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2007.03.29

ホリディ

(3)

テーマ：最近観た映画。(40189)

カテゴリ：映画

チケットを買うのに長蛇の列。
ホリディ、こちらはぎりぎりでも大丈夫、なんとか上映までにいつもの前方右側のシートに滑り込む。

「ホリディ」オリジナル・サウンドトラック / サントラ (音楽: ハンス・ジマー)

監督が「恋愛適齢期」のナンシー・メイヤーズということもあり、大人の女性の期待を損なうことのない作品であろうとわくわく。
スタートから、film composerがパソコンで作曲する場面で、私にとってはつかみはO.K！！

L.A.、映画、広告会社、ハリウッド、洒落たホーム・シアター、プール付き豪邸といういかにもアメリカ～という設定と、一方、時代を感じさせるローズ・ヒル、雪、田舎、新聞社の編集というイギリス～という設定。
寒いのは苦手なので、私なら絶対L.A.での生活を選ぶなぁなんて思いながら、登場人物もやりて広告会社の経営者、新聞社の編集者、作曲家、元映画の脚本家など肩書きの表面的知的さだけでなく内容の充実したセレブな人たち。場所と登場人物の設定だけで、しばしの夢を与えてくれるのに充分だ。

映画音楽を解説する場面で、「炎のランナー」のヴェンゲリス、ハンス・チマーと大好きな映画音楽家を取り上げていたので、good!

印象的な台詞がいくつかあったが、覚えられなくて残念。（メモしたかったけど。。）
アイリスと元映画脚本家の９０歳のおじいちゃんとの会話の中で「君は主演女優だよ」というくだりがある。映画には主演女優とその親友の役があり、自分の人生の中では誰でもその人が主演女優だ。だけどアイリスは恋愛にうまくいかず、「私は私の人生という映画の親友役で主演女優にもなれなんて、情け無い！」といって嘆くシーンがあった。
また映画の名セリフが引用され、so cool!さすが。

ストレスが再生のDNAを壊してしまい老化する。しかもそれは女性だけなのよ、とアマンダ（キャメロン・ディアス）。だからヴァケーションが必要！そうか、女性にはストレスは最敵なんだぁ。

ホーム・エクスチェンジって流行っているの？そういえば、留学中に夏休み期間中、部屋を貸します、なんて広告をたくさん見かけた。国を超えてもありだなぁ、、と思う。やっぱり英語はできた方がいい。。

お話は、単なる恋愛ストーリーというだけでなく、仕事する女性が誰しも思い悩むテーマが女性の目線で描かれている。個人的にはアイリスに共感。また、恋愛という男女二人だけの関係だけに限定されるのでなく、アマンダの場合、２人の子供との関わり、アイリスの場合、９０歳の元脚本家という高齢者との関わりが単なる恋愛映画だけでない広さを感じさせる。
ミーハー的にはL.A.セレブの生活、イギリスの田舎の生活が楽しめる。
L.A.の日本食レストランでのお食事のシーンも。
さらに、ちりばめられた印象的なセリフや映画のセリフの引用。

いろいろな文学や映画をたくさん読んだり，見たり、印象に残る場面や台詞をいろいろと知っているって、キーワードで互いに感性が響き合い共有でき、深い会話ができ、素敵なことだなぁと思う。
もっと文学作品、映画を読み、鑑賞したいと、密かに思う。

「ホリディ」もレンタルになったらまた借りて、セリフチェックしたいなぁ。

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