メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Jul 6, 2005
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 ミシュランの「日本ガイド」が発刊されるそうだ。

 先日の朝のワイドショーで、小倉さんが喋っていたのを聞いて、ネットで調べてみると、「ヨミウリ・オンライン」にも記事が載っていた。

 発刊は2007年の予定。今年の秋から来年にかけて日本での調査を行い、その後パリで編集を行うという事だ。

 ミシュランガイドブックは1900年フランスで創刊された。ミシュランといえば、グルメのガイドブックで良く知られているが、F1などのモータースポーツにおいても良く見かける名前では無いだろうか。

 そもそもミシュランは世界一を誇るタイヤメーカーがガソリンスタンドなどで販売する旅行のガイドブックであった。20世紀初頭はフランスで、モータリゼーションとツーリズムが勢いを増していた頃。タイヤメーカーであるミシュラン社が当初は自社のタイヤの販売との関連を目的に作成したガイドブックで、旅先での宿泊先となるホテルと食事をとるレストランなどを紹介したのが始りである。

フランスで日本版が発刊されるとなると、フランス料理業界は期待と不安に胸を膨らます。

しかし、ちょっと待ってよ、である。

 はたしてフランス本国、あるいはヨーロッパなど西欧諸国から見た視点での日本の料理とはいかなるものか?
一ツ星、三ツ星と、格付けの行われる事で有名なミシュランガイドブックだ。しかし、このミシュランの「星」の本来の意味を簡単に訳すと


二ツ星…その地を訪れた時にはぜひ立ち寄りたいレストラン
三ツ星…そのレストランに赴くためにその地を訪れる価値のあるレストラン

とある。

と、なれば少なくとも外国人がガイドブックを見て訪れる「価値のあるレストラン」とはやはり日本料理か鉄板焼きにありそうだ。どうも我々フランス料理業界には分が悪い気がする。

 このミシュランへの働きかけは、実は日本の政策にある。
「YOKOSO JAPAN(ようこそ にっぽん)」のキャッチフレーズを掲げた、外国人を日本への観光に誘致しようという日本政府の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」があり、その一環として国際観光振興機構といわれる機関が、ミシュラン社と交渉してきたそうだ。

 さて、この活動が盛んになった上で、迎える我が国はどんな応対が出来るのであろうか?
 外国人の眼に日本はどう映るのか「心のこもったおもてなし」とはいえ、もてなし方もいろいろとある。異なる文化の眼で日本を見るわけだから、理詰めで成り立たっている「西洋のサーヴィス」をあらためて知っておく必要があるのかも知れない。










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Last updated  Jul 7, 2005 12:51:46 AM
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背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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