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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.01.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
だからといって、ただ体験させれば、からだで学ぶことが出来るのかというと、事はそう簡単ではありません。
同じような体験をさせてもそこから学べる子と学べない子がいるからです。

体験する事で興味を持つ子もいれば、「もうやりたくない」と思う子もいます。
同じものを見ていても何かに気付く子もいれば、何も気付かない子もいます。
鳥の声や風の音などが聞こえていても、その音に気付く子もいれば気付かない子もいます。

色々なことを体験したいと思う子もいれば、体験を望まない子もいます。そういう子は家から出ずに、動画を見たりゲームをしたりするだけで満足します。
世界が閉ざされてしまっているのです。

世界が閉ざされている子は、新しい体験を望まないし、体験しても何も発見出来ないし、楽しくもないし、何も学ぶことが出来ないのです。
当然、体験を求めて行動することもありません。



森や自然の中で子どもを育てたいと願っている人は多いですが、それを喜ぶ子もいれば喜ばない子もいます。
森や自然の中で色々な体験をして楽しく学ぶことが出来る子もいれば、どうしていいのか分からず、からだを固めて時間が過ぎるのを待つだけの子もいます。

自分の意思で自由に感じ、考え、行動することが出来る子にとっては、森や自然の中は「体験と発見と学びの宝庫」ですが、それが出来ない子にとっては森や自然の中よりも遊具のある公園の方が居心地がいいです。

では、そのような違いはどのように生まれるのかと言うことです。

まず必要なのは「親子の対話」です。
一見、「からだを使った学び」と「親子の対話」は関係がないように思えますが、意識の使い方においては同じなんです。

実際、学び上手な子は、対話もちゃんと出来ます。
その逆も言えます。問題行動をよく起こすような子は対話能力も低いです。そして、体験から学ぶ能力も低いです。

そのような子は、話すことは出来ても聞く(聴く)ことが出来ないのです。話すことも相手のことを考えず、自分中心の視点でばかり話すので理解が困難です。

聴く能力はお母さんが子どもの言葉に耳を傾けることによってしか育たないのです。
「ちゃんと話を聞きなさい」と怒鳴ってばかりいたら「話を聞くことが出来ない子」に育つのです。

子どもの言葉に耳を傾け、その気持ちを理解し、言葉を返す。そのやり取りの中で子どもはお母さんの言葉に耳を傾ける能力が育つのです。

そしてそれが、「体験から学ぶ能力」や「からだで学ぶ能力」の基礎になるのです。
一見関係がないように見えることでも、子どもの成長においてはみんなつながっているのです。





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Last updated  2022.01.03 08:53:38
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