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少年犯罪(と、ひとくくりにしたくないけれど)が起きる度に思うのは...「親って損」「育児って損」って思う人が増えるんじゃないかなぁ...という事。ネットの掲示板などを読んでいると、そのうち「親になるのは自己責任(^^;)」とでも言われかねない世の中になっている様な印象を受けるのだ。とほほほほ。ネットから離れて政府を見ても少子化、少子化と騒いでいるのにその足下から「親を市中引き回しにしろ」云々の発言がポンポン出てくるし「産め」と騒ぐだけで「産んだ後」の具体的な対策は粗末なかぎり...結局の話、子供という社会の宝・社会の将来を案じるのではなくお金がほしいだけじゃないか...と国民が白けても無理は無い。今、既に生きている子供が大切にされていなければこれから生まれてくる子供の数が増えるわけ無いのだ。「ゆとりの教育」と騒げば逆に塾通いが盛んになり、(「学校が本来なすべき役割?」をはたしている塾も少なくないらしい)却って「ゆとり」の時間は減り、少年事件が起こる度に「命の教育」と騒いでも具体的に何をやっているのか、さえ、見えてこない。あぁ、なんだか、お先、真っ暗......。これじゃ、政府にも「親になる人は、自己責任でなってください」って言われてるみたいなもんじゃないか?(バカヤロ~~~~~~~~)「こんな社会だし子供は諦めた方がよいかもしれない」「こんな社会に子供を送り出すのは無責任だ。」と思う人が出てきても、もっともだ。子供が生まれなければそして、生まれた子供が育てられなければその社会は終わってしまう。社会の人が全て育児を否定的にとらえはじめたらその社会は確実に終焉する。そして、その社会の終焉こそ育児を否定する人々の望む事なのだ。それは「こんな社会は無くなるべきだ。」という積極的なメッセージなのだ。「自分の生活ペースを子供に乱されたくない」という一見、自己中心的に見える理由の裏にさえ「社会の将来は、どうでもいい。」→「社会が無くなっても構わない」というメッセージが隠されているのだ。でも、でも、本当にいいんですか?あなたの住んでいる社会が、将来、消えてしまっても?若い時は、明日が無くても良いって思う事もあった。でも、今は明日を下さい、と天に祈っている。何故?その答えは子供達が教えてくれた。育児によって学んだのだ。育児って一体何だろう?育児は疲れる。体力的な疲れ...精神的な疲れ...気持の良い疲れである事もあるがただ単にドドっと疲れるだけの事もある。育児は修行だ。毎日、毎日、新しい問題が出てくる。毎日、毎日、体当たり。毎日、毎日、試行錯誤。毎日、毎日、責任感。過去と体面せざるを得なくなる..自己を直視せざるを得なくなる..(これは辛い経験にも楽しい経験にも成り得る)子供は天からの「授かりもの」と、よく言われるけれど私は「あずかりもの」だと思っている。子供は親の所有物じゃない。大切にあずかって育んで大切に社会に返す大切な「あずかりもの」。自分の血を受け継ぐ子供も縁があって結びついた子供も子供は皆、大切な天からの「あずかりもの」。実際に育児をしてみないと理解らない事こればっかりは、実際に育児をしてみないと理解らない(^^;)。育児は楽しい!!!でも、どんな事が楽しい?って聞かれてもこればっかりは、実際に育児をしてみなくっちゃ理解らないとしか答えようがない。その楽しさは、お金や数字の様に目の前に出せるものではないから。「育児」には成績表は無い。しかし成績を付けたがる人が結構、多い....結果ではなく、まず、過程なのに結果を求めた(求めさせられた)育児の多い事、多い事。それじゃ楽しめないんじゃないだろうか?もったいない....人が成長していく様を至近距離で見る..人の形成にドップリ関与する..責任は重い。だからこそ、貴重。だからこそ、愛しい。ひとつの命は、長い長~い「生命(いのち)の鎖」の先に、ぶらさがっている。長い長~い「生命の鎖」はあちらこちらで結びついたり分かれたりしながら伸びていくのだ。鎖の先に新しく鎖がつながるかどうかはわからない。鎖の先端である自分が新しい鎖をつなげている...それに気付いた時自分が莫大な長さの鎖の一つだった事を実感した。自分につながって来た鎖の重みを実感した。責任と同じ重さの喜びを感じた。育児に苦しみや悲しみが無いとは言わない。でも喜びは苦しみも悲しみも、全て吸い取る力を持っている。苦しみや悲しみ、そして責任の重みが喜びの重さを増す。育児を体験しなくても、こんな事が理解る人はいるんだろう。でも、私は、育児を体験して、やっと、これが理解ったのだ。「こんな社会」無くなるべきなのか?べき、か、どうか、は、わからない。でも、私は、私を生み育ててくれた社会を無くしたくない。鎖を私のところで、止めたくない。私は、所詮、一つの鎖。莫大な鎖から遺伝子によって「生きる」というメッセージを植え付けられている。自分の子であろうとなかろうと生命の鎖を継続させるために大切に大切に子供を育てる。そして、その育児を楽しめる様にプログラムされている、そんな一つの鎖に私は過ぎない。自己責任?望むところだぁぁぁぁぁ!!
June 16, 2004
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5月末から、つい先日までネット時間が殆ど無く、もちろん日本のネット・ニュースも全く見ていなかった。だから、長崎の事件も、一週間以上たってから知り、昨日、関連ニュースを読み尽くした。そのうち長崎新聞のサイトに出会い「詳しい報道」を読んだ。全国的には、この詳しい報道は、敢えて押さえられていた様だ。何の為に?遺族への配慮?児童への影響を防ぐ為?それならば、私が、ここで、とやかく書く事も全くもって無責任で思いやりの無い残酷な行為だ。もし、遺族の方が、この様なちっぽけな日記を目にされる可能性が少しでもあるなら、絶対、書けない。可能性は皆無だと思うから書ける、そんな事をこれから二十数行書く。何故書くのか?書かずにはいられないのだ。そして、何より、私には、情緒的な想像力が欠如しているから書けるのだと思う。内容の想像がつく方、もうご存知の方以外は、どうか、************印まで読み飛ばして下さい。救急隊員は搬送しなかった。それは、明白だったからだ。担任は、首の傷に「気付かず」手の止血を試みた。それは、首を直視できなかったからだ。致命傷は深さ10cm長さ10cm。それは、殆ど切れている、という事なのだ。そしておそらく、報道では「待っていた」とされていた15分の殆ど或いは全てを凶器を使って切る事に費やしたのだ。想像を絶する残虐?どうだろう?怖かったのかもしれない。憎悪なのか恐怖なのかひょっとしたら本人にも、もう、わからないかもしれない。おそらく適切な言葉では無いかもしれないが何かを消し去ろうと「無我夢中」だったんじゃないか?憑かれた様に。そう思いたい。いくら情緒的想像力の欠如した私でもその経過を楽しんでいたとは絶対思いたくない。追いつめられていたんだと思う。何かに....。************************真実は、もう、一生明かされる事は無いと私は思う。真実は、多面的なものだ。その最も重要な一面の一つが明らかにされる事は、もう無い。一つの命とともに、その真実は消されてしまった。何故事件が起きたか?莫大な組合わせを持つ「錠」の数字がぴったりと一致して「錠」が開いたのだ。その一つでも合わなければ「錠」は開かなかった。ひとつの命は救われた。ひとつの魂も救われた...かもしれない。でも、その一つが合わない様に防ぐ事それが、可能だったとは思えない。インターネット残虐な映像の垂れ流し子供を食い者にする大人社会親子関係学校教育地域環境年齢ホルモン性格........様々な要因が問われている。その中の一つでも「改善(しようがあるのなら)」されたら事件は起きなかったのか?いや、事件は、もう起きてしまったのだ。これから、同じ様な事件が起きない様に「起こさない様に」様々な【要因】は問われている。でも、もう、事件は起きてしまった。本当に悲しいけれどこの事件を数の一つとして見たくないけれど、でも、前代未聞じゃないだろう。おそらく、これからも起きるんだろう。ひょっとしたら、ただ一つ可能に近いと思われる事は子供を、徹底的な管理下に置く事だろうか?徹底的な管理下.....。理想は、愛で包み込む事だったのに....。子供を守る為には、子供を子供だけにしない.....常に大人の監視下におく...そんな事しかできないのか?安全な子供だけの世界.....あれは、幻だったのだろうか?ただ単に運が良かっただけなんだろうか?小学校高学年から中学。身体は、大人並みになって人の世界、そして、自分自身の心の「明」と「暗」に気付く。でも、やはり大人じゃない。単純じゃない。でも、大人の目から見たら、本当に幼い。涙が出るほど幼い。寂しくて心細くてちょっとした事で天にも上るほど幸せになったりちょっとした事で命を捨てたくなるほど悲しくなったり手を伸ばしたくても伸ばせなかったり大人は、寂しさや苦しさや悲しみや怒りと対処する方法を身に付けている。もちろん年齢は大人でもその方法を持たない「大人」も、いるだろう。でも、大人が、その方法を持たないのはその大人自身の責任だ。子供は、じっくり時間をかけてその方法を身に付けることで大人になるのだ。ごめんね。大人の一人として、心から、わびたい。子供の命を魂を守れないのは大人の責任だ。ごめんね。私は、今、自分の身の回りにいる子供達を守るだけで精一杯。でも、もっと、何か、できたのかもしれない。大人として、何か、できたんじゃないかな?できたはずだ、と言ったら傲慢に思える。でも、子供の大切な大切な命が一つ失われてしまった。そして子供の大切な大切な魂が一つもう失われてしまったのかそれとも失われかけているのか.....ごめんね。今は、おわびの言葉しか頭に浮かばない。
June 11, 2004
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