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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。今回のはちょっと気合が入っています。
70位 6222 島精機製作所 (東P、3月優待) ◎◎
PF時価総額70位の上位銘柄は、電子制御横編み機の世界最大手で、国内9割、海外6割のシェアを持つ島精機製作所です。特許を4500件も持っているという事です。凄いですね。
(上記データは会社ホームページより引用)
さて私は2023年の年の瀬に、ヤフーファイナンスの年初来安値更新銘柄ランキングを見ていた時にここがひっそりとランクインしていたのを見つけました。
「おっ、島精機滅茶苦茶下がっとるやんけ。ここは如何に業績が悪いとは言っても低PBRで財務鉄壁だし、数多くの特許に守られていて技術優位性もあるし、こんだけ連続赤字が続けばそろそろ禊も済んで業績も回復してくる頃合いだろう。」と思って少し買い増ししました。
ただその後も島精機の業績は回復せず、私は細かく損切りを入れて実現損を出しながら注意深くフォローを続けてきました。そして、「実力のある銘柄だし、世界的な景気循環の視点から見ても
電子制御横編み機への需要だってそろそろ回復するだろうし、いい
んじゃないかな?」と考えて買い乗せしたので、今シーズンはランキングを上げてここで出てきました。


現在の株価は937円、時価総額335億円、PBR0.42、自己資本比率は78.2%と良好、今期予想PER16.07、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り3.2%(20+10=30円、100株優待品は私の推定で1000円で換算)で、優待は3月株主に、100株保有で直営飲食施設での取扱商品、300株保有でオリジナル企画品(ホールガーメント(無縫製ニット)製品や直営飲食施設取扱商品)などです。なお、ここの優待制度は2025年5月に変更があり、また下記写真は2024年以前のものなので今後とは異なる可能性があることをご了承ください。




ちなみにここの優待品は、島精機が独自に開発した世界初のホールガーメント横編機による無縫製ニット製品がメインなのですが、縫い目が無く立体的に作られているので非常に肌触りが良いです。
「優待品に触れることで島精機の技術力の高さが端的に分かる」
非常に良い品物ですね。

特にこのベージュのニットキャップは縫い目が無いので頭にかぶっていてとても気持ちが良いし、更にリバーシブルで表と裏で少し柄が違っているので2倍楽しめて素晴らしい。!

気に入ってかぶり過ぎたので、今では擦り切れてボロボロになってしまいました。ちなみに下記写真は貰いたての頃、喜んで初めてかぶった時のものです。御発注さんではありません。↓
島精機製作所は新型コロナで巨大なダメージを受け、更にそこからの回復が遅れて地獄の様な業績が続いています。今期はようやく黒字転換の予想ですが、ここは毎年業績予想数字を非常に甘く出す傾向がありますし、ライバルの中国企業達もより強力になってきていますし、本当に浮上できるかどうかは依然としてはっきりとは見通せない不透明な状況にあります。
(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用)
ここでいくつかポジティブな情報を出すと、主力である横編機の受注残高が前年同期比78.7%増の67億円となっており、またバングラデシュを筆頭に顧客の設備投資の端境期を脱しそうな気配もあります。
ま、いずれにせよ、投資の世界では、
「すべての情報がスケスケで全員に見えているのなら、既にそこには大きな利益はない。」
訳であり、希望の光が僅かに差し込んだくらいのタイミングで勇気を持って出動することも時には大切です。
また私が得意としている「ヤフー株板の年初来安値更新ランキングから絶望の淵に沈んでいる銘柄をひっそりとサルベージして戦う」やり方では、この数年 8219青山商事
や 8119三栄コーポレーション
などで成功して大きな利益が出ていることもあり、それでかなり味をしめていて「3匹目のどじょう」を積極的に狙って行こうと言う思いも正直ありました。
更にここ島精機は典型的な 「シクリカルバリュー銘柄」
であり、過去20年間を見ても、業績好調時の2007年に6710円、2018年に8190円と言う大相場を付けています。なので、「今が本当の業績の底であれば、ここでサルベージしておけば運が良かったら10バガー狙えるんじゃないか?」という誘惑に抗することが出来ませんでした。
ワイは「生涯ギャンブラー」で座右の銘が「一攫千金」だった父ちゃんの血を色濃く継いでいるのです。
ま、こんなこと書いて調子コイているとそろそろ痛い目にあうような気もしますが。(滝汗)

(上記データはSBI証券より引用)
ま、島精機の今の株価水準は資産バリュー投資家的視点では非常に割安な所なので、「ワイのお花畑的な希望的予想が外れても、この勝負は致命傷にはならないだろう。」という最低限の読みはあります。下記は週刊東洋経済2025年6月28日号からの引用ですが、
(上記データは週刊東洋経済2025年6月28日号より引用)
「アクティビストに狙われやすい企業ランキング」で島精機は堂々第3位に入賞しています。↓
(上記データは週刊東洋経済2025年6月28日号より引用)
ちなみに前述した優待品のクオリティの高さを見れば一目瞭然で分かるように、島精機の技術力には極めて高いものがあります。追加の事例を更に1つ出すと、ユニクロで「3Dクルーネックセーター」と言う製品が売っているのですが、これが「1000以上の特許に守られていて他社が追随できない、島精機のホールガーメント横編み機」を使って作られた製品になります。
これを凄くポジティブに言うと、「世界のユニクロが島精機の圧倒的な技術力を認めていて自社製品に採用している。」ということです。店頭で島精機が持つ世界一のリアルを体験できるので、皆様も是非今日ユニクロにダッシュして確かめてみてください。(笑)


私としては今後の業績回復を楽しみに、でも同時に警戒は怠らずにおもしろおかしくホールドしていく予定です。
2024~25主力株概況シリーズ 免責事項
2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
2024~25主力株概況101位、マルハニチロ。 Nov 16, 2025
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