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2007年05月02日
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前回、前々回とナチュラル&ハーモニックプランツに行ったお話しから、木村さんの本を読んだ話まで書かせて頂きました。
今回は ナチュラルハーモニー の社長(大将)河名秀郎さんの本「日と水と土」に書かれていたことや、ハーモニーの野菜についてもう少し書かせて下さい。
(この本はネットでは売ってないようです。花書院 刊 1800円です。)
大将は、私の夫がかつてハーモニーに勤めていたご縁もありますし、私の食への考え方の基礎を作って下さった恩人です。

大将は、16歳の時にお姉さんをがんで亡くして以来、「どうして人は病気になるのだろう?」「どうしてそんなにまで苦しまなくてはいけないのだろう?」「どうして科学がここまで進化しているのに、医学は人を救えないのだろう?」ということを考えるようになりました。
お姉さんは、なんと20歳の若さで誕生日に亡くなってしまったのです。
そして大将は身体と食の関係に着目するようになり、農薬も肥料も使わずに元気な野菜を作る「自然栽培」と出会います。


考えてみれば、野山のどこにも
病気になって腐っている森や、虫に食べられている草原はありません。
野菜が病気や虫にやられているのは「肥料」の与えられている田畑だけです。



この「肥料」とは化学肥料だけではありません。有機肥料も物によっては同じなのです。

大将はこの自然栽培の野菜を世に流通させるために、26歳の時に小さなトラックで野菜の引き売りからこの仕事を始めました。
まだ「無農薬」という言葉さえ知られていない時期でしたから、最初は本当に苦労されたようです。
現在、大将は奇跡の林檎の木村さんと二人で、農薬も肥料も使わない自然栽培を広めるために、全国の農家を回っています。
農家にとって「流通」は重大事項です。
いくら志があっても流通が保証されていないと、この厳しい農法は広まりません。
ハーモニックトラストはこの流通を支える宅配システムなのです。
ところで、日本の農薬の投入量は世界何位か知っていますか?
アメリカが一番と思われがちですが、それは総量で多いだけ。


面積から換算するとなんと1位は韓国。
2位は日本!!アメリカは12位だそうです。意外ですよね。



自然栽培の野菜の事を書くと「でも高い」「そんなに神経質になるとかえって体に良くない」などと言われることがあります。
確かに野菜の種類は正直そんなに多くないし、選べないし、野菜の値段は実はそんなに高くはないのですが、確かに送料は高いし消費者にとっては便利で安い宅配とは言えません。
だからいくら自然栽培のお野菜がいいからって、これですべてをまかなうことは無理ですし、それ以外の有機栽培のお野菜も感謝して食べますし、時には農薬使っているお野菜だって、ありがたく頂きます。



でも、細胞に染み入るおいしさ!これが何よりのプレゼント!


そして、自然栽培を頑張ってらっしゃる農家の方々の野菜を定期的に買うことで、このシステムの一端を支え、もっともっとこの農法が全国的に広まるお手伝いが間接的に出来る嬉しさ!
だから、絶対これじゃなきゃだめとガンジガラメになっているわけじゃないんです。
そしてトラスト会員にならなくても、 グルッペ などの自然食品店にも自然栽培の野菜が売っている事もありますし、いくらでも方法はあると思います。


ハーモニーの野菜がすごいのは実は「種」にも秘密があります。
種が「自家採種」なのです。



多くの一般の農家は種苗会社から種を買って野菜を作っています。

その上、自家採種の種を植えると、作物のサイズがバラバラになったりするのです。
形や見栄えがよくないと市場で値段を叩かれてしまいます。
だから種苗メーカーから種を買う事が一般化してしまいました。


これは、形が揃っているのが良い野菜だと思っている、
私達消費者が作り出した世界でもあるのです。



多く出回っているのが「F1品種」という自然界ではあり得ないかけ離れた品種同士をかけ合せた種子だそうで、味も均一化しますし、農薬や肥料の害も蓄積されています。
そして、種メーカーが儲かるように、この種で出来た野菜から種を取っても育たないような仕掛けがしてあるそうで、毎年メーカーから買わなくてはいけなくなるそうです。

千葉県に、自家採種で30年以上無農薬無堆肥でにんじんを作っている高橋博さんとう方がいます。
極端に窒素やカリウムの少ない畑で、甘くて臭みの無いおいしいニンジンが出来てしまうんです。


こんなに極貧の畑なのに、カロチンやビタミンが普通のにんじんの三倍もあるんです。
科学的な分析レベルでは、この畑でこんなすばらしいニンジンが作れるはずはないそうです。



試しに、この畑にF1種の種を植えてみたところ、出来たニンジンは小指ほどの大きさにしかならなかったそうです。
科学的分析では、理解を超えた世界だそうですよ。
どうやら自家採種には、自然農法を成功させる秘密もあるようですね。
木村さんの奇跡の林檎も、弘前大学農学部の杉山教授が研究して、病気に強く腐りにくい内在菌が存在することを突き止めたそうです。 

大将の本には野菜を瓶づめした実験写真が一杯出てきます。
自然栽培の野菜や米はこうして瓶づめしても発酵するだけで腐らないそうです。
その横でどろどろに腐っているのが一般の野菜や米、、、
体の中でも似たような事が起こってるとしたら、これは悪玉菌のエサになりにくいという事で、体を蘇生させる方向の食べ物という事になります。
今度私も自分で実験しようと、瓶を2つ買ってきました。結果はまた報告します。

bin

自然栽培の野菜達を食べて、腐らない女になろう!


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Last updated  2007年05月02日 09時35分01秒
コメント(6) | コメントを書く
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そうなんですよねー!  
rinko8220  さん
残念ながら慣行法の農家は殆ど全てといって良いほど毎回種を買っているみたいですよね。
種は育った土地を記憶するので、自家採取を繰り返すことによってその土地になじんだ良い作物になってくし、自家採取によって種子消毒の害もなくなりますよね。

ところが、今回、農水省が「自家採取の原則禁止」を打ち出したそうなんです!
「日本有機農業研究会」が発行する「土と健康」という雑誌の3月号に掲載されています。
これまでは自家採取の禁止品種がリスト化されていたのですが、今後は自家採取は原則禁止で、逆に自家採取容認リストが作られるとのこと。罰則は「10年以下の懲役又は1000万以下の罰金」
在来種であっても遺伝子解析して特許をとったものは保護の対象になるのだそう。
周囲の自然農家の方々は「国は消費者でも農家でもなく種苗メーカーの方しか見ていない」「一体誰のための農水省か!」と大変憤っています。

残念なことに慣行農家の方々は上記のとおりなので話しても「??」という感じで反応が鈍いそうです。
このことが自然、有機農法の野菜を愛する多くの人に知れ渡り、なんとか在来種だけでも禁止リストから外れるよう願っています。
長々と申し訳ありません。
とってもタイムリーな話題だったものでつい熱くなってしまいました。ポチ♪ (2007年05月02日 10時19分13秒)

なんで思い出せないのだろう  
農業に化学薬品を使い始めたのは、ここ数十年の話。それ以前は、自然、もしくは、有機農業しか無かったのに・・・。

ふと思ったのだけど、常に食べ物がある、要するに食べ物に困らない今の状況って、ある意味「おかしい」のかもしれない。本来時々飢饉などで満足に食べられないのが、「当たり前」なのではないか?食べ物が十分あるから、食べ物の取り合いでの争いは(ある意味)無いけど、その代わり他の何かで問題を抱えている気がしてならない。食の安全性とかね。何かが良くなると、その分何かが悪くなって、戦前にはほとんど無かったような病気がたくさん出てきているし。便利と不便って表裏一体だよね。
それに、確かに安全な物って一見高いかもしれないけど、そういうものを多く使う事によって、今度は健康を害さなくなるから、そっちの方でお金を使わなくなる。だから長い目で見ると、結局収支は一緒になると思ってる。木じゃなくて、森全体をみなきゃだね。

rinko8220さんの言っている、「自家採取の原則禁止」、これも国はいつも木ばかり見てるからこういうばかげた発想が生まれるんだろうね。でも、こういう法案を作るような国にしているのも、私たち国民の責任でもあるよね。ちゃんと選挙に行って、森を見れるような人を、国会に送りださないとね。 (2007年05月02日 15時09分06秒)

Re:美しき種と野菜の神秘(05/02)  
maya8818  さん
こんばんは
日本が農薬の投入量が世界で2位とは驚きました。
国産の野菜は安心だと思っていましたが・・・。
ショックでした。
でも教えていただいてよかったです。 (2007年05月02日 22時27分53秒)

Re:美しき種と野菜の神秘(05/02)  
自然栽培がいいのはわかりますがなかなかすべてをそれでまかなうことは出来ず
スーパーで野菜を買ってしまいますが、その中でも
国産のものの方が安心だと思っていました。
なのに日本って農薬投入量が2位なんですか?!
びっくりしました。
農薬って自分たちで見分けることは出来ず体に静かに蓄積されてしまうところが恐いですよね。。。

農家の方も自宅用には別に作るとよく聞きます。
もっとみんなが安全な野菜を食べれるように、作れるように
なることを願うばかりですね…。 (2007年05月07日 17時09分50秒)

Re:そうなんですよねー!(05/02)  
korrida  さん
rinko8220さん

びっくりです!
ショックでめまいがしました。
なぜ?ひどすぎる。こんなに頑張っている農家の方がいるのに、、、
日本の農業はどうなってしまうのか、、
これを阻止するために、私に何か出来ることはないかいろいろ調べて考えてみます。
ありがとうございました。 (2007年05月10日 00時10分46秒)

Re[1]:美しき種と野菜の神秘(05/02)  
korrida  さん
maya8818さん はっぴぃす☆さん

そうなんですよ~
でも輸入作物はポストハーベストの問題がありますから、やはり物によっては国産のほうがマシだと思います。 (2007年05月10日 00時14分36秒)

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