三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

2008.05.27
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カテゴリ: わたしの日記
大学4年の、ちょうど今頃の季節。

教員免許をいただくために、母校の高校へ教育実習に行きました。

当時私の母校は、男子が女子の倍くらいの人数いたので、ちょっと服装に気を使ってみた私。

一番上までボタンをきっちり留めたブラウスに、水色のスカート。
華美にならないように、地味めのブラウスを選んで、一日おきに…。

よしよし。
と、自己満足していたある日。

ひとりの男子生徒に声を掛けられました。

「先生。」


ニッコリ。

「東京の大学に行ってるんだよね。」
「ええ、そうよ。」

ちょっと自慢。

「毎日同じ服着てると、ダサいって思われるぞ。」
「は…?」

は?は?はあ?
…私はね、私はね、君たちのことを考えてね、派手にならないように、思春期の男の子を刺激しないようにと、一生懸命地味に、地味に…。

「もうちょっと、こう、考えたほうがいいんじゃない?」
「ええっ。」

がーん。がーん。がーん。


私だって、私だって、東京に戻れば…。
なんて、胸を張って言えるほどのものではございませんが。
まあ、ある程度はその…。

「彼氏だって出来ないだろうが。」
「はいはい。」


もう君とは話をしない。
プイッ。

それよりも、家庭科の先生はなんと非常勤講師。
週の半分は学校にいなくて、ほとんど放置状態だった私。

これって、教育実習の意味があったのでしょうか…今更ですが。





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Last updated  2008.05.27 19:40:31
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