南麻布ロミロミ奮闘日記
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
またまた久しぶりの日記になってしまいました、あーあ、書かないクセができると人間ダメですね。どうしても仕事のことを優先にしてしまいます(笑)GWの喧騒が終わり、プレグナンシー(妊婦さん)講習が終了した後、私は密かにある南半球の土地への渡航を計画していましたが、それが処々の理由で断念せざる得なくなった後、20代に大好きだったZARDの坂井泉水さんの急死というニュースが飛び込んできました。20代の楽しいとき、辛いとき、いつも彼女の歌声と一緒にいたと思います。今日はファンに向けてのお別れ会が行われているとのこと、こころから感謝とご冥福をお祈りします。今日は突然のお別れがもうひとつありました。隣の工事の担当者だった佐藤秀のSさんが今日で南麻布の現場を離れて違う現場へ行かれるとのこと。所長がSさんと新任の方々を引き連れてウイラニまできてくださいました。ある日突然始まった隣のマンション工事。そして始まった解体工事の日々、ウイラニの中にいると地震のように物が激しく揺れて、同じ部屋にいる生徒さんへも怒鳴らないと声が聞こえないすさまじい騒音の日々。もちろんサロン営業はNG、昼の1時間と夜だけの営業でなんとかウイラニは生き延びてきましたが、現場の担当者のSさんにはかなり強くクレームをあげたことも数十回、今では笑い話ですけど、その頃は私もお客様を守ることしか頭になく、Sさんだろうと所長だろうとギャアギャア立ち向かっておりました。この半年、Sさんの携帯に何度電話をしたことか!自分のダンナよりも何度も話していた日々もありました。ぶつかって、話し合って、理解して、相手の立場を考えつつ交渉をする日々、自分の立場を理解してもらう苦労を本当の意味で知った半年でした。Sさんはまだ若そうなので、現場での力はあんまりないようで(笑)学習した私は後半は決定権のある所長になんでもお願いするようになってしまいましたが。。。ウイラニの内部に10センチの厚さの防音のシートを窓の大きさにカットしてはめ込んでくれたのもSさんです、私に迷惑をかけたときは若者らしく素直に『あんまりわかってなくてすいませんでした』と素直に謝ってくれたSさん、なんだか明日からSさんの自転車姿を見れなくなるのは本当に寂しいと今日改めて思いました。立場の違う人間が理解しあって、最後には笑って別れられる、こんな経験を私にプレゼントしてくれたのはペレなのかなあ、と最近は思います。前回ブログに書いたM子さんの話ではないですがペレは人間の成長につれて、より高いハードルを用意してくれて、それを乗り越える力を試しているのではないでしょうか。うちの生徒さんたちは、ウイラニの家賃と広尾の駐車場代を払う私がすごい人にみえる。そして私は会社をいくつも経営するM子さんがすごい人にみえる。けれどそれぞれに人はいくつも問題を抱えながら今という時間を生きて、考えて前に進んでいくのかもしれません。
2007/06/27