久しぶりに佐倉の 川村美術館 を訪ねた。フラワースケープ~画家たちと旅する花の世界~という企画展が催されていた。
花を題材にした西洋と日本の作品が揃っていて楽しめた。野中ユリ、有元利夫、福田美欄、三木富雄など現代日本人画家による作品が素晴らしく目を惹いた。今までその誰をも知らなかった。
中でも有元利夫のテラコッタ色基調の絵は不思議に心の奥深く忍び込んできて、絵の前に長くたたずんでいた。宗教的な内面を感じた。初めて見た画家なのに長年知っている画家のように親近感があった。

有元利夫 花降る日 高島野十郎 ユリとバイオリン
以前、高島野十郎展で見た「ユリとバイオリン」も展示されていた。どういうわけかこの絵が大好きだ。褐色にまとめられた静謐な画面にバイオリンの曲線と白いユリの花が対照的なのに寄り添うように調和している。単に楽器と花という以上の何かを感じるがそれが何なのかが表現できない。
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