復活!メタリックオテモヤン!
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私に、最も大きな影響を与えたのは、ディヌ・リパッティというピアニスト。幼稚園の頃に彼のレコードを聴き、ガツンとやられました。何度繰り返して彼の演奏を聴いたことか・・・小学生の頃には、寝る前にリパッティのテープを聴くのが日課のように。彼のようなピアノを弾けるようになることが夢でした。その頃は、リパッティが「神によって、ほんの束の間、貸し与えられた楽器」と称されるほどのピアニストだとは知らずに聴いていたのです。あまりに短い生涯だったため、知る人ぞ知る、というピアニストになってしまったのですが・・・そんな私も、4年生の時に、大好きなバッハのパルティータ 第1番 変ロ長調 BWV.825をピアノの発表会で弾くことに。くしくも、ずっと聴いていたリパッティのレコードに収録されていた曲だったので、ものすごく嬉しかったのを覚えています。このパルティータ、6つの曲で構成されているのですが、今でも時々弾くのが6番目の曲。大好きで、いまだに唯一だいたいの指使いを覚えているの。You Tubeで、リパッティが弾くのを見つけました!まさに、幼い頃私が死ぬほど聴いていた音源です。感激・・・Dinu Lipatti - J.S.Bach Partita No.1 B flat BWV 825. 6th mov 改めて、今弾きたいのは2番目の曲。Dinu Lipatti - J.S.Bach Partita No.1 B flat BWV 825. 2nd movそして、私が一生涯をかけて(それでも無理なんだけれど)、リパッティのように弾けたら・・・と夢のように思って聴いていた、究極の一曲がこれ。私の中で、リパッティを超えるピアニストは、やっぱりいない。Dinu Lipatti-Bach Cant.No147 Herz und Mund und Tat und Leben私は仏教徒だけれど、私のお葬式では、リパッティ演奏のこの曲を流して欲しい。彼の演奏は、心を洗ってくれる。優しさと高貴さを兼ね備えた、天上の音楽のよう。こんな風に思える音楽に出逢えた私は幸せだと思います。ちなみに、上で挙げたもの等、現在聴けるリパッティの貴重な音源は、彼が亡くなる数ヶ月前に、EMIが当時の最新機器を使って録音したものです。なぜ、今になってリパッティを発掘したかというと(音源は持っているのですが)、最近精神的に色んなことがあって、かなり参ってたんですね。不正出血までする始末で。それで、癒しが欲しくて・・・その癒しの原点は、やっぱり音楽、中でも私のルーツになっているリパッティなんじゃないか、と。それで、ここんとこずっとリパッティを聴いてました。心が落ち着きます。世俗にまみれている自分から、一歩離れることが出来る。いやー、音楽は偉大だな!今も、彼の「主よ人の望みの喜びよ」を聴きながら、このブログを書いてます。33歳という若さでこの世を去ったリパッティ。音源もなかなかいいものが残っていないのですが、私は一生彼のピアノを聴いて生きていくんだろうな、そう思います。そうそう、話は変わって。この日曜日まで、母の参加した写真展がありました@東京&神戸。私の友人も二人、忙しい合間を縫ってかけつけてくれました。ありがとう!今回も私が被写体になり、2枚展示。こんなの。・・・まあ、和な雰囲気は出てるかなw
2010年06月08日
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