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2005.10.10

証券会社を擁する資源会社

テーマ：株式投資日記(19623)

カテゴリ：　株の話

　ＰＢＲ割り負けの銘柄を、もう一つ。資源会社であるが、原油とは、ほとほど無関係。そして、重要な資源は、国内にあり、わずかながら輸出もしていると聞く。その資源は、石灰石で、その会社は、1515 日鉄鉱業である。個人投資家に対するＨＰによるＩＲは、必要にして十分である。そのＨＰを丹念にたどると、証券会社のＨＰに公開されている２０００年当時の証券日記に行き当たる。そもそも、この会社が証券会社に出資するのは、大昔の話なのである。その関係もあるのであろうか、銀行株など、大量の株式を保有している。最新の有報から、計上額ＴＯＰ５を拾ってみると．．．
　みずほ　　　　２１０００株
　新日鉄　３４００００００株
　三井住友　　　　２４００株
　三菱東京　　　　１９００株
　大和証券　１６０００００株
配当性向の低さは、株式投資にまわす為であったのであろうか。さて、時価は、ＰＢＲで評価すれば０．８倍と割安で、ＰＥＲ的にも割高感はなさそうである。先に述べた株式は、株価の上昇を受けて含みを蓄えているはずである。不動産の簿価は、有価証券報告書（もちろん、ＨＰからダウンロード出来る）を見れば一目瞭然、利用価値は限定的だが、こちらも、かなりの含みを蓄え込んでいる。鉱山会社なので、過去の負の遺産を引きずるが、屋台骨を揺るがすようなものでは、なさそうだ。その辺のことも、有報に書いてある。収益力を高める手段も、いろいろと考えられるが、今のところ、動きは見えない。証券会社なんかは不要だから、今後の株式ブームを見定めながら、売り飛ばして、体質強化に役立てれば良いのにと思ってしまう。

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