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たんぽぽの花私は今、ALS(筋委縮性側索硬化症)という難病と背中合わせに生きています38歳の時に、書類に字を書くスピードが極端に遅くなり 少しずつ病状が悪化して言葉を発すると呂律が回らなくなり 左手の親指が委縮して車椅子もこげなくなり電動車椅子が私の足代わりとなっていますはじめの頃は「なんで私だけ こんな病気に」と思い 誰にも会いたくない!と家に閉じこもる生活を続けていました しかし身体の機能を失うのと反比例するように 人々の温かい真心に授かる時一つ一つ重くなる障害を受け入れながら 神様はきっとALSという難病を私にプレゼントしてくれたのだと思うようになりました確かに病気はつらいです そして苦しいです でもその一つ一つを乗り越えて悲しみの向こうで優しさを人一倍感じ 生かされている喜びを味わう時残された可能性の限り生きるたくましさを知ることができました『人間はこの世に必要とされているから生きているんだよ』 と優しくささやいて下さる神様の励ましに支えられながらこれからも苦しみが多いほど喜びも大きくなるし明日という日に何が起ころうとも 今日まで息づけた喜びをかみしめておられたらそれでいいと思う私です
2013.03.26
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桜の蕾セピア色の晩秋から霧島連山に初冠雪を見ながら今年の冬の厳寒にも心を燃やして耐えてきました東北の大雪 お年寄りの方が屋根に上り除雪作業に一生懸命頑張りましたお疲れ様でした春の訪れを告げる桜の花の蕾が こんなに大きくなりました貧しい人にも富む人にも平等に愛を注いでいるようでなりませんいや むしろ貧しい者にこそ夢を大きくしてくれるし病む者にも 今年も会えたねとささやきかけているようで時の移ろいの中で優しさを形に変えてくださる四季への感謝が溢れます
2013.03.02
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