5月3日 10時
旅をしていると思いがけない偶然に出会うことがあります。
今日はそんなことが。

ボルトンのリーボックスタジアムです。
自分にとってサッカー観戦に訪れる69か所目のスタジアムです。
比較的新しい(1997年完成?)スタジアムで外観も近代的。
まあ近代的な作りが良いかどうかは好みの分かれるところですが自分は昔からあるスタジアムの
雰囲気の方が断然好きです(エミレーツとかはちょっと、、)
好みはさておき試合開始二時間くらい前にスタジアムに到着。
まずはショップです。

観戦したスタジアムではホームチームのスカーフを記念に買っているので。
「スポンサーはリーボックなのにユニフォームとかはアディダスなんだなー」
とか考えながら食事ができるところを探していると、
スタジアムのすぐ横に複合コンプレックス(変な言葉だな、こりゃ・・)があってファストフードのお店も沢山。

日本にいるときはあまり食いたいと思わないマクドナルドも海外に行くと便利です。
金額もメニューも計算できるし最近のマックはFree Wi-Fiだし。
食べ物を買って空いている席に座ろうとすると子連れの男性が
「ここに荷物を置きなよ」
と自分の隣のイスを差し出してくれました。
内向的日本人である自分としては
「あ、どどどどどうも」
ってな感じになっちゃったのですがこういうことをさらっと言えちゃうのは羨ましい。
見習わなくちゃ。
ご飯を食べ終わってゲートへ。
チケットはボルトンの公式サイトから購入したのですがパソコンから印刷した紙がそのまま
入場チケットになるっていうのが不安だったので。

新しいスタジアムであっても入口はやっぱり狭い。
過去の様々な教訓が活かされているんだと思います。
ここでスチュアートさんにその紙を見せながら
「この紙でそのまま入れるの?」
と聞くと
「入れるよぅ。だけどまだ開門じゃない。10分またなきゃ(こんなところに日本人!の吹き替え風に)」
「だけどこのチケットならラウンジに入れるよ。ついておいで」
というのでついてきます(相手はスチュアートだし変なことになならない、はず)
途中、左手前に建っているの像を指さしながら
「あれが誰か知ってる?」
「いや・・(全然わかんない)」
「ほにゃららほにゃららさ。ボルトンの英雄だよ。FAカップの決勝戦で得点したんだ」
「ああ、1960年くらいの試合でしょ(完全に適当)」
「そう、1958年さ(ニアピンー)」
「それに今日でReebok Stadiunって名前ともおさらばさ」
「(なぬ!?)変わっちゃうの?何て名前に?」
「う~んと、、うにょうにょ・・よくわからない」
へーそうなんだ。
「とにかく今日は記念すべき試合だよ。今日のスタジアムはいい雰囲気になるよ!」
そっかー、偶然とはいえこんな試合を観られるなんてついてんなー。
でも、実を言うとこの日は2つ試合を観ることになっておりこの試合は最後までみられない。
場合によってはもう一本後の列車でもいいか、と考えながら連れて行ってもらったのがこちら。

うぉー、ラウンジ。
思ったよりもかなり広いっていうかすごい。
飲み物(ただ?)、食べ物(ものによってただ?)、ゲーム大会、遊具、いろいろある。
すげーなーこんなところ入れちゃうんだ。
と感動しながらも自分的にはすることもないので早々に退散。
そして入場。

階段を登って座席階へ出る瞬間が好きだ。
たまらん。
シートは快適。

これは古いスタジアムとの大きな違い。
前も横も十分に余裕がとってある。
イングランドのファンは出足が遅い。
試合開始直前までスタジアム周辺の店で飲んでいて10分くらい前にわさわさはいってくる。

おおー、スチュアートの言った通り気持ちが入っている(普段どうだか知らないが)
ボルトン対バーミンガムのキックオフ。
実はバーミンガムは3部リーグ降格の危機にある。
数年前ならプレミアで見られたカードなのに。。
が、始まって数分。異変に気が付いた。
声援のタイミングとプレーのタイミングが変だぞ。
何か、ずれてるっていうか・・・
そうだ!ホームのファンだと思っていたゴール裏は実は皆アウェイのバーミンガムのファンだったんだ。
だって、反対側のゴール裏は空席も目立つし何も音を発していない。
聞こえないだけ?
いや違う。チャントも何もしていない。
何故?
ホームのファンが静かだと試合自体も気の抜けた感じになる。
ゲームも韓国代表のイ・チョンヨンがまぁ頑張ってるかなって程度でリヴァプールから移籍中の
ジェイ・スペアリングもほとんど目立たない。
ボルトンがどーんと蹴って跳ね返されてバーミンガムがつなぐ、みたいな。
隣のおねーちゃんの大あくびを見るまでもなくたいくつな試合だ。
ごめん、スチュアートのおじさん。この試合だとちょっと早めに失礼するわ。
ということで前半終了と同時に(最後の)リーボックスタジアムを後にしてリヴァプールへ
向かうことにしました。
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