「Those Were The Days」、邦題「悲しき天使」である。 CDで再発売されたアルバム「POST CARD」に入っている。
「Those Were The Days」の訳が、「悲しき天使」では、確かに悲しい。悲しいのは、LP「POST CARD」である。オリジナルとは、異なったものが日本バージョンで販売されたのである。「悲しき天使」が、最初に、入ったことで、アルバムとしての意味は、完全に破壊されてしまった。米国版にも「悲しき天使」が、入れられたと聞くが、B面の抜いた曲の位置に入っているらしい。これなら、納得である。なぜなら、LP時代は、アルバムとしての構成は、A面が重要であって、B面は、今で言うところのボーナストラック的性格があるのである。よって、入替も許されるのである。さて、CD版の「POST CARD」には、そのボーナストラックとして、3曲も奢られている。一つは、シングル「悲しき天使」のB面の曲、あと二つは「Those Were The Days」である。で、「悲しき天使」は、最初に入っている。従って、LP「POST CARD」を味わうなら、2トラック目から再生すればいいのである。日本版の雰囲気を味わうなら、最初から再生すればいいわけで、日本から注文が入ることを意識したのではないかと思うのである。しかし、このCD、輸入版で2000円もする。ユーロ高の為であろうと思う。大阪万博での来日コンサートとかもあって、今時ってことであろうか。勉強するならここかな。