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5月 20日 親子で 『ミュージアム杯』 だなんて こんなチャンス 最後かもしれない。 今日は ビデオを持っていこう。 でも 実際 カメラを回せるか分からないけどね・・・ あんまり緊張してしまうと 他のことなんて どうでも よくなっちゃって オロオロしちゃうことの方が多い。 でも 一応 持って行くか・・・ と いつもより ひとつ荷物を増やして 出掛けることに。 1回戦は 第6試合目。 トーナメント表の左側の戦いが終わるまでは 同じところで ジッとしていたが 航平の番が近づくと ビデオのことで 頭がいっぱいになってっきた。 私は 落ち着く場所を探すべく 後ろへ下がった。 【ど どうしよ ビデオ撮った方がいいかなー】 ふたりとも 前にいて 今日は少々 心細い気がする。 【でも せっかく 持って来たのだ! 勝っても 負けてもカメラを回そう! そう 思い出 思い出!】 そう 自分に言い聞かせ 録画ボタンを押す。 カメラを覗き込むと 私は画面を見ているのに アングルやら きちんと画面内に 対象が収まるっているか そればかりに 気がとられて 内容は ほとんど頭の中に 吸収してこなくなる。 航のちちが 元の場所に戻りながら 子供みたいに 喜んでる姿を撮り 勝ったんだと 解かった。 【勝ったのはいいが ビデオ どうしよ・・】 2回戦目。 【ま まぁ 気楽に! 気楽に!】 と 心の中で 自分に声を掛ける。 しかし 心臓が バクバクいってて それが 手にも伝わってきて ビデオカメラが 心臓の鼓動と同じように揺れる。 それが 会場のみんなにも バレているようで 【落ち着け 落ち着け】 と自分自身に・・・ いや 我がチーム 『ふくつだましい』 に声援を送っていた。 【え!? 航平? 落ち着け! 落ち着け!】 でも 試合は あっけなく幕を下ろし 敗退。 私は ビデオカメラを持ってて しびれた右手を下ろした。 航平は 私の側に ポンポーンと 跳ねるように寄ってきた。 「お疲れ様」 と声を掛けると ボソッと 「オレの出番なし」 と言った。 「イーッ! あれ パパだったの!!」 【ダメじゃん パパ~】 後から 航のちちがヨレヨレになりながら 帰ってきた。 「あ~ ダメだった~ 航平に悪いことしたー」 「あー」 「あぁぁぁ」 頭を ブランと下げる航のちち。 それでも 航平は 悔しそうにしてる風には見えなかった。 まっ パパひとりの負けだから 責任がなく 気楽なのか。 あっと言う間に 航の姿はどこへやら。 こういう時 始末が悪いのは 航のちちの方だ。 自分の手に自信があるだけに 負けたことに 納得できなくて 諦めが悪い。 それに 今回は航平に対して 自責の念もある。 「航はね 〈オレの出番なし〉って 言いながら あっけらかん としてたよ」 「いや。 負けたとき 航の顔を パッと見たら オレのパパが負けるはずない。って顔して 目にうっすら 涙浮かべてたよ」 そう 小さく言った。 私は さっきまで 平然としている航平を お気楽だと 思ったいた。 ・・・そうだったんだ。 それから 航のちちは その日 寝床に就くまで 「あー パパの手がなぁ・・」だの 「航平に 一回 交替しておけばなぁー・・」だの 天を仰いだかと思うと うな垂れ 「あー」だの 「うー」だの 飲んだくれの おやじのように うるさかった。 私が 全身心臓になりながら 撮ったビデオは 封印するしか なさそうだ。
May 29, 2007
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5月 15日 昨日は 『対戦バトラーズ 親子大会』に また また 電話がつながった。 恐るべし! 航のちち・・・ である。 習い事が終わり 家に着いて 車から降りる時 航平は 車に乗せっぱなしになっていた カードの入った バックを 慌てて降ろした。 「あら!? 珍しいね~ バック降ろすの忘れてたの よく 気が付いたね~」 「練習しないとね~」 「えっ! 練習!?」 「パパの試合のカン 取り戻さなくちゃね~」 「ハハハー」 いつも 自分が言われていることを 格好良く言うので 笑ってしまった。 正直 少し嬉しかった。 建前で言ってるにしても 航平の口から そんな言葉が聞けるなんて なんだか くすぐったい。 夜は 早速 航のちちと練習していた。 しかし 航のちちは 15分も練習すると 「よし もう いいよ あとゲームしていいよ」 と あっさり練習を終わらせた。 航のちちは 航平から「練習する」 と言い出してくれたことで 気持ちが 満たされたのか 私には 航のちちが とても すがすがしく 映った。 次の日も その次の日も 航は 「練習する」 と航のちちに言ってきた。 でも 寝る時間 間近で切り出すので ほんのわずかの練習だったり 「今日は遅いから 止めておこう」 と練習しなかったりだったが・・・ ずっと 航のちちが 穏やかに見えた。 いつもだったら もっとカリカリして 「ほら! まだ やるぞ!」 と もう 眠くて 目が半分閉じかかってる航平に 容赦なく 練習を迫っていたのに。 今回は 少し 違っていた。 航平の方が 「あーぁ 練習したかったのになー」 なんて しおらしいことを言っていた。 ふたりが あんまり普段と違うので 航平は 「自分は練習したっかたのに パパが練習してくれなかったからだよー」 と 負けた時の 口実にしようとしてるんじゃないか・・ 私は こんな よこしまな ことを考えてしまった。 そんなことを しているうちに あっという間に 博品館へ行く日が来てしまった。
May 28, 2007
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‘応援’というと ついつい 熱くなってしまう。 プロレス観戦の時 航のちちが 「あれ! おまえの声なの!?」 という顔をしたのを見て 昔 航のちちと プロ野球観戦 した時のことを思い出した。 航のちちは プロ野球が大好きで シーズンになると 毎年 東京ドームへ 何度か 足を運んでいた。 多い時には 年に8回。 それも 外野席じゃなく バックネット裏とか ちゃんとプレーが見える席だ。 とにかく チケットが手に入る時は お金に糸目をつけず 「買っちゃえー」 って感じだった。 それで いつかの観戦の時 そう まだ ふたりとも 互いを気遣っていた頃だ。 売店で お弁当を買って座席に向かう。 座席に着いて ゲーム前の選手のウォーミングアップを見たり ドームの空間を楽しんだりしていると プレイボールの時が来る。 試合が中盤にもなると 内野のお客さんの中にも 「○○ 打てよー!」 なんて声援を送る人が出てくる。 〈あ~ 今度はお弁当作ってこようかな~〉 なんて思っていたら 後ろの方で やっぱりエキサイトしてきた おじさんが 立ち上がって 腕を大きく振りながら 巨人の選手の名前をコールしている 「○○! ○○! ○○!」 「ほい! それじゃーみなさんもー!」 「○○! ○○! ○○!」 でも 内野席でこういう みんなで声をそろえて応援することって まず ない。 みんな 見て見ぬふりをしているようだ。 航のちちも 「あの人 見てごらんよ。 あんな 立ち上がっちゃって。 恥ずかしくないのかね?」 と私に 耳打ち してきた。 そして もう一度 おじさんを見て 「誰も相手にしてないよー」 と 私の方を向き直った。 すると 航のちちは ギョッとした顔で私を見た。 私も立ち上がって おじさんと一緒に こぶしを突き上げ 同じリズムで 選手の名前をコールしていた。 〈おっ おまえ何やってんのー! おまえ そういう奴なのー!〉 航のちちの 心の声が聞こえた気がした。 私も心の中で 〈ごめん 隣で恥かしいだろうけど 応援させてもらうよ〉 と 答えていた。 おじさんと私は パチッ と目を合わせ 気が済むまで 応援した。 航のちちは 私の隣で小さくなっていた。 まぁ 東京ドームでは さすがに・・ あのおじさんが 私の応援魂に火をつけたからで それ以来 なるべく なるべく おとなしく 観戦しているが 航平の運動会の時が また ファイヤーしてしまう。 幼稚園の時も 小学校に入ってからも もう リレーなんてなると 「航平ぇぇぇ ぬけー! ぬけー! ぬけー!!」 と 何かに取りつかれたように 応援してしまう。 航平が 駆け抜けてしまった後 周りは ドン引きである。 私を知っている方は 顔を引きつらせながら 「ハハッ すごいね」 と小さく声を掛ける。 私は 我に返り 「やっちゃたよー」 と自己嫌悪に陥る。 みんなの中にある あの時の私の姿を みんなの記憶から消してくれー! と願う日が しばらく続くのである。
May 18, 2007
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4月 28日 「ワン! ・ ツー! ・ スリー!!」 カン! カン! カン! カン! カン! テリー! テリーが勝ったぁ! やったよ! テリー! 苦しい戦いだったけど よく戦い抜いてくれた! 私の応援も報われたってものだ。 私は 航のちちの元へ駆け寄り 「良かったね~ 今日は来て 良かったね~」 と喜びを 伝えた。 帰りは H・S君と ママさんと 駅まで一緒に歩いた。 いろいろ会話していると H・S君のママさんが 「すごい 応援してたよねー」 と 言ってきた。 〈ドキンッ!!!〉 〈ゲーッ! バレてるぅぅぅぅ〉 誰にも 気づかれてないと思ったのに! とっさに 「はい! 私が一番応援してました!」 と開き直ってしまった。 H・S君のママさんは 苦笑していた。 〈でも 本当だよ。 私が一番テリーを応援していたんだよ。 絶対 テリーに私の声が聞こえていたはずだ! 素晴らしい 応援だった!〉 私は 心の中で 自画自賛していた。 「でも テリー ちょっと 怒ってた感じだよね~」 「へっ?」 H・S君のママさんの言葉に 驚いた。 そういえば 私は試合内容を ほとんど覚えていない。 どんな技が出たとか どんな風に勝ったとか・・ 応援に 我を忘れていた。 「いつも 勝者は花道を戻るのに 客席の間を通って帰って行ったでしょ~ あれ 納得してないんだよねー」 「え? そうなんだ~」 「ん~」 つかの間 沈黙があった。 どうしてだろう 何かあったのかな~ ベルトを手にしたテリーは 何を考えていたのだろう。 横を歩いている航のちちも 何か考えているようだった。 最近になって 航のちちが あの日の テリーのことを話していた。 「試合に勝ったからって それで良いんじゃないんだよ。 やっぱ 試合内容がよくなくちゃ。 自分が 納得してなくちゃ。 パパだってそうだよ。 中身がなくちゃ 勝っても嬉しくないもんねー」 航のちちは 自分とテリーを 勝手にダブらせていた。 本当のところは テリーに聞かなきゃ 分からない。 でも もし そうだとしたら・・ 何故か テリーが ちょっと 『いい男』 に思えた。
May 17, 2007
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4月 28日 『プロレス』なんて 殴り合い 蹴り合いで なんというか・・・ 苦手な世界。 でも 始まってみると 以外に人間味があるというか。 レスラー同士のやり取りが 面白い。 悪役?みたいな ヤな奴っぽいのに 憎めない レスラーがいたり 敵のパンツを そのまま クッとお尻に食い込ませて コミカルで 笑えたり・・ また リングのロープを使っての 軽やかな 身のこなし 見事な チームのアクロバティックなプレーに 観客は 魅了されていた。 さて いよいよ 私にとっての メインイベント テリーの試合の時が来た。 セコンドのネブ博士は バーコード白衣の裾を 床すれすれのところでひるがえし その後ろから 『テリー』 登場である。 私は 航のちちに 「応援しなくちゃね! 今日は応援しに来たんだからね!」 そう言って 席を立った。 向かった先は 一番後ろの 子供達のいる場所。 自分より前にしか 人はいない。 ここからなら 目立たなくて 大声出して応援できる。 子供達の声に まぎれさせてもらってね。 ひとりの子から 「ネブ博士が 手をたたき始めたら 応援を始めるんだ ネブ博士が止めたら 止める。 いいな!」 という お触れが出た。 そんな約束事があるんだ~ なんだか 楽しくなってきた。 しかし 個人的な応援は 勝手にやらせてもらう。 さぁ ゴングが鳴り 試合が始まった。 テリーの強さを見せて欲しい! ところが 序盤から試合展開が悪い。 「テリー がんばれー!!」 いきなり 応援全開だ。 「ネブ博士が たたいてる!」 子供の声に テリーコールだ。 「テ・リ・イ! テ・リ・イ! テ・リ・イ! テ・リ・イ! 」 誰よりも 誰よりも 大きな声で応援しなくちゃ! 私の声を テリーに届けなくちゃ! 「止めろ! ネブ博士が もう たたいてない」 このような 応援の途中 ひとりの子が 「前に行こう! もっと良く見えるし 声も届くよ!」 と言った。 「あっ いや 私は・・・」 さすがに遠慮した。 一番後ろでなきゃ この応援はできないよ。 子供達は パーッと前へ移動して行った。 私は ひとりで声を張り上げていた。 ひとりぽっちだと ちょっと恥ずかしさも覚えるが どうせ 暗がりだし 誰だか わかりゃしないよ。 何人かの 冷たい視線を感じながらも 「テリー がんばれー!!」 と応援していた。 すると 子供達が すぐ 戻ってきた。 そうだろう そうだろう! 今日は 私がいないと 応援が盛り上がらないよー!! テリーコール 再始動だ! 何ラウンド目だろう。 私は一度 航のちちのところへ戻って 「ねぇー 応援聞こえてる?」 と聞いた。 「聞こえる 聞こえる すごい 聞こえてるよ」 「ママの声って 分かる?」 「ママの声なんて 全然聞こえないよー テリー テリーしか 聞こえないよ」 「それ ママの声だよー! 一番でっかい声出してるんだから」 「い?」 私の顔を キョトンとした顔で見て 言葉を失っていた。 しかし その方が 私には好都合だ。 私の声だと 航のちちにも 分からないのなら 他の人にも 大人の声だと 分からないはずだ。 私は ‘しめしめ’ とほくそ笑んで 子供達のところへ戻り そして 力の限り 応援した。 「テリー! テリー! がんばれー!!」 ちょっとのどが痛くなってきた。 でも 応援を止めるわけにはいかない。 明日 私の声が出なくなっちゃってもいい。 テリー! ベルトを取るんだぁぁぁ! (つづく)
May 16, 2007
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4月 28日 行って来ました。 ムシキングテリーの応援に!! 普段だって プロレスなんて テレビで回すことなんてないのに 『プロレス観戦』なんて! 私の人生の中に こんなことが組み込まれているとは 思わなかった。 会場に足を踏み入れると 白~い もやのようなものが かかっていて 少しばかり 息苦しいような気がした。 すり鉢状になった 上階の席からだと 会場中央の 四角いリングが 小さく見える。 〈あそこか~ あそこで試合するんだ~〉 「プロレスの選手って 結構 いい男いるんだよー」 隣で そう教えてくれたのは H・S君のママさん 「えっ! いい男って こっからでも分かりますか!」 「うん うん」 H・S君のママさんは 小さくうなづく。 おっと 『いい男』に敏感に反応してしまった。 生まれて初めての プロレス観戦。 『いい男』って どんなだろう・・ 待ってる時の時間って 長いものだ。 〈まだかな~〉と思っていると 航のちちが 「あっ! ママ ネブだ! ネブ博士が後ろにいる!!」 と 興奮しながら 私の肩をたたく。 「えっ!?」 私は 体を思いっきりねじって後ろを見たが 視界に入らなくて・・「どこ? どこ?」 と捜しているうちに 航のちちは 「ちょっと 行ってくる!」 という言葉を残し ネブ博士のところへ飛んでってしまった。 〈まったく 航のちちったら・・ 〉 何を隠そう 航のちちは ネブ博士の隠れファンである。 ネブ博士を見掛けると 磁石のように くっついてってしまう。 子供ならまだしも おじさんが寄ってきてしまうなんて ネブ博士は 迷惑なことだろう・・ 少しすると 航のちちが戻ってきた。 「ネブ博士は プロレスが大好きなんだってー」 航のちちの声は 嬉しそうに 弾んでいた。 航のちちは ネブ博士が あのバーコードでふち取られた白衣を身に着けている時と そうでない時が ちゃんと分けてあるところが 好きらしい。 あの白衣に袖を通している時は ネブ博士。 でも 一旦 白衣を脱ぐと 気取らない 飾らない 普通にお兄さんとして ひょいっと 現れるところがいいね~っと・・ そうこう しているうちに その時が近づいてきたようだ。 ふいに 会場が真っ暗になり そして 多数のライトが 場内を踊ったり リングに集まったりしている。 リングから のびた花道で 炎がゆれる。 いやおうなしに 気持ちが高ぶる。 〈おー それらしくなってきたねー〉 私は 心の中で声が上ずった。 (つづく)
May 14, 2007
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ひと月程前、あるブログで 『メジャー』という マンガが 面白い。 と あったので 初めは 「野球マンガか~」 と思っていたのだが それから しばらく とても 気になったので ある日 古本屋に 足を運んでみた。 それで とりあえず 1~4巻の4冊だけ 購入してみたのだが・・・ これが 本当に 面白い!! 野球のルールーがあまり分からない 私でも 抵抗なく 楽しめる。 というか 野球のルールーが分からなくても 野球という スポーツの魅力を教えてくれる。 お財布と相談しながら チョビチョビ 買っているのであるが もう 最後のページをめくり終わると 「あー! 次は どうなるのよー」 って感じ。 元々マンガが大好きな航平は ジャンルなんて気にせず すぐ手に取った。 航平は 字をちゃんと 拾ってんだか なんだか 1冊を10分もしないで 読んじゃう。 4冊買ってくると 30分くらいで読んじゃう。 途中 笑ったりして 私に 「ここ見てよ~ こうでしょ こう ガハハハ・・」 なんて言ってるから 内容はちゃんと 分かってるらしい。 それでまた 一遍読んだやつを 何十遍でも読み返す。 これは 『メジャー』に限らず この子は マンガをこのようにして読む。 航のちちも 私が あんまり 「面白いよ」 としつこいので 渋々 本を開いたのであるが 今は 1冊読み終わるごとに 「うわぁー 打たれたぁー これは入っちゃったのぉぉ? 次何巻だっけー 航平 取ってよー!!」 ってな 具合で 今 ちょっと『メジャー』にハマッてます。
May 11, 2007
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4月 17日 練習をしないで ジョイポリへ行き 「ノルマを達成しても 手が悪い」 と 叱られた航は この日の ちちの練習の誘いに 強く断れなかった。 あの日 手が良かったのなら 「練習しなくても 大丈夫だよ」 と 大きく出られたのに 〈ちょっと ヤバイかな~〉 と思ったのか・・ この場合 本当に 〈自分でも手がヤバイ〉 と感じてヤバイのと 〈いい加減 ちちに付き合わないと 機嫌が悪くなるからヤバイな~〉 の二つにかかるのであるが。 ちちの 「練習するか?」 のひと言に 以外にも すんなり 「うん」 と返事した。 航のちちは 嬉しくて仕方ないという顔になり DSの準備にかかる。 互いが試合の制限を交わすと ふたりは しばし無言で試合を始める。 DSからは おなじみの ムシキングの効果音が流れる。 いつもだと・・ ゴロゴロしながらやってる航が 静かに泣き始める。 そして、鼻水をズルズル吸いながら ヒック ヒック と肩が揺れ そのうち 大泣きしながら 切れモードに入る。 こうなると もう 本人はヤケクソになっちゃって 試合にならない。 航のちちも 苦笑いしながら 「はーい もう 今日はおしまい」 と言って DSをパタンと閉じる。 でも 今日は 調子が良いらしい。 航平のすすり泣きも聞こえてこない。 ほどなくすると 航のちちが 「おまえ なんで その手出したの?」 と 航平に 優しく聞いた。 「えーっと これこれ こーで こうだからさぁ~」 「ふ~ん」 と頷く 航のちち。 航平の説明に だんだん口元が ゆるみ 目が三日月になって 垂れてくる。 航のちちは 軽やかに 立ち上がり 「いいよ。 正解だ 航! ちゃんと 根拠があって その手を出してんだ」 満足げに 航に 言葉を掛ける。 そのうち 私に向いながら しかし 自分に言い聞かせるように 「もう いいね~ いやぁ~ 航平の手 良くなってるよ。 良い手出してんだけどね~ たとえ 負けても もういいよ。 納得だよ。 パパは・・」 航のちちが 練習で こんなに 充実感をもった態度をとるのは 珍しい。 そんな 航のちちをよそに 当の本人は〈終わったんなら もう DSやっていい?〉 と 言わんばかりの クールな態度だ。 でも 航が ちちに褒められて 嬉しくないはずがない。 実は 照れくさくて 嬉しさを隠してるようにも見えるのは 私の 気のせいだろうか。
May 8, 2007
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4月 14日 そんな夜があったことも 忘れてしまったであろう 航平は しかし ちちの掛けた ひと言に 「分かってんだろうなぁ~」 と いう意味が込められていることを 少なからず 感じていたことだろう。 ふたりの帰りを待つ身としては どんな状況で帰ってくるのか 送り出す前から ドキドキである。 私は 片付けなくてはならない 用をしながら 連絡が来るまで 〈ふたりのことは 忘れよう 忘れよう〉 と ずっと 忘れられずにいた。 もう そろそろ 連絡が来る頃だと思うと 携帯が 鳴ってもないのに そちらばかり 意識がいってしまう。 ブー ブー ブー 鳴った! 「くーっ!」 と言いながら メールを開く。 【ノルマ達成 ○○勝】 良かったぁ~ しかも ノルマを6勝も上回ってるよ。 私は 安堵感に浸っていた。 ふたりを迎えにいくのも 楽しみに変わった。 駅にふたりを迎えに行く。 いつも通り 航平が先に車に乗り込む。 航は 乗り込みながら 「今日は ○○勝!」 続いて 航のちちが車に乗る。 「でも ゲンコツ もらったんだよなぁ~」 「うん」 「なんで~?」 と 私。 「全然 ダメだよ 航平は! 手が全然 悪い!」 「それで ゲンコツ もらったの」 まぁ 航のちちは そういう人であるから 今さら 驚きもしないが・・。 「人の話し 聞いてんだか なんだか。 手の練習に行ってんのに それ やんないんだもん。 なぁ?」 航平の 返事も待たず 「何でも 同じことばっか やってんじゃないよー」 「相手を見ろよ。 相手の技量を見ろってのぉ!」 「ノルマ達成したからって 意味ないかんなぁ!」 「分かってんのかよー」 航平の 第一声はどこかに行ってしまった。 ノルマを達成したので DS禁止令 までは出されなかったが 何か 改めなくては いけないことが あることを 航は 気がついているのであろうか・・。
May 1, 2007
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