2003年09月02日
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学生時代、第二外国語はフランス語選択だった。

3年進級時は、語学と体育(なぜか)の再履科目の単位を取らないと他がどんなに優秀でも留年、というのが大学の規則だった。
専攻と何ら関係のないフランス語で留年…?
それは困る。
試験後は、先輩たちの含蓄ある経験談に従い、
「試験前こんなに勉強しました。今年は授業もこれだけ出ました」というノートをお手紙を担当教授に渡したり。
で、無事進級し4年で卒業。
しかし、不幸なことに体育の単位のみを落として留年した経済学部の友人がいた。

1年分の学費をバイトで稼ぐ彼を見て、どれだけの後輩達が気を引き締めたことか。

というわけで、フラ語に関しては、今でも当時の友達と飲み会1回分のバカ話ができる。
あー、恐ろしくも懐かしい過去。
試験範囲を間違え、試験当日に発覚するという恐ろしい夢を、いまだに1年に1回ぐらい見ている。

それでいながら大学時代、なぜか英語部(ESS)だった私。
以来、英語以外の語学に対しては、ものすごーいコンプレックス&拒絶反応があった。

なのに、今さらロシア語。

3週間ぶりにロシア語の授業を再開。
本来は学校に通うところを教員に自宅に来てもらう、という形式でお願いしている。
カテキョーと同じ形態での勉強なのだが、あくまで「外国人学生が学校でロシア語を学ぶペースを基準として」にこだわっているようだ。
週2回、1回2時間半近い(45分×3コマ)契約でも「この時間だけの勉強では少ない」と、宿題がたっぷり出される。

また、ロシア語は筆記体になると文字が崩れるだけでなく、形が変わるものがいくつもある。
例えば「T」は英語筆記体のMの形になる。
私は筆記体を全く読み書きせずに来たのが、「宿題はすべて筆記体で書きなさい」。
短文を一行書くだけで、何分費やしたことか。

※でも観光滞在の人も筆記体ーゴチック文字の対比表は持っていたほうがベター。


私が教わっているのはプレパダヴァーチェリ・タマーラ(タマーラ教官ね)。
エムゲーウー出身の大学教授を定年退職した、少女のようにかわいらしいおばあちゃま先生。
気候の話(ここが年齢を感じさせる)、大好きなロシア文学やクラシック音楽、飼っているネコの話になると、おしゃべりが止まらない。
授業時間中、私が話している時以外、絶え間なく音楽のように上品できれいなロシア語を話している。

しかも、タマーラは一切英語を話さない。
外国人に(母国語ではない)ロシア語を教えるプロとして、英語を話さなくてもマスターさせる自信が学校側にもあるらしい。
契約交渉をしてくれた夫も「そのほうが上達も早いし」とあっさりOKしてしまった。
タマーラの授業が始まった当時は、授業が終わると脳みそが酸欠状態。
放心状態にも近いハンパじゃない疲れ方。
あまりに疲れて午後寝込んだこともあった。
日本で購入した日本語の参考書を読んでも不可解なロシア語文法。
(参考書、正直言って日本語の文章自体が分かりにくい。単に私がバカなだけ?)
それをロシア語で説明されるのだから、ものすごーく集中して相手の話すことを見聞きしていないと、BGMのようにロシア語が上滑りした。

でも、ほめ上手なタマーラは、動詞変化のなかなか覚えられない私を怒るでもなく、宿題が終わらなくても責めるでもなく、根気よくグイグイ引っ張っていってくれる。
おかげで、拒絶反応が起こるでもなく今に至っている。

でも、もうフランス語はイヤ。
たとえ、あの永井大くんがNHKフランス語講座の生徒役で出てたとしても観ないよー。
そう思って午後から出掛けた先で、フランス~パリの話で盛り上がる。
ルーブル美術館、蚤の市、和菓子屋やおいしい日本料理などモスクワにはないお店の数々。
行って見たいなーと思いつつ、ジャック教授やマキコ(発音はマヒコね)女史の顔がちらつく私だった。





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最終更新日  2003年09月04日 20時21分52秒
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