I歯科医院の高楊枝通信。

I歯科医院の高楊枝通信。

2024/04/08
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カテゴリ: 外傷性咬合




ホリエモンこと堀江貴文氏の記事なんだが、

https://goetheweb.jp/lifestyle/health/20240323-kanekarada-03?heading=3

僕と同じように考える歯科医師がいるということだった。
堀江氏の担当医でヒビ(クラック)が歯を失う原因とおっしゃっていて、堀江氏自身も食いしばりがひどいらしくクラックが多数あるそうだ。

表題画像は食いしばりがひどくクラックが多数認められ、割れそうだったので補強冠を装着している。
もちろん堀江氏ではない。

僕に言わせれば虫歯も食いしばりを含む「咬合性外傷」が主因だし、歯周病で歯が抜ける場合も「咬合性外傷」が必ず隠れている。
虫歯だからと言って従来治療を繰り返しても悪くなるばかりだ。特に神経を取ると歯の寿命はさらに短くなる。

高齢化社会になると従来型の歯科治療は歯の寿命を短くすることはあっても伸ばすことは難しい。
従来型の治療も人生50年としか想定されていない。今の削って被せる式の治療法が確立したのは100年以上も前だ。単に材料器具が変わっただけで基本コンセプトは何も変わっていないのだから。



延び続ける寿命に歯は対応していない

拘置所に入っていた30代の時、親知らずが虫歯になった。当然、すぐに歯医者に診てもらうことはできず、結局は悪化して抜くことになった。担当してくれたのが「石川歯科医院」の石川徹院長だ。

その時に驚いたのが、健康に見えていた歯が「ヒビだらけ」だと指摘されたこと。特殊なライトを当てて見るとわかるのだ。石川院長は「実は20代でも、99%の人の歯に何かしらヒビが入っています。顕微鏡で見ると、肉眼で見える10倍以上のヒビが見つかる」と話していた。しかも歯の表面ではなく、厚みのある内側から入るらしく、我々一般人が初期のヒビに気づくのはほぼ無理だろう。そうして50代くらいになると、このヒビが原因で「歯が割れる」リスクが高まるという。

(中略)

ヒビに対する石川院長の嘆きを、僕は何度も聞かされた。

「多くの人が気にしている歯周病は、たとえ歯茎が腫れても歯石を取って、適切なケアをすれば治ります。虫歯も完全には戻らないにせよ、治せばものが嚙めるようになる。でもヒビは、本当に治療が難しい。たとえば内部のヒビをなんとかしようと外側から削ると、さらにダメージが大きくなってしまう。だからほとんどの場合、歯の強度維持のためには治さない方が良いということになります」(石川院長)

歯の問題が40~50代から増えてくるのは、延び続けている寿命に歯が対応できていないことが原因だろうと石川院長は言う。厚生労働省のデータによると、昭和初期の1936年までの統計では、日本人の寿命は男女とも50歳には届いていない。だから、虫歯と歯周病さえ防げばなんとか寿命まで歯の機能は維持できた。

しかし現代の日本人の寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳(2022年度 高齢社会白書<概要版>内閣府より)。長く生きれば寝ている時の食いしばりや歯ぎしりの回数も増えるので、歯もすり減るしヒビも入る。ある日突然、バキッと歯が欠けたり割れたりするリスクが誰にでもあるのだ。「人類がこんなに長生きする予定がなかったから、歯にも、そこまでの耐久性がない」と石川院長。人生100年時代と言われる今、歯は消耗品だと認識して、適切にケアすることが求められている。

ーーーここまでーーー

つづきはこちら
https://goetheweb.jp/lifestyle/health/20240323-kanekarada-03?heading=3





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Last updated  2024/04/09 02:04:58 PM
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mabo400 @ Re[1]:今日の充填治療63(隣接面CRの作り方)(06/08) New! 萩嵜康雄さんへ 是非やってみてください…
萩嵜康雄@ Re:今日の充填治療63(隣接面CRの作り方)(06/08) New! 驚き!フロスが通るのがすごい。
mabo400@ Re[5]:今日の充填治療38(上級編:隣接面下インレー2次カリエス)(06/22) 感謝しますさんへ 数十μ以内の嫌気性菌が…
感謝します@ Re[4]:今日の充填治療38(上級編:隣接面下インレー2次カリエス)(06/22) mabo400さんへ ありがとうございます。 銀…
mabo400@ Re[3]:今日の充填治療38(上級編:隣接面下インレー2次カリエス)(06/22) 追加の質問ですさんへ 虫歯と金属の間が…

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