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2025.07.16

１日の歩行時間、歩行強度(MET)は、慢性腰痛リスクに関係する

(3)

テーマ：医療・健康ニュース(4175)

カテゴリ：健康・医療・介護

これまで、慢性腰痛とウオーキングとの関係は、
　あまり調べられていなかったそうである。
2025.6.13に、JAMA Network Open誌電子版に掲載された
　Norwegian科学技術大学のRayane Haddadj氏らによる、
　加速度計で測定した歩行時間や歩行強度と
　慢性腰痛のリスクについてのコホート研究によると、
１日の歩行時間が長く、歩行強度が強い人ほど
慢性腰痛のリスクが低かったそうである。

研究の対象になった人は、
　１万人強で、平均年齢５５歳、女性が６割だった。
　このうち、１５％ほどの人が慢性腰痛を訴えていた。
分析の結果、
　６５歳以上の高齢者では、６５歳未満の高齢者より、
　歩行時間と慢性腰痛リスクの関連は強かったが、
　歩行強度では、年齢との間に有意な関連はなかった。
　歩行時間が短めなら、歩行強度が強いと慢性腰痛リスクは下がる
　歩行強度が弱めなら、歩行時間が長いと慢性腰痛リスクは下がる

藻緯羅が思うに、傾向的には頗る当たり前の結論だが、
　科学的に数値的な裏付けをすれば、エビデンスとなる。
もっとも、
　この程度の論文だと、データさえ入手できれば、
　あとは、生成ＡＩが出力してくれるわけで．．．
藻緯羅が、因果関係を推測すると、
　「　慢性腰痛を発症しにくい体質だと、
　　　違和感なく、長く歩けて早くも歩ける　」
ということなのかもしれない。

ところで、
　このような論文を投稿するとして、その費用はいかほどか？
　招待論文なら、逆に謝礼がもらえそうだが．．．
論文掲載料は、インフレ率を上回って値上がりしているそうで、
　論文誌の中には、「ハゲタカジャーナル」と呼ばれる、
　掲載料を不当に請求し、査読が不十分であったり、
　誤解を招くようなインパクト指標を使ったりして、
　粗悪な論文を掲載する悪質な学術雑誌もあるとか．．．

値上がりの要因は、
　読み手に対して無料公開する傾向にあるようです。
　その減収分を、書き手から徴収しようとしている？？？
　掲載料は、数千ドル程度のようです。
もっとも、
　無料公開されていない著名な論文誌では、掲載料は無料のようです。
しかし、
　論文の質が高くないと掲載してもらえないわけで、
　勢い、掲載料を払って無料公開誌に．．．
となると．．．
　無料公開誌の掲載論文はエビデンス力が弱い？？？

参考にした記事↓
medical.nikkeibp．．．jama/202507．．．
medical.nikkeibp．．．series/drk/202507．．．

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