2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全2件 (2件中 1-2件目)
1
今度の定期演奏会2部ステージでは、ロシア民謡特集を取り上げる予定である。 ロシア民謡。 色々な曲が頭に浮かぶ。 トロイカ・カチューシャ・ともしび・黒い瞳・二つのギター・・・ 今回、色々な楽譜に当たってみると、何となく疑問に思えてきたことがある。 それは、民謡というわりには、作曲者が明らかになっている曲が数多いことだ。 作曲者のはっきりしている歌謡曲が、なぜ「民謡」? そもそも「民謡」とは、まだ楽譜が一般的でない頃から、民衆において古くから歌い継がれてきた伝承音楽である。 当地の自然や気候、日々の生活に根ざしたものが多く、日本古来の民謡のみならず、世界各国の民謡も日本に伝えられ、年代を問わず幅広く親しまれている。 では、我々が親しんでいる「ロシア民謡」は、やはりロシアの地で古くから歌い継がれてきた曲なのであろうか。 答えはYESとは言えない。実は、わが国における「ロシア民謡」には、長年に歌って民間で受け継がれてきたような本来の意味での民謡は数少なく、むしろ帝政ロシア時代からソ連時代に生まれた大衆歌曲のうち、戦後日本で広く歌われるようになった楽曲の「ジャンル」を指しているのである。 日本で親しまれているロシア民謡の楽曲は、ナロードナヤ・ペースニャ(Народная песня)と呼ばれたソ連時代の流行歌、愛唱歌がかなりの数を占めている。 もちろん、19世紀以前から伝えられている「トロイカ(Тройка)」などの民謡がある一方、例えば、ロシア民謡の代名詞とも言える「カチューシャ(Катюша 1938)」や、仲雅美がカバーして大ヒットした「ポーリュシカ・ポーレ(Полюшко-поле 1934)」はロシア革命以降に作曲されたものであり、情緒的なメロディーが美しい「モスクワ郊外の夕べ(Подмосковные вечера 1957)」は戦後の流行歌である。 なぜ、このようにジャンル名の意味と内実がずれている問題が生じているのだろうか。 その辺を、時々考察してみたい。 (続く)
2011.01.23
楽団の編曲準備に追われている。 1/12の弾き初めでは、一応、3ステの候補曲を弾いてみることになっているが、できれば2ステの新譜を1曲でも持ちこみたいところ。でも、微妙だ。 さて、今年の2ステはロシア民謡を取り上げるつもりである。 雪国ロシアの大地を想わせる特有の情緒的なメロディーは、実に美しい。 そこで、ステージを構成するにあたって、例年同様に色々調べてみた。 すると、このジャンルはその時々の社会情勢が大いに反映されていて、なかなかに奥が深いことがわかってきた。 したがって、曲順やメドレーのまとめ方など、どういう風に構成するか、まだかなり迷っている。 とりあえず、自分の頭の中の知識を整理して、現段階での「ロシア民謡私論」をまとめてみたい。
2011.01.09
全2件 (2件中 1-2件目)
1
![]()

