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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.01.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私は、3才までの子育てで一番大切なのは「生まれてきて良かった」ということを実感させてあげることだと思っています。

3才~7才までの子育てで一番大切なのは、親や家族以外の仲間や大人とつながること、色々なことを体験し色々なことを学ぶこと、自分の考えや感情やイメージを表現することの喜びや楽しさを実感させてあげることだと思っています。

前者は「生きていることに喜びを感じる心」を育て、後者は「生きて行くことに希望を感じる心」を育ててくれるでしょう。

そして、親が直接子どもに伝えることが出来るのは、3才までの「生まれてきた良かった」ということを実感させてあげることだけです。

その後の、3才~7才までの子どもの育ちに必要なことは、親そのものよりも、親がどういうつながりの中で、どういう生き方をしているのかということが大きく影響してきます。
子どもは親が生きているつながりの中でしか、自分のつながりを得ることが出来ないからです。

親が自然が好きで自然の中で遊ぶことが多ければ、子どもも自然の中で遊ぶことに喜びを感じるようになるでしょう。そして同じような感覚を持った子と仲間になるでしょう。

親がゲーム好きなら、子どももゲーム好きになり、ゲームを通して仲間作りをするようになるでしょう。

子どもは親の人生の一部として生まれ、思春期が来る頃までは親の人生の一部として生活していくことしか出来ないからです。


テレビからも影響を受けますが7才前の子どもが見る番組は親が管理出来ます。

でも、7才頃からテレビの中の人物、本の中の人物からも影響を受けるようになります。見せていないテレビからの影響も学校で他の子から伝わってきます。ゲームも同じです。
そうやって、子どもは少しずつ親から離れていくのです。

でも、3才頃までに身につけた「生まれてきて良かった」という感覚や、7才までに身につけた「つながること、体験すること、学ぶこと、表現すること」を喜び、楽しむ感性は、よっぽど悲劇的なことがない限り、一生子どもの中で子どもの「幸せに生きる力」を支えてくれるでしょう。

では、どうやったら幼い子どもは「生まれてきて良かった」と感じるのかというと、愛されていることを実感できる体験を通してです。

それは、いつもお母さんが側にいてくれる。笑顔で話しかけてくれる。泣いたら抱き上げてくれる。また、子どもからの声や、表情や、動きに込められたメッセージをちゃんと受け取り、「言葉に依存しない対話」を大切にしてくれている時です。

心の中では子どもをどんなに愛していても、実際の子どもとの関わり合いの中でそれが形として実現されていなければ、子どもは「愛されていること」を実感できないのです。
子どもには「大人の都合」は理解出来ないのですから。

「子どものために」とどんなに頑張っていても、お母さんが側にいなければ子どもは寂しい思いをするのです。また、成長に必要な心のエネルギーを得ることが出来なくなってしまうのです。

ただし、3才を過ぎた頃から、少しずつお母さんの状況も理解出来るようになってきます。お母さんがいつも側にいなくても、一緒にいてくれる短い時間の中で愛情を感じることも出来るようになります。

でも3才頃までは、お母さんが側にいなければ子どもはお母さんの愛を感じることが出来ないのです。


昨日、「おかあちゃん革命」を出版した岐阜の森の幼稚園「もりわら」の園長である浅井智子さんと、「ママがいい」を書いた松井和さんの対談に行ってきました。
そこでは、「大人の都合を優先させることによって生まれる悲劇」についての実例がいっぱい語られていました。

ママがいい! 母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ [ 松居 和 ]




アマゾン で売ってます。直接「もりわら」でも扱っています。







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Last updated  2023.01.09 09:22:58
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