安心生活研究室

安心生活研究室

2007年02月11日
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カテゴリ: 私生活
PIZZA



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新しい出会いでならば、大胆になれる人もいますが、今までの自分を知っている人たちに対して、自分が人とは違う選択をしようとしていて、そのことに対して理解&協力をしてほしい、と伝えるのは、勇気が必要なことなのかもしれません。

親戚と異なり、友人の場合は、自分が相手を好きだからこそ、拒絶されたり、敬遠されることが怖くて、こだわりを持っていることを隠す方もいるようです。

私の場合、友人の中で、私たちが一番初めに子どもを持ったので、私たちのすることに、皆が注目してくれました。

私が母乳育児にこだわること、布おむつにこだわること、合成洗剤を使わないことにこだわること、TVを見せない育児にこだわること、木のおもちゃにこだわること、、、

毎週のように訪れる友人達には、ひとつひとつが驚きだったようです。

やがて、離乳食が始まり、オーガニックにこだわること、砂糖不使用にこだわること、、、彼らにとっては、今までの驚きの延長線上にすぎなかったようです(^_^;)

彼らは私たちのこだわりをどのように受け止めたか、、、

実は、私たちのこだわりには、それぞれの友人がきっかけとなっていることが多くあるのです。



「有機認証といっても、偽装は簡単にできるのでは?」
「世界の人口をまかなうことを考えたら、農薬や化学肥料・遺伝子組み換えは必須なのでは?」
「大きくなってから、添加物などに過敏になるのでは?」
「外食はまずいと感じるようになるの?」
「反動が起きた時はどうするの?」

などなど、、、文字で書き表すと非難に受け取れるような意見も沢山言ってくれます。

しかし、けっして、彼らは、私達を否定したり、批判するつもりで発言したりはしません。

実際の話し合いは非常に和やかで、相手が自分を信頼してくれていることがわかるからこそ、私も悲しくなることなく、自分が勉強したこと、考えていること、悩んでいることをそのまま伝えることができます。

昔からの友人達にとって、私がオーガニックライフを選択するかどうかというのは、あまり大きな問題ではないようです。

問題なのは、私が洗脳されていたり、感情的になっているのではなく、ちゃんと自分の頭で考えているのかどうか、、、ということだけなのかもしれません。

友人と話し合う中で、食べ物にこだわることのリスクを考え、また、客観的にメリットについても話すことができるようになり、そして、まったく別の選択をする人たちの考えに触れ続けることができました。




食に関して、自分にこだわりがないことが、より多くの人を受け容れることにつながると信じていました。

だから、今でも、「私は食に関してはこだわらない・こだわりたくない」という方は、すばらしい信念をもっていると思っています。

「こだわらない=寛容=相手の文化(同じ国民であっても)を尊重する」ならば、こだわらないことは本当に良いことだと思います。

では、オーガニックスローライフにこだわることは、相手を受け容れられないことなのか?

そんなことは全く無いと今では言い切れます。



今までと違うのは、素材がオーガニックになったこと、添加物や砂糖を使用していないということ、全てが手づくりだということ。

そして、オーガニックにこだわるようになって、一番メリットを受けているのは、「食にこだわらない」友人なのかもしれません(*^_^*)

今までと同じように我が家で食事をしても、素材がよくなっている分、私の腕がたいしたことなくても、以前よりずっとおいしいものが食べられるのですもの!!

それに、めったに食べられないような珍しい??マクロビ料理や精進料理が食べられますしね。

私が逆の立場だったら、そのような友達がいたら、とても嬉しいと思うのです。

もちろん、彼らにも私達と付き合う上で、物質的・精神的に負担になっていることはあると思います。

例えば、以前はお土産に何をいただいても喜んでいた私達ですが、今では私達を喜ばそうと思ったら、嵩張るオーガニックの野菜や果物から選ばないといけないですし、一生懸命選んでも、もしかしたら、NGを出されるかもしれないのですから。

と、思っていたのですが、私達がオーガニックスローライフを実践していると知ってから、子ども達への絵本や木のおもちゃ、オーガニックコットンのタオル、マクロビのクッキー、私が興味を持ちそうな本、手づくりの石けんなどをお土産にくれる友人もいて、ほとんどの友人が、「お土産を考えるのが楽しい」と言ってくれたので、安心しました。

10年ぶりに会うことになった旧友には、メールで自分達のこだわりと一緒に、おみやげは必要ないことを伝えました。

すぐに、「いつも利用している店を教えてほしい」とメールが来て、彼女はお店の人に尋ねて、私達のようなこだわりを持つ人に喜ばれるお土産を選んで買ってきてくれました。

彼女曰く、「雑誌などで見たことはあったけれど、本当にこだわっている人がいるなんて思わなかった。自然食のお店も初めて入ったけれど、おいしそうなものがたくさんあって、イメージが変わった。もっといろいろ教えてほしい。」


私の友人は、今ではオーガニックライフをできる範囲で取り入れている友人が半分、そして、「自分は無理だけれど」協力してくれている友人が半分です。

そのため、私達が友人の家に遊びに行く時は、手作りのおやつを持っていくのですが、食材を持ち込んで一緒に作ったり。。。


私の友人が私たちの食に対するこだわりを批判しないのは、彼らの人格がすばらしいだけでなく、もう1つ大きな理由があります。

私は、小さい頃から病弱で、大学に入るまで、しょっちゅう体調を壊していました。

それが、食生活を変えてから、、、変わったのは食べ物だけでないのですが、、、私がどんどん健康になり、子どもも健康でとても元気が良いので、今の方針が私達には合っているのだろうと思ってくれている、というのもあるのだと思います。

だから、オーガニックライフに興味を示し、実践してくれる友人が何人もいるのだと思います。

私達のこだわりが、周りにプレッシャーを与えてしまうのでは?という心配もあったのですが、皆、「自分の食生活を見直す良いきっかけになった」と言ってくれて、たぶん、言いたいことは何でも言ってくれる人たちなので、その言葉は本心なのでしょう。

相手を否定せずに自己主張をする、、、見ず知らずの他人に対して私ができるようになったのは、きっと、私の友人との関係で、皆が私の考えを理解しようとし、受け容れてくれたからだと思います。

今も昔も、私達を見守り、応援してくれる友人に心から感謝しています。

そして、ブログを通して出会えた新しい友人とも、古くからの友人とのような、本音で付き合える関係を築けますように。。。

これからもよろしくお願いいたします☆





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最終更新日  2007年02月11日 21時13分38秒
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