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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

森の声

2008.01.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私達は人間ですから感情が高揚したり、沈んだりということは日常的に普通にあることですよね。


あの時、こうすれば良かったのに・・・・
あの時、ああ言えば良かったのに・・・・
なんで、あの時あんな事をしてしまったのだろう・・・・
などと思い返して、暗い気持ちになることはありますよね。

でも、こういう時は自己肯定観が低くなっているということなのでしょうか。
そもそも自己肯定観はそんなに簡単に上がったり下がったりするものなのでしょうか。
私は、そんなに何でもかんでも自己肯定観とつなげて考えなくてもいいのではないかと思うのです。


通り過ぎなくても、自分の感情とそのように関わっていればその苦しさ、悲しさ、辛さと付き合う術を学ぶことが出来ます。
それもまた、自己肯定のあり方の一つの形なのではないでしょうか。

問題は自分の中のその負の感情を否定しようとすることなのではないでしょうか。
特に現代人はその傾向が強いように感じるのです。
それは、明るくよい子でなければいけない自分へのこだわりなのでしょうか。

子どもを愛することが出来ない自分を否定している人がいます。
子どもをぶってしまう自分を否定している人がいます。
自分の意志で決めることが出来ない自分を否定している人がいます。
成績が悪かった自分を自分で否定している人がいます。
家事が出来ない自分を自分で否定している人がいます。
いつも途中で挫折してしまう自分を自分で否定している人がいます。



子どもを愛することが出来ないからといって自分を否定することなんかないのです。
自分が出来ないことは出来なくて当たり前なんですから。
そんなことで自分を否定していたら人間は生きていけません。
何にも出来ない赤ちゃんは自己否定の固まりになってしまいます。

問題はそういう人の多くが、出来ないことにばかりにこだわって自分が出来ることを探そうとしないことなんです。負の感情に囚われて、出来ないことの前で止まってしまうのです。

そういう点で頭が固いのです。応用力が乏しいのです。試行錯誤ができないのです。

赤ちゃんは歌も歌えません。歩くこともできません。話すことも出来ません。それでも自分で出来ることを探して一生懸命に行動しています。その繰り返しの中で歌が歌えるようになる、歩くことが出来るようになる、話すことが出来るようになるのです。

今できないことでも、今できることを一生懸命にやっていれば将来できるようになるかも知れません。それでも出来なければ、それはそれで仕方がありません。それがあなたの人生なんです。それだけのことです。

自分を否定する理由などどこにもないのです。
出来ないことばかり考えているから自分を否定したくなるのです。
冷静に考えたら、出来ないことより出来ることの方がずっと多いはずなんです。
そうではありませんか。

武術的には力の強い相手に腕を掴まれたら腕をはずそうと頑張ってはいけません。
そうではなく、腕を掴まれた状態でも出来ることを探すのです。すると、結果として腕ははずれるのです。
それを腕をはずそうと頑張ってしまうからよけいに動けなくなってしまうのです。





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Last updated  2008.01.09 09:28:43
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