★本の紹介シリーズ★ の前回の続きです。
ブログに書き写しながら、
「マンガの忠実な推薦というよりは、
マンガを材料に著者の言いたいことを言っているという感じ
だな~」
という感想を色濃く感じてきましたが、
まあ、そんなとこも含めてお楽しみいただければと思います。
では、本書後半からの抜き書き紹介です。
あなたの好きなマンガは出てくるかな?
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(松本大洋『花男』について)
・ 「 冷たいか、茂雄。 それが海だ!!
大切なのは感じる事っ!!
」
理屈ばかりこねる茂雄にはゲンコツを見舞い、
「『痛い』と言った今の言葉がお前の本当の気持ちだ!!」
と吠える。
・ 「身体感覚を取り戻せ!」
という
シンプルメッセージ
・「 揺るぎなさ
」はどこから来ているか。
身体である
・身体がすべてに影響を与えているのだ。
だから身体感覚で生きている花男は決して揺るがない。
・最も簡単な方法は、何かひとつ終えるごとに
ガッツポーズ
をすることだ。
(その他、「 四股踏み 」「 1分間ゆさぶり体操 」の紹介アリ)
(石ノ森章太郎『サイボーグ009』について) ・発見された能力が、
たとえ他の人より劣っていたとしても、
その人の中で「ベストの能力」ならば、積極的に活用する。
これが、「 チームで仕事をする」コツ
だ。
・ビートルズのポール・マッカートニーは、楽器ならほとんど弾けるそうだ。
実際、ドラムのリンゴ・スターは、自分よりドラムの技術があるポールに腹を立て、
レコーディングスタジオから飛び出したことがあるそうだ。
ポールはしかし、ドラムのポジションを奪うことはなかった。
ビートルズのメンバーに徹したからこそ、
あのバンドは偉大なバンドになったのだ。
(秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』について) ・自分の中に 一貫性 を感じているときに、 人は元気になる
・幸福な記憶だけを選んで思い出し、それを繰り返す。
(福本伸行『賭博黙示録 カイジ』について) ・丁寧な説明で気分よくしておいて、一喝。
そしてまた丁寧な説明・・・。
・「 一喝芸 」ほど、他人をコントロールするのに優れた技はない。
・私は今、「斎藤メソッド」という私塾で小学生を教えているが、
中には当然、ふざける子が出てくる。
そんなとき、丁寧に教え諭してもラチがあかない。
一喝である。
これで教室の空気は一変する。
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最後に引用した「一喝」についての話。
私も大変おぼえがあります。なあなあの関係が続いたときには、そういうスパイスが必要だというような
ハラを持って子どもと接するのも、教育者としては必要かもしれません。
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