2004年02月22日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
夜、友人家族4人が遊びに来た。

放課後、自由に遊べる時間や環境が少ないコドモたちには何よりの楽しみだ。
親の私たちもそれは同じ。
お店の人やコドモを気にせず、ゆっくり食べて飲んで話せるわけで。

「これ、どうぞ-」
手土産にと持ってきてくれた高級スーパーの丈夫な袋。
う、重い。
中を見てビックリ。チョコが何十種類も袋に詰まってるー。

うれぴい。ありがとう。
「ここまでいろんな種類のチョコ、まだ食べてないでしょ?」
私たちよりずーっとモスクワ暮らしの長い家族。
物をくださったこと以上に、いろいろ考えて選んでくれたその気持ちがうれしい。

ロシアでは、おうちにお呼ばれした際に手土産持参、はお決まりだ。
ロシア人の間では、花束やチョコなど甘いお菓子などが一般的と聞いている。
大げさなものでも、高価なものでなくてもいい。
我が家も、今までに数え切れないぐらい手土産をいただいたり持っていったりした。
いただいた手土産で印象に残っているものもいっぱいある。
こんなのよく持ってきてくれたなーといった、重いテッポウ百合の鉢植え、
路上で売っていたもぎたてのフルーツ、

もちろん、手土産の王道・手作りお菓子やお惣菜も…。
日本みたいに、ちょっとそのへんのお店で気の利いたものが揃わない分、
「今評判のシェフの何とか」や「有名店のアレ」でなくとも、その人にとってうれしい手土産がいっぱいあることに気付く。

最初はテレビゲームをかじったコドモたちは、そのうちコマ回しに興じている。
コドモの保育園時代の先生(つっちー)が、「ロシア人のお友達と遊べるといいね」とくださったコマ。

まだモスクワに引っ越す実感のわかない、保育園仲間とのお別れ飲み会の時のことだ。

保育園では毎年冬になると、先生もコドモ達もコマ回しに熱中していた。
その甲斐あって、コドモはコマのひもの上をツツーッと走ったり手に乗せて回したり、といった、
コマおんちな私から見ると染ノ助染太郎ワザのような芸まで習得している。

「すげー」「オレもやってみる」
コドモたちは、あっという間にコマのとりこになる。
日本だったらできないな、家の中でコマ練習、しかも夜間だし。
さらに、そのうち「どれどれ」とちょい指導に入ったはずのお父さんたちのほうが熱中している。
しまいには、コマをカンペキに取り上げる(涙byコドモたち)。
そのうち昔のカンを取り戻すと、次は「ケンカ(ゴマ)する?」。
観葉植物を置いている木製の台を土俵代わりに(涙by私&ハッパ)
びゅんびゅんコマを飛ばしている。
あまりの盛り上がりぶりに「よかったらコマお貸ししましょうか」と言うことも。

ちなみにお母さんたちがコドモから取り上げるのは、「太鼓の達人」のタタコンだ。
コドモのお迎えに来たはずが、しっかり自分がハマってしまう。
まさに「ミイラとりがミイラになる」状態だ。
「いやー、けっこう難しいよねー」と難曲を極める自分に感動し、
「でもゲーセンの『太鼓の達人』のほうが叩き甲斐があるわー」と日本に思いをはせる。

ちなみに、「太鼓の達人」はロシア人のお客さんにも人気。
面白いだけでなく、あのミョーな日本っぽさがたまらないんだろうな。

というわけで、つっちーがくれた色鮮やかなコマたちは、
ロシア人のコドモではなく日本人のおやぢたちに人気沸騰中なのでした。
おしまい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年02月23日 18時55分40秒
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

mosmossugar

mosmossugar

お気に入りブログ

マドレボニータ(美し… マドレボニータさん
ま~るい地球 ロシアン・カフェさん
沢木遥の「幸せ力を… 沢木遥さん
【こぶたラボ】結婚… ライチ@こぶたラボさん
やっほーブラジル ぱさりーにょさん

コメント新着

腰痛アドバイザー@ 腰が痛いのは、辛いですね。 腰が痛いのは辛いものです。 私も14…
真さゑ@ Re:卒業式に思う(03/13) 私は長い事現地にいたので、卒業式を迎え…
真さえ@ Re:帰国子女に関する大いなる誤解(03/04) よくぞいってくださいました。 私はアメ…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: