山への情熱 音楽への愛

山への情熱 音楽への愛

2017年01月20日
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鎌倉ハイキングは江ノ電長谷駅で終了したが、ここで江ノ電に乗ってみようと思いついた。鎌倉には何度も来ているのだが実は江の島電鉄に乗ったことがない。この機会に乗っちゃえという軽いノリで長谷駅から緑色の江ノ電に乗った。行先は稲村ケ崎だ。昔、小学校で ♫ 七里ガ浜の磯伝い 稲村ケ崎 名将の剣投ぜし 古戦場 ♫という歌を習ったことがあり、その稲村ケ崎とやらを実際に見たくなったのだ。
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江ノ電は緑色の小さな車両で4両編成だった。電車は道と接近している狭い軌道をすり抜けるように巧みに走って稲村ケ崎に着いた。下車して踏切を渡ると目の前にすぐ海が広がっていた。稲村ケ崎だ!!。緑の江の島もこんもりと見える。その右側に富士山がかろうじて秀麗な山容を浮かばせている。
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公園の芝生の中に史跡稲村ケ崎新田義貞渡渉伝説地という碑があった。新田義貞が鎌倉を攻める時、稲村ケ崎の海の中に黄金の剣を投じると海が割れて鎌倉を攻め落とせたという。何となくモーゼの紅海伝説と似ている気がしないでもない。史跡とは言っても真っ青な海が広がるだけで、いにしえにそんなことがあったなんて信じる手がかりが全く見つからず、しばし呆然と海を眺めた。
新田義貞よりもインパクトがあったのは江の島で遭難した逗子開成中ボート部の像だった。高校時代に修学旅行で関東に来た時のバスの中でこの「真白き富士の嶺」をガイドさんから習ったので今でもこの歌が歌える。その後50年余を経て思いもよらずその現場に遭遇したのだった。歌詞と目の前の風景がマッチして単なる歌に過ぎなかった遭難が現実味を帯びてきた。二人の少年像も迫力あってこの悲劇の雰囲気をよく伝えていた。
rblog-20170119125312-03.jpg 真白き富士の嶺(七里ガ浜哀歌)の像
♫~真白き富士の嶺 みどりの江の島 仰ぎ見るも、今は涙 歸らぬ十二の雄々しきみたまに 捧げまつる 胸と心 ~♫





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Last updated  2017年01月20日 17時41分42秒
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