晴耕雨読 在山東省読書博客

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December 20, 2009
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カテゴリ: 世界・歴史
著者:村上春樹
発行:新潮社 / 平成12年6月 / 新潮文庫
ジャンル:エッセイ、紀行

中国に来た2004年に持ってきた本の一つです。
過去にも未来にも、「ハルキ・ムラカミ」氏の作品のご紹介はこれきりになるかもしれません。

[目次]
イースト・ハンプトン 作家たちの静かな聖地
無人島・からす島の秘密
メキシコ大紀行

ノモンハンの鉄の墓場
アメリカ大陸を横断しよう
神戸まで歩く

辺境を旅する


共感した箇所のご紹介です。
「この国は入国者に向かって、パスポートとツーリスト・カードの他に、何かしら明確な目的のようなものを要求しているのかもしれない、と僕は思うようになった。口に出して言えて、他人を納得させられるような明確な目的を。「なるほど、わかりました。そういうわけであなたはここにいらっしゃったのですね」と言われて、ぽんとスタンプを押してもらえるような目的を。「いや、ちょっといろんなものを見てみたかったんですよ。それが何処であれ、実際にこの目で見てみなくてはどんなところかわからないじゃありませんか」というような説明では、ここでは誰も納得してくれない。」(53頁/メキシコ大紀行)

「変な話だとは思うのだけれど、ひとつのものをなくすたびに、一度下痢をするたびに、ひとつバスに乗り遅れるたびに、ひとりのおばさんに列に割り込まれるたびに、僕の中にメキシコという国が一段しみこんでいくような気がした。冗談抜きで。」(87頁)

「しかし輸入物といっても、日清製粉は香川県にだけは特別な配合をした小麦粉を出荷している。というのは香川県の人はことうどんに対してはきわめて厳しい規準を持っているので、普通の全国向けの配合のものではユーザーからクレームがくるのだそうだ。」(152頁/讃岐・超ディープうどん紀行)


村上春樹氏が人気作家であることは知っていますが、彼の小説をしっかりと読んだことはありません。
確かに文章は面白くつるつると流れていて、共感できるところもありますが、あたかも「口当たりの良いゼリー」のようなもので、つるりと喉元を過ぎた後には、その言葉たちがどこにも残っていないような気持がするのですね。
ファンの皆さま、ごめんなさい。







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最終更新日  December 20, 2009 06:05:50 PM
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