「免疫整体 ここ一番」院長の日記

「免疫整体 ここ一番」院長の日記

2006年01月20日
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カテゴリ: 病気のこと
では、肝腎の主人公、千島博士の経歴と学説までの経緯について見ていこう。

1940年、千島久喜男は、九州帝国大学農学部畜産学研究室に嘱託として赴任した。
それまで彼は中等学校教師であったが、退職して新しい研究人生を踏み出したのである。
年齢は既にその時41歳。

上司の丹下正治教授が彼に与えた最初の研究テーマは、「乳牛の尿による妊娠診断」というものだった。
だが、妊娠した牛の尿を入手するのが非常に大変なため、鶏の卵を材料にした「胚の発生」にテーマを変えてもらった。

その研究プロセスで驚くべき発見をしてしまったのである。
それは、赤血球が原始生殖細胞や生殖腺の全ての細胞に分化・移行していたことだった。

それまでの定説は、「生殖細胞は分裂増殖する」といわれていたのに、事実はこれの反して、赤血球から生殖細胞などが生まれていることを、彼は顕微鏡観察によって発見してしまったのである。


「赤血球から生殖細胞、その他へ移り変わっている状態を見た私は、はじめは唖然として、自身の目や頭を疑うほどのショックを受けた。しかし、何百枚ものプレパラードを入念に調べてみたが、細胞分裂によるものでなく、赤血球から変化するものであることを確認した。

丹下教授に顕微鏡を見せて私見を述べたところ、はじめの内は丹下先生も信じられないようだったが、根気よくそれを説明したところ、ついにそれを承認され、それを学位請求論文として提出するように言われた。(「血液と健康の知恵」より)」

さらに、彼はとんでもない大発見を、妻に次のように語っている。
「これは大変なことになった。生物学はその第1ページから書き替えられなくてはならない。神は私に大きな仕事をさせようとしている。(「千島学説入門より」)」

実際、それはとんでもない大発見であった。
「細胞は細胞分裂によって生じる」というのがそれまでの定説で、それが生物学の最も重要な根本原理となっている。

なぜ、他の人はそう見えたのか。そこには当然理由があった。
それまでの研究者は、鶏の胚子の生殖腺(睾丸・卵巣)の組織発生を顕微鏡観察するに際し、胚子のウォルフ氏体(中腎)と付着している生殖腺を切り離して観察していた。

千島博士は、それを切り離さずに中腎と生殖腺とを一体にした標本で観察していた。
すると彼の、観察では中腎と生殖腺の出来始めのものには境がなく連続的で、しかもその境の付近には血管外に出た赤血球が無数に散在していて、それが原始生殖細胞や生殖腺の細胞に分化、移行していく様子がはっきりと確認することができた。
要するに、他の研究者と千島博士の違いは、標本の作り方の違いにあったのである。






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最終更新日  2006年03月07日 14時49分42秒
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