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「青空が見えなくてうっとうしい」と言うボヤキが天に届いたのか、関東は梅雨明けと共に一気にすっきりした空模様になった。 ちょうど七夕と重なった満月辺りには、雲間から待望のクリアーな月が顔を見せてくれた。 水晶も、自分自身も、太陽の光と月の光を存分に浴びる事が出来た。 とても有難い事だった。 ~ 七夕の十五夜(辺り)~ そしてその日から、時々空を見上げては、対極にいた太陽と月が徐々に角度を狭めていく様相を、ワクワクしながら眺めていた。 月は徐々に身を細めながら、日に日に太陽との距離を縮めて行った。 時には夜空にポツリと浮かんだり、時には昼間の青空に白い顔を浮かべていたりした。 この距離が極限に至った時に、来るべき皆既日食が起こるのだなあと思いながら、わたしは旅への思いを膨らませながら、徐々に心を整えて行った。 そんな風にして、あっという間に月日は流れた。 皆既日食が起こるとされる22日の3日前、旅立ち前夜の準備に追われていたわたしは、夜更けまで眠れずにいた。 深夜3時頃の事、ふとベランダに出て東の空に目を向けると、そこには鎌の刃のようなクリアーな三日月が浮かんでいた。 昨夜のことである。 ~ 二十八夜の三日月 ~ この月の暗黒部分がやがて円にまで達し、月は姿を消す。 新月である。 朔月である。 そして今回ばかりは、昼間の太陽の前に突如として姿を現すと言う事である。 太陽と月が重なる。 太陽の光を月が塞ぐのだ。 『太陽と月の結婚』(by アンドルー・ワイル)!? 意識の統合!? 男性原理と女性原理の統合!? アルタード・ステイツ!? 変性意識!?・・・ZZZ ZZZ・・・ZZZ・・・ そんなことを思いながら何時の間にか眠りに就き、夢の無い短時間熟睡を得た。 そして、手短に旅の荷物を整えて、昼下がりの東京から夕暮れ時の鹿児島まで空を飛んできた。 鹿児島では、ちょうど降り続いていた雨が上がったところだった。 夕食後に港まで散歩を楽しんだが、空の雲間には合い間が見え始めていた。 三日月と言い、雨上がりと言い、もしかしたらこれは<良い兆し>かもしれない。 ◇ ◇ ◇ 明日は早朝からフェリーに乗り、お昼頃に屋久島へ入ります。 3泊4日の屋久島皆既日食体験ツアーの始まりです。 さて、今回の旅は如何なることになりましょうか。 旅は何より経過が大切です。 存分に、体験の中に身を投じたいと思います。
2009/07/20
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今年の梅雨は本格的だ。もうずいぶん長い間、すっきりと晴れたすがすがしい日には、とんとご無沙汰している。時折、梅雨の晴れ間が顔を出すことはあったが、直ぐに厚い雲に覆われてしまう有様だ。この半月ぐらいで、幾度か青空と太陽にはお目見えしたが、それもつかの間のことだった。お月様については、満月は言うまでも無く、欠けた月にはほんの1~2回しか拝めなかった。天気予報によると、東京では来週一杯もずっと曇り/雨マークが続いている。青空や紺碧の夜空が恋しい。そんなこんなで、私事もさることながら、うっとうしい日々を送っています。ふと、ブラッドベリの『すべての夏をこの一日に』を思い出しました。そのSF短編小説の舞台は金星、金星に住む子供たちの物語。 ◇ ◇ ◇そこでは、幾千年も、幾日も雨が降りしきる惑星と言う設定だ。そこで生まれた子供たちは、9才。7年前のある一日に、1時間だけ太陽が貌を見せたことがあったが、みんな思い出せない。ただ1人、地球に生まれ移住してきたマーゴウという少女だけが太陽の様相を知っていた。そして、今日こそは7年ぶりに太陽がその姿を見せる貴重な一日なのである。科学者たちが予告したのだった。マーゴウは、太陽を見たことの無い他の子供たちからは特異な目で見られ、一種のいじめを受ける。無邪気ではあるが、残酷な子供たち。もうすぐ太陽が貌を見せると言うその直前に、マーゴウは他の子供たちの悪戯で戸棚に閉じ込められてしまう。マーゴウにその瞬間を見せないという、心底の悪戯は無かった。ちょっとした悪戯だった。しかし、その時が来て、色めき立って先生の合図で校庭に駆け出す子供たち。すっかり、マーゴウの事なんか忘れてしまっていたのだった。科学者の予告どおり、厚い雲は俄かにかき消され雨がやむ。そこには、初めて見る燃え盛る太陽が輝いていた。ほんの2時間の間、子供たちは初めての太陽を驚きと共に享受する。子供たちはすべてを見、すべてを味わい、1時間もの間歓喜の中で走り回る。そしてまた、予告どおり、ポツリポツリと雨粒が落ち始め、太陽はまた消えていくのだった。俄かに雷鳴が鳴り、また雨が激しく降り始める。また、7年も降り続くのだ。そこでふと、ひとりがマーゴウのことを思い出す。「あっ」、みんなも気づく。「戸棚の中にとじこめたままだ」子供たちは、ゆっくりと戸棚のところへ歩いて行き、扉の鍵をはずしそろそろとマーゴウを外につれだす。 ◇ ◇ ◇そこでこの短編小説は終わっているのだが、まるで、マーゴウが太陽そのものだったような余韻が残る傑作である。この作品は『メランコリイの妙薬』(早川書房)に掲載されている。 SFの古典だが、3年前に改定版が刊行されているので、興味のある方はご一読を。あらすじをばらしちゃったけど、ブラッドベリはその着想もさることながら、文体をこそ味わうべき作家ということらしく、訳書でも充分その不思議な世界は味わえる。他にも、たくさんの秀作が入っているので、これを機会に是非ブラッドベリの世界に浸ってみるのも乙なものですよ。さて、以上の連想で当然思い浮かべたのは、今月22日に起きる天文現象、<皆既日蝕>のことです。日本列島で見られるのは1963年以来の46年ぶりのことで、次は26年後の2035年まで待たなければなりません。人生だいたい72年とすると(R.シュタイナーの説)、ちょうど足掛け3回となります。わたしは小学校の教室から先生に促がされて下敷き越しに見た記憶があります。部分日食でしたが、太陽が月のように欠けるのを見て驚いた記憶が微かにあります。2035年には、私自身生きているかどうかわからないので、是非この機会に体験したいと思っています。わたしは運良く、屋久島への遠出が確保できました。後は、当日の天候だけですが、是非晴れて欲しいものです。ちなみに、まぁ、2035年の皆既日食を見てからこの世を去りたいという希望もあるのですが。トカラ列島や硫黄島などでは皆既日食帯に掛かるので、その瞬間が見られますが、日本列島のほとんどの場所では部分日食になります。福岡で90%、東京で70%、北海道で50%だったかな、11時から正午あたりです。部分日食では真っ暗にはならないので、ややもすると見過ごしてしまいます。10%の光でも、太陽光は充分に眩しいのです。国立天文台の先生方が、裸眼で太陽を見ることの危険性を声高に広報していますね。悪くすると失明の恐れもあるそうです。是非見てみたいと思う方は、日食専用グラスを用意した方が良いようです。300円から1000円くらいで市販されています。しかし、未だにうっとうしい梅雨は続いていますね。今日は半夏生、田植えの時期ももう終わり。七夕の満月には晴れて欲しいですね。久しぶりにクリアーなまん丸お月様が見たい気分です。 ~ 雨の夜の風景(このオーブは雨粒でしょうか) ~
2009/07/02
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