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2011年08月11日
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カテゴリ: 農作業ライフ
みなさん、こんにちは。
なんだか急に暑いですね。

昼にリビングの温度計みたら、なんと40度でした!
いやー、あの数字を目の当たりにすると、よけいに暑いですね。

紫外線があまりにもすごいですが、私は相変わらず酸化チタン、酸化亜鉛フリーの、SPF10の植物性のサンスクリーンと帽子でのりきっています。
サンスクリーンの前に、紫外線によるDNAの破壊を修復する酵素の働きを高め、最大95%まで修復してくれるというアマゾンのキャッツクローのエキスAC-11の美容液を塗っています。

ac-11

↑培養皮膚細胞での実験ですが、左がAC-11なしで数分間紫外線を照射した皮膚組織でのサンバーン細胞数。
右は照射前に0.5%のAC-11の水溶液を塗っていたもの。95%抑制されています。
サンバーン細胞数とは、UVーBがあたって、壊死した細胞のことです。

スウェーデンLUND大学で、こうしてさまざな実験をしているようです。

医学文献
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16521105?dopt=AbstractPlus

紫外線というと、みんな日焼けを恐れますよね?
でも、紫外線が肌に過剰に降り注ぐことで怖いのは、本当は日焼けではなく、紫外線が肌に当たることによって活性酸素が発生して起きる光老化。
メラニン色素は、単に細胞に傷がつかないように、自ら紫外線を吸収しようと分泌されている守り神。
白人に比べ、皮膚の色が濃い黄色人種や黒人のほうが皮膚ガンになりにくいのも、メラニン色素が多いからです。

メラニンが発動されず、すぐに赤くなってしまう色白さんは、メラニン色素という守り神がいないので、色が黒い人より、光老化に注意しないといけません。
私の開発したサンスクリーンはミルクティー色をしていますが、あれはいわば、自分のメラニンの代わりに、植物の色素に肌を守ってもらっている感じ。
しかもビルベリーの抗酸化力で、紫外線で生じた活性酸素を消去するので、肌の防御力が上がるのです。
物理的に乱反射させているサンスクリーンとは、そもそも意味合いが全然違うので、SPFの数値だけで比べることは出来ません。


光老化対策として有効だと言われているのは以下の4つだと言われています。

●まず、紫外線が肌に当たらないようにすること
●活性酸素を消去する努力をする
●DNA修復酵素を活性化する
●皮膚細胞を活性化させる



これが、鬼の「光老化対策」です。


さてさて、話は変わりまして、前回お伝えした神奈川の畑の土の検査結果が送られてきましたので、ご報告いたします。

まずは野菜畑の土です。

yasaibatake

↑セシウム134が41ベクレル/kg
セシウム137が73ベクレル/kg


もう1つ、ひまわり畑のほうです。

himawaribatake

↑セシウム134が120ベクレル/kg
セシウム137が130ベクレル/kg
合算、なんと250ベクレルです。
ちなみに放射性ヨウ素は両方で不検出です。

正直、作物で不検出だったし、ガイガーカウンターで上がるほどではない放射線だったので、もう少し低いことを期待していたんですが、結果はこれでした。
ひまわり畑も野菜畑も、100坪くらいの中で右向いて左向いてくらいの距離なので、そんなに変わらないのに、結構差があります。
ひまわり畑のほうが低いと思っていたのに、野菜畑のほうが100ベクレル以上も低いのです。

いろいろ推理してみたのですが、野菜畑のほうは天然ゼオライトをまいて、耕運機かけたので、放射性物質が拡散したんだと思います。
送られてきたグラフを見て電話で説明を受けたのですが、作物のほうはおそらく完全不検出。ほとんどゼロとのことです。
これは、ゼオライトがセシウムを吸着して、作物が吸い上げにくくしていたせいもあると思います。

あと、ひまわりは、噂ほどはセシウムを吸い上げないということですね。
しかもこの土は表面を2cmくらい取り除きましたが、耕運機をかけていません。
だから、この畑は元々は250ベクレル以上、放射性セシウムが降り積もっていたということになります。

時を同じくして、関東の土壌を測っているサイトを見つけました。
こちらがその結果のpdfファイル。

http://doc.radiationdefense.jp/dojyou1.pdf


ものすごいでしょ?
千葉県松戸市紙敷7013ベクレル、江戸川区臨海町3693ベクレル、千葉県松戸市3179ベクレル、葛飾区金町2690ベクレル、文京区小石川2500ベクレル、足立区東和1707ベクレル、千葉県柏市あけぼの1380ベクレル、新宿区市谷砂土原町1091ベクレルと、桁違いの放射線がこんなにも!


これを見ているうちに、原発事故前はいったいどのくらいだったんだろうと思いました。
だいたい6ベクレル以下くらいだったそうですが、はっきりしたことを知りたくて、ちょうど夫が実家の広島に帰省していたので(私は仕事が忙しくて今回は留守番です)、広島の土を送ってもらい、検査に出しました。
広島の土が、今どのくらいなのか分かれば、目安にはなると思ったのです。

hirosima


↑なんと不検出!見事にオール不検出だったんですよ!
日本全国にかなり飛んでいったらしいですが、さすがに東広島までは行っていないようです。


まぁ、それはよかったんですが、そこから考えると、やっぱり完全に関東のこれは異常値だということが、逆にしみじみ、身に沁みてきました。
一生懸命無農薬でがんばってきた畑、、、
もちろん、ひどいところと比較すれば低い値なんでしょうけど、不可抗力でこんな事態になってしまうとは本当に、本当に涙が出てきます。

でも、いろいろ調べているうちに、農林水産省が「野菜や果物へのセシウムの移行係数」というものを発表したことを知りました。

セシウムの移行係数


まだ、論文での平均値とかいう話で、すべての作物で出ているわけじゃないのですが、とても興味深いです。
作物によって、放射性セシウム137をどのくらい吸い上げるか種類で差があるみたいなんですね。
この表の中では、一番以降係数が高いベスト5は、、、

1位甜菜
2位からし菜
3位さつまいも
4位そら豆
5位じゃがいも


やばい、畑に自生してた「からし菜」食べちゃったよ。
114×0.039=4.4ベクレルだぁ、、(涙)
あ、でも暫定基準値は500なんだから、こんな野菜普通にいくらでも売っているんでしょうね。

移行係数が低いベスト5は、、、

1位メロン
2位玉ねぎ
3位ほうれん草
4位トマト
5位ぶどう


基準値が500ベクレルなので、なんとも言えないところもあるんですが、移行係数の低い作物なら、少しは安心できそうです。
うちの野菜畑くらいのレベルなら、トマトもまだ安心ですね。
114×0,00070=0.07ベクレルです。

もうひとつ、とても興味深い記事を見つけました。
NPO法人 民間稲作研究所のプロジェクトの資料です。

栃木方式大豆、ひまわり、菜の花プロジェクト

この記事を読んでいると、玄米の移行係数は0.1とあります。
さっきのベスト5にした作物よりよほど高い係数ですが、だからお米の作付けは土壌5000ベクレルまでになったんですね。
これより高いと、基準値の500ベクレルを超えちゃうから。5000×0.1=500!
ただ、可食部分には、とても少なくなるので白米にすればさほどでもないみたいです。

問題は麦です。
なんと移行係数が1.4だと書いてあります。
これが事実なら400ベクレルの土地でも500超えてしまいます。
更に読んでいくと、北海道大学渡辺先生という方の調査では、麦より大豆のほうがはるかにセシウムを吸うらしいのです。
確かに、カリウムと間違えてセシウムを吸うので、玄米はカリウムが230mg、小麦は470mg、大豆は1900mgと、数字的にも辻褄が合います。

そういえば、うちの畑はすでに大豆を植えているじゃないか!
うーむ、残念ながらあれはちょっと今年は食べられないかもな、、
でも、一応検査に出してみようかなと思います。
シソで不検出だったので、もしかして移行係数の高い大豆でも???

検査結果を見たときは、正直かなりブルーになってしまったのですが、この移行係数の話を読んで、ちょっと希望が出てきました。

とにかく、ゼオライトを撒いて耕して、大豆と麦を植えよう!
これしかない気がしてきた!!



しかも、一番吸い上げるとされる大豆で出てなければ、この畑は安心できるかも。
ともかく、大豆の検査ですね。
でも、大豆と麦は今後ちょっと地域によっては要注意ですね。
私のたんぱく質摂取のメインなので、ほんとまいってしまいます。
もう1つ、うちの息子の尿の検査結果も出てきたのですが、、、、
文字数オーバーで、これはまた次回にします。


紫外線対策は抗酸化とDNA修復がポイント!
そして、とにかく秋は麦を植えるぞ!!



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Last updated  2011年08月12日 11時39分57秒
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