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長い長い出国手続きを終え(さすが夏休み中だけあって物凄い行列でした)ようやく飛行機に乗り込み、席に着いた瞬間、睡魔に襲われ深ーい眠りにおちました。ふと目を覚ますと既に空の上、窓からみえる雲の広がる青空がマルデ夢のようでした。果てしなく広がる青空の中を飛ぶヒコウキ..いつも機上で思うのですが、今度生まれてくるときは鳥になりたい。できれば渡り鳥として世界各地の空を自らの翼で飛んでみたいものです。 そんな景色を眺めていると心の闇が晴れていきます。個人的で利己的、常に人を羨み嫉妬に狂う人々、真心を利用する心無い人々..昨年からガッカリすることが続き、我慢も限界に達していました。出発前、親しい記者の方から「アルゼンチンのことをトテモ怒っているみたいだけれど、全て同じ袋にいれないでね」..もちろん皆がそうとはいいませんがカナリの比率をしめているのは確かです。失望を希望に化学変化させるためには「旅」が必要な時がある。とにかく今は一旦忘れて新しく始めるしかない。 一瞬にして癒してくれた青空に感謝。ムーンストーンで御馴染みの、とぼけたまあるい白い月が青空に浮かんでいました。到着したカラカスの街は未だドッサリとクリスマスの名残が..愉快なイルミネーションで溢れています。この天使,,どことなくチャベス大統領に似てますよね.. 明日はイヨイヨ音楽家の皆さんと合流します。
2007.01.31
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ブロードバンドで自宅からの接続は本日で終了、いよいよ明日ベネズエラに旅立ちます。出発前夜はハラハラとした気持ちになったりするのですが,, きっと明日の今頃は何事もなかったように、カラカスでマテ茶を飲んでいるのでしょう。15時半にアルゼンチンを出国、21時にカラカスに到着します。バカンス気分でワクワクと旅立ってみたいものですが、常に旅は仕事の一環,, 持っていくものと、やるべきことのチェックで出発ギリギリまで頭の中は大混乱。きっと後姿はサボテン、もしくは針ねずみのようにピンピンと針がたっているような,,とにかく9日までは公演に向けてまっしぐら、共演のパーカッショニストの方とのリハーサルが明けるとキット落ち着くと思います。構想はハッキリ頭の中にある。ただ手応えが早くほしい。全てが宙に浮いている状態なので、ここ1週間1人静かに過ごしてきました。2007年、98年から走り続けてきたアルゼンチンでの奮闘の日々を終え、新しい物語の幕開け。数少ない最初から現在まで信じてくれた人達の顔を一人一人思いながら、今日も Ennio Morricone のNew Cinema Paradisoを聞いています。
2007.01.30
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ブエノスを留守にする間、お休みとなる剣道の特別講習を行っていました。休みの間のトレーニングと今までの復習、特に踏み込みのトレーニングを中心に身体のバランスなど、訓練方法をお伝えしてきたのですが、ふと気がついたのは剣道の指導の大部分はバレエのレッスンが融合されています。つまさきの重心におけるバランスや振り返り、体制を保つため、バレエで学んだことが非常にいかされています。高校、大学時代に当たり前だった流れを各個人や場所にあったものを模索した結果、皆さんの大きな成長を感じることができました。生徒さんと一緒に煮詰め学んでいます。夏休み中のため人数は少なかったのですが、彼等は他のメンバーに伝えてくれることでしょう。帰国してから彼等との再会が1番たのしみです。剣道のプログを立ち上げたところ国もジャンルも超えて武道家と繋がりつつあります。http://www.fotolog.com/kendobsas( メッセージは英語もしくはスペイン語でおねがいします)
2007.01.28
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相棒のマリオ..数日前から旅立ちを察しているようで..何かと肩にとまってきては疑わしい目で「ジッ」と見つめるので困っています。後3日に迫った出発にむけて、日曜日の今日はスーツケースを出して荷物を詰め始めました。これが「決め手」となりマリオ急変、バッタバッタと飛びまわり邪魔をするする.. あげくのはてにスーツケースにドサッと糞をおとしていきました..夜パソコンに向かい書き物を始めると、マリオは肩にとまってウトウト寝にくるのですが,,今日は籠の上に乗って傍にきてくれません。「マリオー..」と呼ぶと目を閉じ、なんと寝たふり..?? 再度「マリオ!」と呼ぶとチラッとまーるい目をコチラにむけ、すぐに目を閉じました。留守中にマリオの大好きな大家さんも丁度、夏休みでマルデルプラタに数日いってしまうため思い切り一人でお留守番..今からこんなんでは非常に心配。大家さんの留守中だれかに遊びにきてもらわなきゃ..早速、募集をかけたところ即決定しました。大女優のEdda Diazさんのご主人様が非常にマリオと仲良しなのです。Eddaさんと一緒にきてくれるみたいです。(ほ!)大大好物のアーモンド、くるみなど贅沢食品も買い込んで万全に備えています。
2007.01.27
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ベネズエラの方が何かと口にするCHEVERE(チェベレ)、大阪弁の「まいど!」..や名古屋の「でら」..でもないかもしれませんが、とにかく「御機嫌」なことを意味するらしい。他の南米諸国の方々は使用しない、ベネズエラまるだしなこの言葉が愛おしい。そんなチェベレをタイトルにしたDVDが完成しました。 監督は Julio Martinez 彼は愛地球博の時、アンデスアマゾン館で映像技師をしていました。現在はベネズエラのテレビ局で引き続き映像技師として日々奮闘しています。万博時代に兼ねてから広島に対して非常に熱い思いのあった彼の相談を受け、原爆追悼記念式典にお連れしました。記者登録をすませ1番前の小泉元首相などが座られる来賓席のとなりに位置する報道席にて一連の模様を撮影、広島の街を取材、現在その映像を元に広島に関するドキュメンタリーを制作しています。 そのドキュメンタリーのお手伝いも兼ねて昨年ベネズエラに初めてうかがいました。首都カラカスに2週間滞在。このDVD「チェベレ・カラカス」は滞在中の音楽物語が記録されています。市内のライブハウス飛び入り演奏に始まり、ベネズエラ交響楽団ゲスト、コロンビアの楽団参加、カラカスの名物・アビラ山に上るロープーウェーの中でカラカス市民とコーヒールンバを歌い、最期は頂上から眺めるカラカス市全景をバックに「はちどり」演奏で終了。仕事柄なんとなく撮影していた映像を元にJulio君が編集、2度目のカラカスへの旅目前に作品として発売するに至りました。来週これをもって2度目のカラカスへ旅立ちます。今回の目的は公演..出会いのマジックに身をまかせ、カラカスを皮切りに南米全土への旅が始まろうとしています。
2007.01.26
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土曜日から始まったアルゼンチン最大のフェスティバル、コスキン音楽祭もはやいもので6日目。興味津々、書き物やベネズエラへ向かうための資料を整理しながら鑑賞しています。22時に始まり終了は常に深夜2時すぎ..昨夜は3時すぎに押せ押せでトリのボリビア・カルカスが登場、客席はマバラで寂しいものがありました。コスキン音楽祭は国営テレビcanal7で全国くまなく映像が届けられている他、ラジオも国営放送とコルドバのCadena3が全国規模で届けています。世界規模で短波国際放送が中継しているようです。インターネットで届けたらいいのですが..時間の問題でしょう。毎年おもいでふかい場面を数多く心に刻みます。6日目の今日はClaudia Pilanが登場。現在フォルクローレ女性歌手で1番の美声といわれていますが、今日もハイトーンボイスの素晴らしい歌声を響かせていました。彼女とLucia Ceresani の澄み切った歌声に惹かれています。本当にカナリアのよう..単純に声に酔いしれてしまう。今日のコスキンは半月がポッカリ浮かんで素晴らしい夜のようです。Caludiaが「つきが綺麗ね..」と思わず舞台でつぶやいていました。今日のトリはチャケーニョ..非常に盛り上がることでしょう。つい先程コロンビアのグループが出演していましたが、その佇まいに心を打たれました。非常に暖かく穏やかで優しい雰囲気に満ちていました。心が広いというか.. 最近インターネットを通じてコロンビアの音楽家と繋がったのですが、ボゴタで一緒に演奏しよう!と待ってくれているのですが、コロンビアでカナリ活躍してる女性歌手ですが彼女とのヤリトリも同じく心の広さを感じます。コロンビアに思いを馳せる今日この頃です。ベネズエラの航空券の手配書を本日、旅行社から受け取りました。「ベネズエラの国民が楽しみに待っています」暖かいメールを頂きました。友人関係は皆、口を揃えて「EXITO(成功!)」「SUERTE(幸運を)」と度々いってくださるのですが、成功、幸運..という言葉、密かに苦手。成功も幸運もなく、ただできる全てのことを注ぎ込み、皆さんと一緒に舞台を作るのみ。自分が演奏というよりもドレダケベネズエラの方々と分ち合えるか..そんな物語が長い目で見て一つの歴史として残るような..そんな舞台を制作したいものです。
2007.01.25
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毎日19時から近所の小劇場のスタジオで毎日リハーサルを行っています。5×15m、12畳ほどでしょうか..楽器を持って踊るため、部屋ではできないし、公演も楽器の関係で無理.. 出費はかさみますがどうしても大きめのスタジオが必要。新しい振り付けを練りながら動きをチェック、バタバタと走り回っております。今日は思わずスタジオに早めに到着してしまい、扉を開けてくれるスタッフを待っている間、なんとなく手持ちぶたさに携帯の小型カメラで写真をとりはじめました。スタジオは古いコロニアル調の建築で扉が素敵だったので.. 「あ!」一瞬の出来事でした。手がのびてきた..カメラを掴んだ、走り去っていった... 「泥棒!」と叫んで追いかけたのですが、手荷物が多すぎて身動きがとれませんでした。年頃8歳くらいでしょうか..赤いサッカーユニフォームを来た子供でした。小型のロードサイクルで思い切り走り去っていきました。持っていた荷物を駐車場の係員に預け、同じく自転車でトコトン追いかけたのですが..完璧に見失ってしまいました。どうしても捕まえたかった。もちろん相手が子供だったからです。あんな小さい子供に成功されてしまっては困る、失敗して良い薬にしてあげたい。これを機に彼が一生盗み続けることになってしまうとしたら、輪をかけて大チョンボです。こういった力づくで奪われたのは生まれて初めてです。これが「ひったくり」というものか..(呆然) 皆さんヒッタクリの経験、ありますか?リハの予約時間中、子供を捜していて、次の使用者が入ってきたため、スタジオの屋上を利用して三日月の下、ぼんやりと演奏していて..曲がポロポロ完成。カメラは非常に残念だし、少年についてもショックでしたが..かなり長いこと新しい曲ができなかったので..天からの慰めですね。
2007.01.24
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予想通り、やってくれましたEdda Diaz野外公演大成功!ブエノスアイレス市主催の特別公演の舞台がParque Avellanedaに設置された特別会場にて行われました。サスガ喜劇大女優、元お茶の間の人気者でもあったEdda Diazを訪ね、会場は満席溢れかえっていました。人々は大いに笑い、そして最期は感動の涙。この日の新しい演目は彼女の愛する詩の紹介を過去の偉人のモノマネと共に振り返る、絶妙の声のトーンの変化に毎度おどろかされます。満席の会場..1000人ほどのお客様を舞台にひきつけて放さない..たった一人で3役、4役サラりとやってのける、しかも長い長いセリフ..どうやったらコレだけのものを覚えられるのだろう。最近、役者の方々に剣道を教えている関係もあって、日々俳優の方々に囲まれ過ごしています。本当に刺激的で楽しい。感性豊かな知識人に心打たれています。会場までは自転車でかけつけました。出発直前Edda Diazさんから電話を頂いて、一緒に車で行こうと誘って頂いたのですが..なんとなく自分の時間のペースを保ち自転車でゆっくりとかけつけたかった。それは正解でした。自転車でかけつけるといっても遠いので途中、電車にのります。以前はラプラタでの演奏が重なっていたので、よく自転車&電車を利用していたのですが、久しぶりの貨物車両へ自転車ごとのりこみ3駅ほどの乗車。帰りの貨物電車はダンボール回収作業者”カルトネーロス”さん達で溢れかえっていました。彼らはゴミの中から使用できるものを探し売って生活しています。彼らと共に電車にゆられながら..涙が溢れてきました。隣に立っている少年は素足でTシャツも破けています。貨物車の同じ窓から外を眺めていて、その視線を何気に見ていました。鋭く力強い眼差しの少年。はた..と複雑な思いになる瞬間、最近わすれていました。地下鉄や道端、以前あふれていた子供達は市の政策によって最近みかけないのですが、それは決して問題が解決されたわけではなく,,引き続き厳しい日々を送っている子供達が五万といます。そんな貨物電車の中で携帯にメッセージが入りました。「コスキンに子供達を連れてきている」友人TOBIAS君、彼はハーレムで教会施設の食料配給補助、そして子供達に芝居を指導しています。海外青年協力隊に近いものがあると思うのですが、このために彼はドイツからアルゼンチンにやってきています。そんな彼からのメッセージを貨物電車で受け取って、嬉しくなりました。一喜一憂..心はふりこのように常にゆれるブエノスアイレスの日々。
2007.01.22
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引き続きアルゼンチン最大の音楽祭コスキンフェスティバル鑑賞レポート、速報。毎年のことですが初日翌日のラジオ、新聞もろもろのフェスティバルに関する批評の数々は非常に興味深いのですが..毎年複雑な気持ちになる毎度御馴染みの不評、問題。商業、芸術、トラディショナルなフォルクローレが一同に会するコスキンフェスティバル。だからこそ面白いと思うのですが、一部の観客のマナーの悪さが昨夜は非常に目につきました。トリの人気歌手Jorge Rojas目当ての観衆、若い客層がブーイングや口笛で他のアーティストの演奏の迷惑になる好意を繰り返していました。アーティストは舞台で苦笑いしていましたが..ここ数年、見かねる好意に腹がたちます。バラデーロ音楽祭で出番がトリのチャケーニョパラベシーノの直前だったことがあるのですが、緞帳裏で聞こえてくる口笛やブーイングをのりこえ舞台に上がるのは、カナリつらいものがありました。夢の舞台にようやく辿りついたかと思えば..こんな落とし穴が。。逆境を利用して怒りをパワーに変え、瀬戸物の鳥笛を響かせ、振付を大幅に変更、大技に徹し、観衆は静まり返りましたが..残念ながら「夢の舞台=良い思い出」とはなりませんでした。(人生厳しい)商業系、「トラディショナル系、芸術系」=「賑やかお祭り、古きよき詩人、新鮮オリジナル」、これらをどのように舞台へ送り出すか、プログラムや曲順も大事ですが、司会者の腕や演出にもよると思います。始まる前にマズ若いロックのりで訪れる観衆に忠告していただきたい。耳を目を開き様々なものを受け入れる体制を整えてから Aqui Cosquin ! とお願いしたい。今日は人気歌手 Soledad の出演がありますが、撮影を担当している女優Edda Diazさんの特別公演が Avellaneda で行われるのでソチラに駆けつけます。新しい演目を発表するとのことで楽しみ。生き様、愛情すべてを舞台にのせてくる彼女の一人芝居に毎回うちのめされています。今日もバリバリとエネルギーを届けてくれることでしょう。
2007.01.21
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アルゼンチン最大の音楽祭47年目のコスキンフェスティバルが本日20日(土)から始まりました。眠い..只今深夜1時半お目当てのLuna Monti y Juan Quintero 出演中。この後トリ、元のチェーロスのソリストJorge Rojasで初日の幕が閉じます。フォルクローレの新旧見事な組み合わせで初日の演目を大いに満喫。オープニングは、Los Carabajal 御馴染みチャカレーラ一色かと思いきやチャランゴも使用、今回はCarlos Cablar の素晴らしいボーカルをフューチャリング、今までにない聴かせるステージに感動しました。今回はホームページが非常に充実しています。 http://www.aquicosquin.org/ このフェスティバルの見所は音楽だけでなく素晴らしい彩り鮮やかな民族舞踊。今年は宙吊りのダンサーとスクリーンを利用、一段と豪華な演出になっていました。昨年、共演したフェスティバルの戦友Mario Trejoは本会場の周辺のステージに今日から出演しています。昨夜、出発前にレティーロ駅から「これからメンバー全員で出発する」と携帯にメッセージが入りました。彼にとって今年は勝負の年。華やかな本会場舞台裏の多くの物語が楽しみです。多くの知人、友人の舞台に感動しながら旅の支度をしています。 佐野まりFacebook / danzacharango Instagram / amistadmusical
2007.01.21
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只今、いよいよ迫ったベネズエラでの公演に向けて準備に追われています。航空券の手配に思わぬ苦戦、数日、様子を見てみますが何としても辿りつかなければ,, 幸い希望の会社ではないけれど押さえることはできました。ベネズエラまでは3社、チリの航空会社でした。どうしても使用したくない会社があります。対応が酷くなんとかしてお金を徴収しようとする。自宅で計った際、確かに20キロだったのに飛行場では何故か25キロ、小銭を係員に渡せばすんだのかもしれませんが、断固として支払わなかったところエライ目に会いました。それ以来、何が何でも使用しないと決めた会社は..ペルーのTAKA。費用はダントツに安いのですが,,できれば昨年、対応の素晴らしかったアルゼンチン航空で行きたいのですが、カリブ方面は3月まで満席状態..昨年とっておくべきでした。只今、シーズンのため人々は大いに夏休みを謳歌しています。国内の海岸マルデルプタラ、ピニャマールをはじめめ、他バリローチェ、フフイなど.. 友人の出かける先のバラエティさが楽しい。携帯の発達した現在はあらゆるところからメッセージが入ります。旅の景色が友人のメッセージを通じて一気に広がる。携帯のメール..国際的に通用したらもっと素晴らしいのですが,,そんな日も遠くないのかもしれません。そんなテクノロジーな流れに携帯を絶対もたないと宣言していた友人の多くが今年に入っていつのまにか購入していました。そんな人に限って尚一掃はまるらしく、あらゆるところからメッセージが届きます。(苦笑)
2007.01.20
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ボルヘス美術館に撮影を担当した作家を訪ねた際に(擦れ違ってしまったのですが)、帰り際なんとなく美術館を通過中、遠くに見える絵画が目に留まり..吸い寄せられるように近づいたところ、しばらく固まって見続けるに至りました。全ての作品はバイオリンに関するもの.. 楽器の先端のウズのようなデザインが絵画の中で非常に強烈な存在感を放っています。あの先端..バイオリンに接する度に美しさに見とれていました。その先端に彩られた奏者達..様々な物語が描かれているのですが、作品によっては非常に激しく絵画から聞こえてくるメロディに狂いそうになります。ジャクリーンデュプレのチェロを初めて聞いた時の衝撃.. とにかく、びっくりしました。佇んでいると小柄の女性が近づいてきてアーティスト本人でした。作家はAlicia Fernandezさん。日曜の夕方、美術館は人もマバラでしたが..(夏休み中のためブエノスアイレスは全体的にガラーンとしています)始まったばかりの展示、来館者が自身の作品を眺める様子を見ていたようです。感想を聞かれたので素直に印象を告げると素敵なパンフレットをくれました。名刺を渡すと早速、翌日お便りが届きました。「あなたの真摯な対応と作品の感想に心をうたれました。私はあなたのような方に向けて作品を描き続けています。深く感じてくれる方に感謝します」 しばらく彼女と立ち話をしたのですが、物凄いエネルギーを内に秘めた「目」..その眼差しの強さに圧倒されました。まさに人生全てを注いでいる芸術家そのもの。こんなに強い佇まいに接することはあまりなかったような気がしています。20前後の作品が展示されていました。「作品を眺めるほどに世界が広がっていくのでトテモでないけれど全てを満喫するには心が持たない。少しずつ見たいのでまたきます」..とその場を後にしました。作品によってはあまりの激しさに心が持たない、メキシコの画家フリーダカーロを見たときのような.. 彼女のホームページ是非ご覧ください。(少しずつ見た方がいいとおもいます)Alicia Fernandez http://www.aliciafernandez.com.ar/(OBRA のクリックが作品)1月28日までBorges美術館で展示中...................時を同じくしてMIXIを通じてお便りを頂いた舞踏家・岩名雅記さんの映画情報これも非常に刺激的で打ちのめされました。以前、アルゼンチンの舞踏家と舞台を煮詰め、イタリアの映画監督と舞踏の映画を制作していた話をコチラでお話したことがありましたが..(作品はほぼ完成しているようです。音楽と写真撮影を担当していました) おしらせしてくださった映画、20日・本日から公開されているようです。プロモーションビデオを見ましたが素晴らしいので御紹介します。まずインターネットで予告編からhttp://www.youtube.com/watch?v=EPALw8978g4 ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/以前、高円寺に住んでいたので日本にいたら駆けつけることができたのに残念。
2007.01.19
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ボルヘス美術館における偶然の出会いは、全て心にドシンと重みをもたらしてくれるものばかりです。昨年の暮れ撮影の仕事で関わったガラス版画家の方の作品が展示期間を終え、つい先日14日に撤収されました。版画家の方から電話を頂いて撤収前に美術館のどこかでお会いする予定だったのですが、予定がかみ合わず..残念ながらあらためてお会いすることなくコルドバへ。ギジェルモ=スニェさん写真の方、気に入ってくださったようでホッとしています。今回の撮影は芸術的な側面と報道的な場面、双方の仕事の融合。作品とオープニングセレモニーの様子のセットは個人的に好きな組み合わせでした。セレモニーで様々な方にも出会うことができて楽しかったです。http://www.sunevitraux.com.ar/home.htmこちらに今回の写真が掲載されています。
2007.01.18
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肩でマリオが羽繕いをしています..早朝、目が覚めるとマズ肩に飛び乗ってきて、おはようございます..頭をうなだれ撫でてもらいたがる。小さな頭をよしよししてやると目を細め、しばらくジッとして身をまかせているのですが、しばらくするとハッとしたようにノビをはじめ.. まずは左足から。羽をのばしながら足もストレッチ。そして右足へ.. 深い交流の一時は30分ほどでしょうか。マリオとの日々..充実しています。昨日、友人の音楽家ウィリーゴンサレスの奥様から愛猫の写真が送られてきました。正方形の写真に文字がデザインされていたので、、一瞬、新しいアルバムのジャケットかと思いました。ところがよーくその文字を見てみると「15年の友情の日々と共にカメリアは今日、その目を閉じた」..昨年の暮れ初めてお宅に伺った際に動物に好かれる体質なので、即彼女はひざに乗ってきました。手術をしたばかりということで細い針金が身体のいたるところにありました。なかなか横着でベースのソフトケースの中で用をたすのを好み、非常にヒンシュクをかっていました。やや太ったノンビリとしたあの猫は..もういないのですね。。合掌。つい最近フロレンシアルイズの猫も亡くなったばかり..音楽家のペットの訃報が続いています。私たちにとって彼らは音楽における大きな大きなリズムであり感性の共有者です。彼らに導かれ生まれる楽曲の数々。そしてマリオはアルゼンチンにおけるツアーメンバーでもある。 Gracias a amigos de andanza y gran maestro de sensibiridad..
2007.01.17
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ついさきほど番組出演を終えたところです。7分で初対面..(対面というよりも初声)多岐に渡るものをお話するのは非常に難しい..アナウンサーの方も大変だったと思います。何だかわけがわからない内容で終わってしまいましたが.. 母に電話すると受話器で大笑い。ははは..番組も、ははは.. 日本語って難しいですね。せっかくなので、番組で出来ればお伝えしたかったことを追伸します。踊るチャランゴは「夢」そのもの。一生かけての「夢」、、出会いと共に育っていく舞台です。きっと皆それぞれ魔法の瞬間(運命的な出会い)があって、、それを煮詰めていくと作品や舞台、仕事に仕上がっていく。常にアルゼンチンでの取材でLibertad, creatividad, respeto.. 3本の柱の話をしています。日本語では恐縮してしまうのですが自由、創造、敬意、この3つのメッセージが踊るチャランゴの舞台に凝縮されていきます。基本的な舞台にはバックにスクリーンがあって写真がスライド上映されているのですが、仕事での報道写真が舞台にのせられています。会場入り口での写真展も含め、それは日々更新されていきます。踊り(動き)も様々なダンスのレッスンの中で日々更新されていく、ただその動きと心の土台は剣道、「東洋のチャランゴ」といわれる所以は、動きの中に流れる剣道の気合だと思います。1.はちどりの訪れ 2.街の喧騒 3.平安 4.星空 4つのシーン、ソレゾレに効果音が背景として設定されています。このために制作したインストゥルメンタルの楽曲は、それぞれの「情景」、踊りはそれぞれの「情感」出会いの全て、生い立ちの全てが舞台にのっていく。近々、公演のおこなわれるベネズエラでは、映像作家が映像で背景を彩ってくれます。ベネズエラではベネズエラの、メキシコではメキシコでの「踊るチャランゴ」 そういった流れの中でステレオタイプな常識や国籍を忘れ、目の前の人が、ものが何者かを直視する..偏見のない世界、そんな習慣の広がり、、チャランゴはチリのもの、ボリビアのもの、ペルーのもの?。。国際的に問題になるほど、ある意味でピアノやギターにはない強い流れがあります。「楽器を弾いている間は踊れない,,」という詩がフォルクローレで有名です。そういった意味で現地の音楽祭の舞台に「踊るチャランゴ」をのせたとき、人々の非常に大きな驚きを感じました。でも決して否定的な流れにならなかったのは、生い立ちの中でのマジック「魔法の瞬間」のおかげです。ひとつの物語として受け止めてくれました。開かれた新しい物語に共感と共演の輪が広がっていく中で、「夢」が自分だけの夢ではなくなっていきます。終わりのない「夢」を多くの方と育んでいる今日この頃です。
2007.01.16
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早朝7時は間違いで「8時」だそうです。メモの変更お願いします..たった今、ディレクターの方と打ち合わせを済ませました。今回の話題は、踊るチャランゴ、写真、そして剣道についての取材になります。7時だったら車の中で聞けるところ、8時台は少し難しそうな気もしますが.. ここ数日、この取材をキッカケにイロイロ振り返る良い機会になりました。決して簡単ではなかった..約9年に渡るアラタなアルゼンチンでの日々。誤解や中傷に耐える日々、自分の足を鍛え、踏みしめてマイペースを守ってテクテクと..辿りついた場所。番組の関係者の方にお伝えするためにコレまでのイキサツをこちらにまとめました。http://pine.zero.ad.jp/~zaj57240/marisano2006.htm1月16日(火)am8:00名古屋Zip-FM 77.8 MhzMorning Jack "TOYOTA World Widers"今もっぱら問題になっているのは..電話好きな相棒のマリオ、本番おおさわぎしそうな予感がするので,,検討中です。番組の最期にマリオの声をお届けできるのも素敵ですが.. 電話中に聞こえるマリオの声は非常に個性的で耳障りなのでやめなさい!と母。大家さんにお預けすることになりそうです。昨日のブエノスアイレスは1日、本当に爽やかで、マルデ軽井沢のように冷たい空気に暖かい日差しが心地よい素晴らしい1日でした。愛知県のみ受信の放送ですが..皆様によろしくおつたえください。
2007.01.15
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最近ムッとした暑さが続いていましたが昨日から何だか爽やか、今日は一気に肌寒いほどヒンヤリした日曜日の朝。1週間で1番静かな一時。週末騒いだ人々は寝静まり、休日のため車もマバラ..この日曜日の朝がトテモトテモ好きです。ゆっくり街を散歩するのもよし、部屋で静かな一時をまどろむのもよし.. 最近ある友人の御宅を訪ね、場所柄か日々常に静からしいのですが、通常さわがしいと時々訪れるこの一時を非常に愛おしく思えるので、これもひつの楽しみ。Sunday Morning .. そんな曲を作ってみたくなりました。昨日、怪しい人物に遭遇して心的にも騒がしかったので余計に穏やかさを感じます。あまりに不愉快だったので今だ書き記すことはできませんが、無神経で傲慢、失礼な人は、まるで刃のように心に切り込んできます。用心しなくては..CD Danny Wright - Soul mates を聞きながら瞑想中。
2007.01.14
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ごぶさたしています。猛暑と剣道、バレエ、早朝散歩による運動量、ベネズエラへの出国前手続きもろもろ仕事が折り重なって日本語の文章をまとめるのに苦戦していました。でも今日はいち早く皆さんに御報告したいことがあるので頑張って綴っています。昨日、放送局の制作会社の方から連絡を頂きました。名古屋ZIP-FMの「Morning Jack」という番組で、海外で活躍する日本人の方に電話をつなぐコーナーがあります。色々リサーチをしている中、佐野様のウェブサイトにたどり着きました。音楽を中心に、色んな分野で大活躍されていらっしゃる佐野様には、逆に質問や話題を絞るほうが難しそうですが、是非番組出演をご検討していただけないでしょうか?("Toyota World Widers" というコーナーです。)丁寧な暖かいお便りに心動かされました。早速メールで打ち合わせを行い国際電話を頂いて、来週の火曜日、早朝7時より出演が決まりました。全国放送なのか..少しわからないのですが、愛知県では確実に聞いていただけると思います。お出かけ前の一時、もしくは車の中でよろしかったら御拝聴の程よろしくお願いいたします。これまでアルゼンチンに滞在中、NHKの「日本チャチャチャ」「海外リポート」、新潟ぽかぽかラジオのコーナー担当など様々な機会がありましたが、愛知万博から帰国して新しいことがドンドンと絡み合い、御連絡を下さった方がおっしゃるように..イロイロな分野にまたがってからは初めてです。(正直、自分でも驚いていたりするのですが..)以前は音楽一色チャランゴの話に徹していたのですが、今回はまとめるのが少し困難。とはいえ新年のご挨拶も兼ねてナビゲーターの方の流れに身をまかせ、心あるお話ができれば..と思います。番組のホームページも必見です。こういったグローバルな番組に参加できるのは素敵なことです。http://zip-fm.co.jp/program/morning_jack/1月16日(火)am7:00 名古屋Zip-FM 77.8 MhzMorning Jack "TOYOTA World Widers"ちなみに英語に詳しい方に質問、World Widers.. 世界の野生.. ??
2007.01.12
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昨日から同じアルバムを繰り返し聞いています。Ennio Moricone エンニオ・モリコーネ 1928年ローマ生まれの作曲家。氏のホームページを見ると2月3日ニューヨークラジオシティでコンサートがあるそうです。そのとてつもなく膨大な仕事量に驚かされます。柔らかで繊細な旋律と胸に染みるメロディ..何度きいても新鮮に思える。アルバムは「ニューシネマパラダイス」のサウンドトラック。このアルバムを聞きながら広がっていく道程に身を任せてみたい..http://www.enniomorricone.it/剣道セミナー2007を早急に準備して今日が初日でした。バレエの先生から先生の目をつけているある少年に武道における内面の逞しさを取り入れてほしいと頼まれ、個人指導よりも集団の中で周囲を見て感じ取ってもらおうと思いました。幸い今担当している2クラスの骨のある才能ゆたかな二人が参加してくれたので多分、見応えがあったのではないかと思います。新しい体験に疲労した様子でした。午前の剣道セミナーの後、通常のバレエ特別クラスで少しレッスン参加をこばんでしました。剣道の参加者の中の俳優養成学校の指導者は即、少年の問題点を見抜いていました。終わった後一言、「時間がかかるかもしれないよ..」 少年は素晴らしい身体の持ち主です。手足が非常に長く、柔らかな身のこなし、何よりバレエ界において珍しい律儀で礼儀正しく、折り目正しく..素晴らしい人間性。ただ舞台における絶対の存在感が感じられない.. 内から滲み出る強さ..プリンシパルとして立つための豪快さ、先生は多分そういったものを求めているのでしょう。先日からブエノスアイレスに頻繁に訪れている手に障害を持って生まれたサンティ君の父親からメールが届きました。昨日はReyes de Magoというクリスマスに続く、子供達がプレゼントを手にする日だったのですが、サンティ君は早速叔父さんのプレゼントでハーモニカを手にしたようです。今度こちらに来たときにハーモニカを渡そうと思っていたので(既に購入済み),,一足さきをこされました。(日記1月3日参照)嬉しい知らせと思いきや..サンティ君ハーモニカを全く手にしてくれないという,,。一体どんなハーモニカを手にしたのかにもよると思うのですが.. それは今月26日、再びブエノスアイレスを訪れたときのお楽しみ。緑色のHONER社のプラスチック製ハーモニカは定価は手頃ですが素晴らしい音色で侮れません。少し透明で素敵なハーモニカがサンティ君を待っています。楽器は渡す前に弾かなければ意味がない。演奏で喜んで手をのばしたその手に渡すもの。バトンタッチのように渡されるのがいい。その日のための曲を考えています。
2007.01.06
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引き続き早朝の散歩に参加してきました。今日は我が家の大家さんも参加、ピクニック気分でした。我アマゾンインコ・MARIOが番組で大ヒット!主役の女優さんをくってしまうほどの勢い..そして今日はマリオに対抗してナント、同じく参加している若者集団が愛犬を連れてきました。番組のTシャツを着せて参加、ただ..あまりに自由奔放な上に首輪なしで連れてきたので散歩の途中、多くの犬と戯れ収拾がつかなくなり、インストラクターが必死に忠告に走っていて可笑しかったです。ただ,,番組のことを様々な方にお知らせしたのですが..意外と不評。お世話になっている親しい記者の方から「楽しそうだけど君はこういう番組には出演してほしくない..イメージダウンだと思う」キッパリ.. 確かに健康体操、そしてお散歩風景..しかもギャラは出ないし、カメラマンとして大いに利用されてしまっている.. 実際に歩く場所はテレビ局周辺の大通りで車の騒音で非常に不快だったりもします。誘ってくれた喜劇女優さんの周辺の方から、この機会を通じて顔を売ることのラッキーさを称えられましたが..決して望んだわけでも、頼んだわけでもない。なんとなく巻き込まれてしまった出演..複雑な気持ちになりつつ帰宅しました。長年の姉貴、バレエのリリアーナ先生に電話すると例のごとく素早くことの事情を察知、「スタジオにおいで」 この日は先生の期待する生徒のみの特別レッスンが行われていました。通常のレッスンとは全く違う、厳しく激しい先生の指導、そして内容。そこに特別に楽器を持って参加させてもらいました。楽器を持って踊ると全くバランスが違ってきます。先生に常に楽器を持っての参加をお願いしてきたのですが「レッスンが乱れる」と許可されませんでした。でも今日は初めて許してくれました。そして、わかってくれたみたいです。楽器を持ってのレッスンで自分でも驚いたのですが..安定した動きを組み立てることができました。「時折、人は混同してしまうのよ」と先生。芸術界と芸能界では異なる流れがあります。どちらを選ぶか..年明け早々、少し道に迷ってしまいましたが見極める良い機会になりました。
2007.01.05
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昨日から国営放送の健康番組に出演しています。SALUDARNOS 国の健康局が主催している番組で今日から朝の散歩を推進しているようですが.. 女優のEdda Diazさんに相棒のアマゾンインコMARIOと共に召集されました。何だかアーティスティックな流れを電話で聞いていたのですが.. 「少しずつ人々が集っていき健康の素晴らしさをお伝えするプロモーション映像の制作..」 早朝8時半、指定された時間にテレビ局に伺うとマズ衣装のチェンジ。テレビ局から配布されたTシャツに着替え、スタッフと共にテレビ局屋上へ.. そこに待ち受けていたインストラクターの指導で準備体操が始まり、屋上からテレビ局近辺の公園へ散歩に出かけました。同じく召集されたメンバー15人前後と共にセッセと歩く歩く.. 夜型なので非常に疲れました。「話が違うぜー」と叫んでいる少年達.. なんでも聞いてみると「5人の超有名人とお会いできるということで早起きして遠くから来たんだけど、誰もいないやんか!!」.. 皆それぞれ異なるお誘いに巻き込まれてしまった模様です。とはいえ..久しぶりにマリオと共に外出、しかも朝早くに身体を立ち上げるのは正直、日中ボーンヤリしてしまうほど疲れてどうしょうかと思いましたが、、何だか夜になってから良い気持ちがしています。生活が大いに変えられそうな今日この頃。集められた人々の出演が好評だったため、、2日目はお迎えの車が着てくれるとのこと。マリオと共に再び番組で汗を流してきます。それにしても..一体年明け早々、何をやっているのでしょう.. 健康体操でお茶の間へ、、個人的には苦手な流れなのですが、、大好きなEdda Diazさんとの一時は常に爽やかで気持ちがいいので、今回は妥協します。
2007.01.04
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バレエの先生が最近、道端で出会ったという服飾デザイナーの方の御宅を訪ねました。御宅ではなく「秘密の館」..そんな感じでした。世界の社交界で一世風靡、マリリンモンローやブリジットバルドーなどとの親交のあった方で様々な裏話を伺いつつ.. 先生も気さくなイデタチとは裏腹にソンナ歴史的社交界をくぐりぬけてきた.. 二人のやりとりを聞きながら、秘密の館を探索。アンティークなビックリする代物がドッサリ。まるで映画の場面に迷い込んだような..不思議な時間の流れの中にいました。デザイナーさんが用意してくれた前菜が美味しかった.. やしの実、パイナップル、洋ナシ、メロン...この組み合わせのフルーツポンチ、絶妙な柔らかな味わいで感動。シャンパンも含めて全て最高級のものが揃っていました。古き良きアルゼンチンの芸能界,,本当に素晴らしい物、「本物」が評価された時代。とはいえ過去は過去、振り返るのは興味深いですが..できれば常に現在に向かっていたい。今年は過去の栄光の流れとは距離をとっていたい..とはいえ家具の素晴らしさに釘付けでした。
2007.01.03
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年末、再び手の治療のためロサリオから友人一家登場。近所の心地よいホテルを予約して再会を楽しみに待っていました。何でコンナに楽しみかといえば.彼らの息子Santiago君がものすごく慕ってくれるので可愛くて仕方ない。初めて会った時から相性が良かった。そのSanti君が我が家を訪れアマゾンインコのマリオと会ったまではいいのですが、どうも我マリオ、幼い子が苦手らしく攻撃性を発揮したため即、籠にはいることとなりました。そのとき、マリオがキャンキャン泣き叫んだのですが,, ホテルに戻ってから驚いたことに、santi君がマリオの真似を始めました。キャンキャン..しかも同じトーンで。。どうもトッテモ耳がいいらしい、、友人の奥様 Santi君のお母さんとチャットで話をしていて、スッカリその話で盛り上がり、そこで提案。Santi君の音楽教師を承ることになりました。ブエノスアイレスに治療に訪れるたびに特別レッスンを担当します。障害を大幅に超える才能を開花しれくれることを願ってやみません。初の教え子、心してむかいます。
2007.01.02
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アルゼンチンの大晦日は12時間遅れで世界で1番遅くに明けました。特別な大晦日を過ごしていました。市内中央にそびえるオベリスクの前に大ステージが設置され、コロン劇場のオーケストラが世界的な音楽家Daniel Barenboim指揮により、レオポルドフェデリコ楽団と共にタンゴの名曲を演奏。繊細で細やかな響きに何度も涙が溢れ,,カメラのファインダーがぼやけます。Daniel Barenboim氏はブエノスアイレス出身、幼少イスラエルに渡り、ピアニストとして成功、1967年、指揮者としてロンドンフィルハーモニーを率いてからは世界中のオーケストラでの指揮に携わってきました。名チェリスト、ジャクリーンドゥプレのパートナーなど..詳細はコチラのページに経歴があります。ウィキペディアに尚詳しくありますが..かなり政治、民族問題に関わる闘う音楽家、この日もマイクを手にメッセージを発し続けていました。バレンボイム/サイード 音楽と社会途中、タンゴの名作曲家 Horacio Salgan が舞台に登場、感動の名場面。早めに会場に到着したので非常に良い場所に陣取っていたので良い場面をおさめることができました。オーケストラ鑑賞、撮影のあと新聞記者のLuiz Szniberg氏のお宅で引き続き素晴らしい音楽Quique Sinesi y Malselo Moguirebskyを聴きながら年越し、、先日のとんでもないクリスマスの騒々しい我が家周辺事情から脱出して、素敵な年越しができました。充実した年越しを終えて..2007年は期待できそうな気がしています。でも正直、除夜の鐘や初詣は懐かしいです。母と電話で話したところですが..寒いそうですね。真裏のこちらは猛暑です。風邪などに気をつけてくださいね。今年もどうぞよろしくおねがいします。
2007.01.01
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