「免疫整体 ここ一番」院長の日記

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2005年10月01日
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カテゴリ: 歴史のこと
「共産党員のスパイ達はソ連のために働いた」

当時、ソ連で諜報活動を担う機関は、NKVD(内務人民委員部。のちのKGB)で、そのトップはベリア。その下でアメリカを担当していたのがバイコフ大佐である。ハリ-・ホワイトはこのバイコフ大佐につながるスパイだったのだ。具体的にホワイトに接触していたのはバブロフとアフメロフという2人のNKVD工作員で、ホワイトはこの2人を通じてホワイトハウスの内部情報をソ連に渡していたのである。

だから、ソ連は日米交渉の詳細の経緯も中身も、ハル長官が用意した対日提案も、逐一掴んでいたのだ。

スタ-リンはどうしても日本とアメリカを戦争させたかった。日本とアメリカが戦争になれば、日本は三国同盟の一員なのだから、ソ連が対峙し、追い詰められているドイツと敵対する側にアメリカは立つことになる。それだけでアメリカの助けが受けやすくなる。そのことを計算したのである。
では、日本とアメリカを戦争させるにはどうすればよいか。日米交渉で日本がどうしても呑めない提案をアメリカに出させ、決裂させればいい。

ソ連の指令を受けてハリー・ホワイトは強硬な対日提案を作成し、モ-ケンゾ-を通じてル-ズベルト大統領に取り上げさせ、ハル長官から日本に手渡すように工作したのである。
ハル・ノ-トはソ連の工作によって書かれ、日本に突きつけられた、ということである。

ついでに言えば、ル-ズベルト大統領の政府内部にはかなりの共産党員が入り込み、ソ連の手先となって働いていたことが分かっている。例えばこんなふうである。
カリ-という経済担当官が居た。この男は共産党員で、ホワイトの推薦で政府内に入り込んだのだ。


ハル長官が目の前の開戦を回避するために日本に宥和的な案を用意した時、蒋介石は猛烈に反発し、その命を受けた駐米大使の胡適はこの案を潰すために盛んに動いた。
「その時、歴史は動いた」はこれをハル・ノ-トが出てきた最大の理由にしたわけだが、この背後には、ラテモアの強い働きかけがあったのである。NHKの番組はこのことにもチラリとも触れていない。

アメリカの政府内に入り込んだ共産党員のソ連スパイ・コネクションの手は、イギリスにも伸びている。
ハル長官の日本に宥和的な案に中国が猛反発した時、イギリスもこれに同調した。これにはグリンバ-クという男のチャ-チルへの働きかけがあったのである。このグリンバ-グはイギリスの共産党員で、カリ-の右腕と言われ、カリ-の指示によって政府内に入り込み、この工作を行ったのだ。

アメリカ政府におけるソ連スパイとしてのハリ-・ハワイトの働きはハル・ノ-トだけではない。
アメリカが参戦すると財務省特別補佐官の立場をフルに活用して、アメリカのソ連に対する武器援助を最大限に拡大するために働いた。そのために第二次大戦中のアメリカからソ連への武器援助は、戦車1万2千台、航空機1万9千機という膨大なものになった。
これほどの武器援助があったから、ソ連はなんとか対独戦を戦い抜くことが出来たのである。
(次回へつづく)





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最終更新日  2006年03月07日 15時59分32秒


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