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2012年03月24日
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みなさん、こんにちは。

更新が遅くなってしまってごめんなさい。
引っ越しから1週間以上経ちますが、まだ部屋が片付いておらず、あいかわらずダンボールが積みあがっています。
怒涛のような忙しさが始まってしまったので、なかなか片づける暇がありません。
なんとかキッチンや洗面所、寝室、食事する場所だけは整いましたが。
いやー、引っ越しには慣れている私ですが、知らないうちに荷物が増えているんですね~

特にすさまじいのは本ですね。
それも健康美容関係ばっかり、アンチエイジング図書館でも出来そうなくらい(笑)
まぁ、ゆるりと頑張ります。



jyuki

ずっと出る出ると言いながら、今は何をしているかと言うと、↑こうした専用什器を作ったり、プチプチを巻かないでもいいようなエコなパッケージを作ったりしています。
あと原料がオリジナルなので、それを量産するのに時間がかかっています。
でも今のところ5月20日頃には発売できる予定でいます。
あーー長かった。大変でした。でも理想のものが出来て嬉しい!

酸化チタンありの色2色と酸化チタンなしの色2色で、結局合計で4色です。
酸化チタンありとなしでそれぞれ別個にSPF検査に出したのですが、工場からはありでもなしでも、どちらにしても100ナノ以上のノンナノだから、SPF5か、良くて7くらいしか出ないだろうと言われていました。


ところがびっくりなことに!
酸化チタンなしのほうが、SPF10 PA+
酸化チタンありのほうは、SPF13 PA+という驚きの結果が出たのです!


酸化チタン500ナノメートル以上、酸化亜鉛でも100ナノメートル以上の粒径で、その他マイカもシリカも酸化鉄もすべての鉱石でノンナノを貫いているのに、こんな数値が出るとは!
工場の方も驚いていました。
ノンナノでSPF10や13あったら、もうナノ粒子なんか使う必要ないですよね。

ナノテクノロジーを利用した100ナノメートル以下の無機物の微粒子の影響については、何度も書いてきていますが、最近の研究では銀のナノ粒子にも人体に悪影響があることが発表されていました。
菌の繁殖を抑えるデオドラント系や、ナチュル系の防腐剤としても使われていることがあります。


銀ナノ粒子は精子幹細胞の成長を止める

その他ナノ粒子関連の最近のニュース
ナノ粒子の摂取は健康に影響か、米研究

ナノ微粒子:大人より乳幼児の肺に沈着 米ハーバード大実験
(こちらはディーゼル車が出すナノ粒子についてのことです)

ナノ材料、国が安全評価へ 吸引で健康被害の懸念


私が開発したファンデーションの大きな特徴は、すべての鉱物の粒子が100ナノメートル以上のノンナノなのにUVカットするところと、すべての鉱石をステアリン酸などでナチュラルコーティングすることで、化粧崩れとくすみ、変色を抑えた点です。

もう1つの大きな特徴は、通常ファンデーションの主成分であるタルクを使っていないことです。
タルクとトレモライト(アスベストの一種)という鉱物は近い場所に形成され、その境目もはっきりしないので、タルクにトレモライトが混じっている事が多いのが、やっぱりちょっと心配なんですよね。


アメリカのチャンドラー博士は、1995年にタルクの使用は卵巣ガンや卵管繊維症、不妊の原因となる可能性があると発表しています。
これは、肺に吸い込むということではなく、ボディパウダーとして膣など粘膜近辺につけた時に経皮吸収された場合のようです。

現在原料で出回っているちゃんとしたタルクはまず大丈夫だと思いますが、微量に繊維状のものが混じっていることがあるし、顔に塗ることで肺に吸い込む可能性と、鼻の粘膜からの経皮吸収などの可能性もなきにしもあらずだし、鬼的にはやっぱり使いたくないなと思いました。


タルクを使わないでファンデを作ると言うのはどういうことかと言いますと、
クッキーを作るのに小麦粉を使わないことに近いかな。


そのくらい、まずはここがノンナノ以上に意外とハードルが高いことでした。
かわりに活躍してくれたマイカ(雲母)も、皮脂と結びつくとくすみの原因になることが問題でした。
でもマイカもきっちりナチュラルコーティングしてあげることで、すっかり解決。
夜までくすまず、チタンなしでも白さも出て、カバー力も増すと言う嬉しいおまけ付きでした。
原料をオリジナルで作らないといけなかったので苦労しましたが、やっと完成してほんと嬉しいです。


さて、前置きが長くなりましたが、今日は女性ホルモンについて、また少し語りたいと思います。
と言うのも、私も今年6月でいよいよ44歳です。
ぼちぼち更年期とか呼ばれる年齢に近づいてきています。
これは女性にとって、初潮、妊娠、出産に次ぐかなり重大なターニングポイント。
こんなに大きな体の変化は、なかなかないくらいだと思うわけです。
アンチエイジング的に言っても、まさに最大級の難関です。
女性ホルモンは肌のハリやバストのハリ、髪の美しさなど、女性らしさや美しさを保つための最高の美容液だからです。
この時期をどう乗り切るかで、エイジングには大きな違いが出るように思います。

今のところ生理は規則正しいし、特に変化は感じませんが、どんな鬼にも卵巣の老化というものは忍び寄っているに違いありません。
前にも書きましたが、女性ホルモンを分泌しているのは卵巣にある卵子の大元である卵胞。
生れた時は200万個ありますが、その後増えることはなく毎月数百個ずつ減っていくばかり。
卵胞が数千個に減ってしまうと、更年期による月経不順などが始まることがあるし、妊娠が難しくなってきます。
これはどうしようもないことですし、むしろずっと女性ホルモンがガンガン出続けているのも婦人科系の病気になりやすいので怖いことです。


子だくさんだった昔の女性が経験する生理は人生で50回だったと言うことです。
ところが今は400回!この差はすごいです。
こうなると卵巣は働きどおしで、そのため婦人科系に病気になりやすくなるそうです。


しかし、現代の女性が子宮筋腫、乳がん、卵巣がんなど婦人科系の病気になりやすいのは、このことだけが原因ではないようです。
環境ホルモンと呼ばれる、主に石油化学製品由来の化学物質の中で、体内に入るとホルモンのような働きをしてしまう化学物質があります。
ヒョウやカメなどあらゆる動物で、こうした環境ホルモンが生殖器に異常を起こすことが確認されていて、これらの動物の組織の中によく発見されているのがDDTなどの農薬や殺虫剤、塗料の溶剤などや、ダイオキシンだそうです。

フロリダ大学での調査では、ダイコフォールという殺虫剤にさらされたワニはオスもメスも異常に女性ホルモン値が高く、男性ホルモンが低くなっていたそうです。
メスは異常な卵巣と卵胞を持ち、オスはペニスが異常に小さかったそうで、フロリダの湖に1980年にこの殺虫剤がまかれて以来、若いワニはなんと90%も減り、ワニの生殖能力が衰えてしまったことが報告されています。


すみません、文字数がいっぱいになってしまったため後編に続きます。
後編は環境ホルモンの避け方と、よい女性ホルモンの増やし方についてです。


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Last updated  2012年03月24日 12時28分26秒
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