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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.05.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
次々と便利な機械が発明されることで、それまでは面倒くさい手間や、長い時間をかけてやっていた仕事でも、誰でもが簡単に出来るようになりました。

本来は熟練が必要な仕事でも、便利な機械があれば素人でも出来るようになりました。

お皿を洗うことも、お掃除することも、簡単な準備さえしてあげれば、後は機械がやってくれます。

まだ未熟な技術ではありますが、運転手が運転しなくても自動車が自分で運転してくれる車も実用化され始めています。

コンピュータも、昔は難しいC言語やBASICという機械語を使って1からプログラムを作っていたのですが、今では、レゴを組み立てる感覚で子どもでもそれなりに複雑なプログラムが組めるようになっています。

図書館に行かなくても、いつも持ち歩いているスマホで簡単に世界中の情報を手に入れることが出来ます。

買い物も、お店に行かなくても、手持ちの現金がなくても、いつもどこでも簡単に出来るようになりました。

じゃあ、そういう簡単で便利な機械が生まれることで私たちの生活は楽になったのか。人々は余裕を持ってゆったりと生活出来るようになったのか、というとそんなことはありませんよね。

色々な情報を簡単に手に入れることが出来るようになったからと言って、子どもたちが賢くなったわけでも、知的好奇心が目覚め、育ったということもありませんよね。むしろ、自分が好きな情報ばかりを集める癖が付いてしまうことで、自分が知らない世界との出会いを失い、自分の世界や可能性の育ちが阻害されてしまっているのではないでしょうか。



でも、必要があればすごい能力が育ちます。それだけ人間の子どもは可能性の塊だということなんですが、便利な機械はその子どもの可能性の目覚めを阻害してしまう働きをしてしまうのです。

例えば、幼い子どもは世界中のどんな言葉でも学ぶことが出来る可能性を持っています。でも、大人になると、母国語の延長にしか新しい言葉を学ぶことが出来なくなります。
だから、翻訳機械のような便利な機械を使ってもそれほど成長への影響はないのですが、まだ可能性がアクティブな状態の幼い子どもたちがそのような便利な機械に依存してしまうと、子どもの可能性がどんどん萎えてしまうのです。

確かに、その能力が育たなくても便利な機械があればなんとかなります。だからその能力が育たないのですが、でも、そういう生活をしていると、その便利な機械を使いこなす能力が育たないのです。
その結果、機械を使うのではなく、機械に使われるようになってしまいます。
機械を使いこなす能力が育たないので、機械に支配されてしまうのです。

便利なスマホに依存する生活をすることで、スマホに支配された生活をしている人も多いのではないでしょうか。

また、簡単で便利な生活は、自分の感覚で感じ、自分の頭で考え、自分のからだで行動する能力を奪い依存心を育てます。

どうか子どもが幼いうちだけでも(5~7才頃まで、出来れば9才頃まで)、簡単で便利な機械にばかり依存せず、時々は、昔の人のように、自分の感覚や、頭や、からだを使って無駄を楽しむ生活をしてみませんか。

生活を変えるのが難しければ、せめてお休みの時ぐらい不便なアウトドアを楽しむ工夫をしてみませんか。丁度、GWだし。





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Last updated  2022.05.02 09:18:41
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