはまるように挿入する問題等がありますが、接続語の7種類は野球のピッチャーで言えば球種。「投げ分け」ができなければストレートとカーブくらいしか解けません。文章の「線を引く」意味も激減しますし、正答率も上がりません。そこまを踏まえたうえで、「読み筋、解き筋の型」を理解し、指導してくれる大人や友人と出会えるといいですね。
副詞は動詞や形容詞を修飾し、意味をより具体的に伝える役割を担います。以下の点に注意しながら、適切な副詞を選ぶことが重要です。
程度の副詞 :非常に、かなり、少し、全く、とても、もっと どのくらい
状態の副詞 :ゆっくり、どんどん、そっと、ぐらぐら どのように
呼応の副詞 :まるで、あたかも、おそらく、決して、ぜひ 呼ぶ言葉で下に応じる言葉がセット

「~と」といえれば副詞です。問題を解いているときに、意味が分からなければ、だいたいの意味やイメージ、最悪は修飾語なので、かかる言葉だけ意識して副詞は読み飛ばして解く等の子どもの動作を確認するといいでしょう。
擬声語と擬態語=オノマトペは「副詞」です。ここが結びつかずにバラバラに理解していたら詩歌は面白くないと思います。結果、何を伝えたいのか読み取りにくいことにもなりかねません。「修飾語の一つが、副詞であることが理解できていない」場合は文節と単語の使い分けが再現できていない状態です。テストの正答率で一喜一憂しないようにしましょう。
名詞は主語や目的語として文章の中心を成す語です。文脈を理解し、適切な名詞を補充することが求められます。具体的な名詞を選ぶ際には以下の点を考慮してください。
人物・登場人物 :先生、学生、友人、家族
場所 :学校、図書館、公園、家
物・事柄 :本、机、車、問題
空欄補充として名詞で文中から抜き出す問題は1単語の場合、もしくは「部分」を抜き出す場合があります。今回は1単語だけの場合説明していますが、これが正確に理解できないと問題についての書き抜きに苦労します。
一文挿入や、部分を指定字数で抜き出す場合と比べると配点は低いですが、地道な語彙力と読解力が問われます。一定レベルの文章問題を継続的に積み上げる必要があります。
空欄補充の解き方で困ったら?
①空欄の前後一文に線を引く
問題によって線の引き方が変わります。
②前後の関係から選択肢を見ないで語句をいったん想像する
品詞、意味などがイメージできれば一瞬脳内で想像します。
③選択肢を選び、書き抜く
ポイントは選択肢を先に見ないで②を強化すること。迷ったら2択迄は絞るのは有名ですね。
確実に点数が取れるところは取る、これは鉄則です。子どもの解くモーションを親が先生が見てくれているかどうかはわかりません。「何となくテストで得点が取れていたが最近…。」と思うようならば、早めの対策が必要です。
空欄補充問題では、文章全体の流れや文脈を理解することが最も重要です。接続語、副詞、名詞のそれぞれに適した語句を選ぶことで、文章の意味を正確に伝えることができます。これらのポイントを押さえて、しっかりと対策を立てましょう。
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