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森の声

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2025.05.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
また、「誰でもいいから」という事件が起きてしまいましたね。

千葉市の路上で女性刺殺、中3の少年を殺人容疑で逮捕…「誰でもいいから殺してやろうと思った」「読売新聞 ニュース速報」

最近、この「誰でもいいから」という事件が多いですよね。ここのところ立て続けに起きているような気がします。

このように考え、このような行動をする人には「守るべき大切な人」や、「大切なもの」や、信念として「大切なこと」がないのでしょうね。自分の人生や命すら「守るべきもの」ではないのでしょうね。

そんな「守るべきもの」がない人は無敵です。説得という方法では、そのような人を止めることは出来ません。やりたいことは何でも出来てしまいます。人類の滅亡につながるような核のボタンですら、躊躇無く押してしまうでしょうね。

自分の人生すら「大切なもの」でない人に、「警察に捕まるぞ」と言っても無意味です。自分の命すら「大切なもの」ではない人に、「死ぬぞ」とか「死刑になるぞ」と言っても無意味です。「お母さんやお父さん」が「大切な人」ではない子に、「お母さんやお父さんを悲しませるな」と言っても無意味です。むしろ悲しませたいかも知れません。「大切な人」や「大切なもの」や「守りたいもの」を持っていない子どもに「道徳教育」など無意味です。「大切な人」がいない子に「戦争の悲惨さ」を説いても無意味です。かえって「面白そう」などと思うかもしれません。

だから、このような事件や、このようなことを考える子どもを減らしたいのなら、子どもたち一人一人の「大切なもの」を育ててあげる必要があるのです。そしてその「たいせつなもの」を育てるためには、子ども達を「多様なつながりの世界」の中に連れ出してあげるしかないのです。

「大切なもの」は、「つながりの世界」の中でしか見つけることが出来ないからです。なぜなら、それが「大切なもの」になるためには、それが「自分と世界をつなぐもの」になる必要があるからです。「自分と世界をつなぐもの」だからこそ、「大切なもの」になるのです。その「つなぐもの」によって、自分の存在価値が生まれるのです。

生き物を育てている人は、「自分が大切に育てている生き物とのつながり」によって、「世話をしているものとしての自分」の存在価値が生まれてくるのです。

スマホが大切なのは、スマホが「自分を仲間や社会とつないでくれるもの」だからです。そして、仲間とのつながりによって「自分の存在価値」が生まれています。「存在価値」と呼ばれるものは、「つながり」の中にしか存在できないのです。



ですから、「大切なもの」や「大切な人」や「大切な考え方」を持っている子は、最初に書いたような事件は起こさないのです。

問題は、いまその「大切なもの」や「大切な人」や「大切な考え方」を持っている子がどんどん減ってきている、ということです。子どもたちに「大切なものは?」と聞くと「ゲーム」や「お金」と答える子が非常に多いのです。それ以外に「大切なもの」が無い子が多いのです。

そんな、「つながりから切り離されて育っている子」にとっては、世界の全ては「自分にとってどうでもいいこと」になってしまうのです。





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Last updated  2025.05.13 08:19:53
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