10koの徒然日記

10koの徒然日記

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

mutsuki10ko

mutsuki10ko

カレンダー

お気に入りブログ

編み物って素敵! 粉雪舞さん
のほほん日本~~生… まさむ6773さん
青空日和 紘子.さん
わたしの徒然日記 ぱでぃんとんさん
ありがとうな気持ち… うりん☆(*бvб*)☆さん

コメント新着

ともぞう@ Re:Jam Jamoon 演劇部と・・・(06/29) 10koちゃん、虹の橋のたもとで、 クーちゃ…
clplwodkg@ MdGyPrUsmymj sLZhrH <a href="http://eeoqwxg…

フリーページ

2010年05月18日
XML
カテゴリ: 小説
 「ただいまあ」ゆふみが家へ帰ると部屋は真っ暗だった。

 「あれ?翅隼帰ってないのかな?」電気をつけると玄関に彼のシューズがある。

 「?」居間を抜けて、寝室の扉を開ける。「翅隼?具合悪いの?」

 何かくぐもった声がした。「風邪でもひいたかな?」言いながらゆふみは翅隼のベット側に

 膝をついた。

 「翅隼」布団に潜り込んでいる弟に声をかける。「どうしたの、ほら、顔見せて」

 もそっ・・・片手が布団の端をひいて、翅隼の顔が少し見えた。電気のつけない部屋で、し

 かも布団の中から垣間見えた翅隼の顔は、知らない人の顔に思えた。

 「熱あるのかな?」おでこに手を伸ばしたゆふみの手首を、翅隼は掴んだ。



 「いたいよ、翅隼、離して」翅隼の眼が、紅く光ったようにみえた。

 その瞬間頭が白くしびれて何も考えられなくなった。

 ぐいっ。布団の中にゆふみは吸い込まれる。

 (あ、あたまが・・・はたらかない・・・からだが・・・しびれる・・・これは、なに?)

 混乱するゆふみはいつの間にか、自分がなにも身に着けておらず翅隼とつながっていること

 に驚愕した。

 「しは・・・やめ・・・」声を出しかけたら唇で塞がれた。

 お互いの体内でのエネルギーが大きな渦となって交換されていくのがわかる。

 (史朗さん、たすけて!)


 (史朗さん、助けて!)ゆふみの声が聞こえた気がした。

 「史朗、どうした?」「ん?ああ・・・助けを呼ばれたような気がした」「ふうん」



 史朗はゆふみが気になり、席でこっそりメールを打った。


  ブラームスが鳴っている中、ゆふみは翅隼のベットの中ではだかのまま虚脱していた。

 携帯を取りに行く力すら身体の中に残っていなかった・・・。


にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年01月25日 15時23分57秒
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: