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2026.06.06
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カテゴリ: 配信ドラマ



細木数子のドラマなんて、見る気はなかった。
ある時から「徹子の部屋」を録画していて、気になったゲストの時だけ視聴するようにしている。その「徹子の部屋」に戸田恵梨香が出演した。見てみるかとその回を見て、黒柳徹子が「地獄に堕ちるわよ」が面白かったと言った。時代背景となる時代を生きてきた人である。テレビの人間として細木数子を見知ってもいたであろう。そして、ネットフリックスの配信ドラマを見る。シリーズで全9話、長時間である。華やかで美しくなった戸田恵梨香にも興味を持った。このドラマを見ることにした。

細木数子の幼少期から始まるこのドラマは終戦直後の荒廃した東京を映し出していた。
瓦礫の山というよりは瓦礫だらけの焼け野原状態。そこに闇市が立ち、細木数子の母も女の細腕ながら人に騙されたりしながら飲食店を始める。店はバラック。この壮大なスケールのセット、見渡す限り荒廃した東京の町の風景に圧倒された。ハンパない、どれだけお金をかけたのか!?と思えるものであった。ハリウッド映画に比肩するすごさ、映画全盛期の金満映画の金のかけ方である。その後、彼女が長じて銀座にお店を出したときの銀座の街のセットも壮大であった。すごい、すごすぎる。
大規模なセットに負けないゴージャスな細木数子が登場した。存在した。戸田恵梨香である。がたい良くふてぶてしい細木数子と違い、細身である戸田恵梨香であるが、そのゴージャス感と放たれるオーラはハンパなく、圧を感じるすごさであった。押しの強さと目力の凄さ、たおやかな笑み。舞台が役者を作るがごとく、壮大で精緻なセットが出演する役者たちを鼓舞したことであろう。ストーリーの展開もド貧乏から這い上がろうとする人並外れた出世欲と金銭欲で幾多の苦難に見舞われても復活していく不死身の姿は圧巻であった。
後半から終盤では悪辣非道な所業も出て来るけれど、それがこのドラマに厚みと奥行きと善悪両面をもたらし、細木数子のパワフルさを見せつけている。実在の彼女の実像はこのドラマとはかけ離れていて違うかもしれないけれど、時代の寵児として一世を風靡した軌跡は見事に描かれていると思える。ある種、傑作と言えよう。


NETFLIXにて

2026年/日本/全9話

監督: 瀧本智行、大庭功睦
脚本: 真中もなか 
音楽: 稲本響 
美術監督: 原田満生
装飾: 石上淳一
スタイリスト: 纐纈春樹
VFXスーパーバイザー: 牧野由典 
エグゼクティブプロデューサー: 岡野真紀子 
プロデューサー: 坂野達哉、深津智男
ラインプロデューサー: 原田耕治
出演: 戸田恵梨香、 伊藤沙莉、 三浦透子、 奥野瑛太、 田村健太郎、 中島歩、 細川岳、 細田善彦、 周本絵梨香、 金澤美穂、 笠松将、 永岡佑、 中村優子、 市川実和子、 高橋和也、 杉本哲太、 余貴美子、 石橋蓮司、 富田靖子、 生田斗真

お薦め度
「​ 地獄に堕ちるわよ ​」★★★★(80%)





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最終更新日  2026.06.07 00:39:04
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