安心生活研究室

安心生活研究室

2007年02月15日
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カテゴリ: 私生活
オーガニックライフを夫婦2人だけでこだわっているのなら、これほど、周りに心配をかけることはなかったのかもしれません。

私達には3人の幼い子ども達がいて、その子ども達の未来を憂うからこそ、意見を言ってくれる方達が大勢居ます。

「添加物に過敏になったらどうするの?」
「砂糖を与えないとかわいそうでは?」
「たまには息抜きが必要なのでは?」
「そんなにこだわると、こどもが神経質になるのでは?」
「大きくなったときに、ジャンクにはまったらどうするの?」
「外で、みんなと同じものが食べたいと泣いたらどうするの?」
「無理やりがまんさせてない?」



実際に、今育児中で、オーガニック・シュガーレスにこだわっているお母さん方の中にも、葛藤はあるようです。

ということで、今日は、我が家の子ども達がどのように親のこだわりを理解しているのか、また、私達親は子ども達の将来を考えて、どのような点に気をつけているかについてお話をしたいと思います。


まず、「農薬がかかっているから、普通の野菜は食べてはだめよ」などとは、決して私達は言いません。

「毒が入っているから、食べてはだめ」と、添加物を指して言うこともありません。

子ども達には、どうして普通の野菜には、農薬や化学肥料が必要なのか、農薬や化学肥料を使わないとどういうことが起こるのか、実際に、ベランダのプランター栽培や、庭の一隅を掘り起こして作った家庭菜園での栽培を通して、一緒に考えるようにしています。

また、スーパーを散策??して、子ども達においしそうだと思うものを見つけさせ、素材は何からできているのか、合成添加物が使用されていれば、なぜ添加物が必要なのか、一緒に考え、最終的に、家で、同じものを家にある食材で真似て作ってみたりしています。

子ども達は、店先で何かをほしがってぐずったりすることは今までに無く、外出先でおなかがすいているときに、レストランの前を通っても、ほしがったりしたこともありません。

それは、我慢しているのではなく、店では、「こういうのがたべたいなあ」「どうやってつくるのかなあ」「ママはつくれる?」など、食べ物に対して非常に興味は持っていて、私も一緒にその好奇心に付き合い、最終的に購入しなくても、家に帰ったら、同じようなものを私が作ると期待しているから、ぐずらないのだと思います。

また、空腹にそなえて、外出時には、必ずお弁当やおやつを作って持っていくので、おなかがすいていても、公園やベンチがあるところまで我慢すれば良いのだとわかっているので、他の人が食べているものをほしがったりもしないのだと思います。

友人の家で、そのお宅の子ども達がいつも食べているスナックを出してきても、我が家の子ども達は食べません。

なぜなら、食事の時間以外に、歯磨きもできない状況で、だらだら食べると虫歯になる可能性が高いと伝えているからだと思います。



そして、私が、「ママはこれは食べない方が良いと思うよ」と言えば、大抵それきりですが、理由を聞かれたら、ちゃんと答えるようにしています。

あまりに素直なので、私の方がつい、またもどきを作ってあげてしまうのですが。。。


お菓子をあげるから、、、と言われても、絶対についていかないことは非常に大切だと思っています。

私が小学校の時に、友人が誘拐未遂にあったことがあり、私自身も、何度かお菓子や巧妙な理由で車に乗せられそうになったことがあるので、子どもには、お菓子につられる子ににならないように気をつけないといけないと、思っていました。

さらに、食べたものに睡眠薬が入っていたり、本物の毒が入っていたり、、、そういう事件を身近に聞いているので、人に与えられたものは、絶対に勝手には食べてはいけないと伝えてあります。




砂糖不使用に関しては、自分が砂糖にあまりに慣れ親しんだせいで、果物や野菜を甘いともおいしいとも思っていなかったので、今、子ども達が、「おやつにはにんじんがほしい!」と言ったり、キャベツの芯をかじって喜んでいるのを見ると、わざわざ与えたくないと強く思います。

また、私自身が非常に歯が弱く虫歯になりやすいので、せめて子ども達の歯が生え変わってしまうまでは、砂糖を使わない食生活を続けたいと思っています。

実際、 ゆっきい0223さんに 、「(我が家のような食生活をしていれば)そんなに神経質に歯を磨かなくても大丈夫よ」と言われてからは、1日に1回、仕上げ歯磨きをするようになったのですが、それでも、虫歯にはかからず、私自身も、虫歯が増えることはなくなりました。

ちなみに、子ども達は歯磨きが大好きで、毎回自分の方が長く丁寧に磨いてもらおうと必死です。


いわゆる生活習慣病、、、これも身近で苦しんだ人を見てきているので、気をつけたいと思っています。

そのためには、薄味・砂糖不使用・動物性タンパク質の制限が必要になりますが、これらを化学合成添加物無しに実現するためには、やはり素材がおいしくないと。。。

そして、素材がおいしいと、自然と薄味になり、素材の味を生かすシンプルな調理法になり、最終的に、子ども達のように、野菜をそのままかじっても、おいしいと思うようになるのかもしれません。

我が家では、砂糖や合成添加物はまったく使用していませんし、外食もしないので、かわいそうだと言われることもありますが、私は自分の経験を通して、「砂糖や添加物の入ったものでないとおいしいと感じられない方がかわいそう」だと思っています。

また、添加物に敏感でないのは心配ですが、敏感に反応できることは、身体にとって必要の無いものを察知できる喜ばしい反応だと思っています。

もちろん、敏感な体にするのと同時に、添加物に負けない体も作るように気をつけています。

今、子ども達は、私の作る食事はすべて美味しいと喜んで食べてくれます。

よほどのことが無い限り、残すということは考えられません。

親の作ってくれるもの、家庭での食事が一番美味しいと感じる、、、それはとても幸せなことではないかと、私は思っています。

それに、、、砂糖などは本来ぜいたく品で、子どもに与えるのは特別の時に限られていたのですよね。

それが、今では日常的に手に入り、よほど気をつけないと、砂糖の摂取は健康を維持するための摂取量をすぐに超えてしまいます。

味を知ってしまってから止めさせることの方がかわいそう。。。

いずれは、経験する砂糖ですが、わざわざ味覚形成期に与えて将来の健康を脅かすことはないのではないと私は思います。

素材そのものにはそれぞれ固有の甘さがある、、、今はそれを覚えてもらう時期ではないかとも思っています。


「1回ぐらい、いいのでは?」と、勧めてくださる方もいますが、私は、自分の手から子どもに与えるものは、子どもを健康にさせるという自信のあるものだけにしたいと思っています。

「これを食べたら、おなかを壊すかもしれない」「この合成添加物には発がん性があると言われているけれど、、、」という心配があるのなら、私は子どもには与えたくないのです。

心からの笑顔をこめて、「召し上がれ♪」といい続けたい。

だからこそ、できる限り安全だと自分が思う食材で、自ら料理をして、自分も心からおいしいと思えるものを子ども達に食べさせたいと思っています。


オーガニック・砂糖不使用というのは、決して「制限」ではなく、むしろ、「選択」だと思っています。

選ぶ選ばないは自由。

どこまでこだわるかも自由。

ただ、こだわり方によっては、徹底的にこだわった方が、楽なこともあります。

私は、今の食生活が親も心から満足でき、子どもにも、もっとも安心して勧められるものだと思っているので、ストレスを感じることはありません。

かといって、現状で満足しているわけではなく、どこまでオーガニックライフを極められるか、どのような点に気をつけないといけないのか、試行錯誤中でもあります。

親が楽しんで続けられないのなら、子どもは神経質になるかもしれません。

親が同じ食事をしていても、「たまには息抜きが必要」と感じているのなら、子どもにも必要なのかもしれませんが、私にとっては、今の食生活から外れることの方がストレスになり、オーガニック・ノンシュガーでおいしいものを作ることが息抜き、、、つまり、毎日、毎食、料理をするたびに息抜きになっているので、一緒にメニューから考えて料理を手伝ってくれる子ども達にとっても、今の食生活でストレスがあると考えるのは難しいです。

「子ども達が大きくなったら、ジャンクにはまるのでは?」、、、その可能性は否定できません。

他の料理を食べて比較することで、初めて、私の手料理が一味違うことに気がついてもらえるのだと思っています。

だからこそ、6歳までの味覚形成期は、徹底的にこだわり、大きくなってから、一時期ジャンクにはまってしまったとしても、最終的に健康的な味にストレス無くもどってこられるように、配慮してあげたいと思います。


子ども達は、親を心から信じてくれています。

たとえ、慣行栽培の野菜であっても、化学合成添加物が入っていても、親がそれを安全だと信じて、楽しく、ストレス無く食事をするのなら、子ども達はやはり健やかに育つでしょう。

しかし、もし親が、体に良くない、また環境に良くない、倫理的に良くないということが分かっているのに、その食事を子どもに与え続けたら、、、よほどの信頼関係がなければ、事実を知ったときに子ども達は傷つくのではないかと思います。

もちろん、どうしようもない時、うっかりしてしまう時というのは誰にでもあります。

そのときこそ、日ごろの信頼関係で乗り越えられるのだと信じています。


最後に、我が家で気をつけていることを箇条書きにしておきます。

1.子どもに余計なストレスをかけない
  →子どもに食べさせたくないものは、家の中に持ち込まない。
   そのため、周りの人の協力をあらかじめとりつけておく。

2.食べてはだめだとは言わない
  →食べることがいけないのではなく、
   どうして体に良くないものが使用されているのか、
   食べたらどのような問題があるのか、一緒に考える

3.食事の時間をできるだけ楽しいものにする
  →家族が仲良く、楽しい話題、一緒に食べる
   食材の当てっこゲーム

4.お粥状になるまで、良く噛んで食べる
  →消化・解毒の点からも、必要だと伝える
   かめばかむほど味が出る料理をつくる

5.一粒も残さない
  →食べる前と食べた後の食器の違いがわからないのが理想
   食材を作ってくれた人、食材、料理をした人への
   感謝の気持ちを、残さないことで表現


ちなみに、難しいことをまだ理解できない末っ子も、他人のものをほしがったり、お店でわがままを言ったりしません。

ご飯も自分で残さず食べようとしますし、落としたらあわてて拾いますし。。。

たぶん、上の子達を見て、形から学んでいるのでしょうね☆





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最終更新日  2007年02月15日 02時20分23秒
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