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さて今回は、スペイン、バルセロナです。そしてバルセロナと言えば・・・19世紀の建築家アントニ・ガウディ(アントニ・ガウディ)と彼の代表作といえる未完の教会、サグラダ・ファミリアが浮かぶはず・・。
実は未だ未完であるサグラダ・ファミリアの教会内部の写真を入手したので紹介です![]()
サグラダ・ファミリアの教会内部、実は先月より公開されていたのです
![]()
サグラダ・ファミリア 1 (未完の世界遺産)
サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia) Part 1
正式な名称は El Temple Expiatori de la Sagrada Família(聖家族贖罪教会)

贖罪の寺(El Temple Expiatori)
人々の現世の罪を購う為 に聖家族(イエス・キリスト、母マリア,父ヨセフの家族)に捧げられた大聖堂・
・と言う意味のようです。
教会の 着工は1882年、すでに128年の歳月
をへていますが、いまだ建築途中・・と言う事でも有名な教会です。
現在は大型重機が入って建設を続けていますが、ガウディの時代には考えられなかった事です。
彼が亡くなった時点で、教会全体の模型とそれら造形の解釈は示されていたようですが、肝心の構造についての明確な指示はなかったといいます。
教会の構想は、ゆっくり固まったので、図面を書く時間がなかった? とも言われていますが、そもそも彼は設計図は使わず、スケッチ(見取り図)立面図、模型にたよって建設をしていたと言います
。
また、彼は建築の分野は進歩、発展が著しいので、今は完成の道がない構想であっても、将来可能になるだろう・・と考えていたのかもしれません。
彼の構想したネオ・ゴシックのこの教会は、過去、現在、未来を通しておそらく類のない建築様式をとっている
からです。
サグラダ・ファミリア、生誕のファサード の入り口

団体入り口は生誕の門に近い
建設計画は彼の頭の中にあった、その無謀に近いサグラダ・ファミリアの建設計画が、彼の突然の死により、その建設継続に支障がが出た事は言うまでもないでしょう。
それでも 後世彼の建築に感銘した人達と寄付によって建築は継続
されてきました。
完成まで後100年or200年かかるだろう・・と言われている教会でしたが 2005年に建築途中ながら「生誕のファサード」の部分が、バルセロナにある他のガウディの作品と共にユネスコの世界文化遺産に登録
されたのです。
生誕のファサード、中心となる彫刻群
まだ外観の工事は続行中ですが、内部の礼拝堂が先月11月7日、ローマ教皇ベネディクト16世の来訪に併せて完成されました。
そして、法王の来訪によるミサで、ローマ教会により正式に、カトリック教会のバシリカとして正式に認定されたのです。(カトリックの教会としては名誉ある称号です。)
写真上の彫刻は受胎告知。
下に下がって誕生と祝福のようです。
礼拝堂の完成により、一般にも公開されることになったわけです。(拝観料はとられます。)
聖家族(イエス・キリスト、母マリア,父ヨセフの家族)の彫刻。
よくよく見ると、壁には有機的な模様と共にアナグラムが結構掘られています。
この柱は中央の誕生のファサード中央にある愛徳の門の前にあります。
Back number
サグラダ・ファミリア 1 (未完の世界遺産)
リンク サグラダ・ファミリア 2 (降誕のファサード)
リンク サグラダ・ファミリア 3 (生命の木)
リンク サグラダ・ファミリア 4 (未完の理由 と主祭壇)
リンク サグラダ・ファミリア 5 (天井と福音書記者の柱)
リンク サグラダ・ファミリア 6 (天井の立体幾何学模様)
リンク サグラダ・ファミリア 7 (ステンドグラス)
リンク サグラダ・ファミリア 8 (受難のファサード)
リンク サグラダ・ファミリア 9 (鐘楼のバルコニーから)
リンク サグラダ・ファミリア 10 (教会建設)
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