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2022.04.02
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カテゴリ: 海外ニュース
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ Milkywayです。お元気ですか?
                                                                    20220402
 ロシアからの侵略戦争から避難したウクライナの避難民は、2022年3月31日の時点で、410万人に達した。
 日本にも避難民受け入れを岸田首相が表明した3月2日から29日までに325人が入国。さらなる希望者数はまだ1000人程いると言われている。加えて、世論の後押しもあって、日本政府が異例の積極姿勢を示し、政府専用機による移送や入国後の生活支援も検討していて、今までの日本政府の他国の避難民に対する冷たい仕打ちとは打って変わった姿勢を示した。嬉しいことである。過去の経緯については、今回のウクライナ難民への支援が契機になって、今後、もっとしっかりと取り組んでくれることを願っている。

 ウクライナ難民が逃れた近隣国とその人数を示す国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の資料から作成された地図がある。 https://www.jiji.com/jc/tokushu?id=ukraine_refugees_2022&g=ukr
これをみると、わずか5週間で避難民数は410万人超え。これほどの人たちが、家族と離れ離れになり、住むところも生活の手段も失い、外国に身を寄せたわけである。その不安や苦しみ、悲しみは想像してもしきれないだろう。私たちは、「自分がその人の立場になったら」と我が身を彼らの一人ひとりに置き換えて、1日一度は考えてみたほうが良いと思う。

 まずは国から逃れてきた人たちが欲しいのは、国に残してきた家族の安否、故郷の様子、国境を越えた後の行動の仕方などなど、彼らの“今を支える情報”に違いない。そうした情報を避難民の方々がどこで得られるか?避難した人々のニーズに応えて、ウクライナ政府は3月25日「ウクライナ国立図書館」を、避難民のための情報発信プラットフォームにした。すばらしいアイディアだ。まさしく「生きるためにアクセスする図書館」としての在り方である。

 日本に避難したウクライナの人々に、この図書館のサイトを教えてあげてほしい。欲しい情報、生きる希望をもてる情報がきっとあるに違いない。サイトは下記:

ヴェルナツキー・ウクライナ国立図書館(ウクライナ語: Національна бібліотека України імені В.І. Вернадського)
Information on the NBUV website: http://nbuv.gov.ua/node/5874


 このウクライナ国立図書館による「生きるための図書館活動」をいち早く紹介したのが、アジア各国での、戦後の図書館支援活動を展開してきた鎌倉幸子さん。彼女のFacebook上https://www.facebook.com/1559082396/posts/10226944787556544/
で、下記の情報を公開した。以下は鎌倉幸子さんの公開情報の全文である。

********************************
БІЖЕНЦІ ТА ВИМУШЕНО ПЕРЕМІЩЕНІ ОСОБИ
(REFUGEES AND INTERNALLY DISPLACED PERSONS)

ウクライナ国立図書館は、避難民の人たちが必要な情報をまとめたサイトをオープンしました。
・国内避難民の登録証明書の作成
・行方不明の人々を検索するアプリ
・クロアチアの国境を越えた後の行動の仕方
・破壊された住宅の補償
等の情報がまとまっています。
まだこれから充実していく様子。
戦争は情報戦ともいわれますが、死なせるための情報ではなく、生きるための情報を届けることが重要。
その役割を図書館がになっているのだと、強く思いました。
悲しいことですが戦争が始まり避難民となった人にとってどのような情報が必要なのか、ウクライナ国立図書館のこのサイトから知ることができます。
この体験をただの悲劇としてとらえるのではなく、教訓・学びとすること…。このサイトが残し、伝えてくれるものを、外国の物語として見るのではなく、明日は我が身として受け取りたいです。

原文は下記
Національна бібліотека України імені В. І. Вернадського
March 25 at 3:58 AM ·
Information on the NBUV website: http://nbuv.gov.ua/node/5874

The National Law Library of Ukraine in cooperation with the Institute of Information Technology of the National Library of Ukraine named after V. And. Vernadsʹkogo started the work of information and analytical resource "Refugees and forced to relocate persons | REFUGEES AND INTERNALLY DISPLACED PERSONS» nbuv.gov.ua/nowar .
The project contains a structured database that reflects national and international work in the field of protecting the rights of forced immigrants, their integration into new host communities, utilizing the social potential of internally displaced persons, broad Involvement of the VPO to the development of territorial communities.
The resource is designed for internally displaced persons, specialists of state and regional authorities, local government, representatives of territorial communities, public organizations, libraries, scientists, educators, and all those interested in solving the problems of the VPO.

*************************
本ブログ、あるいは鎌倉幸子さんのFacebookにアクセスした方は、地元の図書館に「ウクライナ避難民のための情報サイトが、ウクライナ国会図書館にある http://nbuv.gov.ua/node/5874
ことを教えてやってほしい。図書館同士が連携をとって情報を共有したり、各図書館のホームページ上に載せれば、ウクライナ避難民の誰かにきっと役に立つはずである。

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最終更新日  2022.04.02 12:50:12
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