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(写真は、文中に出てくるHotel de Ville《オテル・ドゥ・ヴィル=パリ市庁舎》です。写真は夜ですが、登録したい方はもちろん午前か午後に行ってくださいね~。当然ながら夜は閉まってますので・・・。)パリ市は毎年住人を対象に格安で語学やアート、お料理などの教室を開いています。(残念ながらどうもお料理はプロを目指す人を対象にしているみたいですが・・。)そしてその登録開始日の9月1日は毎年パリ市庁舎の前に、カタログと申込用紙をもらいたい人達の行列ができます。先生の質はマチマチという噂もあるけれど、なにしろ費用がとても安いからです。(例えば通年の英語授業《2時間X30週間》が、なんとたったの80ユーロ!確か、外国人向けの仏語講座もあったはずです。)2年前に友人に誘われて並び、カタログと申し込み用紙をもらったものの当時は結構忙しかった私。曜日や場所が希望に合わなかったので結局何にも登録せず、申し込み用紙もその友人にあげてしまいました。だけど!!今年こそ!!何かしらに申し込んでみたいと思っています。今年の9月1日は土曜日なのでカタログ配布&登録開始の日はいつになるのかなと思ってネット検索してみたところ、結果がすぐに出てきました。やっぱり、9月3日の月曜なんですね。(そうですよね、この国において、「9月1日」だからという理由で土曜日に市庁舎が大々的な事をしたり、バカンス返上で8月31日に頑張る訳ないもんねぇ・・・。)上記のページによると今年からなのか、それとも私が知らなかっただけなのか、何もわざわざ市庁舎まで出向かなくても市内の最寄の区役所に行くか、このサイトから申請用紙をダウンロードすればいいそうです。http://www.cours-municipal-d-adultes-cma.cma-paris.org/inscription/この講座は登録費が安いだけあってすぐに定員に達してしまうので申し込みは初日にすべきだという、ウワサ。急がなきゃ!何はともあれ、興味のあるパリジャン・パリジェンヌは要チェックですよ!私もこれから何に申し込もうか、サイトを見てきます♪ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.31
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(写真は、夫が以前使っていた目覚まし時計のかたつむり君です。我が家にはなぜか目覚ましが計6個あるので、かたつむり君は電池が切れたというだけの理由で長いバカンスに突入してしまっています。ちなみに、ねぼすけのディノが目覚ましに合わせて起きる姿はほとんど見た事ありません・・。彼が帰ってきて「観察日記」が溜まってしまったので、彼に関する事はしばらく日にちがズレたまま進みます。)ディノが無事帰ってきました。うれしいです♪ディノがパリに戻ってきた翌日、私は用事があり久しぶりに早起きしなくてはなりませんでした。居間でコーヒーをすすった後、着替えを取りに寝室に戻りました。ディノが寝ているところをじーーーーっと観察してみると、気配で起こしてしまった様です。ディノはねぼけまなこで私に「Ma puce(マ・ピュス=私のノミちゃん)」と言いました。この、直訳すると「私のノミ」という意味になってしまう「Ma puce」という表現、日本人の私達にとっては理解不能ですが、フランス人にとっては「ハニー」とか「ダーリン」と言った意味合いの言葉なのです。ディノはふだん「Ma Cherie(マ・シェリ)」を使う事はあっても、「マ・ピュス」は使いません。私にとってはしっくり来ない表現だという事を知っているからかもしれません。でも何故か、この時は「私のノミちゃん」と言ってきました。蚤扱いされた私は、どうしても嬉しくありません。なので「Mon chou(モン・シュ=私のキャベツちゃん)」と呼び返してあげました。(「私のキャベツ」というこの表現も、フランス語では何故か愛情表現になっているのです・・。)それから、ノミとキャベツだったらキャベツの方がマシだから不公平だなと思い、悔し紛れに思いつきで「Mon pou(私のシラミちゃん)」とも言ってやりました。いかにも、プール通いが定着しつつあるものの、まだシラミへの恐怖心が抜けない私らしい言葉です。・・・・すると、驚いた事にディノが「そうそう!フランス語には『私のシラミ』っていう表現もあるんだよ」と言うではないですか!「『ノミ』を使った愛情表現があるなら、『シラミ』を使った愛情表現があってもいいはず」と思ったのは、私だけじゃなかったのですね!滅多に使わない表現なので知りませんでしたが、ひとつ勉強になった(?)朝のひとコマでした。暗がりの中だったのに、夫には私の驚いた顔が見えたのでしょうか?面白がって「日本語では『pou』の事を何て言うの?」と聞いてきたので「『シラミ』だよ」と教えてあげました。そう、ディノは日本語が話せないものの習っていた事もあるし、興味だけはシンシンなのです。それから50分後、身支度を終えた私は靴を取りに寝室に戻りました。するとまたもや私の気配で起きてしまったディノが、今度は日本語で話しかけてくるではありませんか!「イッテラッサイ。シ・・シ・・シラミチャン」と・・・。どうもこの出来事はディノにとっても、『シラミ』という日本語を知る勉強になったみたいです。ちょっぴりどもっていたのがおかしかったけど、寝ながらだったのに、よくもまぁ新単語を覚えていたねぇと感心してしまった私でした。
2007.08.30
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(写真は、和食を食べる時に必ず活躍してくれているお椀とお箸です。どちらも結婚のお祝いにもらったもの。栗原はるみさんのお椀は形が変わっている分、何にでも使えていいです♪)ここ最近、ディノはノルマンディーの実家に帰っていました。彼が義母のもとにしばらく居たあとに困ってしまうのは、体重の問題です。ディノは典型的フランス人でバター味やチーズが大好きで、甘いものには目がなく、その上夕食の時間を遅くしてしまいがち。(というか、「遅い時間に食べると太りやすい」という事実を信じてくれず、直そうとすらしないしね・・・。)しかも、本を読んだり映画を観たりするのが大好きな彼は、運動をする習慣など一切なし。(つい最近のプール通いが始まるまでは私も同類だったので、あまり文句は言えないけど・・・。)そんな夫は年齢とともに、ヨーロッパの男性にありがちなお腹がまん丸の体型になってしまい、健康の為には体重を落とさなくてはならないのだ。でももはや結構高齢の義母は、我が息子が目の前に居るとどうしても「たーんとお食べ」と言わずにはいられないらしく(しかも3兄弟のうち彼だけが好き嫌いをしないので、そういう役回りが期待されているのかも?)、ディノはいつも体重を増やして帰ってきてしまう。毎回一応クギをさしておくのだけどムダなのよね・・・・。さて今回はというと・・・ディノは帰りの道中で車を止めて、電話をかけてきてくれました。そしてその会話の途中で、「あと二時間くらいでぼくにそっくりで、でもぼくよりも少し丸っこい人がうちに着くから優しく迎え入れてあげてね」と、言ってきました。あぁ、先手を打たれてしまった・・・今回もダメだったか・・・。義母の作る洋食に油分が多いだけでなく、私の料理より美味しい事にも原因があるのだから私の落ち度でもあるのだけど、困ったものだ。これからしばらくは和テイストで低カロリーの食事にするからね!私も6年ぶりに水泳を再開して以来やたらと食欲が増進してしまい、ダイエットのつもりが逆効果になっているのでちょうどいいか・・・。そうだ、プールにも連れて行こっと♪
2007.08.30
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(写真左は移転前の、右は移転後のプログラム。違うのは大きさだけではありません。片や63ページ、片や136ページ・・・。)私もディノも、自称映画好き。なのに、シネマテーク・フランセーズにはもう2年以上行っていませんでした。いつも2人で「そのうち行かなきゃね」と言い合いつつも、なかなか足が向かなかったのです。「シネマテーク・フランセーズ」とはアンリ・ラングロワやジョルジュ・フランジュらによって1936年に設立された、非営利の映画アソシエーション。その映画館は、メジャーな名作もマイナーな良作も分け隔てなく上映してくれるシネフィルの聖地です。私がパリに来た頃にはトロカデロ駅の横とグラン・ブルバール駅近くの二箇所に存在していました。トロカデロのシネマテークもグラン・ブルバールのシネマテークもそれぞれ一室ずつしか上映室を持っていなかったものの、どちらも私達の町内からアクセスしやすかったのでよく2人で通っていました。ところが2004年の秋頃でしょうか、両館とも2005年の2月には閉鎖され移転すると知りショックを受けました。だって、引越し先がベルシー駅の近くなんだもの!ベルシーがイヤなのではありません。ただ、私達それぞれの家(当事は別々に住んでました)から遠いのです。乗り換えが楽なので文句は言えないのですが、少なく見積もっても片道40分はかかりそう。・・・その後パリスコープでちらっとシネマテークのプログラムを見ると移転してから上映室が4つに増えただけあって、とても充実しています。いつか行ってみたいなとか、この映画観たかったんだよねなんて思いつつも何となくずっと行かずじまいになっていたのは遠さに加え、移転してしまったというがっかり感もあるのかもしれません。ベルシーはトロカデロからもグラン・ブルバールからも離れているので、私達と同じ様に感じている人もたくさん居るのではないかな・・・こればかりはどうしようもない事なのだけど・・・。まるでフラれた昔の恋人に会いに行けない人みたいに、いつまでたっても新しいシネマテークに行こうとしない私達・・・。以前シネマテークがあった場所の近くを通ると、「ねぇ、信じられる?(私達は遅刻魔だから)いつもこの道を、シネマテークに向かって走ったよね・・・」と時々言ってくるディノ。古き良き時代への郷愁で胸がいっぱいになる瞬間です・・・うぅぅ・・・。そんな私達に先日思いがけなくもシネマテークを訪れる機会ができ、流れに身を任せて行って来ました。しかも着いたら、ディノの大好きな増村保造の特集が大々的に組まれている事が分かりました。そういう訳で(もちろん!)彼はこれからしばらくシネマテークに通うことになりました。ディノほどじゃないけど、もちろん私も・・・。少し先の事になるかもしれませんが、ちょっとずつ新生シネマテークでの発見も綴っていきたいと思います。シネマテーク・フランセーズのHP(英語でも読めるみたいですね。)http://www.cinematheque.fr/fr/la-cinematheque-francaise.htmlランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.29
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(断り書き:フランスでは「Youn Sun Nah(ユン・スン・ナ)」というこのシンガーの名前は日本では「ナ・ユンソン」になっているらしいのですが、この記事を作成した当時その事を知らなかった私は「ユン・スン・ナ」と書いてしまいました。訂正するにも箇所が多いので、タイトル以外は「ユン・スン・ナ」のままにさせておいてください。)(アルバムLight for the peopleと So I amです。)ブログを立ち上げた時からずっと取り上げたいと思っていたユン・スン・ナについて、ようやく今日書きます!!どうして今まで待っていたかというと、たぶん今日が彼女のお誕生日だったと思うからです。Bon anniversaire, Youn Sun Nah !!!(でも日にち間違っていたらごめんなさい・・・。)私がユン・スン・ナを知ったのは確か2005年。主人が彼女のグループのアルバム「youn sun nah 5tet(ユン・スン・ナ・クインテット)」を買ってきたのがきっかけです。「ユン・スン・ナ・クインテット」はその名の通り、ボーカルのユン・スン・ナと、ピアノ、ビブラフォン、コントラバス、ドラムを担当する男性4人の、計5人で構成されています。ユン・スン・ナがパリにあるジャズの学校に通っている時に知り合った学生などが集まって結成されたそうです。2枚のCDの収録曲は穏やかだったり、アップテンポなリズムだったり、バラエティー豊か。ほとんど全てが彼らのオリジナル作品なのですが、4つの楽器がうまく引き立つ様に構成されているのが、私にも分かります。ユン・スン・ナの、のびやかな声がどの曲にも合っていて・・・とても心地よい。そんな彼らの音楽は分類が難しいのですが「ジャズ」とされている事が多いです。かと思えば、「ユン・スン・ナは『ビョークの再来』」と言われていた事もあります。(私と主人は、これには同意しかねていますが。)・・・やっぱりジャンルでくくるのが難しい音楽なのですね。CDを聴いた時から私はこのユン・スン・ナの歌声の虜だったのですが、それから彼らのコンサートに行って、一晩で二度感激して帰ってきました。最初の感動は、ステージ上の彼女を見た時。ありきたりな表現ですがユン・スン・ナってとっても気持ち良さそうに、リラックスして歌うんです。音楽が好きで、才能があって、いい仲間に恵まれていて・・・というのが見ていて良く分かります。CDの写真だとなんとなく近寄り難い感じがしますが、本人はゆるくかかったカールヘアの似合うとっても可愛い女性でした。そして次にびっくりしたのが、彼女のオープンなところ。ユン・スン・ナ・クインテットの人達はとても気さくで、よくコンサート後にファンに挨拶に来てくれます。緊張しながら声をかけてみたユン・スン・ナは・・・・とっても素敵な女性!何て形容していいか分からないけれど・・・夫と私は目がハート型になっていたに違いないのですが彼女はそんな私達に気取らず、でも品よく、可愛らしく、でもブリッコ(死語・・)でもなく接してくれて、とにかく、自然なのに「ステキ!」と思わずにはいられない人でした。音楽を聴いて惚れ込んだ歌手に会ってみたら本人も作品と同じぐらい素晴らしい人だったなんて、ファンとしては最高ですよね!彼女と3人で撮った写真は宝物で、いつも私達の居間に貼られています。話がそれるのですが彼女は一度会ったファンの事を覚えていて、2度目に話した時はなんと私達の事も覚えていてくれたし、様子を観察していたら、他のファンにも自分から「また来てくれたんですね」という挨拶をしていました。彼女は次のコンサートの予定を聞いても知らなかったりするぐらいで(他のメンバーは把握しているのに・・のん気だねぇ・・。)野心もあまりないし、媚びない人なのです。なのに一度話しただけのファンの顔を忘れないでいてくれて・・・ある意味人懐っこいのでしょうね。ラジオ・フランスでの公開録画では、彼女は歌いながら何人かの観客に目くばせしていたのですが、なんと私にもしてくれました!(これは絶対に気のせいじゃない!!と、いつになく頑なに確信している私・・・。)と、ここまで熱烈に書いていたのですが、実は私たち、2006年に入ってからのユン・スン・ナ・クインテットの活動については把握できていません・・・。2005年は、同じくユン・スン・ナ・ファンの友人ダニエルがいつもコンサート情報を教えてくれていたので、私達は自らチェックしていませんでした。(ダニエルは何と、彼らのコンサート会場で次の公演のフライヤーをたくさんの見知らぬ人々に手渡していた事があります!誰に頼まれた訳でもないのに。確かに彼はすごくマメな人だけど、それにしてもこのグループにはよっぽどハマっていたのね・・。)でも気付けばダニエルからの情報が途切れてしまっていたのです。私も今回このグループの事を書こうと思いネットで検索してみたのですが、ここのところ活動が無かったのか、ヒットするのは2005年前後の事ばっかりで・・・しかもダニエルにメールで聞いてみたものの返事がなく(まだバカンス中なのかな?)・・・自分でもまた調べてみるつもりですが、もしユン・スン・ナについての最新情報を知っている方がいらしたら、ぜひ教えてくださいね。どうか、よろしくお願いします。(注:この続きは11月11日の日記でどうぞ!)ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.28
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(写真は「水」をイメージしてセーヌ川です。もしもの盗難を恐れてカメラを持っていっていないので、プールの写真は撮れません・・・。)あれからプールに行くのがすっかり気に入ってしまい、今までに計3回通いました。水泳は(運動音痴の私でも)自分のペースで出来るし、汗をかかないのが(暑がりの私にも)快適だし、心にも体にもいいのが実感できるので、これからよっぽど忙しくならない限りは週一のペースぐらいで続けられそうです。それにフランスのプールが久しぶりなので、新鮮な驚きが結構あり飽きません。初めて行った時にびっくりしたのは、ロッカーが直方体ではなくて筒型である事です。しかも色が蛍光イエローとグリーンでイヤな感じにド派手なので、最初はロッカーだと気付きませんでした。でも使ってみたら、筒型になっている理由が分かりました!ロッカーを閉める手続きをすると、ロッカー自体がぐるりと180度回転し、中に入っているものがうまく隠れるようになっているんです。なるほどね~。確かに回すのだったら、筒型の方がいいですよね。このロッカー、見た目は古いのに、毎回閉めるごとに自分の好きな暗証番号を設定できるのが便利です。それからもう一つ驚いたのは、よく公共のトイレにある「エアータオル」(で、いいのでしたっけ?洗った手を真下にかざすと熱風が出てくる、四角い形をしたものの事です)が、ロッカーの横の壁の、頭上の高さに取り付けられていることです。どうやら、この機械はこのプールでは「手」ではなく、「髪」を乾かす為に設置されている模様。機械の上には手の絵が印刷されているのですが、みんなドライヤーとして使用しているし、この高さでの設置を見る限りではこの使い方が正しいとしか思えません。驚きついでに試してみたら、普通のドライヤーと違って両手が空いているので楽でした。これはいいかも。この間書いた通りロッカーが男女共同なので、シャワーも兼用です。この間シャンプーをしていたら、若いお兄さんが話しかけてきました。水音でよく聞こえず聞き返してみたら「申し訳ないのですが、シャンプーをいただけませんか?ほんのちょっとでいいのですが・・・」という実に控えめな態度でのお願いでした。「良かったらリンスもどうぞ」とシャンプーとリンスを渡しながら、その人の頭を見てクスリ。だってその人、髪の毛がすごく短くて5ミリぐらいしかないんだもん!こりゃ確かに、シャンプーもリンスもちょびっとしか使わないでしょうね。その後も予想通りその人は私に話しかけてきて、あぁこれはナンパの一種なんだなと分かりましたが、この人はもしかして毎回こうやって女の人にシャンプーをもらって、ついでにナンパしているのかなと思うと、とても可笑しかったです。髪の毛5ミリの人に「本当に少しでいいから、シャンプーをください」といった内容の事を丁寧に頼まれたら誰も断れないし、笑っちゃうもの。うまいものです。(*注もちろんかなりの個人差があるのですが、平均的にはフランスの男の人って、日本人男性よりも積極的です。通りがかりの女性にササッと話しかけている人もよく居るし、「とりあえず声をかけてみよう。そのついでに相手の顔をよく見て、品定めしよう」という感覚が存在するみたいです。その証拠に、私は日本ではナンパされた記憶がほとんどない(えっ!)のですが、フランスでは普通に声をかけられています・・。)今日は今日で、シャワーで堂々と脇の毛を処理している女性を見てしまい、ギョッとしました。私しか居なかったから油断していたのかもしれないけど・・・貴女、マイペース過ぎないかい?プール施設には慣れてきましたが、泳者達にはこれからも楽しく驚かせてもらえそうです。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.08.27
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日本でもずいぶん前から公開されている様なので「いまさら」感が拭えないのですが、今日は「善き人のためのソナタ」について書きます。ブログを立ち上げた時から絶対に取り上げたいと思っていた、私達をとても驚かしてくれた映画だから。毎度毎度、私の話に出てくるPariscope。文化情報や映画のプログラムを教えてくれる毎週水曜発行のこの雑誌、値段が40サンチームと格安なだけあって小さいし、薄いし、カラーページも少ないし、日本の「ぴあ」の様な余分な特集記事はほとんどありません。そんなバンカラPariscope、もちろんホチキス綴じです。なので「何となく」Pariscopeを開こうとすると、ホチキスのとまっている一番真ん中のページを開いてしまう事が多いです。もしもそのページで映画やイベントを紹介していたなら、それらは他の催し物よりも人の目に触れる事が多くて「ラッキー」という事になってしまうのですが、その不公平さを回避するためでしょうか、Pariscopeのど真ん中の2ページはいつも、映画の評価やランキングに割かれています。(写真参照)Pariscopeを買って、その週の映画の予定を組むのを楽しみにしている私は、このページもなんとな~く目で追っています。そう、なんとな~く。そんな、このページをぼ~っと眺めているだけの私の目に飛び込んできたのが、「パリの過去一週間の観客数ランキング」に出ていた「善き人のためのソナタ」です。Pariscopeの4月25日号では、上映開始後11週目なのにも関わらず、堂々の14位!その他の1~20位の映画は全部まだ、たったの1~4週目なのに!!この映画の舞台は、ベルリンの壁崩壊前の東ドイツ。シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)が、反体制の疑いのある劇作家(セバスチャン・コッホ)と女優(マルティナ・ゲデック)の住居を盗聴・監視する様に国から言い渡されます。監視するはずのヴィースラーだったけれど・・・というのが、映画の大筋です。私は正直なところ鑑賞中の前半は、この映画にあまり感情移入できないままでした。どういう訳か「最後はこうなるんだろうなぁ」という固定観念が頭の中にあったからです。これはとっても後悔していますが、前半部分には調子の良すぎる「映画的」展開も少々あったので、仕方がないのかもしれません。でも結局、映画の結末は私の想像とは異なっていたので、ラストに繋がる後半の方ではドキドキしながら観ていました。私は政治的な意義を持つ映画を観る事があまりないせいか、「共産主義体制下の映画」とか聞くと「お腹が空いた」とか「寒い」とか「きれいなお洋服が着てみたい」とか、想像が安易な物質的欠乏の方を真っ先に思い描くフシがあったみたいです。でもこの映画を見て、もちろん飢餓も大変な事だけど、たとえお腹が満ち足りていても、自分自身の思想を表現できない苦しみって凄まじいものなんだなぁ・・・とようやく実感できました。ちなみに、映画が終わってディノを見ると目が光っていました。どうやら夫は私よりもずっとずっと感動していたらしい。結局「善き人のためのソナタ」はじわじわと人気が出てくる作品だった様で、公開後19週目まで観客動員数20位にランクインしていました。(くどい様ですが、「1~4週間目」の映画に混じって、です!)もちろん、その過程では「過去1年以内の累計観客数トップ20」の中でのランクも少しずつ上がり続け、この映画を支持している私達にとっては、毎週Pariscopeのランクを見るのが楽しかったです。(ちなみに、今では11位になっています!)同じドイツでの出来事であるナチス時代の映画が一つのジャンルを形成しているのに対して、「東ドイツ」をテーマにした作品ってまだそんなに数多く存在していないんですよね。そういった意味では、じわじわと人気の広まったこの作品は映画史に残るのかも、とか思っています。機会があったらぜひ観てみてくださいね。*ヴィースラー役を快演していたウルリッヒ・ミューエという俳優さんは最近亡くなってしまったそうですね。(フランスのニュース番組で知りました。)ご冥福をお祈りします。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.08.26
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ヴィスコンティの「若者のすべて(1960)」を観に、Max Linder Panoramaに行って来ました。数週間前からパリでリバイバルされていた「若者のすべて」はディノが勧めてくれたにも関わらず、約三時間という上映時間に躊躇してしまうものがあり、なかなか観る気になれませんでした。ところが!先週の水曜から私の気持ちに変化が現れ、観たいという気持ちがだんだん強くなってきました。それは、上映館がMax Linder Panoramaに変わっていたから。この30年代風建築の広々とした映画館のスクリーンは、とっても素晴らしいのです。以前アイスなどの売店のおじさんが勧めてくれた通り3つある階のうちの真ん中(「Mezzanine(メザニヌ)」という名前の階)に登りど真ん中に座ると、視界に入ってくるのはスクリーンだけ。なんたる至福・・・。そういえば去年ようやくゴッド・ファーザー三部作もこの特上席で鑑賞できて、毎回とっても幸せだったなぁ。ホームページをちらっと見たところ、横幅18メートルのスクリーンが少しカーブしているのがポイントだとか。(Max Linder Panoramaのホームページはhttp://www.maxlinder.com/ )なので私はいつも、映画はできるだけMax Linder Panoramaで味わいたいと願っています。・・・が、何しろMax Linder Panoramaには上映室が一つしかなく、しかもそこで毎日朝から晩まで同じ作品(主に最新作)を上映している事が多いので、なかなか叶いません。(だってその作品を観たくなかったら、その週はもうずっとアウトなのですから。)かと思えば、毎朝「若者のすべて」を上映していて午後からはヴェンダースの作品を日替わりでみせてくれる今週の様に名作をかわるがわる上映してくれる週もあるので、そういう時はできるだけ見逃さない様にしています。話は変わりますが、初めてMax Linder Panoramaの朝の回に行った昨日いかにもフランスらしい出来事がありました。11時からの映画を観たいのに、10時55分に着いた私。一応時間通りに着いた訳ですが、やはり気が焦ります。今にも降ってきそうな空を気にして慌てて写真(上にあるもの)を撮り、窓口に走りました。・・・が、なんと窓口の中は無人だったのです!そうなのです・・・。写真に写っている2人も含め、映画館の入り口近くには合計5人くらいが突っ立っていたのですがみな窓口担当の人が出勤してくるのを待っていたのです・・。11時をたぶん4分くらい過ぎた頃、自転車に乗ったお姉さんが到着しました。自転車を慌てて映画館のどこかに仕舞いに行った後、また入り口の方に戻ってきた彼女はようやく窓口を開けてくれました。思いついて時計を見てみたら、切符の販売が始まったのは11時7分・・・なんだこりゃ!・・・・ま、これも「味」という事で・・・。肝心の「若者たちのすべて」は評判通りの映画で、あっという間に時間が過ぎていきました。終わりの方になってちょっと説明口調のセリフがありここは賛否両論分かれそうですが、映画に分かりやすい意味を求めがちな私にはちょうど良かったです。(というかそのセリフなしには、私には主人公ロッコの性格が掴めないところでした・・。だってあんな人、現実に居ないよ!アラン・ドロンは役にハマッていたけど。)ドロンと好対照をなしていたレナート・サルヴァトーリという俳優、今まで知らなかったので覚えておこうと思います。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.24
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(写真は今年の夏のセールで買っていたMangoのバッグ。大きさの基準に、新潮文庫を手前に置いて撮影。この大きさとお茶目さ(&若さ)ゆえ今まで使った事がなかったのですが、これからプールバッグとして活躍させることに。)で、いってきました!近所のプール。結果から言うと・・・とっても良かったです。プールはほどほどに清潔で、まだ夏休み期間だというのに空いてました。今年のパリの夏は涼しい・・いや、日によっては寒いくらいなので、泳ぐ気になれない人も多いのでしょうね。フランスのプールに来たのは(タイトル通り)25年ぶりの私ですが、まともな水泳をするのも6年ぶりでした。(再びフランスに住みだしてからは、海につかった事はあっても、きちんと泳いだ事がなかったのです。)なので最初は25メートルプールの20メートル目あたりでゼイゼイしていたのですが、3往復目くらいから調子が出てきました。私は小2~小6くらいまで東京のスィミングスクールに通っていたのですが、何しろ自分でも理解不能なくらいの運動音痴なので、なんと最後まで一番初級のコースにいました・・。そのスクールでは最初に習うのがクロールで、平泳ぎはその次のコースに進んでからだったので・・・私はいまだにクロールしか出来ません。しかも、そのクロールが異様に遅い!水泳は気持ちいいから好きだけど、この遅さはちょっとしたコンプレックスです。6年ぶりにクロールを始めた瞬間、自分の速度の低さが恥ずかしくて焦っていたのも、泳ぎづらかった原因だと思います。でもね、よく見ると周りの人達も結構ゆっくり泳いでいるんです。(その代わり、ツワモノ達は休憩無しで頑張ってますけど。)自分にそう言い聞かせて安心してからは、マイペースで気持ちよく泳げる様になりました。(ちなみにM美さんの話だと、パリ5区あたりのプールに行くと若い人達がみんなすごいペースで泳いでいるそうです。)今回びっくりしたのは、ロッカールームもシャワールームも男女共同なこと。最初、着替え用のキャビンがあるのを見て感心したのですが、よく見たらロッカールームが男女に分かれていなかったので、これは必須なのでした・・・。でも親子で来た時なんかには、便利だと思います。私も今度ディノを連れて来よう♪もう一つ驚いたのは、みんな泳いだ後のシャワータイムにシャンプーをしていること。M美さんいわく、数年前は「シャンプー禁止」のポスターが貼ってあったのにいつの間にかなくなり、皆ここで頭を洗い出したそうです。これまた便利です!パリのよそのプールはどうなんだろう?水の中で無心に手足を動かし、進んでいく。肩こりも慢性疲労も、そしてなぜかストレスまでもが水に溶け出していく様な感覚。水泳は最高です!プールはうちから徒歩で10分足らずぐらいだったので、これからは週一のペースで通おうと決心した帰り道・・・腕とそのつけねが早速痛くなってきました。M美さんは筋肉痛が早く出るのは体が若い証拠だと言うけれど、これはいくらなんでも早すぎるのでは・・・?女2人で我が家に戻ってきてからは、超お手軽クッキング「バルサミコのステーキ」などを赤ワインとともに食し、泳いだあとだったのでいつになくほろ酔いになり、快い時間を過ごしました。
2007.08.23
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(写真は本文とは関係なくて、ディノが大好きなサロン・ド・テ「カレット」のショコラを、私の母か妹が撮影したものです。ディノ、早くカレットのあるパリに戻っておいで!)のんびりし過ぎているせいだろうか?最近、体がブヨブヨしてきた気がする・・・いや、たぶん気のせいじゃない!このまま放っておいたら中年体型まっしぐらだ。よし、プールに行こう!と決心した。私はこの25年の間こちらのプールを恐れてきたのだが、他に好きなスポーツと言えばスキーしかないし、食事制限は性格的にムリなので仕方ない・・。1980年前後、私は父母と妹とフランスに住んでいた。母は幼児だった私たちの為にピンクとブルーが細いストライプになったビキニなどの水着を買い(これは気に入らず、あまり着なかったが)、両親は私たちをプールに連れて行ってくれた。小学校にあがると、体育授業の一環としてプールに行く事もあった(と記憶している)。その指導法は覚えていないのだけど、あまり効率的だったとは思えない。私が極度の運動音痴なのも原因かもしれないが、泳げる様になったのは日本に帰ってからだったから・・。こちらの小学校でのプール指導、どんなだったのだろう?たぶん「水に親しみましょう」程度のものだったのではないかと思う。いや、今やそんな事はどうだっていい。問題なのは、プールで泳ぐと毎回必ず(と私は思っている)の様に「しらみ」をうつされていた事だ。当事は幼かったし「頭にしらみがいる」と言われても、どうとも感じなかった。周りの子も普通にかかっていたから「風邪を引いている」くらいの感覚だったのだと思う。ただ髪に変なクリームを塗られたり、母が髪の中にあるしらみの卵を取り除いてくれたり、なんだかややこしい事になっているんだなぁというのが感想だった。「しらみ」にショックを受けたのは、「しらみ」と縁がなくなってからなのだから皮肉。日本に帰ってしばらくしてから、この国の子供達は「しらみ」なんてものをうつされた経験はなく、「しらみにかかった事がある」なんて言ってしまうと相手が仰天する事が分かったのだ。私には、私の「しらみにかかった事が何度もある」発言を聞いたクラスメートの反応こそが仰天ものだったけど・・。それから20年以上日本に住み、今や「しらみ」が恐ろしくてしょうがない私。5年前にパリに来た頃、日本人友達が「プールに行きたいの」と言っている時にはギョッとしてしまった・・。それから分かってきたのは、どうやら現在でも、小学生はしらみにかかったりするらしいという事。でも私の周りの大人は誰一人として、しらみ被害にやられていない。(しらみも蚊同様、子供の方が好きなのか??)中年体型の入り口に立ってしまったらしい今こそプールに行こうと思ってパソコンを立ち上げ、最近知ったパリ市立プールの総合サイトを眺めていた時だった。・・・・電話が鳴ってる。以前同じ建物に住んでいたM美さんだった。来週日本に帰るけど今はヒマしていると言う。近所のプールに通っていた事のある彼女に私の計画を伝えると、予想通り「じゃあ、一緒に行きましょう」という事になった♪彼女の現住所は決してうちから近くはないのだけど、懐かしいこの地区まで来てくれると言う。悪いなぁと思いつつ、じゃあその後にうちで簡単なご飯を食べましょうと提案し、待ち合わせをした。どんぴしゃのタイミングの電話、こんな事ってあるんだなぁ。大げさなんだけど、何か大きな力が私を「プールに行きなさい」と導いてくれているみたいです。(続く)ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。パリ市立プールの総合サイトはこちら。http://www.nageurs.com/住所だけでなく、行ってみた人の感想や開館時間が書いてあるので便利・・と思ってたけど、あまりアテにならないかも・・・。
2007.08.22
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先日ようやく、前々から気になっていたペルセポリスという映画を観てきました。この映画の原作はMarjane Satrapi(マルジャーヌ・サトラピ)というフランス在住イラン女性の自伝的漫画。↓このリンク先で、日本語版が3ページだけ読めます。(*作者が「漫画と映画は別物」と考えている事もあってか、漫画は映画とは風味が違う(もっとシビア?)みたいです。でも読んでみたいと思います。)作者サトラピが親友のVincent Paronnaud(ヴァンサン・パロノー)と一緒に監督したこの映画は今年のカンヌ映画祭で審査員賞をもらったのですが、公開されてからもとても評判がいいんです。いざ観てきて、その理由がよく分かりました。まずは、その味わい。この作品はイランの裕福な家庭に生まれた少女マルジの10歳から22歳くらいまでの出来事を、上の写真通りの実にシンプルな線で見せてくれています。その古くさいほどの素朴さは、アニメ映画に不慣れな私にも心地のいいものでした。かと思えば逆に、主人公が有頂天になるシーンでは花が舞ってきたりするのですが、その花はキャラクターとは別次元からやってきたかと思うくらい凝った線で描かれたものなのにも関わらず、マルジ達にマッチしていて・・・イラストだけでも、なかなか見応えのあるものでした。(ちなみに作者はイラストレーターだそう。)「シンプル」にされているのは絵だけではありません。1978年以降のイランを描くこの作品にはもちろん、イスラム革命やイラクとの戦争が描かれています。なのでストーリーが進むうちに観客は当然、その時期に起こった親戚の逮捕・処刑や、国外に出してもらえない故の知人の病死、爆撃による知らない誰かの死なども目の当たりにします。こう書くと映画の主旨が分かってしまった気がしますよね。ところがこの作品は見事、「ありふれた反戦もの」になるという陥りやすい罠を回避する事に成功しているのです。それは、上記の様な悲劇的な出来事がまるでちょっとしたエピソードの様にしか扱われていなくて、むしろマルジの成長の物語にこそ焦点が合っているところにあります。(マルジの青春期の個人的出来事は、映画を観ての(または漫画を読んでの)お楽しみなのでここでは書きませんが。)確かに、マルジの近親者に起きた悲しい出来事は「イラン育ちのイラン人女性の手記」には外せないものだと言えるのですが、もしこういった事柄のみがクローズアップされていたなら、この映画が私たちに与える共感の幅は狭まっていたでしょうし、作品としては平凡なものになっていた恐れがあります。イランならではの特殊な環境をクローズアップし過ぎず、(もちろんマルジはイラン人ならではの苦しみも味わうのですが)若い頃の葛藤や焦りという人類普遍のテーマに重点を置いたからこそ、この作品はサトラピが言っている様に「誰もが(映画の中に)自分に似たものを見つけられる」ユニバーサルなものになったと言えます。とはいえもちろん無知な私が、今まで考えた事もなかった(恥ずかしい!)イラン問題にちょっと興味を持つ様になったり、(作者自身が語っている様にたとえそれが「(サトラピの)主観的」なものだったとしても)イランの一部の人たちの生活様式や考えを知る事が出来た様に、この映画は社会的意義もメッセージも十二分も持っているのです。ただそれを教育的なものとしてではなく、イランに興味のない人でさえもが「ちょっと特殊な環境に置かれている、ある少女の成長物語」として楽しめるエンターテイメント性の高い作品に仕上げているのは、まさにあっぱれ。今年観た「ブラッド・ダイヤモンド」も、解決がままならない深刻な問題を、誰もが楽しめる様に(これは「ペルセポリス」とは違って)フィクションも交えながら上手に楽しく、そして苦しく訴えかけてくれ、とても感心させられた作品です。こんな風に、世界情勢に疎い私にもちょっとずつ、でも色々考えさせてくれる映画達は大歓迎!これからも出合っていきたいです。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.08.21
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(写真は、主人の大好きなブキニスト(=セーヌ川沿いにたくさんある、古本屋さん)。ブキニスト巡りも出来るパリに早く戻っておいで~!!)毎夏、ディノは親孝行のためにも実家に帰省する。ディノの実家はノルマンディー(フランス北西部)で、車だと確か4時間くらい?私も誘ってくれたけど、義母の家には今年の5月に行ったばかりなので今回は遠慮して、パリでシングルライフを楽しむ事にした。ディノが出発する日はいつも大騒ぎ。今回も、車を出してくれる弟が迎えに来るはずの15時が近づくと、ディノは大慌て。まだ荷造りが終わっていないからだ。ちょっとでもアクシデントがあるとパニックになって、天然のオーバーアクションで大騒ぎ。やっぱりパンクポンクに似てるな・・・。「お財布がない!お財布がない!」と言っているので、何とか手伝ってあげようと近くに寄ってみる。ディノは早口で「昨日履いていたズボンに入っているはず!」というと、問題のズボンを探し出した。でもズボン自体が見つからないらしい。私に「昨日履いていたズボンって、どんなだったっけ?」と聞いてくるけど、前日は別行動だったので思い出せない。探すのに疲れて、(一人で大ゲサにも)精神的に追い詰められたディノは、さらりと言った。「おかしい!昨日はズボン履いてたはずなのに!」「貴方って人は、スカートを履いて外出する日もあるんですか?それともパンツ一枚ででかける事もあるんですか?」と即ツッコミを入れてしまうじゃないの!そんなこんなで毎回大騒ぎで、私の日常までも掻き回される彼の出発準備も何とか終わり、彼は弟と一緒に出かけていきました。お義母さんによろしくね♪
2007.08.20
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今月8日にクロード・シャブロルの新作「La fille coupee en deux」が公開されました。(注:2007年8月の日記です。)前々から宣伝されていたこの映画、20世紀初めにアメリカで起きたセンセーショナルな事件を現代のフランスに置き換えたものだそうです。またもやシャブロルらしいブラックなブルジョワの世界が展開されているらしい・・。この新作と同じ事件をモチーフにした、リチャード・フライシャーの「夢去りぬ(1955)」がいつものLa Filmotheque Quartier Latinでリバイバル上映されている事に気付き、これまた宣伝にあおられて出かけてきました。感想は・・・う~ん、ファーリー・グレンジャー、レイ・ミランド、ジョーン・コリンズのファンと、20世紀初めの風俗や華麗な衣装・インテリアに興味のある人にはおススメ!(個人的には英語がなぜかとっても聞き取りやすくて気持ちよかったです。もちろん、ストーリー理解の為に字幕に頼りまくりだったのは言うまでもないけど。)でもこの映画、致命的な欠点が一つありました。・・・伝えたい事が分からないのです。「何通りもの解釈が可能な映画」とでもいえば聞こえはいいけど、この作品の場合は実際に起きた事件をどう解釈していいのか監督自身も決心がつかないまま、仕上げてしまった様に見えました。私の様に人間間(あれ、「にんげんかん」って書きたいのだけど、漢字にするとおかしい?)のドラマ重視で映画を観る人にはもの足りない映画だったなぁ。男優達がいい演技しているだけに惜しい!ここからはちょっとネタバレ気味です 実はこの映画、見終わってちょっと悶々としてしまいました。まず、ジョーン・コリンズが演じるヒロインの「イヴリン」と、ファーリー・グレンジャーの激情型の青年「ハリー」の間にあるお互いの気持ちの推移がうまく掴めない!悶々ポイント1なぜ、イヴリンは妻子もちのスタンフォード・ホワイト(レイ・ミランド)を愛しながらも、ハリーの求婚を受け入れたのか?考えられるのはa ホワイトを忘れる為b 熱く求愛してくるハリーに情がわいたからc 性格に難があるものの、ハリーはいい男だから何となく惹かれていったd ハリーが超お金持ちだから。セリフのみを信じるならaとbが正解で、cも少しはあるのかな・・・という感じなのだけど、イヴリン演じるコリンズがビジュアル的には設定通りの「純真無垢な娘」に見えないし、また(後で書くけど)映画のラストではイヴリンにバチが当たったと解釈できない訳でもないし・・観終わった後はdの要素もあったのかなと思ってしまった。悶々ポイント2ハリーはなぜイヴリンに激しく求婚し、結婚後にスタンフォードを殺したのか?考えられるのはa 社会的に自分よりも認められているスタンフォードに前々から張り合う気持ちがあったからb イヴリンを愛していたからc ハリーの母親が終わりの方で言う通り、ハリーはその生まれと育ちのせいで 感情をコントロールできない人間に育ってしまったから。映画を観ていると最初はaの要素が高い様に見え、でもいつの間にかbの要素のみが強調される様になり、最後になって急にcが飛び込んできて・・・リレー形式の様に事件の焦点がズレてくるのは痛い!悶々ポイント3この映画の原題は「The girl in the red velvet swing(赤いベルべットのぶらんこに乗った少女?)」。それは映画の初めの方で、イヴリンがスタンフォードの家にあるぶらんこに乗ってはしゃいでいるシーンに由来しています。・・・・が、観客は映画の最後にもう一度、赤いブランコに乗ったイヴリンを見る事になります。なんと驚いた事に、場末のショーで!ハリーに捨てられたイヴリンは生活の為(ですよね?)、ここで働かざるを得なくなるのですが「センセーショナルな事件のヒロインが自分達の頭上のぶらんこに乗ってスカートをはためかせているだけでオヤジ観衆は大盛り上がり!」というシーンで、この映画は幕を閉じます。このシーンではイヴリンを哀れむべきなのか、それとも「面白いアイディアねっ!」と笑うべきか、いやいやそれとも(これは帰り道で思いついたのですが)これはイヴリンにも罰が下ったのだと考えるべきなのかちっとも分からず・・・こちらがあんぐりと口を開けている間に映画が急に終わってしまったのは辛かった・・。あーあ・・・男優達がいい演技しているだけに惜しい!(結局そこに戻る私。)ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.19
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(写真は見ての通り、シャンゼリゼにある大手チェーンGaumont(ゴモン)の映画館。私ってば映画館の写真となると、夜ばっかりですね・・。)なんだか同じ様な話題が続いてしまうのですが、これは重要な情報だと思うので書きます。パリの皆さん、要チェックです!今月の19・20・21日は、映画がたったの3ユーロで観れますよ!しかもこの値段が適応されるのはパリ市内の全ての映画館です!年に数度の、パリ市主催の「3 jours 3 euros(3日間・3ユーロ)」というキャンペーンが行われるからです。*ご注意!!キャンペーン名を日本語に訳すとややこしくなってしまうのですが、「3ユーロ」で観れるのはもちろん映画一本だけです。二本目や三本目が観たかったら、その都度3ユーロ払わないといけません。映画館での映画がたったの500円程だなんて、いいですよね♪・・・私はGaumontで年間契約をしているので(これはまた今度)、この「3 jours 3 euros」を利用した事はないのですが、ふだん普通料金を払って映画を観ている方はこの期間中、映画館に足を運ばれてはいかがでしょうか?・・・と、ここまで書いておいて心配なのは混雑具合。最新の人気作の回なんて、混み混みにならないのかしら?実は、テレビの番組表から街のカルチャーイベントまでを扱っている週間情報誌「Telerama(テレラマ)」も年に1・2度、「読者は映画を(確か)3ユーロで観れる」というキャンペーンを実施しているのですが、作品によってはかなりの混雑になってしまうんですよね・・。去年、私が映画館に着いたら既にテレラマ読者の長い列が出来ていて、結局その日は観損ねてしまった映画があったのだけど、それってデヴィッド・クローネンバーグの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」だったっけ?パリ市主催の「3 jours 3 euros」は、テレラマのイベントとは違って「市内全ての映画館」が対象になっているので、そんなに混まないのかしら?でもこちらのキャンペーンの対象者は(読者だけに権利を与えているテレラマのキャンペーンとは違って)「パリに居る人全員」だしねぇ・・・最近知った情報を書いてみたものの、ちょっとだけ心配な私でした。私はこの3日間は、マイナー系に徹する様にしようっと。(え?いつもの事じゃん、だって??)「パリで安く映画を観る方法」を書くのは今日で二回目です。本当は一回でサクッと書くつもりだったのですが、このテーマで書きたいと思っていた事をブログの形で残すにはあと二回くらいかかりそう。でも、映画作品の感想や日常の記録など他にも書きたい事があるので、「安く観る話」の続きはまたいつかにしますね。
2007.08.18
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今日はこれから必然的に日記に登場する事の多くなる、夫のディノの事を書こうと思います。私は平均的な日本人だ(と思っている)けど、ディノは少し(?)変わっているところがあるから。ディノと一緒に暮らしていてつくづく思うのは、「パンクポンク」というマンガの主人公に似ているなぁ、という事です・・。(このマンガ、どの位の人が知っているのでしょう?私は昔1・2巻を持っていました。懐かしい。)ユルイ体型の超食いしん坊さん、おしゃべりでオーバーアクションでドジで超ぶきっちょさん。いつか「ムチャー!!」という幻聴が聞こえてきそう。(私より年上の主人はもういい歳なので、実際の見た目はパンクポンクほど可愛くありませんが・・・。)こんな風に書くと夫をからかっている様ですが(そして実際そうだけど)尊敬しているところもあるんですよ。それは、上手に気を遣えるところとユニークなところ。初対面の人にでも、あげくの果ては言葉の通じない人にでもさりげなく心を配り、天性のユーモア精神で話(または「ジェスチャー会話」?)を面白い方に持って行き、なんとかコミュニケーションを取れちゃうんです。しかもそれを苦ではなくて、本人も楽しみながらしているのがスゴイと思います。「外国暮らし」をしているのは私のはずなのに、ディノを見ていると「『真の国際人』ってこういう人の事を言うのかな」なんて感心してしまう事も。明るすぎるくらい明るくて、人懐こくて、「ほんっと犬系ですよね」なんて知人のM代さんから(私にこっそりと、そしてニコニコと)言われているディノですが、実は文学大好きの、少しネクラなところもある人間です。家には毎週確実に本が増え・・去年から2つも大型の本棚を買っているのにまだ収まりきらない!!「収納できる場所があればあるほど本は増えるから、もうこのままでいい!」と、新米主婦の私は投げやりになりつつも、たまにイライラして怒ってしまうのでした。この戦いは、死が2人を別つ時まで続くと見た・・。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。(上の写真は最近居間に設置した主人の「書斎」。でも本の展示場みたいになってます・・。私の苦悩をみなさんに写真で理解してもらおうと思い、家の中の「本の多い場所」を探してみたら、候補地が多すぎて選ぶのに困りました・・。)
2007.08.17
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(写真は、本日の検証に使われたReflet Medicis Logosです。)昨日の続きです。留学前は今よりも更にボ~っと生きていたので日本の事はよく分かりませんが、フランスに住み出して6年経った今、物価の値上がりが目につく様になってきました。(さすが主婦?)私がそう感じる背景には、円安がどんどん進んでいるという事もあるのですが。(私には、いまだに何でも円換算するクセが抜けません。ユーロが導入された2002年初めには「1ユーロ=110~120円ぐらい?」でざっと計算していたけれど、今では「1ユーロ=160~170円」ですからね・・。)2001年にフランスに住みだした頃は「フランスって何て映画の入場料が安いの?!」と思っていました。なのに今では、シャンゼリゼにある大手映画館で入場券が10ユーロを超えているところもあるぐらいだし、物価の上昇と円安の影響で、日本で観るのとあまり変わらない感じになってきてしまいました。そこで今日は、パリで安く映画を観る方法を紹介したいと思います。(参考に、私がとっても気に入っている名画座・Reflet Medicis Logos(ルフレ・メディスィス・ロゴス)の値段も書いておきます。Refletは、一般の入場料が8ユーロの映画館です。)1. 割引を利用する。パリには、学生・16歳(または18歳)未満の人・60歳以上の人・失業者、それから大家族の人達に割引をしている映画館がたくさんあります。割引対象になる人のカテゴリーは映画館によって違うのですが、事前にPariscopeで確認して、自分の立場を証明できるもの(学生なら学生証とか)を持っていけばOKです。(例:Refletでは学生etcなら、6.2ユーロで観れます。)* 注意!!ただし金曜の夜と土日のみ、この割引が適用されない映画館が多いのでご用心!!また映画館によってはタイムサービスを行っているところもあります。(例:Refletでは12時の回だけ5.5ユーロです。)2. 回数券を利用する。大手チェーン映画館だけでなく、カルティエ・ラタンにある様な独立系映画館も、おトクな回数券を販売してるので、これを使うのも手です。(例:Refletなら20回券が100ユーロ、10回券が57ユーロ。)* 注意!!購入時は有効期限(半年とか一年とか)に気をつけてください。3. 映画館を値段で選んでみる。上記の通りシャンゼリゼにある大手映画館、Gaumont(ゴモン)やUGC(ユージェーセー)では入場料が10ユーロを超えてしまう事があります。(初めて知った時はびっくりしました。)ですがGaumontやUGCの映画館も、ちょっと場所が変われば安くなるんです。たとえばオペラ地区にある両館はどちらも、入場料が9ユーロ未満。オペラ地区もパリの真ん中に位置し、観光名所も多く、パリ市内ではシャンゼリゼの次くらいに華やかな地区なのに納得いきませんが・・・まぁラッキーです。また、Refletの様な小さな独立系映画館は概して、大手チェーンよりも入場料が安いみたいです。特に安いのは、映画監督ジャン・ピエール・モッキーの映画館Brady(ブラディ)や、サンミッシェルにあるEspace Saint Michel(エスパス・サン・ミシェル)などで、それぞれ6ユーロ代です。(どちらもプログラムが偏っているので「ここだと観たい映画がない!」って感じる方も多いかも、とは思いますが・・。しかもどちらもあまり清潔感がなかった様な・・。)たった100~300円の違いですが、まさに塵も積もれば山となる!パリで映画をたくさん観たいと思っている方は、Pariscopeをよ~く眺めて頑張ってみてください♪色々な映画館の思い出に浸りながら書いていたら、長くなってしまいました。他にも安く(またはタダで)映画を観る方法はあるのですが、それはまた今度にしますね。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.08.16
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(写真:Pariscopeが安い事も手伝って、同じものが家に2人用ある事が多いです。)今夜はアントニオーニ追悼上映(だと思われる)の「欲望」(1966)をLe Filmotheque Quartier Latin(先日の日記参照)で観てきました。珍しく観客が多くて驚いたけど、雨の中行ったかいがあったと思える映画でした。ところで、(私にとっての)明日は水曜日♪楽しみな水曜日♪毎週水曜、私には地味ながらもとっても大きな楽しみがあります。それはパリスコープと蛍光ペンを手に、映画欄をチェックしていく事。フランスに住んだ事のある人ならご存知だと思いますが、パリでは毎週水曜にPariscope(パリスコープ)とl’Officiel du spectacle(ロフィスィエル・デュ・スペクタクル)の2情報誌が発売されます。どちらも映画だけでなく、演劇やコンサートの情報満載です。日本でいうと「ぴあ」の様なものなのでしょうか?(日本の事に疎くなってしまったのでよく分かりませんが。)ただ有りがたい事に、Pariscopeもl’Officiel du spectacleも「ぴあ」に比べたらとっても安いのです。前者が40サンチーム、後者は35サンチーム。それぞれ60円前後です。もちろん「ぴあ」よりも小さくて、薄くて、紙の質も製本も悪くて、有名人へのインタビューも無ければカラーページもほとんどありませんが、それで十分です。毎週買って使い捨てて行く消耗品なので、タダ同然のこの安さは最高!(私は慣れもあってかPariscopeの方が見やすくて好きです。)毎週水曜になると「今日はこれ見て、明日はこれにして、金曜は・・」と、一週間の映画プログラムを考える私。もちろん用事が詰まっていて映画を観るのが難しい日もあるけど、それでも何とかねじ込めないか考えてみるのも好きなんです。私は出不精なので、いざ当日になって「や~めた」となってしまう事も多いのだけど・・でもあれこれ考える時間はとっても楽しい♪以前映画好きの知人にこの話をしたら、共感してもらえたのでホッとしました。「毎日映画」なんて優雅そうだけど、パリでは格安にて映画を観る事ができるんですよ。長くなってしまったので、その話はまた明日にしますね。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。人気ブログランキングへ
2007.08.15
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昨夜(私にとっては今夜)はヴィットリオ・デ・シーカの「悲しみの青春」(1971)を観に、シャンゼリゼのLe Balzacに一人で行ってきました。(大島渚の映画をもう一度観に行っていたディノは、Le Balzacの出口まで迎えに来てくれたのでカフェで一杯飲んでから帰ってきました。)先々月イタリアに行ってから、イタリアにもその言語にも興味が出てきた私は単純な人間・・。デ・シーカと聞いてすぐに思い浮かぶのは「自転車泥棒」(1948)。だけど「悲しみの青春」を観て、1901年に生まれ74年に亡くなった彼が齢70歳にして若者のみずみずしさを見事に描いていた事に驚きました。公開当時はオスカー賞とベルリンの金獅子賞をWで獲った、そして各賞を受けるにふさわしい映画なのに、今夜の観客が10人足らずだったのは残念な限り。リバイバル上映が始まってから3週目に入っているというのもあるのでしょうけどね。Le Balzacはこの作品に気合いを入れているのか、2つある部屋のうちの大きい方をこの映画にあてがっていたので、余計そう感じました。その名の通りrue Balzacにある映画館Le Balzac。(フランスの映画館のネーミングって、住所から取ったのが多いんです。)新作映画も公開する傍ら、今回の様に過去の名作をリバイバルで上映したり、月一度の日曜には子供向けに無声映画のピアノ伴奏付き上映会を実施したり(私は行った事がないけれどかなり盛況らしい)、頑張ってくれてます。シャンゼリゼ地区の中で、お気に入り映画館の一つです。最終の回に駆け込む事の多い私達にはなかなか難しい事だけど、そのうちLe Balzac内のバーで、コーヒーかワインを飲んでみたいな。
2007.08.13
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フランスに住んでいると、人を家に呼んだり呼ばれたりする事が多いです。学生だったら、若い人たちが食べ物や飲み物を持ち寄ってfete(フェット)!気さくでカジュアルな集まりです。でも私達夫婦は「オトナ」の年齢なので、友人達を呼ぶとしたらフェットではなくてsoiree(ソワレ)にします。フェットとソワレの厳密な違いは知りませんが、私達の「ソワレ」は大体の場合1人~4人を招いて前菜(たま~に、前菜の前にアペロを出す時も。)メインサラダとチーズデザートの順番でサーブしていきます。・・・と書くと大変そうですが、私達の場合「かしこまったお付き合い」というものが一切無いのでいつも、色々な意味でざっくばらんな夕食会。前菜とメインは私が事前に作っておきますが、サラダは時間を見計らってディノに作ってもらいます。主人が作った方が美味しいし、私にもゆっくーりと心ゆくまでみんなと座っていられる時間が欲しいからです。Dinoもこのシステムには慣れていて、最近ではサラダを作り終わるとチーズをお皿に並べて持ってきてくれます。そしてデザートの配膳も、食後のコーヒーの用意も自主的に引き受けてくれます。「自主的に」と言っても、おしゃべりに夢中の時はそんな事すっかり忘れているディノですけどね。(ちなみにデザートはたま~に私が作りますが基本的には買ってきたものです。)そうそう、彼の頭にはどうやら「サラダ以降は自分の役目」というプログラミングがあるるみたいです。何故かお客さんが帰った後の片付けも、深夜私が寝た後に全部してくれる事が多いです。(私は彼に夜更かしされるのもイヤだし、自分にも罪悪感が残るので微妙なのですが・・。)まぁこんな具合なので、以前は「3人もうちに来るの?ワ~大変!!」と慌てていた事もあったのに、ここ最近は「2・3品作ればいいだけだもんね」と気楽に構えられる様になってきました。昨夜もディノの幼ななじみのジャックがノルマンディーからパリまで遊びに来ていたでジャックと、主人の弟のアランとM子さんを我が家に招待したのですが、珍しく私がサラダを作った以外は全ていつも通りだったので、「楽」しい時間を、「楽」に作り上げる事ができました。・・・もしかして・・・我が家の場合、一番大変なのは来客に備えての掃除かも???ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。(写真はジャックが持ってきてくれたお花です。見た瞬間なぜか菊に見えたので「シブすぎる!!」と内心びっくりしたのですが、我が家の居間の赤い絨毯にマッチしています。)
2007.08.12
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(注:これは2007年8月の日記です。)数週間前から「青春三部作」と称して大島渚の愛と希望の街(1959)青春残酷物語(1960)太陽の墓場(1960)の三本がパリの2つの映画館で上映されていました。(今はMK2 Beaubourgという映画館一館のみに絞られてしまった様ですが。)この3本は今回「悦楽(1965)」がフランスで初めて公開されるのを記念してリバイバル上映された模様。個人的には「悦楽」は、コメディーなんだか悲劇なんだかはっきりしていなくて、まぁそこは(意図的にそうしたみたいなので)構わないとしても、テーマすらもよく分からない映画でした。(題名からすると「肉体的快楽」がテーマなんでしょうけど、それ以外の色々な事がねじ込まれすぎているのです。)せっかく個性様々な女優さんを集めているのに残念です。あ、もしやそれで欲張り過ぎちゃったのがいけなかったのかも?その一方で、今回初めて観た「愛と希望の街」と「太陽の墓場」は厚みのある映画で満足できました。フランスでは「愛のコリーダ」を中心にとても高い評価を受けている大島渚。これからも機会を捉えて色々観ていきたいと思います。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.11
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昨日fnacという大型書店に寄ってドリル形式のフランス語参考書を買ってきました。日本在住の妹が最近フランス語の勉強を始めたというので、送ってあげようと思いついたのです。オレンジ色の本はGrammaire progressive du francais - niveau debutant(フランス語文法初級)青い本はGrammaire progressive du francais - niveau intermediaire(フランス語文法中級)ブルーの本がConjugaison progressive du francais(フランス語コンジュゲゾン)どれもCLE International刊です。*(注意!!何もかもがフランス語で書かれているので「真の初級者」が独学するには不向きです。また、日本だったら有り得ない事ですが回答は別売りなので必要な方はお忘れなく・・。)どの本も左ページに解説が、右ページに練習問題が印刷されています。練習問題自体は左のページを見ながら解けばスイスイできてしまう単純なものが多いのですが、私は語学の勉強って「習うより慣れろ」の部分も相当あると思うので、この「ルールを見ながらも、とにかく解く」スタイルはとてもいい様な気がします。個人的には、オレンジ色の本で現在形のコンジュゲゾンがとてもキレイにまとめられているところが特にいいと思っています。ブルーの本はさすがコンジュゲゾン専用の本だけあってマニアックな動詞も混じっているのが微妙といえば微妙ですが、オレンジ本と青本だけだと動詞活用の練習問題が足りないので、確認用のサブ本として使うのにお勧めです。(また、オレンジ本と青本ではおおざっぱにしか扱われていない「単純未来」の勉強にはブルー本が活躍するのではないかと思います。)あ、今Amazon.Japanで検索してみたら日本でも買えるみたいですね。わざわざ送る必要なかったかなぁ・・?ま、いいや。妹よ、これでがんばれ!!ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.10
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1962年作品。今日はツッコミ(?)日記。長いあいだ観たいと思っていた「鳥」を先日ようやく観る事ができました。思えば・・・今年の初め、週末だというのにヒッチコック見たさに頑張って早起きしてBird」という映画を観にいったのですが・・・始まってからチャーリーパーカーの伝記映画だと分かり、がっくりしたものです。気落ちし過ぎたせいか、評判のいいはずのこの映画には入り込めず仕舞いでした・・。そして先々週も「今度こそ!」と思ってLa filmotheque Quartier Latin(日記にも書いた映画館)に行こうと家を出たものの、C線(郊外まで行ける列車の一種)が工事中で動いていなかった為、間に合わず・・。(私とC線の相性はサイアクの様です。 出会った日から知ってましたけどね。)そんなこんなあってからようやく観れた「鳥」ですが、期待ほどではありませんでした。期待し過ぎていたっていうのもあるんだけど。鳥達の攻撃シーンの出来は(今となっては批判される事も多い様ですが、私にとっては)素晴らしかったのですが。俳優達も全員適役で、演技にも申し分なかったと思うのですが。どうも先々週みた「救命艇(1943)」同様、私はこの監督の「人々の会話を通した心理描写」があまり好きではないみたいです。密室劇として名高い「ロープ」も見てみたかったけど今となってはためらってしまうかも?鳥の攻撃シーン以外で、特に私の心に残ったのはティッピ・ヘドレンの美しさです。美しくて小さな顔のふちにお行儀よくなでつけられた金髪、薄い緑の仕立ての良いスーツから出る細くて長い足に、当時の女優さんのオーラを見ました。でも私、見ちゃったんです。こんなに素敵な彼女でも、小学校脇の芝生を歩くシーンでは細いヒールを履いたの足がグラグラしている時がありましたね。(にんまり)どんなレディーにとっても、あんなに自然たっぷりのところで正装のまま過ごすのは大変ですよね・・。
2007.08.09
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「プロフィール」欄に自分の事を書いて見ました。おヒマな方はどうぞご覧ください!
2007.08.09
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私と同じくフランス在住のA子さん親子からいただいたTom-Tom et Nanaのグッズです。Tom-Tom et Nanaというのは、小学生を対象にしたフランスの漫画。20~25年ほど前に私はフランスに住んでいてこちらの小学校にも少し通っていたのですがこのシリーズには全然興味が持てず、きちんと読んだ事はありませんでした。ところが・・・今から半年くらい前にA子さんのお嬢さん(現役小学生)にこのシリーズの漫画本を見せてもらってびっくり!私が目にした事のあるエピソードが目に飛び込んできたのです。20年以上前のものが今でも読まれているのですね。読んでみたら一巻でハマってしまい、結局今までにお嬢さんから6冊くらい借りて読みました。最近はちょっと飽きてきた気もするけれど、それでもTom-Tomのハチャメチャな発想と、妹Nanaの丸顔なんだけど末っ子独特のちゃっかりした感じと、カラフルな絵がたまりません。絵の完成度がビミョーなので、私は勝手に日本への輸出は有り得ないだろうなと見ていますが。フランス人でもディノ(主人のあだ名)の様にこの漫画を受けつけられない人も居るし・・。私もちょっと前まではそちらの人だったのですけどね。・・でも・・でも・・もしかしたらそのうち、特にお気に入りの一巻は買っちゃうかも~。そうそう、そういえばA子さん達からはTom-Tom et NanaのDVDもお借りしたけれど、原作から入った私でも違和感なく受け止められる良い出来でした。(ムリヤリ映画に近い話でまとめてみました・・。)ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.08
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昨日はこのページを開設した後、お気に入り映画館のa Filmotheque Quartier Latinへヒチコックの「鳥」を観に行ってきました。ここは私達にとって思い出の映画館。2003年の冬の日、友達の紹介でパリ日本文化会館のホールにて知り合った夫とその日のうちに再会したのがこの映画館の上映室だから。その頃この映画館が市川崑特集をしていたのが、夫と連日会うきっかけになっていました。当時は結婚する事はおろか、つきあう事になるとすら想像していませんでしたが・・・。La Filmotheque Quartier Larinは、学生街(兼、観光地)カルチェラタンにありがちないわゆる「名画座」です。中にある2つの上映室にはそれぞれSalle rouge(「赤い部屋」の意)と Salle bleue(「青い部屋」)という名前がついていて、その名の通り片方の壁は真っ赤、もう片方の壁は真っ青に塗られています。どちらも決して大きなものではなく、地下にあるSalle bleueなんて15列あるかないかぐらいだったと思うのですが、壁についている金色のお花の形のランプに照らされながら映画が始まるのを待っている時間は至福にひたれます。(ランプをよーく見ると、蜘蛛の糸が張り付いていたりもするんですけどね・・。それ以前に私達の場合、上映ギリギリに到着する事が多いのであまり関係ないんですけどね・・。)訳あって(これはまた今度書きます)5年弱のパリ生活の中で一番通いつめた映画館はここではないのですが、初めての日記の題材が、夫と出合った頃によく来ていたここになったのを嬉しく思います。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2007.08.07
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