1日に発足したNECカシオモバイルコミュニケーションズの山崎耕司社長は「2012年度に出荷1200万台を目指す」と宣言した。現在の総出荷年720万台から6割増やす計画を疑問視する声もある。
「端末開発のコスト競争力の重要性は増すばかりだ」(野村総合研究所の小林慎和上級コンサルタント)。山崎社長の宣言は、世界に挑戦するには最低でも年1000万台規模が必要という危機感の表れでもある。
年間出荷約11億台の世界市場はフィンランドのノキア(約4億5千万台)、韓国のサムスン電子(同2億台)、LG電子(同1億台)の3社が約7割を占める。世界の約3%にすぎない日本市場には約10社がひしめく。1000万台超えは首位のシャープだけだ。
日本勢の再編が遅れていたのは、右肩上がりの国内市場でNTTドコモなどの通信会社丸抱えの端末開発が機能してきたためだ。端末を通信会社が全量を買い取り、開発を支援する仕組みの下、高機能端末を送り出してきた。携帯端末各社は「ワンセグ」や「おサイフケータイ」といった日本独自の機能付加に注力。世界から孤立した「ガラパゴス」と言われた。
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