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「Oh…」大谷翔平特大54号でマイクに拾われたため息 敵地放送局も脱帽「別の惑星にいる」米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。飛距離436フィート(約133メートル)の豪快な今季54号3ランをかっ飛ばした。2回にはタイムリーを放ち、その後に二盗に成功してシーズン57盗塁。2001年イチローの56盗塁を上回り、日本人最多記録としている。特大弾には敵軍の実況席も「彼は別の惑星にいる」と脱帽していた。大谷が止まらない。2安打を放って迎えた6回無死二、三塁の第4打席だ。右腕モリーナのチェンジアップを捉え、打球は右翼席へ。打った瞬間にそれとわかる54号3ラン。飛距離436フィートの打球で、同僚たちも開いた口がふさがらなかった。MLB公式が運営するロッキーズ向け放送局の実況席も呆然。打った瞬間、実況のドリュー・グッドマン氏が「Oh……3階デッキまでとどくかもしれません」と小さく漏らした声がマイクに拾われた。解説のジェフ・ヒューソン氏は「彼は別次元にいる」と称賛。グッドマン氏も「彼は別の惑星にいますね」と脱帽するしかなかった。大谷は2回に二盗に成功しており、イチローの日本人記録を上回る57盗塁もマーク。さらに8回にも二塁打を放ち、打率を.309まで上昇させた。ここ最近は得点圏で13打数12安打、5本塁打、19打点と驚異的な成績を残している。
2024.09.28
大谷翔平、ついにアメリカの国技も超越?「クレージーだ。ダラスのダウンタウンでカウボーイズより大谷翔平の話をしている」米SNS騒然ドジャースの大谷翔平選手(30)は9回に同点の53号ソロを放ち、さらに2盗塁をマーク。自身のメジャー記録を「53本塁打、55盗塁」まで伸ばした。5打数4安打で、打率も3割1厘と3割台に乗せた。試合はドジャースがサヨナラ勝ちし、地区2位パドレスとの3ゲーム差を守った。 1点を追う9回、大谷が右腕ハルボーセンの外寄り低め143キロのスプリットを捉えた打球は、中堅バックスクリーンの右に飛び込む53号の同点ソロとなった。足でも3回に二盗を決めると、7回は一、二塁間を破る右前安打の直後、ベッツへの初球に二盗を成功させ、今季55盗塁とした。 米SNSが騒然としている。あるファンはX(旧ツイッター)で「クレージーだ。ダラスのダウンタウンを歩いているが、みんな(NFL)ダラス・カウボーイズより大谷翔平の話をしているぞ」とツイート。さらに「これは『大谷効果』だ。冗談抜きにみんなNFLよりも野球の話をしている。こんなのはマグワイアVSソーサのとき以外、見たことがない」と記した。 アメリカンフットボールは米国の4大スポーツで断トツの1番人気を誇り、バスケットボールがそれに続く。そこに大きく水をあけられて野球、最後にアイスホッケーという順番だ。さらに、テキサス州は米国の中でもアメフトが圧倒的な人気を誇る土地で、中でもダラス・カウボーイズは「アメリカズ・チーム」と称される。同州は他にもNFLのヒューストン・テキサンズを擁する。また、地元のテキサス大は今季NCAAのランキング1位で、テキサスA&M大も24位だ。
2024.09.24
大谷翔平、ついにアメリカの国技も超越?「クレージーだ。ダラスのダウンタウンでカウボーイズより大谷翔平の話をしている」米SNS騒然ドジャースの大谷翔平選手(30)は9回に同点の53号ソロを放ち、さらに2盗塁をマーク。自身のメジャー記録を「53本塁打、55盗塁」まで伸ばした。5打数4安打で、打率も3割1厘と3割台に乗せた。試合はドジャースがサヨナラ勝ちし、地区2位パドレスとの3ゲーム差を守った。 1点を追う9回、大谷が右腕ハルボーセンの外寄り低め143キロのスプリットを捉えた打球は、中堅バックスクリーンの右に飛び込む53号の同点ソロとなった。足でも3回に二盗を決めると、7回は一、二塁間を破る右前安打の直後、ベッツへの初球に二盗を成功させ、今季55盗塁とした。 米SNSが騒然としている。あるファンはXで「クレージーだ。ダラスのダウンタウンを歩いているが、みんな(NFL)ダラス・カウボーイズより大谷翔平の話をしているぞ」とツイート。さらに「これは『大谷効果』だ。冗談抜きにみんなNFLよりも野球の話をしている。こんなのはマグワイアVSソーサのとき以外、見たことがない」と記した。
2024.09.23
走りまくる大谷翔平の裏側で…ベッツの悩み「アドバイスをくれないか」 同じ境遇のスターに尋ねた“解決法”米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」は公式YouTubeで、ベッツが司会を務める番組「On Base with Mookie Betts」を公開している。この中でゲストとして登場しているのがアルビーズだ。ベッツ「僕ならショウヘイ、君だったらアクーニャのような素晴らしい選手が一緒のチームにいたら、この男は本当にすぐれていると認めるしかない。もはや『君は本当に素晴らしい、そのまま続けてくれ』って称賛しているぐらいだ」アルビーズ「本当にそうだよ」「僕より優秀で、ただそれを受け入れるだけ。とにかくやってくれって」ベッツ「君はアクーニャの後ろで2番を打っている。僕はショウヘイが一塁にいると、彼が走るかもしれないから待たないといけないということを学んだんだ。このことについてアドバイスをくれないか」アルビーズ「アクーニャJr.の場合は『1球目で走るよ。もし走らなくて、それがボールだったら、次の投球も待ってくれ』って。それで僕は『カウント1-1だろ。別にいいさ』といった感じ」アクーニャJr.は盗塁を仕掛けるのなら、早いカウントから動くのが特徴で「彼はマジで1、2球で行くね。足が重い日があっても『彼ら(敵)は僕が走ると思って速球を投げる』って」ファストボールが来る確率が高まる。そこで直球を狙い打てば、好機は広がる。
2024.09.16
ベッツ 大谷敬遠直後にまた適時打大谷敬遠策が裏目「ハハハハハ!」 ベッツ決勝打にロバーツ監督喜び「彼はムキになった」 試合前には猛檄「戦い続けろ」9/16(月) 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席連続で適時二塁打を放つなど、4打数2安打2打点の活躍で9-2の勝利に貢献した。2-2の9回2死三塁ではブレーブスが申告敬遠を選択。2番ムーキー・ベッツ内野手の左前適時打が決勝打となった。デーブ・ロバーツ監督は相手の敬遠策に理解を示しながら勝利を喜んだ。2-2の9回2死三塁で大谷は申告敬遠。続くベッツが意地の左前適時打を放ち、1点を勝ち越した。なおも一、二塁の好機から3番フリーマンも左前適時打。左翼手が後逸した間に一走のベッツも生還した。さらに4番テオスカー・ヘルナンデスが左中間に29号2ラン。勢いは止まらず、エドマン、マンシーの3者連続弾でこの回一挙7点を奪い、試合を決めた。 ベッツは3日(同4日)の敵地エンゼルス戦でも大谷の敬遠後に15号3ラン。この日の試合後に取材に応じたロバーツ監督に対し、「他の監督の立場になったら、ベッツの前で何人の打者に敬遠するか?」と質問が飛んだ。指揮官は「ハハハハハ! おそらくこの地球上に1人か2人だね」とご満悦。「1人はニューヨークにいて、もう1人は私たちのクラブハウスにいる」とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷だけだと強調した。 敬遠後に打席に立つベッツへ言葉を掛けるのか。「彼はわかっているよ。そして、彼はムキになっていると思う。無礼だとかそういうわけではないが、自分の前の打者が歩かされたらムキになるべきだ。2回とも私たちにとってうまく働いたね」と喜んだ。 プレーオフに向けて、ベッツが意地を見せたことには「多くの成功が自信をもたらす。あのような場面でプレーできるとわかっていれば、また同じような場面が来た時にも準備ができる」と歓迎。一方、ベッツもロッカールームで取材に応じ、「僕は彼ら(相手チーム)を責めないよ。僕でも彼には投げないからね。幸運にも良い結果になってよかったよ」と笑顔で理解を示した。 前日まで5戦4敗。試合前に指揮官はチームに檄を飛ばしたという。ベッツは「『自信を持て』と言われたね。『俺たちはまだ大丈夫だ』『戦い続けろ、戦い続けろ』と伝えてくれた」と明かした。
2024.09.16
日本流の「敬意の証」が380万回再生超 今永と大谷の真剣勝負で映った行動…米「脱帽する」と称賛9月10日(日本時間11日)にドジャースタジアムで行われたドジャース―カブス戦で見られた日本人選手同士の「敬意の証」の反響が拡大している。ドジャース・大谷翔平投手がカブス・今永昇太投手との真剣勝負の前にとった行動をMLB公式SNSが公開すると、動画の再生数は、試合から2日が経過し、380万回を突破。米ファンからは「礼儀正しいな」といったコメントが集まっている。言葉はいらなかった。ドジャースタジアムのマウンドに初めて上がった今永に対し、最初の打者としてボックスに入った大谷は自身のルーティンを終えると、マウンド上に視線を送った。左手でヘルメットのつばに触れて、笑みを浮かべながら挨拶。今永も右手で帽子のつばを触って返すと、にこやかな表情で軽くうなずいた。
2024.09.14
大谷翔平、自己最多タイ46号ソロ 137メートル特大弾に本拠地騒然 MLB記録更新「46-46」達成 安打数と打点は“自分超え”9/9(月) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、1点リードの五回の打席で46号ソロを放った。右翼ポール際への一発は飛距離137メートルの特大弾。本拠地が騒然とする中、球審によるビデオ裁定をへて本塁打が確定した。21年にマークした自己最多本塁打に並んだ。盗塁と合わせて「46-46」を達成し、自身の持つメジャー記録を更新した。 この日は三回の打席で中前打を放っており、51度目のマルチ安打。シーズン162安打で昨季の自己最多安打、さらには101打点で21年の自己最多打点を更新した。ナ・リーグ本塁打王争いは2位オズナ(ブレーブス)に9差をつけ、打点部門でもアダメス(ブルワーズ)と並び、ふたたびトップに浮上した。 この日の大谷は初回の打席で左飛。三回は8球粘って中前打を放ったが、一塁けん制死を喫した。Dodgers' Shohei Ohtani joins the 46/46 club after hitting a solo home run vs. Guardians米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」実況のスティーブン・ネルソン氏「ポール際に飛んだ、フェアだ! ショウヘイ・オオタニ46-46だ!」ボールの行方を探すファンを見て解説のジェシカ・メンドーサ氏「116マイル! 見つけられるか?(笑)どこまで飛ばしたの……」ベン・バーランダー「もし大谷が今年50-50を達成すれば、その記録を超える選手は二度と出現しないだろう。だから、それが(MVP論争の)声明となります。それを行うのは困難です。誰かが、その壁を破れば、きっと多くの人がそれに続くと思うでしょう。ただ二度と見ることはないと思います」
2024.09.09
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督「明日(のエンジェルス戦)、ショウヘイを休ませようと思っていた。それでいいかな?」とダイヤモンドバックスとの4連戦で3勝したためか、ご機嫌ジョークをとばした。『MLB.com』は、「オオタニ・ファンの皆さん、心配しないで。ロバーツ監督は“オオタニが健康である限り、たとえドジャースが地区優勝を決めた後でも、歴史に残る活躍を見せているオオタニをベンチに座らせるつもりはない”とも言っていた。だからオオタニはアナハイムでの試合でも、いつものように先頭打者になるから」とフォローした。ロバーツ監督はさらに、古巣対戦となる大谷について、「確かに多少は感情的になるだろうが、感情の起伏は人によって異なる。ショウヘイは問題なく試合に勝つ手助けをしてくれるだろうね。彼はいつだって困難を乗り越えてきたんだから」と、エンジェルス2連戦での活躍を期待した。☆ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が8月24日(日本時間25日)、MLBネットワークラジオの番組に出演し、大谷翔平投手(29)のここまでの活躍を独特の表現でたたえた。「毎日がショウヘイ・オオタニ・デーのようだよ。もう彼がこれ以上、私を驚かせることはないだろうと思った途端に、彼はまた違う何かをやってのけてしまう。彼は間違いなく特別の才能を持った選手。自分が歴代最高の選手の1人を監督しているということを、自分自身に自覚させなければと思う」「ただし、彼の謙虚さには感謝している。彼は選手として素晴らしい競技者だと思う。彼はいつでも試合に出ることを望んでいるし、だから盗塁もヒットもホームランもすごい数字を残すペースにある。そして、我々のチームの戦力を大きく上げてくれている」
2024.09.04
大谷44号キャッチは「妻のため」 敵軍ファンも思わず“強奪”「今日はド軍ファンだ」9/1(日)ドジャースの大谷翔平投手は8月31日(日本時間9月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場し、初回先頭の第1打席でバックスクリーンへ先頭打者弾を放った。キャッチしたのはダイヤモンドバックスの帽子を被った49歳のエリック・レオンさん。「私は、今日はドジャースファン」「弾みまわっていて、みんなが我先にとボールを争っていた。そして、最終的に私がつかんだという感じです」自身はダイヤモンドバックスファンだが、妻のバレリーさんはドジャースファン。「妻もツーソン出身なんだけど、小さい時から(ドジャースの)ラジオを聴きながら育ったからドジャースファンなんだ。いつも野球のことで喧嘩してるよ(笑)」「ホームランボールは妻にあげるよ。なんだって妻が優先さ」エリックさん「親友の名はジョージ・アリアス。彼は日本でプレーしていたよね。僕の家の前に住んでいる親友さ。彼も僕もリトルリーグのコーチをしている。私の息子は9歳でアリアスに教えてもらった」「今年記録を破ることを願っています。今夜44盗塁目が決まりますように。これからも成功が続くよう願っています」
2024.09.01
大谷翔平が「成し遂げた!」 史上初“43-43”を米メディア一斉速報「歴史が作られている」Ohtani makes more history, recording MLB's first 43-43 seasonMLB公式は自社X(旧ツイッター)を更新し、「ただ一人だ! ショウヘイ・オオタニは同一シーズンで43本塁打&43盗塁を達成した史上初の選手だ」といえば、MLB公式のサラ・ラングス記者は「ショウヘイ・オオタニが43本塁打と43盗塁を達成した。43はシーズンで本塁打と盗塁の同時達成では最多の数字だ」。ドジャース公式Xも「歴史が作られている。史上初の43-43はショウヘイ・オオタニのものだ」大谷翔平にとってホームランは日常茶飯事だが、金曜日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦での一発は、ロサンゼルス・ドジャースのスター選手にとって特に重要だった。というのも、8回のホームランで、大谷はMLBで初めて同一シーズンに43本塁打と43盗塁を記録した選手になったからだ。彼の歴史に残るソロHRは、ポール・セワルドから左中間へ380フィート(約153メートル)の飛球。この一発でドジャースは10-5とリードを広げ、最終的には10-9で勝利した。大谷翔平、MLB史上初「43本塁打-43盗塁」の快挙!2回に死球から盗塁決め“同日達成” 43号ソロでオズーナと6本差に8/31(土) 動画SHOHEI OHTANI IS THE FIRST PLAYER EVER WITH 43 HOME RUNS AND 43 STOLEN BASES IN THE SAME SEASON.ドジャース地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」実況のジョー・デービス氏「グリエルが追う、壁まで。入ったー!ショウヘイが新たなショットだ。43号!43-43だ!歴史を追い求めた」米専門メディア「ドジャース・ネーション」ノア・カムラス記者「ショウヘイ・オオタニはMLB史上初めて、1シーズンで43本塁打と43盗塁を達成した選手だ」「史上最高の選手だ。ドジャースで最初のシーズンだというのに」MLB公式のサラ・ラングス記者「ショウヘイ・オオタニは43本塁打と43盗塁を記録」「43という数字は、本塁打と盗塁、両方で選手が達成した最高記録」MLB ダイヤモンドバックス ー ドジャース(日本時間31日 アリゾナ州フェニックス、チェイス・フィールド)ドジャースの大谷翔平(30)がメジャー史上初の「43本塁打-43盗塁」を達成。敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場し、2回に死球で出塁してから今季43個目の盗塁を決めると、8回の第5打席で2試合ぶりの43号ソロ本塁打を放った。同日に1盗塁&1HRをマークして、98年のA.ロドリゲスを超える「43-43」の偉業をついに成し遂げた。9-5で迎えた8回は、4番手のP.シーウォルドを相手に、3球目のストレートを振り抜くと、打球は逆方向のレフトスタンドに吸い込まれた。スタジアムは総立ちの中、大谷はダイヤモンドを一周しナインの祝福を受けた。さらに、ホームラン王争いリーグ単独トップの大谷は、これで2位のライバル・M.オズーナ(33、ブレーブス)との差を「6」に広げ独走態勢に。また、打点は「95」から「96」に伸ばし、自己最高の46本塁打&100打点(ともに2021年)の更新は射程圏に。大谷は29日のオリオールズ戦で42号先頭打者本塁打を放つと、盗塁も2つ決めて、史上2人目となる「42本塁打-42盗塁」を達成した。前日は3試合ぶりのノーヒットで小休止も心機一転。ダイヤモンドバックスとの首位攻防戦の初戦でいきなり盗塁と43号をマークし、史上初の「43-43」に到達。8月は6月の12本に迫る11本目で、シーズン51.6本ペース。残り27試合で2年連続本塁打王、前人未到の「45-45」「50-50」に向けて期待が高まる。◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】1988年 J.カンセコ 42 - 401996年 B.ボンズ 42 - 40 1998年 A.ロドリゲス 42 - 462006年 A.ソリアーノ 46 - 412023年 R.アクーニャJr. 41 - 732024年 大谷翔平 43 - 43(残り27試合)
2024.08.31
ド軍指揮官 大谷翔平の走塁絶賛「彼は単なる足の速い選手ではなく、本当に有益な盗塁をする選手」ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が24日(日本時間25日)、本拠でのレイズ戦前に取材対応。前日のレイズ戦で劇的なサヨナラ満塁本塁打と1盗塁を決めて史上最速の出場126試合目で40本塁打&40盗塁を達成した大谷翔平投手(30)の偉業を興奮冷めやらぬ様子で振り返った。 指揮官は大谷の前夜の活躍について改めて問われると「素晴らしかった。最終的にビールかけが行われたかは知らないが、通常大きなイベントや記録の時にはビールかけが行われることが多い。試合後に見たところ彼は水のようなものを浴びたようだ。私はその瞬間があったこと、彼がビッグゲームの勝利に貢献しれくれたことにただただ感激している。ドジャースのユニホームを着た昨夜の彼は永遠に語り継がれるだろう。そして、これからもたくさんの特別な瞬間が訪れるだろう」史上初の50本塁打&50盗塁の可能性について「達成するだろう。野球(の試合)はたくさん残っている。しかし、難しいのは、それが達成可能であることは理解しながらも、それを唯一の目標にしようとしないことだと思う。彼はただそれを受け止めて、勝利に貢献しようとすることを強く意識している」大谷が1メートル93の体でスピードを併せ持つ「信じられないよ。あれほどにフィジカルが強く、足のスピードがある選手を見ることは難しい。今の彼はまるで盗塁の達人だ。彼が走る状況はスコアボードにのっとり、とても理にかなっている。彼は単なる足の速い選手ではなく、本当に有益な盗塁をする選手になった」大谷と一塁コーチを務めるクレイトン・マッカローコーチとの関係性「本当にいい関係を築いている。メカニックの話、相手投手の傾向、2人で手を取り合ってやってきた。翔平は賢い。彼は足から滑るから健康も維持できる。彼はスピードを失わないし、彼は本当にスライデイングがうまい」
2024.08.26
カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ジョー・デービス氏「彼はストロングすぎる! ショウヘイにしかできない! 来る夜も来る夜も! ハハハハハ。彼はどうやってあれを持って行ったんだ」大谷41号
2024.08.25
MLB ドジャースOB・ガルシアパーラ氏、大谷の「50-50」達成に太鼓判「完全に可能」6度のオールスター出場を誇るノーマー・ガルシアパーラ氏(51)がサンケイスポーツの取材に応じ「50本塁打と50盗塁を見たい。可能だ」と、史上初の大記録に期待を寄せた。シーズンを通して大谷を見てきたからこそ、さらなる高みに到達する才能と分かっている。ドジャース専門の放送局、スポーツネットLAで解説を務めるガルシアパーラ氏は「40-40」超えに大きな期待を込めた。「40本塁打と40盗塁にとどまるのではなく、50本塁打と50盗塁を見たいです。大谷なら、完全に可能なことです。実現しても決して、大谷の実力からすれば、驚くことではありません」ガルシアパーラ氏は「通常は投手から盗塁します。捕手から盗塁することはあまりありません」と表現する。捕手の送球よりも、投球モーションの時間やタイミングなどが盗塁成功への鍵だという。さらに「ルール変更も盗塁をしやすくしている」と指摘。昨季から牽制(けんせい)球を投じる回数が、1打者につき、3度までに制限された。3度目の牽制でアウトにできなかった場合は、進塁できる。また、ベースのサイズが拡大されたことで、塁間が約7センチ短くなった。昨季はアクーニャ(ブレーブス)が史上初の「41本塁打、73盗塁」を達成。今季はデラクルス(レッズ)がここまで60盗塁。シーズン75盗塁ペースだ。「大谷がドジャースに移籍してきたとき、長打は期待されていても40盗塁するとは誰も予想していなかったと思います」とガルシアパーラ氏。周囲の想像を超える活躍は、これからも続く。
2024.08.25
大谷翔平 日米初サヨナラ弾も「打っているものだと思っていた」好機での劇打は「ここ数日見え方がいい」With walk-off SLAM, Ohtani becomes fastest member to join 40-40 clubドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。 試合後、大谷は報道陣に取材に対応。本塁打の感触について「フェンスに当たっているかどうかわからなかった。審判が回していたのでわかりました」と振り返った。日米通じてサヨナラ弾は初めてだったことについては「初めてだとわからなかった。自分の中では打っているもんだと思っていた」とコメント。好機で勝負強い打撃ができた要因については「ここ数日は(ボールの)見え方がやっぱりいい。自分自身の調子が一番かなと思います」と分析した。 今季盗塁が増えている要因としては「ドジャースに来てからいろんな人と話して、積極的に次を狙っていく姿勢をつくりたいと思っていた。自分の足を生かしていく方法を探しながらコーチとコミュニケーションが取れているのが一番かなと思います」と分析した。 史上初の50―50については「もちろんその数が増えると言うことは勝つ確率が高くなるということ。大事な試合が多いですし、自分の数字が上がってくると同時にチームが勝てるように頑張りたいと思います」と話した。 第1打席は一直に倒れ、迎えた4回先頭の第2打席。ここは左腕アレクサンダーに対し、1ストライクからの2球目の内角シンカーに完全に詰まらされたが、遊撃への内野安打。さらに3番フリーマンの打席で二盗を決め、今季40盗塁に到達した。 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。 8月は7本塁打の一方で打率.198と不振に苦しんだが、5試合連続安打をマークした21日の試合後にはデーブ・ロバーツ監督が「翔平は素晴らしかった」と復調を示唆していた。大谷翔平の劇的サヨナラ満塁弾は「なんてショーだ」 米記者も球団公式も唖然「オーマイガー」球団公式Xは直後に「OMG.」と投稿。米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のビル・プルンケット記者「なんてショーだ」米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者「ショウヘイ・オオタニが40-40クラブの仲間入りする方法はサヨナラ満塁弾。素敵な入り方だ!」ロバーツ監督「40ー40とサヨナラグランドスラムを同じ試合で達成。野球に台本はないけれど、台本だったらこれ以上のものは書けないよ」「今まで40本塁打と40盗塁を同じ試合で達成したことがあるかはわからないけど、さらにグランドスラムまで。まるでおとぎ話。一生忘れることはないだろう」 盗塁に関して「足のケアをしっかりしているし、相手投手の研究もしていて、良いスタートを切れている。今では成功率が高く、エリートなベースランナーだ。打席ではもちろん危険な打者だし、試合に出ればいつだってデンジャラスな選手だ」「50ー50」を達成する可能性「今まで誰も達成したことないんだよね? まだ1カ月以上残っているし、彼ならどんなことでも不可能じゃないよ」 先発右腕ミラー「最高だよ。あの場面で打ったらクールだねって思っていたんだ。本当に特別な選手。(本塁打の場面は)登板後のケアをしていて裏でテレビで見ていたんだ。あの場にいたかったよ」
2024.08.24
打率1割台のアウトマンが覚醒! ドジャースの“伏兵”が先制弾 両チーム初安打が2か月半ぶりアーチ【MLB】アストロズ 2−6 ドジャース(7月28日・日本時間29日/ヒューストン)ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したアストロズ戦で5回、今季は出場機会の少ないアウトマンが先制アーチを放った。実に2か月半ぶりのホームラン。ルーキー同士の対決となったこの試合、4回まで両チーム1本のヒットも出ない投手戦となった。両チーム無得点で迎えた5回、1死走者なしの場面で打席を迎えたアウトマンが均衡を崩した。アウトマンは両チームのスタメンの中でも唯一打率が1割台。第2打席でアウトマンがファンを熱狂させた。フルカウントからの7球目、アウトマンは真ん中低めのストレートをすくい上げると、打球はぐんぐん伸びていき、そのままレフトスタンドへと吸い込まれていった。アウトマンのヒットをきっかけにドジャースは8本のヒット(うち3本塁打)、6得点を挙げスイープを回避した。
2024.07.30
大谷翔平 2戦ぶり32号!年間48発ペース 191キロ、135mの特大弾に敵地も騒然ドジャースの大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で2戦ぶりの一発とする今季32号本塁打を放った。年間本塁打ペースは自己最多を記録した2021年の46本塁打を上回る48発ペースとキャリアハイを更新するペースで量産している。 3回先頭で迎えた第2打席。大谷はカウント2―1から甘く入った速球を強振すると、その瞬間に本塁打を確信した。打球速度118.7マイル(約191.0キロ)、29度の角度で打ち上がった打球は443フィート(約135.0メートル)の右翼席上段で弾んだ。この特大の一発に敵地も騒然となった。
2024.07.28
大谷翔平 球宴明け初戦は3打席連続三振 全て空振りの後8回エンタイトルツーベース 満塁策の後フリーマン逆転満塁ホームランTV解説者「さすがフリーマン大事なところで一本出る これでいいんですよ」大谷翔平 エンタイトル二塁打で後半戦初安打 フリーマンの逆転グランドスラムに絶叫!本拠地盛大な「フレディ」コール7/20(土)ドジャースの大谷翔平が現地時間7月19日(日本時間20日)、本拠地でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場。0-1で迎えた8回一死一塁の第4打席、3番手のブレナン・ベルナルディノから左翼へのエンタイトル二塁打を放った。その後、ウィル・スミスが申告敬遠で一死満塁となると、フレディ・フリーマンの15号満塁弾が飛び出してドジャースが4-1と逆転に成功した。今季2本目となる15号グランドスラムに大谷はホームで出迎えた際に絶叫。本拠地は盛大なフレディコールに包まれた。 レッドソックスの先発はメジャー8年目右腕のニック・ピベッタ(31)だった。ドジャース大谷翔平から3三振を奪うなど、6回を2安打無失点、1四球8奪三振と好投した。「オオタニとの対戦は本当に楽しめた。彼のようなベストの1人と勝負するのは楽しい」アレックス・コーラ監督「(8回は)大谷、スミス、フリーマンの中軸相手にうまくいかなかった。(二、三塁で)スミスかフリーマンか、どちらがいいか選んでくださいという状況だった。スミスはリーグでも最高の打者の一人だ。しかも調子もいい。フリーマンにゴロを打たせようとした」「我々は大丈夫。言い訳はしない。次に進んでいくだけ。うちの選手を信じて戦っていく」 先発ピベッタは、強力ドジャース打線を相手に6回2安打無失点、8奪三振と好投しながら白星はならず。指揮官は「素晴らしかった。いろんな球種をうまくミックスしていた。高めの直球、スイーパー、カッター。これだけ良い打線に対して、しっかり投げ、我々に勝つチャンスを与えてくれた」デーブ・ロバーツ監督は8回の逆転劇について「(先頭の)バルガスが四球を選び、テーラーは良い打席だったがゾーンぎりぎりの球で見逃し三振。翔平が二塁打を打ったことで、AC(レッドソックスのアレックス・コーラ監督)に(スミス勝負か敬遠四球を与えて満塁策とするか)決断を下す責任が生じた。そしてフレディ(フリーマン)はとても素晴らしくて良い打席だった」7回中堅のパヘスとの連係ミスで飛球を落球(記録は二塁打)した左翼バルガスについて「左中間でのミスコミュニケーションから立ち直り、戻ってきて(8回に飛び出した走者を刺す)ビッグプレー。凄いプレーだった。次の回、大きな四球でラリーを開始した。左翼手、右翼手は、手を使ってセンターに気を配る必要がある。彼はどんどん良くなって自信をつけている」
2024.07.20
【大谷と一問一答】 ――球宴は4年連続でのプレーになった。 「去年までア・リーグだったので。違うリーグに来て、違う選手たちといい時間を過ごせたと思う。ゲームは楽しかったし、そこで打てたのは自分にとって特別なこと」 ――ハーパーのどの練習が学びに? 「どんな練習をしているかは言っていいのか分からないので。自分で見て勉強になったのは本当のこと。自分の練習に取り入れられる部分もある。その時、その時で誰がどういうことをしていたかは、取り入れるべきじゃないかなと思う」 ――ソトが一緒のチームでプレーしたいと言っていた。 「ただ、ただ、凄く光栄ですね」 ――球宴はメンタル的に楽しめるもの? 「普段、一緒にやらない敵チームの選手たちと一緒にできるのは特別。ここに選ばれるようなレベルの高い選手たちとやれるのは特別なこと。何回でもドジャースの代表として、またここに来られるようにしたい」 ――本塁打を期待する声が大きかった。 「自分が打ってみたい、と。なかなか機会がない試合で、そういう一本を打ってみたいと。自分の中でホッとした部分があるかな」「なかなか機会のない試合でそういう1本を打ってみたかった」フリーマン「人々が期待することを成し遂げる。それも毎回だ」ターナー「誰もが彼の本塁打を期待していて、それに応えた。僕はそれを特等席で見られた」メジャー屈指のスターたちが集結した場所。大谷が刺激を受けた選手に強打者のハーパーを挙げた。室内練習を観察し「すごい勉強になりました」アスレチックス・ミラー 球宴史上最速の166・7キロ記録 三振の大谷も「素晴らしかった」7/18(木)勝利投手となったアスレチックスのミラーが、5回にターナーへの初球で球宴史上最高球速となる103・6マイル(約166・7キロ)を記録した。正式な計測が08年に始まってからの最速は15年のチャプマン(現パイレーツ)の記録で、これを0・2マイル塗り替え「クールだね」と表情を緩めた。西地区最下位に沈むチームで防御率2・27、15セーブと奮闘する25歳。大谷からも空振り三振を奪い、最後はスライダーにバットが空を切った大谷も「素晴らしかった」と手放しで称賛した。
2024.07.18
大谷翔平、メジャー200号生んだ柔軟な思考…ベッツのアイデア取り入れ、新たなルーティン2024年7月14日今季6月、打席前の新たなルーティンを2つ取り入れた。一つは打席に立つ位置を、ホームベースの先端にバットを置き、正確に測ってから足の踏み場を決めるようにした。大切にするボールの「見え方」を一定にするためで、これは本人のアイデアだ。もう一つ、打席に入る前、フルスイングせずにハーフスイングでバットを止めるルーティンを採用した。ベイツ打撃コーチは「あれは左肘の角度を固定し、脇を絞めてバットを内から出すイメージを確認できる。ドアスイングしないように。フルスイングするより、意識づけできるから」と説明した。これはドジャースの各打者が意識してやっていることだが、「元々のアイデアはベッツだ」とコーチは説明した。ジャッジ「トミー・ジョン手術からリハビリをしているんだよ」「あいつは信じられないとしか言いようがないよ」全米中継局FOXスポーツは守備中だったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)にマイクを着け、試合中インタビューを敢行。ジョー・デービス実況から「大谷翔平についてはどう思う?」と聞かれ、ジャッジは「まったく、あいつは信じられないとしか言いようがないよ」と、目を見開きながら評した。「彼がやっていることは毎年そうだが、今年を考えると、(右肘じん帯を修復する)トミー・ジョン手術からリハビリをしているんだよ。それなのに、打率3割1分6厘、30本塁打だろう。とにかく信じ難い」ベッツは1番打者として出場していた離脱前に一塁走者として2番の大谷翔平の打球が当たりそうになったため、後ろに下がってリードをするようになったことについて説明。「1本は頭、もう1本は背中をかすめた。頭をかすめた打球は118マイル(約189.9キロ)だった。これは自分を守るためだよ」と話した。 また、大谷の打球音について「ショットガンのような音がするよね」と振られると、ベッツは「ケージの中でのトスバッティングで試合よりも強い打球を打てる。ケージで(打球速度が)110マイル出るんだ」と驚いた様子で解説。これには解説者も「ありえない」と絶句していた。
2024.07.17
【動画】弾丸ライナーでスタンドへ…敵地騒然、大谷翔平29号は日本人初のMLB通算200号大谷4打数2安打2打点の活躍もチームは9回に5点差を追いつかれ、延長10回に逆転負け。デーブ・ロバーツ監督「これは私たちじゃない。起こらないことが今日起きてしまった」「5点差があった。この試合に負けることに言い訳はできない。私たちはもっと良くならないといけない。お粗末だった」ドジャース・大谷翔平が日本人選手初のMLB通算200号達成! 6試合ぶりの29号勝ち越しソロ7/14(日)◆ 大谷翔平が日本人選手初のMLB通算200本塁打達成 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間13日のタイガース戦に「1番・指名打者」で先発出場。第3打席でMLB通算200本塁打を達成した。 タイガース先発はルーキー右腕モンテロ。初回の第1打席はカウント0-1から外角のチェンジアップを引っ張り、右翼線への三塁打。早速チャンスメイクを果たすと、3番フレディ・フリーマンの一ゴロの間に本塁へ生還し、先制点を記録した。 逆転を許した直後の3回表、無死一塁での第2打席はカウント2-2から真ん中付近のナックルカーブにタイミングが合わず空振り三振を喫した。 そして同点で迎えた5回表の第3打席、カウント1-0から真ん中付近のチェンジアップを完璧に振り抜き、右翼ポール際へ飛び込む29号勝ち越しソロ。6試合ぶりの一発を放ち、日本人選手として初めて通算200号の大台に到達した。7/14(日)大谷翔平 第1打席は技ありの三塁打 いきなり好機演出で先制呼んだ タイガース戦「1番・DH」先発出場◇インターリーグ ドジャースータイガース(2024年7月13日 デトロイト) ドジャースの大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地でのタイガース戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右翼線三塁打を放った。初回の第1打席でいきなり快音を響かせた。タイガース先発・モンテロが1ストライクから投じた2球目の外角真ん中のチェンジアップにタイミングを崩されながらも、うまくバットに乗せた。 打球が右翼線を転々とすると、大谷は快足を飛ばして一気に三塁を陥れ、チャンスメーク。その後、無死一、三塁から3番・フリーマンの併殺崩れの間に先制のホームを踏んだ。 1-2の3回無死一塁で迎えた第2打席は空振り三振だった。 大谷は前日12日(同13日)の試合では9回の第5打席で勝ち越しの適時二塁打を放ち、2試合10打席ぶりの安打をマークした。チームは大谷の一打で連敗を4で止めた。ootani
2024.07.14
侍ジャパンU―18が悲願の初優勝 大阪桐蔭の前田7回1失点完投に「日本の野球さいこー!!」【W杯】2023年9月10日馬淵史郎監督「感無量です。初回のチャンスをものにできなかったが、相手投手の出来を見ていたらいけるぞと思った。スモールベースボールをやると掲げてミスもあったんですけど、やり通して本当に良かった」侍U-18、台湾を下して初優勝先発を託された前田悠伍投手(大阪桐蔭)は、初回先頭に中安打を許し、投犠打を決められると直後に暴投。1死三塁のピンチから、3番のク・チンシェンに先制適時打を浴びた。前田は試合前までに今大会2試合に登板し、計9回2/3を投げ無失点投球を続けていたが、この日は初回に失点し、今大会初失点を喫した。 侍U-18代表は、最速156キロを誇る台湾先発の孫易磊投手から3回まで得点することができなかったが、4回に「スモール・ベースボール」を披露した。4回先頭の緒方漣内野手(横浜)が四球で出塁すると、犠打で1死二塁に。続く丸田湊斗外野手(慶応)がセーフティバントを敢行。一塁塁審の判定はアウトだったが、リクエストの結果セーフに覆り1死一、三塁となった。💛この丸田選手のセイフティバントが塁審のアウトがリクエストでくつがえったのが大きかった。丸田選手のバントは監督の指示ではなく自分の判断。この好機で6番・高中一樹内野手(聖光学院)がスクイズ。三塁前に転がり、これを三塁手が一塁に悪送球。丸田も生還し、一気に逆転に成功。犠打から3連続バントで試合をひっくり返し、4回終了時点で2-1でリードしている。💛台湾はスクイズを警戒していず虚をつかれた感じ。前田悠伍投手が最後まで一人で見事に投げ切る。9回の3塁種のミスでノーアウト1塁とするも、落ち着いて後続をバントフライアウトとショートゴロで打ち取る。💛きっと馬淵監督のスモールベースボールにとやかく言っていた外野も、優勝の結果に反省しているかも(^^)馬淵監督私はこれ(スモールベースボール)しかできないですから。U18から自分たちと馬淵監督に大きな贈り物。おめでとうございます。
2023.09.10
【U18】日本、台湾との“前哨戦”で完敗 先制も投手陣が5失点 10日・決勝で再戦9/9(土)第31回WBSC U18W杯 スーパーラウンド 台湾5―2日本(9日・台湾=台北天母野球場) 2位以上を確定させ、決勝進出を決めた日本が、あす10日の決勝でも激突する台湾との“前哨戦”に敗れた。初回に先制するも投手陣が5失点と崩れた。 日本は初回、2死から3番・緒方が四球を選び出塁。続く4番・武田が左越え適時二塁打を放ち、一塁走者・緒方が一気に生還し先制した。 だがその裏、先発・高橋が台湾打線につかまり3失点で逆転を許す。2回から継投した2番手・森も2失点と流れをつかめなかった。6回2死二塁から6番・高中の適時打で1点を返すも反撃は及ばなかった。【U18】先発・高橋煌稀投手は1回1安打3失点で降板9/9(土)先発した高橋煌稀投手(仙台育英・3年)は、1回1安打3失点でマウンドを降りた。今大会2度目の先発マウンドを任された高橋は、制球が安定せず、立ち上がりに苦しむ。連続四球に機動力を絡められ、1死二、三塁のピンチを招くと、失策と暴投で2点を献上。なおも1死三塁の場面で右前適時打を許し、初回だけで3点を失い、降板となった。馬淵史郎監督の試合後の一問一答。(テレビ中継のインタビューで)―今日は2対5というゲームだった「いや、もう幸先良かったんですけどね。やっぱり投手陣がカウントに苦しんでね、もうカウント取るのがやっとの状態だったんで、点取られたのは先頭バッターフォアボールっていうもう最悪のパターンでね、行きましたんでね。流れ的に悪かったですね」―初回は台湾に盗塁も絡めた攻撃をされた「そこまで余裕がなかったんでしょうね。走られるぞっていうことはね、ベンチから大声で言ったんですよね、聞こえないんですよね、モーションもでかいし、そのあたりが反省するところは反省なんですけどね」―中盤から終盤にかけて0点に抑えた「そうですね、このバッターはどういう球種が苦手なんだろうとか、どのコースが苦手なんだろうということを明日のゲームもあるんで、探りながらやったつもりなんですけど。いかんせん、ピッチャーがね、もう、ストライクがちょっと緊張なのか、連投疲れなのかね、その辺のことはわかりませんけど、もうちょっと上手くやっときゃ失点も少なかったんじゃないかなと思いますけどね。こうなるともうライトの落球だとかね、非常に流れが悪くなってしまうんですよね」―打撃陣に関しては2得点だった「やっぱりもうちょっとプレッシャーかけられる状態だったらね、もっとエンドランかけたりとかね、色々あったと思いますけど、何もあの点差ですからね。向こうのピッチャーもプレッシャーなしに投げれるし。思った以上にいいピッチングができる。こっちはなかなかその攻撃がリズムに乗れないという展開になってしまいましたよね」―高中選手のタイムリーなど簡単に終わらなかった「高中君のあの一打は明日につながる一打なんだと僕は思ってるんですけどね。よくあそこでね、食いついていきましたよね。まあ、明日の投手も好投手ですからね。なかなか点が取れないうちは簡単に点をやってしまうと今日みたいなゲームになるぞということでね。反省したいと思います」―このアウェーの空気感も経験できたことは大きいプラスポイントか「おっしゃる通りでね。いきなりこの完全アウェーの中でやるのはね、そんなに経験ないと思うんで。でも甲子園でやったことのある選手ばっかりなんでね、ほとんどが。そこを克服して、明日やってもらいたいですね」―改めて、あす決勝戦。「土俵には上がったんでね、とにかく同じ高校生がやるんですから、同じ年代ものがやるんですから、どっかに隙があるはずなんでそこをついて、必死に食いついていきたいと思います」1番打者CHIUを抑えられるかどうか9/9(土)初回の台湾の3点が非常に大きかった。先頭のCHIUが、1番でDHとは珍しいなと感じた。先発高橋煌稀投手(3年=仙台育英)は140キロ後半をマークするも四球を与えてしまう。 ここで二盗、三盗された。二盗は尾形樹人捕手(3年=仙台育英)が投球を捕球できなかったが、三盗は捕球から送球まで良かったものの、CHIUのスタートが良かった。スピードもある。 この日、尾形は4盗塁を許しており、10日の決勝も台湾は機動力を駆使してくるだろう。 1番CHIUは足もあり、選球眼もいい。バットコントロールも巧みで、1番打者としては非常にいい素材だ。言うまでもなく、特に初回に出塁を許すと、相手リズムになる。まず、初回の1番CHIUに対してどういうピッチングをするかが、大きなポイントになるだろう。 台湾打線は7安打しているが、うち5本は真っすぐを打っている。私のプロでの経験上、オープン戦などで韓国、台湾の選手と対戦してきたが、真っすぐには非常に強い印象がある。この試合でも、甘く高めに入った真っすぐは見逃してくれない。 2番手の森煌誠投手も真っすぐを打たれている。真っすぐは低く、高めは見せ球とする、こうした部分ははっきりさせておくことだろう。コースも間違わないことも、しっかり確認しておきたい。 3番手の安田虎汰郎投手(3年=日大三)のチェンジアップは有効だった。6回、8番打者に3球チェンジアップを続けて打たれた1本をのぞくと、4三振を奪ったことから、台湾打線はタイミングが合っていなかったことが分かる。💛日本。台湾とも左右のエースどうしの闘いが見もの、楽しみ!
2023.09.09
日本時間9月9日19時から台湾とのスーパーラウンド最終戦・台湾戦。10日の決勝でも激突する台湾との異例となる2連戦。試合前の馬淵史郎監督「明日の試合が大事だということは、お互い頭にあるでしょうから。ただ単に消化試合という形でね、やるとなかなかエンジンがかからない。でも頭の中には明日が大事だと選手たちも分かっている。国際大会で国対国の戦いですから。ただし、疲れがたまっているので、選手を休ませるところは休ませたい」「負けてもいいやと思ってやったらね、さあ明日行くぞっていった時にね、エンジンかかりません。やっぱ普通でやって、『さあ勝とう』と思って負けるのと、『負けてもええや』と思って負けるのはね、全然負ける内容が違いますよ。そう思って、平常心で、普通でやっていこうと」「デッドボールとかね。そういうものはもう、よっぽど気をつける。『危ないぞ』って。今日の(先発)ピッチャー、シュート回転で抜ける球が多いんで、ケガでもして、明日に響くようなことはダメだぞということは言ってます」【U18W杯】馬淵監督、異例ビデオ研究で執念「楽勝だとろくなことがない」と引き締め2023年9月8日きのうの朝のホテルで「プエルトリコは米国や韓国より強い」バス出発の直前に15分間、相手投手のビデオを全員で見た。「そんなことしたことなかった」・対韓国戦は試合当日に対戦相手が決まる異例の一戦馬淵史郎監督「(相手先発の)映像を見たのは試合の30分前」「先発の子は右打者の内角が生命線。(決勝打の)知花に“内角を狙え”と言った」と2回の3点先制を振り返った。知花「打ててよかったです。芯だったので(左翼手を)越えるとは思った。大事な一戦に勝ててよかった」プエルトリコ戦10-0の勝利にも「理想の勝ち方じゃないね。3-0ぐらいで守り切って勝つと次につながる。楽勝で勝つと県大会でも甲子園でもろくなことないですよ」💛馬淵語録面白い馬淵史郎監督の一問一答-試合を振り返ってうまく先制できたのでね。いい感じで今日はいけるかなという感じが試合中にしました。-先制点は4番に入れた武田のタイムリーいろいろ考えて今日は思い切って武田でいこうと。予告先発が右ピッチャーだったので、そろそろ彼の打つ方で。今日は彼が登板の予定がなかったので、思い切って4番でいきました。よく打ってくれました。-打線も5イニングで10得点できすぎですよね。いいピッチャーだったら打てないので。やっぱり日本本来の守ってピッチャーがしっかり投げれば。ロースコアで勝ち切るのが本当の目的で、今日みたいに打てればラッキーだと思ってますけど。-森田も代打でヒット何かきっかけをつかんでもらえればと思ったんですけど。武田の起用で本人が奮起したんでしょうかね。そういうのが大事だと思います。-東恩納は5回参考記録ながらパーフェクト安定感があるので。投げミスさえなければ、何とか試合を作ってくれると思っていたので。点差にもよるんですけど、いいピッチングをしてくれたと思います。-決勝進出が近づいたがここまでの戦いを振り返っていやいや、もう振り返りません。もう前しか考えていないので。試合中もミスもあったんですけど、ミスの反省よりも残り2試合なんだから、とにかく振り返ることはない。前しか考えていません。-明日に向けていろいろ考えることがあるので、これからまた考えようと思います。
2023.09.09
【侍U-18代表】浮き上がる156キロ「高校生が投げる球じゃない」 台湾に現れた怪物18歳が「エグすぎる」9/9(土)Chinese Taipei reliever Yi-Lei Sun throws heat at 156m/hr and third baseman Nian-Hao Wang throws to first to preserve the win over USA! - XXXI WBSC U-18 Baseball World Cup台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」に、最速156キロを投げ込む剛腕が現れた。地元の台湾代表は7日、米国代表と対戦して3-0で撃破。2番手で試合を締めた孫易磊投手が最速156キロをマークし、「高校生が投げる球じゃない」との声があがっている。 大会を主催する「WBSC」公式X(旧ツイッター)は、試合を締めた渾身の1球を動画で公開。浮き上がるような軌道の156キロに米国の打者が食らいついたが、三塁手が飛びついて捕球すると、一塁への好送球で試合終了となった。孫易磊はマウンド上でガッツポーズすると、大きく吠えた。・<U18W杯:台湾3-0オーストラリア>◇8月31日開会式後の「開幕試合」に登場し、右腕の孫易磊が強豪のオーストラリアを完封した。孫は150キロ台の速球を武器に強打の相手を2安打に封じ込めた。三振も8個奪った。・孫易磊は台湾のエース格の右腕で、この大会3試合目の登板。過去2試合は先発だった。8月31日の豪州との開幕戦では7回2安打で完封。6日のプエルトリコ戦では2回無失点だった。計9回2/3を投げて未だ無失点。11個の三振を奪っている。💛決勝戦ファイナルに先発するのは、この投手か?前田悠伍投手との投げ合いか、楽しみ(^^)【U18】日本が8年ぶり決勝進出 初の世界一へ10日台湾戦 9日にもSR最終戦で台湾と“前哨戦”9/8(金) ◆第31回WBSC U18W杯 スーパーラウンド 台湾6―0オランダ(8日・台湾=台北天母野球場) 【台北(台湾)8日=加藤弘士】台湾がオランダに勝利し、日本と台湾の決勝進出が決まった。日本の決勝進出は早実のスーパー1年生・清宮幸太郎(現日本ハム)が4番を務めた2015年の第27回大会以来、8年ぶり。その際には米国に1-2で敗れている。 日本は今大会、2位以上を確定させた。9日にもスーパーラウンド最終戦として日本・台湾戦が行われ、10日の決勝の“前哨戦”となる。 地元・台湾の応援はすさまじく、完全アウェーの中での戦いになることは必至。日本にとって初となる世界一の座へ、決勝の大一番では今秋ドラフト上位候補のエース左腕・前田悠伍(大阪桐蔭3年)の先発が予想される。馬淵監督「でしょうけどね。でもそんなこと考えたら、ろくなことはない。必死でやることだけです」「とにかく全力で。負けてええ勝負なんかないですよ。勝負事はやっぱりね。負けてええなんか思うたらいかんですよ。勝つか、負けるかなんですから」💛台湾強い!!【U18】9日の“前哨戦”台湾戦先発は仙台育英・高橋煌稀 10日の決勝を前に注目の一戦9日の日本時間午後7時からスーパーラウンド最終戦として行われる日本・台湾戦の先発投手が8日夜、発表された。日本は高橋煌稀投手(仙台育英3年)がスターターを担う。 日本は今大会、8年ぶりの決勝進出を決め、台湾とともに2位以上を確定させた。10日の決勝を前に“前哨戦”として行われる台湾戦。馬淵史郎監督「とにかく全力で。負けてええ勝負なんかないですよ。勝負事はやっぱりね。負けてええなんか思うたらいかんですよ。勝つか、負けるかなんですから」
2023.09.09
【U18W杯】「投打二刀流」武田陸玖、初4番「緊張して重圧も」試合では2安打2打点9/8(金)<U18W杯:日本10-0プエルトリコ>◇8日◇スーパーラウンド◇台湾・台北市立天母野球場 【台北(台湾)8日=柏原誠、保坂恭子】昨日は投手で、今日は打者!最速147キロ左腕&高校通算31本塁打の「投打二刀流」でプロ注目の武田陸玖投手(3年=山形中央)が今大会、初めて日本の4番に座った。 「4番・指名打者」で出場し、初回の先制打を含む3打数2安打2打点と役割を果たした。前日7日の韓国戦では3番手で登板しセーブを記録。まさに二刀流としてチームに貢献している。 ◇ ◇ ◇武田「とにかく1点を取りたかったので、結果は考えず、来た球を思い切り打とうと思いました。4番の重圧は感じたけど打席に入ったらいつも通りでした」馬淵監督「なんか打てる雰囲気ありましたね。(韓国戦まで4番の)森田が当たってなかったんで、思い切って武田で行くかと決めました」早朝のチーム宿舎で「ちょっと来い」と馬淵貫禄、指揮官のもとへ駆けつけたのは武田陸玖投手(山形中央)。その場で今大会初の4番起用を伝えられた。武田「ちょっと考えてなかったですね」初回1死二、三塁の好機で打席に入ると、ライトへ先制2点適時打を放った。起用が的中し、指揮官もベンチで手をたたいて喜んだ。武田「点を取りたい場面だったので結果は考えずに。来たボールを全力で打とうと思っていた。いつも通り、自分のパフォーマンスを出せたと思います」腹痛にも襲われた。「朝、球場に来てからヤバかったです」。打撃練習は普通にこなし「試合に入ったら問題ありませんでした」武田は7日の韓国戦では3番手でマウンドを託され1回1/3を無失点に封じ、セーブを記録した。投打二刀流の才能を持つ球児に、指揮官は「気楽にやれよ」と声をかけた。“魔法の一言”に武田「レベルの高い試合ができているので楽しい。日本の高校球児を代表してきている。日本のため、日本が世界一になるために全力でやりたい」。💛武田陸玖選手は馬淵監督が最も注目していた選手である。高校日本代表候補 二刀流の山形中央・武田陸玖にMVP級の評価 馬淵監督が絶賛「ちょっと違った」2023年4月7日馬淵監督「ちょっと違った。投手としても素晴らしいし、打者としても一級品。(スイング)スピードはNo・1だと思うよ」武田は甲子園に出場できなかった。「悔しいですけど、ここ(侍U-18代表)に選ばれるために」と必死に汗を流してきた。「選んでもらったことはうれしいですけど、世界一にならないと意味がない」武田「本当にありがたい。自分なんかでいいのかな」「3年後のWBCで大谷さんと一緒に世界一を獲ることが目標です」
2023.09.08
【U18W杯】プエルトリコ戦の予告先発は「ミスターゼロ」東恩納蒼!W杯でも無失点を貫く9/7(木) スーパーラウンド第2戦の予告先発が発表され、日本は東恩納蒼投手(3年=沖縄尚学)がプエルトリコ戦で先発することになった。今大会3試合目の先発になる。 東恩納は、1次ラウンドのベネズエラ戦(4日)で先発して以来、中3日。1次ラウンドでは2試合に先発し、防御率は0・00と安定感を誇る。 今回の沖縄大会から甲子園にかけて47回1/3無失点を続け、全国8強に導いた「ミスターゼロ」。W杯でも、ゼロを貫く。【侍U-18代表】韓国には「パワーヒッターいない」 三振1つは意図的…前田、世界一見据えた“逆算”先発した前田悠伍投手(大阪桐蔭)が4回47球1安打無失点の好投。初回先頭のイ・チョンホンから空振り三振を奪ったのが、12個のアウトで唯一の三振。「(積極的に)どんどん打ってくる打線だったので、三振を取りにいくのではなくて打たせていくという感じで投げていました」奪った12個のアウトのうち、7個が飛球。「当てに来るバッターが多かった。どんどんフライ(アウト)を取ろうと思ってマウンドに上がっていました」「三振だと球数が増えてしまう。それよりは打たせて取った方がいいかなと。(韓国打線は)力があるというか、パワーヒッターがいないという印象だった。ストレートでどんどん押して、フライアウトも多く取れましたし、インコースを突いて詰まらせたりする投球ができた」「大事な一戦ということで、とにかくチームを勝たせるピッチングというか、攻撃に流れを持ってくるピッチングを心がけて入りました」 馬淵史郎監督「前田があれくらい投げてくれないと、これからが見えてこないので。彼らしいピッチングでした」「今後の球数を計算すると、2戦目に投げれば3戦目も4戦目も投げられない。今日、投げておけば、中1日か中2日で(前田が)最後に投げられる」前田「今日、勝てたことは大きいですし、チームにも勢いがつくと思う。自分はまた投げる機会があると思う。そこでもチームを勝たせる投球をしたい。0点に抑えたら負けることはないので、意識していきたい」次回の登板に向けて、「チームを勝たせるピッチングというか、優勝に導けるピッチングができたらいいなと思っています」
2023.09.08
オランダに完封負け9/6(水) <U-18W杯:オランダ1ー0日本>◇5日◇オープニングラウンド◇台湾日本はオランダにわずか1安打の完封負けを喫した。オランダはトップチームでも、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でベスト4に進出したことがある強豪国の1つだが、U-18世代でもアメリカ、韓国、台湾と同等に警戒しなければならない相手だと強く実感した。オランダの先発は大型左腕であるファンデンブリンク投手。マイナー契約を結んでいる技巧派左腕だが、日本が苦手とするタイプで、長身で変化量が大きく、立ち上がりからなかなか捉えることができない。重苦しい雰囲気の中、3回に適時打を浴び、1点先制を許す。クロスプレーとなり、リプレー判定も行ったが、覆らず、セーフになった。日本も、先発の高橋 煌稀投手(仙台育英)が4回7奪三振、リリーフの木村 優人投手(霞ヶ浦)は3回6奪三振の快投。投手陣は持ち味を発揮し、守備陣もよく守ったシーンがあった。だが、それ以上にオランダの守備力が高かった。日本の選手以上にフィジカルが強い上に、細かなプレーもできる。5回2死二塁のチャンスで、丸田 湊斗外野手(慶應義塾)が右前安打を放ち、二塁走者は本塁を狙ったが、強肩右翼手のバックホームに阻まれ、同点とならなかった。今回のオランダは日本以上に守備力の高さが感じられるプレーが多くあった。日本がやりたいような1対0で勝つ野球をオランダが実践した。1点差だが、素直に完敗と言わざるを得ない展開だった。*オランダの先発ヘイス・ファンデンブリンクは、既にカンザスシティ・ロイヤルズとの契約を結んでいる身長201センチの大型左腕で、ストレートは140キロ前後ながら見慣れない角度やムービングボール、チェンジアップに侍ジャパンU-18代表は苦戦し凡打の山を築く。打線もファンデンブリンクを打ち崩せず、4回はオークランド・アスレチックスと契約予定の右腕ナタン・アレンズの前に三者凡退に終わった。結局安打は丸田の1本のみで、7回はジャスト・ファンデンアウウェーレンに三者凡退に抑えられて試合終了。馬淵史郎監督「実力の差ですね。相手の内野守備が素晴らしかったです。投手も打てそうに見えるんですが球が動く投手でしたね。塁に出ればなんとかなると思っていたのですが、相手右翼手の肩も素晴らしかったです。髙橋はよく1点に抑えたと思います。スーパーラウンドの6カ国の実力はどこも変わらないので必死の戦いになるでしょう。明日切り替えるしかありません」丸田湊斗(慶應義塾)「信じて使ってもらっていましたし、知花がチャンスを持って来てくれたので、なんとか打たなければという思いでした。ここで満足しては意味が無いので、迷惑をかけてきた分、スーパーラウンドで活躍したいです」髙橋煌稀「3回は変化球が高く浮いたところを持っていかれてしまいました。もっと低めに投げるべきでした。ここからキャッチボールや中遠投を増やしてコンディションを上げていきたいです」ハイライト動画💛オランダはほぼプロヘイス・ファンデンブリンク 既にカンザスシティ・ロイヤルズと契約ナタン・アレンズ オークランド・アスレチックスと契約予定しかもU18メンバー育成システムは驚異的である。U-18代表に見る、オランダ野球の強さの秘密2017.12.27オランダのU18代表は東京五輪を見据え、各チームのアカデミーに属する優秀な選手(カリブ海地域も含む)がアムステルダムの施設(日本でいうJISSのような場所)に宿泊しながら練習をしている。ただ、単なる練習ではない。約1年間かけた「セレクション」である。このような仕組みは2017年からスタート。野球好きなら耳にしたことがあるであろう、オランダの名選手を多く輩出する「キュラソー」出身の選手も全て本土に集めて練習を行っている。 これだけでも特筆すべきだが、組織を支えているのはオランダオリンピック協会から派遣されるコーチ、スタッフ陣であるという点も特徴。ヘッドコーチはメジャーリーグ・パイレーツのスカウトも兼ねている人物で、育成とスカウトのスペシャリスト。バイオメカニクスの博士号も取得している。 他にも投手コーチや打撃コーチはもちろん、メンタルコーチ、タレントコート、アドバイザーとしてサイエンティスト(大学所属の研究者)、栄養士など様々なポストが用意されており、それぞれが各ポジションを尊重しあい、連携しながら成り立っている。そして、野球選手だけでなく、女子のソフトボールの代表選手とともに練習するのだ。世界で戦うために、男女ともに練習をし、刺激し合える環境は素晴らしいものであった。また、野球経験がないトレーナーもおり、野球の技術向上のために、各分野のスペシャリストを招集している。💛馬淵U18は大学代表相手に得点0点だった。「力の差を感じたと言いますかですねえ。特に投手ですね。今年の大学の投手はなかなか球威もありますしね。あれだけ速い変化球は高校生ではなかなか見たことないと思うんですよね。やっぱり力的にはだいぶ上だなとベンチで見ていました」同じ状況がオランダのほぼプロ級の投手陣に「あれだけ速い変化球は高校生ではなかなか見たことない」という状態が再現している。大学代表相手に0―8で敗戦 馬淵監督が明かす「敗因」と「悩みの種」【U―18侍ジャパン壮行試合】8/28(月) 💛これは、清宮など一発のあるバッティング力のある選手をメンバーに起用しなかった馬淵監督のスモールベースボールが裏目に出たのかもといえる話ではなく、システムの問題。日本の高校野球でもこうしたシステマイックな体制を整えないと世界で戦い優勝することはできないのかもしれない。日本高校野球の逸材がオランダのシステムで鍛えられた投手力・守備力をはねかえして結果優勝までいくことを願う。あるいは入院していた主将の小林隼翔内野手(広陵)が隠し玉のように活躍することを!!小林「打撃面では全体的に気になるところもあったので、これから伝えていきたい。チームに貢献できるように、まずは体を動かすところから始めていきたい」
2023.09.06
エンゼルスの大谷翔平投手が、打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表すセイバーメトリクスの指標「WAR(Wins Above Replacement)」で自身初の10.0に到達した。大谷は今季ここまで打率.307、44本塁打、92打点、19盗塁、OPS1.084。本塁打とOPSでトップを走る。大谷に次ぐのはドジャースのムーキー・ベッツで7.1、3位はブレーブスのロナルド・アクーニャJr.で6.4。米ベースボール・レファレンスによる大谷のWARは2021年が8.9で1位、昨年が9.6で2位だった。*WAR(Wins Above Replacement)とは、セイバーメトリクスによる打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して、選手の貢献度を表す指標。WARは、Wins Above Replacementという正式名称が示す通り、「代替可能選手(Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」を統計的に推計した指標である[2]。代替可能選手とは、「平均以下(below average)の実力で、容易に獲得できる(easily obtainable)選手」、すなわち3Aから昇格させたり、ウェーバー経由や後日指名選手(PTBNL)で獲得できる控えレベルの選手を指す。10+ という数値が スーパースターや MVP を遥かに超えた 異次元を示す2022 Current Players Season WAR Aaron Judge 1. Aaron Judge 10.59 2. Shohei Ohtani 9.57でジャッジが大谷をWARで上回り、MVPになった。2023/08/27(日)1. Ohtani • LAA 10.02. Betts • LAD 7.13. Acuña • ATL 6.4大谷翔平、二塁打&三塁打&2盗塁 「クアトロ100」達成…申告敬遠に大ブーイングも■エンゼルス 5ー3 メッツ(日本時間27日・ニューヨーク) 初回の第1打席では右翼へ特大ファウルでスクリーンを破壊し球場が騒然となった。その後、中越え二塁打を放ち、3番ドルーリーの中前打で二塁から先制生還していた。2回2死一塁の第2打席では今季8本目の適時三塁打。ウィットJr.(ロイヤルズ)に並び両リーグトップとなった。さらに続くドルーリーの適時打で100得点目を挙げ、145安打、100得点、132投球回、167奪三振で2021年以来2度目の「クアトロ100」を達成した。4回2死の第3打席では四球を選ぶと、二盗、三盗を成功。球場が大歓声に包まれた。7回先頭の第4打席は中飛だった。9回2死二塁の第5打席では、両リーグトップ18個目の申告敬遠。球場大ブーイングとなった。投打4部門での「クワトロ100」投球回数100回、100奪三振、100安打、100打点を史上初達成している。クインティプル100(quintuple 100)とは投打5部門(投球回、奪三振、安打、得点、打点)で100を記録すること。
2023.08.27
「完全なボール球」に非難集中! 困惑する大谷翔平、不可解ストライク判定に「いぃいいいい!」 投球分析家も「敬意を表して反対している」と理解大谷は第1打席で四球を選ぶと、3回の第2打席では二塁打を放ち、自ら2点目のホームも踏んだ。さらに9回の1死一、三塁の場面でも打席が回ってきたが、ここは申告敬遠で歩かされ、敵地ファンからも大きなブーイングが飛んでいる。 存在感を示した大谷だが、二塁打を放った打席では疑惑のストライク判定が物議を醸している。カウント1-1で迎えた千賀の3球目は、真ん中高め96マイル(154.4キロ)のフォーシーム。ストライクゾーンのフレームからはボール1個分完全に外れていたが、球審がストライクと判定すると、大谷は「いいいい」と天を仰ぎ意表を突かれた表情を見せる。『Codify Baseball』公式X「ショウヘイが故郷の星と交信しているところを発見!『強力なRNを投げることはできませんが、まだヒットすることはできます。新しいUCL(内側側副靭帯)を送信してください」
2023.08.26
バウアーは球団外国人投手のシーズン奪三振記録を更新&10勝目マーク DeNAは20安打18得点で中日に大勝。先発したトレバー・バウアー投手は8回2失点で10勝目をマークした。回は制球が少し乱れ、一死から3者連続四球を与えたが、9番・松葉、続く岡林を2者連続見逃し三振に打ち取り、ピンチを切り抜けた。 その後6回までに2点を失うも、7、8回の終盤は安打を許さず。15日のヤクルト戦(神宮)以来の白星を挙げ、球団の歴代外国人投手では2人目となるシーズン2桁勝利をマーク。また、この日は7つの三振を奪い、球団歴代外国人投手シーズン奪三振数を20年ぶりに更新した。 打線は一死一・二塁から牧のタイムリーが飛び出し、3連打で先取点を奪うと、なおも一死二・三塁でソトの右犠飛、続く大和にも左前適時打が飛び出し、いきなり3点を奪った。 3点リードの7回は一死三塁から佐野、牧、ソトの3者連続タイムリーで3点を加えると、9回は1イニングで8安打10得点と打線が爆発。最終回は宮城が1回無安打投球で試合を締め、敵地でのカード初戦を制した。☆2戦連続の中4日で126球を投げた。現代プロ野球では「オンリーワン」の存在だが、メジャーでサイ・ヤング賞を獲得したバウアー流ではごく普通。その理由に挙げたのが培った経験だった。「これぐらいの感覚であればどういう治療を受けたらいいとか、何を食べたらいいとか、そういった判断ができる」。数値も参考にしながら食事、睡眠、練習量を調整し、パフォーマンスにつなげる。試合後の取材の冒頭、自ら切り出したのは、9回に10失点した中日近藤廉への励ましの言葉だった。「どんなにいい投手でもこういう日がありますし、誰もがこういう経験をしています。このような結果に落ち込むことなく、落胆することなく、これからも前を向き続けてもらいたいという、メッセージを送らせていただきたいです」
2023.08.26
「ヤツは信じられない」大谷翔平、43号は圧巻の満塁弾! 詰まりながらスタンドに運んだパワーに米愕然「非現実的だ」8/19(土)【動画】大谷翔平、圧巻のパワー!43号アーチ現地時間8月18日に本拠地で行なわれたレイズ戦に大谷翔平(エンゼルス)は、「2番・指名打者」で先発出場。2回に43号となる満塁ホームランをマークした。1-1と同点で迎えた2回裏の第2打席だった。2死満塁で相手先発右腕エラスモ・ラミレスと対峙した大谷は、カウント1-0から真ん中高めへ投じられた89.9マイル(約146.6キロ)のカットボールを強振。やや詰まったような鈍い音がなった打球だったが、速度102.1マイル(約164.3キロ)という弾丸ライナーでライト方向へ飛び、フェンスを越えた。米メディア『Jomboy Media』は公式X「オオタニは非現実的だ。ありえない!」ブレント・マグワイア記者「オオタニの43号はグランドスラムだ。ヤツは本当に信じられない」・大谷満塁HR&トリプルプレーでも勝てないエ軍に米記者呆れる 166年ぶり屈辱「はっきり言わせて…」8/19(土) 投手陣がリードを守れず。延長戦の末に9-6で敗れた。9回の守りではトリプルプレーも飛び出すなど勝つチャンスは十分にあったが、米記者たちも「このチームは本当に自分たちのやり方から抜け出すことができない」と呆れていた。「ロサンゼルスタイムズ」のマイク・ディジオバンナ記者「はっきり言わせてくれ……ショウヘイ・オオタニがグランドスラムを放ち、エンゼルスは9回表のノーアウト一、三塁の窮地をトリプルプレーで脱却した……で彼らはレイズに負けた?なるほどな」MLB公式のブレント・マグワイア記者「ショウヘイ・オオタニがキャリア2度目のグランドスラムを放ち、エンゼルスは1997年以来となるトリプルプレーを成功させたが、それでも9-6で負ける道を行った」「このチームは本当に自分たちのやり方から抜け出すことができない」ジャレッド・カラビス記者「エンゼルスは1857年のアルバカーキ・ストリング・ビーンズ以来、グランドスラムを放ちトリプルプレー決めたのに延長戦で敗北した初めてのチームとなった。それはダブルヘッダーの第2試合だった」
2023.08.19
”ノーヘル大谷翔平”話題に ヘルメット飛ぶフルスイングで豪快42号ぶち込み、そのまま涼しい顔でベース1周8/17(木) ◇16日(日本時間17日) 大リーグ レンジャーズ-エンゼルス(アーリントン) エンゼルスの大谷翔平選手は16日、レンジャーズ戦に「2番・DH」で出場。1回1死の第1打席でセンターバックスクリーン左へ3試合ぶりの42号先制アーチを放った。 この時、体が反り返るようなフルスイングになりヘルメットが脱げた。大谷はそのままノーヘルでダイヤモンドを一周し、ベンチで兜パフォーマンスをした。 NHKのBSで解説した井口資仁さんは「最後、回転がヘルメットに伝わるんですよ」と説明。王貞治さんを例に挙げ、軸で打つと脱げると聞いたとして「王さんも(ヘルメットを打席で)よく触るじゃないですか。ああいう風になるらしいです」と解説した。MLB公式X(旧Twitter)アカウントは「ヘルメットなし?それでもショーは続けなければならない!」”ノーヘル大谷翔平”動画ノーヘル・ホームラン その後一回の電撃(electlic)42号の興奮も冷めやらぬ中、大谷選手は今度は足で魅せた。3回の第2打席。大谷選手はカウント1-2からの4球目、右腕グレイが投じた外角のボール気味の速球を逆らわずに打ち返した。打球は右寄りにシフトしていた三塁手デュランが難なくワンバウンドで掴んで送球したものの、大谷選手の快足が勝り、セーフの判定で2打席連続安打となった。すると、塁上の大谷に対し、一塁手のナサニエル・ロウがヘルメットを指差して、何やら声をかけた。ロウは大谷のヘルメットの上部の穴から髪の毛が突き出ていることに気づいたが、大谷は最初は何も反応しなかった。しかし、グレイが3番ドルーリーに1球投じた後に気づいたようで、笑いながらヘルメットを脱いで、髪を整えてかぶり直した。この一連のやり取りを米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況席は注目。実況のウェイン・ランダッゾ氏と解説のマーク・グビザ氏はこんな会話を続けた。ランダッソ:「ヘルメットを脱いで盗塁してほしいものですよね。髪の毛を解き放ってしまえ」グビザ:「髪の毛がヘルメットから出ていますよ、見てください(笑)」ランダッソ:「本当だ(笑)」グビザ:「髪の毛が飛び出ている(笑)。(一塁手が)気づかせていますよ。みんなショウヘイが大好きだ」ランダッソ:「信じられない。彼は今直していますね」
2023.08.17
藤浪晋太郎が日米11年、233登板目で初セーブ 延長10回に3者凡退斬り、最速164キロ計測8/14(月)オリオールズ・藤浪晋太郎投手(29)が13日(日本時間14日)、5―3で2点リードの延長10回に6番手で登板し、1回を無安打無失点で抑えて、日米通じて初セーブを挙げた。最速は101・6マイル(約163・5キロ)をマークした。 無死二塁の延長10回で、先頭のムーアに対しては3球連続ボールと制球に苦しんだが、見逃し、ファウル、空振りで三振。代打・フォードに対しては初球の直球が抜けて暴投で1死三塁とした。それでもフォードは左飛、最後はロドリゲスを遊ゴロで打ち取って本塁を踏ませることはなかった。藤浪がセーブを挙げるのは日米通算11年目、233試合目の登板で初めてだった。💛藤浪選手には変な期待がないので、ダメ元的で、活躍すると嬉しい(^^)大谷翔平だけ遥か上にいるア・リーグの「WAR」(Most Wins Above Replacement:「そのポジションの代替可能選手(Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」)Most Wins Above Replacement in 2023,American League players (via FanGraphs):7.2 Shohei Ohtani7.17.06.96.86.76.66.56.46.36.26.16.05.95.85.75.65.55.45.35.25.15.04.94.84.74.64.54.44.34.24.1 Luis Robert Jr.4.03.9 Kevin Gausman3.8 Marcus Semien, Corey Seager3.7 Wander Franco3.6 Adolis García, José Ramírez3.5 Jonah Heim3.4 Matt Chapman, Kyle Tucker疲労困憊でも長距離弾! 大谷翔平の9試合ぶりに出た一撃に米記者も愕然「41号はどこまでも飛んだ」8/14(月)One ticket to the moon, please!現地時間8月13日に敵地で行なわれたアストロズ戦に大谷翔平(エンゼルス)は、「2番・指名打者」で先発出場。6回に41号ソロホームランをマーク。シーズン56本ペースとした。 8月3日のマリナーズ戦以来ノーアーチだった大谷。その時はチームが1点をリードした6回表にやってきた。2死無塁で相手2番手左腕パーカー・ムシンスキーと対峙した大谷は、カウント1-0から真ん中高めへ投じられた81.4マイル(約131キロ)のスライダーを強振。甘い球を完全に捉えた打球は、瞬く間にセンター方向へ消え、フェンスを越えた。 米メディア『Barstool Sports』などで執筆しているジャレッド・カラビス記者は、自身のツイッターで、「オオタニの41本目は448フィートも飛んだ」と愕然。さらにMLB公式サイトなどで執筆するブレント・マグワイア記者は「オオタニの41号はどこまで飛んだ、長い道のりとなった」と滞空時間の長い一打を表現した。大谷翔平 9試合37打席ぶり、41号本塁打! 特大137メートル弾で貴重な追加点8/14(月)エンゼルスの大谷翔平投手(29)が13日(日本時間14日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。6回の第3打席で9試合、37打席ぶりの41号本塁打を放った。 一振りで仕留めた。1―0の6回2死、アストロズ2番手の左腕・ムシンスキーが投じた高めスライダーを完ぺきに捉えた。白球は乾いた打球音を残し、一直線に中越えへ。打った瞬間、それと分かる打球速度110・2マイル(約177・3キロ)、飛距離448フィート(約136・6メートル)、打球角度28度の理想的な特大弾だった。 久々に味わう感触だった。今月3日(同4日)のマリナーズ戦で40号本塁打を放って以来、一発は遠ざかり、連続試合ノーアーチは試合前の時点で自己最長の8となっていた。その間にブレーブス・オルソンが本塁打を量産。12日(同13日)のメッツとのダブルヘッダー1試合目で2本塁打を記録するなど、8月の11試合で6本塁打を放ち、42本で両リーグトップの座に立った。試合前、フィル・ネビン監督は大谷が腕の疲労を抱えていることを明かし、次戦先発については「1回飛ばす。その次の登板で元の位置に戻す」と話した。15日(同16日)のレンジャーズ戦の先発が見込まれていたが、大谷自身が先発回避を希望した。同局のパトリック・オニール氏は、「大きな当たりです。ショウヘイ・オオタニが41本目のホームランを打ちました」と実況。解説のマーク・グビザ氏は、「変化球のホームランは21本目です。左投手相手に体を残しました。ショウヘイ・カブトタイム! 打球を粉砕しました! ショウタイム!」と伝えた。 さらに、オニール氏が「『バン』という(鋭い)音がしました」と続けると、観客の少年が両手を頭に抱えて驚いている映像が映し出された。グビザ氏は「私たち全員もそういうリアクションでした」と明かし、オニール氏は「でも、私たちはこれに慣れてしまいました」
2023.08.14
◇8月6日(日本時間7日)大リーグ オリオールズ2―0メッツ(ボルティモア)Fujinami's perfect inning 動画オリオールズの藤浪晋太郎投手は、2―0とリードした8回から4番手で登板。あと1球で、三者連続3球三振に仕留める通称『イマキュレート(完全無欠)イニング(Immaculate innings*)』を逃した。それでも、メジャー日本投手で最速の102・6マイル(約165・1キロ)をマークするなど1イニングを2奪三振の三者凡退に抑えた。先頭打者で迎えたのは、新人だった2019年に53発でキングを獲得し、今季も31発とメジャーを代表する大砲アロンソ。藤浪は2球で追い込むと、最後は内角高めのカットボールで3球三振。続くステュワートは外角高め、メジャー日本投手で最速となる102・6マイル直球で、こちらも3球三振に仕留めた。 最後はナルバエスも2球で追い込み、3球目は内角102・3マイル(約164・6キロ)直球で力のないショートフライに料理。ノーヒットノーランよりレアなイマキュレート・イニングこそ逃したが、本拠地ファンはスタンディングオベーションでベンチに戻って来る右腕をたたえた。*Immaculate innings1イニングに9球を投げ、打者3人をいずれも3球三振に仕留めることを指す。「イマキュレイト」には、「完全な」「染み一つない」という意味がある。Immaculate innings: 3 strikeouts on 9 pitchesMay 25th, 2023日本人メジャーリーガーによる「イマキュレイト・イニング」の達成は皆無
2023.08.10
DeNAのバウアーが7回4安打無失点、10奪三振の快投で8勝目を飾った。DeNA8―2中日(横浜) DeNAのトレバー・バウアー投手が本拠地・横浜スタジアムでシーズン6勝目を挙げ、2014年にギジェルモ・モスコーソ投手がマークした球団外国人最多記録に並んだ。 バウアーは1、2回といずれもわずか5球の三者凡退で料理し、3回まで完全投球。4回に死球と石川昂の中前打で2死一、二塁のピンチを招いたが、宇佐見を得意のナックルカーブで空振り三振に切り、得点を許さなかった。その後も単打のみの計4安打に抑え、7イニングを無失点の力投で今季8勝目(3敗)を挙げた。 バウアーのテンポのいい投球に背中を押された打線は1回に宮崎の左翼線適時打で先制。3回は牧の左前適時打で加点し、4回には京田の古巣・中日から初打点となる左前適時打を含め、6本の長短打を集めて計5点を奪い、一気に突き放した。DeNA頼もしバウアー「200球でも問題ない」7回108球でお役御免も番長監督「完璧」8勝目8/9(水) バウアー「今日もたくさんのお客さんにきていただき、ありがとうございます。点を取ろうと頑張ってくれたみんな、守備もよく、チームで勝ち取った勝利」「やっぱりリードしている展開で投げる方が楽しい。みんなが打つと楽しい野球になるね」「120球でも140球でも200球でも問題ないと思います」「自分は常に完投を目指している。できれば今年は180イニングを達成したい」三浦監督「バウアーらしいテンポの良いピッチング。完璧だった」「先制できたのは大きかったし、打者一巡は久しぶりじゃないですか」DeNAバウアー、「背面キャッチ」で華麗にピッチャー返し処理 初回わずか5球で三者凡退DeNA先発のトレバー・バウアー投手が1回、「背面キャッチ」の華麗なプレーで大島洋平外野手をアウトにした。 先頭打者の岡林勇希外野手を1球で左飛に片付け、2番・大島にはカウント1―1から痛烈な投手返しのゴロ。しかしバウアーは背中越しにグラブを出して見事にキャッチ。一塁へ余裕の山なり送球で2死とした。2023年8月9日バウアーが見事な背面キャッチ 動画
2023.08.10
【MLB】唸り上げる“165キロ”が「マンガみたい」 覚醒した藤浪晋太郎…剛速球にファン騒然8/7(月) ■オリオールズ 2ー0 メッツ(日本時間7日・ボルティモア) オリオールズの藤浪晋太郎投手が投じた剛速球に、早朝からファンが騒然としている。8月6日(日本時間7日)に本拠地で行われたメッツ戦の8回に救援登板すると、1回を3者凡退に抑え、移籍後初のホールドをマーク。日本投手最速となる102.6マイル(約165.1キロ)を記録 2点リードの8回にマウンドに上がった。先頭のアロンソを内角高めへのカッターで見逃し三振に斬ると、続くスチュワートはすべて直球で空振り三振。最後は102.6マイルで2者連続の3球三振だった。ナルバエスは遊飛に打ち取りガッツポーズ。わずか9球の好救援に本拠地は大歓声だった。 ピッチングニンジャの愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は、102.6マイルを記録した1球を動画で公開。Shintaro Fujinami, 103mph ⛽️。
2023.08.07
DeNA・バウアー 圧巻の10回123球0封! 大学時代以来の熱投もドロー「勝ちたかった」8/4(金)「広島東洋カープ0-0横浜DeNAベイスターズ」(3日、マツダスタジアム) 白熱した真夏の投手戦。無念の引き分けに終わった試合後、DeNA・バウアーが「勝ちたかった」とつぶやく。大学時代以来、プロとしてのキャリアでは初の延長十回登板。4安打無失点の熱投にも「最後まで投げ切る事ができなかった」と悔やんだ。 来日した両親も観戦に訪れた中、ハイテンポの投球でチームを鼓舞した。最速154キロを記録したのは終盤七回と、延長十回。左打者8人を並べた広島打線を圧倒した。初回こそ2安打を許したが、二回以降は圧巻の投球内容。感情を前面に出しながら、勝利への執念を体現してみせた。 「試合が決まる前にマウンドを降りると、負ける可能性が残る。負けるのが嫌い。最後まで投げたいんだよ」 123球の熱投。原動力は「勝」に対する渇望だった。三浦監督は「勝ちを付けたかったが、申し訳ない」と頭を下げた。💛バウアーは変わった。来日直後さんざんに打ち込まれたり、味方のエラーに吠えた頃が嘘のよう。凄い、人は変われる ということを現に見せてくれる。らんまん 脚本の長田育江さんは、井上ひさしさんの最後の研修生になった。「研修生生活」の最後の日、井上から言われた言葉を長田はいつも心に留める。「今日一日を、あなた自身の心の力で、良い方向に向かわせなさい」バウアーも、バウアー自身の心の力で良い方向に向かう生き様を見せてくれてるよう(^^)
2023.08.04
【MLB】“アンチ大谷翔平”に怒りの喝 630発レジェンド優位の声、司会者は我慢ならず猛反論8/2(水) ニューヨークのスポーツラジオ局「WFAN」の番組司会者のクリス・マクモニーグル氏ファン「何年かプレーしたくらいで、オオタニがすでに紛れもなく史上最高の選手だと言うつもりか?」マクモニーグル氏「彼は2つのポジションをこなすんだ! 2人の選手が1人の選手の中にいるんだぞ! 単にそのどちらも『かなりいい』というわけではなく、その2つでベストな選手なんだ!!」ファン「だけどグリフィーJr.は、すごい長い年月の中で、(大谷よりも)はるかに多くのことをやってきたじゃないか」マクモニーグル氏「彼(グリフィーJr.)は投球を1度もしていない。誰からも三振を奪ったことはないんだ! 彼(グリフィーJr.)はやっていない! やっていないんだ!」リスナー「そんなの関係ない! 彼はオオタニよりもはるかにいい守備ができる選手だ」マクモニーグル氏「(グリフィーJr.の方が)はるかに優れた守備をするだと? 彼は完投をしたんだぞ!」
2023.08.02
「やっかいなヤツ」藤浪晋太郎、2回4K無失点と躍動!「藤浪の無失点は大谷のホームランくらいに元気が出る」7/31(月)◆米大リーグ オリオールズ―ヤンキース(30日・ボルティモア=オリオール・パーク)オリオールズ・藤浪晋太郎投手(29)の躍動にファンは大喜びだ。 藤浪は30日(日本時間31日)、本拠のヤンキース戦、6点リードの6回から満員の観客席から「フジナミ」のコールを受け、3番手で登板。2イニングを1安打4Kの無失点に抑え、期待にしっかり応えてみせた。 回を跨いでの0封にネット上では「藤浪の無失点は大谷のホームランくらいに元気が出る」「もはや大谷より藤浪速報楽しみにしてる」「素晴らしい投球だ」好救援の藤浪晋太郎に現地実況も感嘆「フジナミは本当に良さそうだぞ」[ 2023年7月31日現地実況「素晴らしい投球だ」「フジナミは本当に良さそうだぞ」💛できの悪い子と言われ続けて、それでも信じ続けて、ついに期待を超える成長ぶりに歓喜する保護者みたいな(^^)
2023.07.31
エ軍・守護神エステベス 魂の今季最長2イニング「勝ち切るためにはこういう登板も必要」7/31(月) ◇ア・リーグ エンゼルスーブルージェイズ(2023年7月30日 トロント) エンゼルスの大谷翔平投手(29)が30日(日本時間31日)、敵地・トロントでのブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。4試合連続安打を放ち、先制点の起点となった。2試合連続2敬遠と要所での勝負を避けられたが、得点力を欠いていた打線が延長戦で奮起。延長10回、ハンター・レンフロー外野手(31)が決勝の2ランを放ち、守護神のカルロス・エステベス投手(30)が9回から2イニングを投げ切った。PO圏内を直接争うブ軍相手の3連戦3連敗を阻止し、プレーオフ進出圏内までゲーム差4と踏みとどまった。 今季最長の2イニングを投げ切り、チームを勝利に導いたエステベスは「勝ち切るためにはこういう登板も必要だった。乗り越えられることができて良かった」と振り返った。1-1の9回から3番手として登板。この回を3者凡退で終えると、味方が2点を勝ち越した直後の10回は1点を失いながらも、確実にリードを保ったまま試合を終わらせた。 23セーブを記録している絶対的守護神が挙げた今季5勝目。「どの試合も大事だが、ワイルドカードを争うブルージェイズとの今回の3連戦はより大事だった」とさわやかに汗をぬぐった。【MLB】誰も勝負してくれない… 大谷翔平への異常な警戒度にV打の同僚「みんな同じ意見」 7/31(月) エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の左前打で4試合連続安打をマークした。4、9回の好機では申告敬遠で勝負を避けられ、3打数1安打2四球で打率.302。チームは延長10回に勝ち越し、ワイルドカード進出圏内から4ゲーム差となった。1点リードの4回2死二塁、同点の9回1死二塁と申告敬遠。一塁ベースが空いている状態で、勝負をさせてもらえなかった。2試合連続の1試合2敬遠。延長10回に決勝2ランを放ったレンフローは対戦相手に同情した。「ブルージェイズは必要なことをするだけだと思うよ。彼(大谷)はインクレディブル。彼と勝負するか、ミッキー(モニアック)に対して投げるか。試合に勝つために、やらなきゃいけないことをするだけだからね。(相手の気持ちは)勿論理解できる」 大谷は28日(同29日)の3連戦初戦の初回に先制の39号ソロ。ブルージェイズ三塁手のチャップマンが大谷と真っ向勝負を挑んだことについて怒りを見せていた。「マット(チャップマン)の発言は知っている。みんな同じ意見だと思う」。💛7月29日大谷が第一打席ホームランの後ブルージェイズのチャップマンがベンチ内で監督に抗議Why did we pitch to him?He's only fucking guy on the team that can hit.なぜ奴と勝負するんだ。あのチームで打てるのは奴だけだ「チャップマンの発言は知っている」レンフローは「あのチームで打てるのは奴だけだ」に一発で答えたのかも(^^)
2023.07.31
SHOHEI SHUTOUT! Shohei Ohtani throws his first MLB shutout!🔥FAN HERO!!!! Shohei Ohtani Crushing HOME RUNS (37-38)🔥 #highlights エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー第2試合に「2番・指名打者」で先発出場した。2回の第2打席で3試合ぶりとなる37号2ランを放つと、続く4回の第3打席では2打席連発となる38号ソロ。衝撃のアーチショーを演じた。 111球の完封劇からわずか1時間20分後の衝撃弾だった。大谷から豪快なアーチが飛び出した。3点リードの2回2死一塁、右腕マニングから3試合ぶりとなる37号2ラン。打球速度107.6マイル(約173.2キロ)、飛距離383フィート(約116.7メートル)で、シーズン58発ペースとした。 さらに続く打席でも驚愕の一発で、敵地のどよめきはしばらく収まらなかった。打球速度116.9マイル(約188.1キロ)、飛距離435フィート(約132.6メートル)。ダイヤモンドを回る際、左の腰を抑える仕草を見せた。マルチ本塁打は今季4度目で、2打席連発は今季2度目となった。 ダブルヘッダー第1試合では9回8奪三振1安打無失点でメジャー初完封。今季9勝目を挙げた。それからわずか45分後に試合に出場。全く疲れを見せず、さらにチームに勢いを生む2発を放って見せた。7回の第4打席で「けいれん」のため途中交代となった。・米データ会社エライアスによると、ダブルヘッダーの1つの試合で完封し別の試合で2本塁打を放ったのは大谷がMLB史上初。またMLB史上で1人の選手が1日で完封し、2本塁打を放ったのは大谷が51年ぶり3人目、完投と2本塁打を1日で記録したのは5人目となる。完封と2本塁打は1971年6月23日にフィリーズのリック・ワイズがレッズ戦に「9番投手」で出場し、ノーヒットノーランを達成し2本塁打をマーク。同年9月2日にレッドソックスのソニー・シーバートがオリオールズ戦に「9番投手」で出場し、1試合で9回3安打完封勝利と2本塁打を記録している。1日で完投と2本塁打は大谷とワイズ、シーバートの他、1962年にインディアンスのペドロ・ラモス、1961年にオリオールズのミルト・パパスが達成している。ネビン監督「8回を終えた後に、彼を見てみたら、『I'm finishing』(自分が投げきる)と伝えられた。彼が望んでいた。私もそれを理解できる」この日はダブルヘッダーで、第2試合は45分後に開始。「マウンドを下りて、彼の顔を見たが、『DHで出場できる。大丈夫』と言っていたよ」フィル・ネビン監督「かつてこんなものは見たことがない、それは確かだ。どのレベルであっても見たことがない」「われわれは、彼のしていることを当然だと思わないようにしている。毎日素晴らしいプレーをすることを期待しているとは言いたくない。だが、結果としてそうなっている。見ていて圧倒される」「これだけの注目を一身に集めながら、彼はこのレベルでパフォーマンスを披露している。それは、精神的に強い者だけができることだ。彼について私が最も感銘を受けているのはそこだ」タイガースのA・J・ヒンチ監督「大谷はフィールド上でベストの選手。この2試合、彼のやってのけたこと、彼の投打両方のベストを目の当たりにした」「彼は不可能なことをやってのけている。我々は1世代に1人の才能の持ち主と対戦している」「大谷が投げるすべての球が、打者のタイミングを狂わせた。他の投手のように同じ球種、同じパターンを繰り返すということを彼は決してしない。どこに投げてもアウトが取れる。彼は本当に優れた才能を持っている」
2023.07.28
バウアー「守りに救われた」6回の牧の併殺プレーを称賛 7イニング1失点で中日戦初勝利【DeNA】7/27(木) DeNAのトレバー・バウアー投手が7勝目を挙げた。最速158キロの速球と多彩な変化球で、中日打線を7イニング1失点に抑えた。「苦しい投球だったが、何とか試合をつくる方向を見つけて粘った。守りに救われました」と大汗をぬぐった。 初回1死二塁。宇佐見の中飛を桑原がフェンスにぶつかりながら好捕。6回1死一、三塁では高橋周の二ゴロを捕った牧が一走・大島にタッチした後、一塁に滑り込んで併殺にした。同点の危機を切り抜けたプレーに、「併殺にするには打球が弱かったので、間違いなく点が入ると思った。とっさにああいう判断をしたことにびっくりした」と牧を称賛した。3連戦を勝ち越した三浦監督「接戦を取れたというのをチームの力に変えていきます」💛バウアーの時、守りでエラーすると激高されるのが皆わかっているのでいい緊張感で最高のプレーをしよう、そのための日々の訓練がされているのかな(^^)【DeNA】バウアー7勝目「どういう考えであのプレーを」ピンチ救った牧の好判断併殺に感謝バウアーは広島で開催された20日のオールスター翌日のオフに宮島、原爆ドーム、平和記念公園を訪問。「広島の今の街の様子を見て、そこから原爆ドームを見ると、これが1秒でこうなったのか、その1分後には、どうなったかということを考えるとたくさんのことを考えさせられた」かつては自身への怒りを込め、ほえた。この日は守備のミスにも自ら切り替えるように声かけ。試合後は牧のビッグプレーを含めた味方の守備、リリーフ陣に「本当に助けられた」と感謝。「打たれた瞬間、これは1点は仕方ないと思ったが、どういう考えであのプレーを思いついたのか、すごいと思った。点が入らなかったことに気付くのが遅れるほどびっくりした。あのプレーに救われた」「後半、苦しい状況でもファンの声援が大きな力になったので、ありがとうございます」▽DeNA三浦監督「ランナーを出しながらも、粘り強く投げた。ミスもありましたけど、しっかりとカバーして、牧のプレーも好判断で大きなプレーでした」DeNA・森原康平が雪辱の移籍後初セーブ『ない脳みそで考えんな』三浦監督の愛あるゲキに応えた2023/7/27 森原康平投手*が2―1の九回に3番手で登板。1回を三者凡退で抑え、昨季の楽天からの移籍後初セーブを挙げた。7月25日の中日戦で5―1の九回に登板するも3安打2失点、なお2死満塁のピンチで途中降板。「勝手にいろいろ余計なことを考えていた。監督にも『ない脳みそで考えんな』と言われて、考えても駄目だと。自分のスタイルでどんどんゾーンに投げ込めるように準備して、集中して投げられた」三浦監督「きょうはふっ切れた感じで、ストライク先行で投げられていた」*研究熱心。ウイニングショットのフォークに磨きをかけるため、2021年2月のキャンプではヤンキースから復帰したばかりの田中将大投手に“弟子入り”した。臆することなくスプリットの握り方を積極的に質問。「あれだけの投手がどういう練習をしているのか。見ているだけでも全てが勉強になる」。大投手のブルペンでの投球にも目を凝らし、リリースのタイミングなど成長のヒントを探り続けた。💛きっとDenaではバウアーに弟子入りし、森原投手なりの「金色の道」を歩くことを期待
2023.07.27
《独占告白》ヌートバーがいま明かすWBC秘話「一体感、つまりチームケミストリーは一緒に戦うチームメイト同士が仲良くなると同時に、エゴをいったん捨てて同じ方向に向かっていくことで生まれると思います。目標が統一できれば自然にファミリーのようになって、よりチームが強くなる」「集まったときには全員が玄関にエゴを置いてきたようだった。その雰囲気を作ったのはもちろん栗山(英樹)さん。彼は大会前、選手たちに『全員が希望通りの出場機会を得られないかもしれないが、世界一という目標から焦点を外さないようにしよう』と語りかけたんです。それは口先ではなく彼の信念のようでした。その言葉に呼応するようにスタメンだけじゃなく、控えの選手、コーチ、裏方の全員がチームケミストリー作りに貢献した。役割を問わずに全員が助け合って前に進んでいったんです。普段から一緒に戦っているわけではないからこそチームケミストリーは絶対必要だったし、短期間でそれを生み出して世界一という結果を得ることができた侍ジャパンには完璧に満たされました」 昨シーズン終盤のあるオフの日、ヌートバーが遠征先のホテルの部屋で休んでいると、“ピン”という音が静けさを破った。自身のインスタグラムに大谷翔平の通訳を務めている水原一平からメッセージが入った。 “以下にある私の携帯電話番号にご都合のいいときにお電話いただければありがたいです”「イッペイとは一面識もなかったけどすぐに電話した。だって、ショウヘイオオタニの関係者から電話をくださいと言われたらすぐに従うでしょう」「まだ何も決まってはいないけれど、もし侍ジャパンに選出されたときは興味があるか知りたいと。“マジか! ”と。考える理由なんてない。その場ですぐに『イエス』『オフコース』と答えたんだ」「日本に到着する前に少しでも溶け込めたらとチームのグループチャットにも参加したし、セイヤ(鈴木誠也)と代理人が一緒なので彼にも助けてもらった。注目を集めるササキ(佐々木朗希)とかヤマモト(山本由伸)のピッチング映像も見ている。なによりオンライン通話で栗山さんと話したときにとても安心した。紳士で母にも挨拶したいと気遣ってくれ、本当にチームの一員だと感じさせてくれたんだ。僕も日の丸のユニフォームにとてもプライドがある。みんなと一緒にこのユニフォームに身を包んで、力を合わせてWBC制覇に向かっていきたいと思った」「合流したときに受け入れて信頼してもらえるか不安はありました。そんなときに大きな存在だったのがカージナルスのキャンプでルームメイトだったドリュー・バーヘイゲン('20-'21年日本ハム、右投手)。栗山監督の下で2年プレーした経験があり日本の球界に詳しく、様々なアドバイスをもらいました。栗山監督が親切でやりやすいとか日本での経験は最高でもう一度プレーしたいという言葉を聞いて緊張感を抑えられた。先日彼には『あのときのお前の言葉は大きかったよ、ありがとう』って伝えたよ」来日後最初の全体ミーティングでチームメイトが、ヌートバーのミドルネーム“タツジ”由来のTシャツを着て仲間として受け入れてくれたことで緊張がほぐれた。「日米両国旗に『たっちゃん』と書いてあるTシャツだったし、最初からニックネームをつけてもらえてホッとした。面白かったのは、コンドー(近藤健介)が1次ラウンドが終わるまで僕の本名を知らなかったこと(笑)。僕のすぐ後ろを打っていて、場内アナウンスでも言ってたのに。大好きなチームメイトだから許したけどね」来日した3月2日、翌日のチーム合流を控えて宿舎内の食事会場で食事をしていたらダルビッシュ有が現れた「いきなりでビビっちゃった(笑)。うまくチームに溶け込むには彼との関係がすごく大事だと思っていたし、来日する前からどうやって親しくなろうか考えていたからね。お互いに自己紹介して、温かく歓迎してくれた。『気持ちよくプレーできる環境を作るので必要なことがあればなんでも言ってください』って言ってくれたおかげでいいスタートが切れたんだと思う」「イチローさんの言う通り。翔平は別格だから注目されて当然だけど、ダルビッシュも不可欠。みんなが尊敬するリーダーだったよ。日本でもマイアミでも食事会を開催したり、後輩たちをよく支えてくれた」
2023.07.22
全セ・バウアー、日本の球宴初登板で前代未聞の〝予告投球〟 万波に一発浴びるも拍手「すごく楽しかった」/オールスター7/20(木) 全セのトレバー・バウアー投手(32)=DeNA=が四回に3番手で登板。投球前にグラブでサインを送り、打者に事前に球種を知らせてから投球する超異例の勝負を挑んだ。先頭の万波(日本ハム)もバウアーに応えてフルスイング。捕邪飛を大城(巨人)が落球する一幕もあり、カウント2―2からの7球目、予告通りの131キロスライダーを万波が左翼席へと運ぶと、バウアーは笑顔で拍手を送った。そのまま予告投球を続け、柳田(ソフトバンク)は155キロで二ゴロ。紅林(オリックス)は152キロで詰まらせるも中前へポトリと落とされ、安田(ロッテ)にも左前打を許した。1死一、三塁から若月(オリックス)の三ゴロの間に1点を失ったが、小深田(楽天)を一飛に打ち取り、1回24球の「バウアーショー」を終えた。バウアー「すごく楽しかったし、マウンドも素晴らしかった。お客さんの雰囲気も最高でした」バウアーの球種予告投球に感じた「心意気」と「凄み」 谷佳知氏の視点 バウアーの球種予告投球は見応えがあった。 打者に事前に球種を伝えている以上、抑えるためにはより厳しいコースに投げ切ることや、投球フォームを微妙に変えてタイミングをずらすこと、あるいは変化球であれば相手の予想を超える変化量、軌道でバットの芯を外すことが求められる。そしてバウアーは実際にそれをやろうとしていた。 万波、小深田に投じたナックルカーブはボールになったが、シーズン中以上の曲がりに見えた。数球投じたカットボールもより鋭さを感じたし、投球フォームの間も微妙に変えているように思えた。17日の広島戦で7回111球を投げてから中2日。万全の状態ではなかった中で、随所に高度なテクニックを交えてきている印象を受けた。 球種予告というあえて自らが不利な状況を作ることで、オールスターを盛り上げようとしたバウアーの心意気が素晴らしい。そして何より投じた1球、1球にメジャーリーグでサイ・ヤング賞に輝いた超一流の「凄み」を感じた。 打たれてもずっと笑顔が絶えなかったし、誰よりも本人がこの舞台を楽しんだのではないか。全セ高津監督「生まれ育った広島で勝てはしなかったけど、まさかオールスターのセ・リーグの監督として、ここに帰ってこられると思っていなかったので。連れてきてくれたの選手たちですし、選手たちに感謝するとともにまた頑張らなきゃいけないなと思いました。まさかまさかばっかりで、本当に僕がここにいていいのか。(ホームの)一塁側のベンチに座ることも広島ではないですし、楽しませてもらいました」💛一番楽しみを満喫したのもバウアーみたい
2023.07.20
バウアーが生中継登場で大谷翔平に言及「野球界で一番、今までにない選手」【オールスター】2023年7月19日◇19日 マイナビオールスターゲーム2023第1戦 セ・リーグ―パ・リーグ(バンテリンドームナゴヤ) 全セのトレバー・バウアー投手(DeNA)が試合中、生中継していたテレビ朝日系の放送ブースに登場。(プラスワン投票で球宴出場となったことに)「本当にうれしいですし、ものすごい雰囲気です。ファンのみなさんに選んでいただいてうれしいですし、みなさんが見たいと思ってくれたこと、ありがたいと思っています」(DeNAのチームメートの宮崎が右越え本塁打を放ち、思わずバンザイ。)「信じられない。どうやって右方向に、本当に信じられない。彼が味方で良かったなと思います」(2本塁打を許している中日・細川について)「ホントに素晴らしいバッター。僕のキャリアの中で、スライダーを右方向へホームランされたことはなかった。初めて打たれました」放送席では松坂大輔さん「初めて松坂さんがアメリカに来る時のことをすごく覚えてます」(大谷選手について)「野球界の中で一番、今までにない選手だと思います」と語った。☆佐々木朗希投手(ロッテ)から山本由伸投手(オリックス)の豪華リレーが実現1回を佐々木朗が無失点で抑えた後、2回のマウンドには山本が上がった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメキシコ戦を再現するリレー「全部三振」を狙った21歳は、変化球主体で先頭から2者連続三振とした。続くノイジー(阪神)に安打を許したものの1回無失点と笑顔でマウンドを降りた。「自分の先発するゲームに向けて、今回の投球を踏まえて調整していきたい」山本は2回、最初の打者はWBCのチームメートだった巨人・岡本和。まず154キロのストレートで右飛に仕留め、続く阪神・佐藤輝は中越え二塁打を打たれたが、後続をキッチリ抑え、得点は与えなかった。楽天の田中将大投手が2013年以来、10年ぶりに球宴で登板。3回3番手で登板、秋山(広島)をスライダーで見逃し三振に切り取るなど三者凡退に仕留めた。「しっかりいろいろなところに全ての球種を投げられた」一方全セの6番手8回に登板したDeNAの山崎康晃投手が全球ナックル*で1イニングを投げ抜いた。7点ビハインドの8回に登板。先頭の頓宮の初球に99キロのナックルでストライクを奪うと、2球目も続けて三邪飛。続く代打・紅林にもナックルを2球続けて三ゴロ。3人目のマルティネス(日本ハム)には99キロのナックルを右前に運ばれたが、最後は代打・小深田(楽天)をボテボテの二ゴロに打ち取り、オールナックルで無失点投球とした。山崎はオールスターに選出された際に「ナックルですよね。投げたいなと思います」と予告試合後「結果的に全部ナックルになってしまいました」当初は1球、2球の予定だったことを明かした「大城選手が引っ張ってくれた。全部ナックルで打ち取ることができてよかったです」(精度)「悪くないかなと思いました」「後半もリリーバーとして待機するので、魔球の1球に加えたいなと思います」「そのくらいの出来かなと思います」*ナックルボール(Knuckleball)は、野球における球種の1つ。可能な限りボールの回転を抑えた形で投じられ、捕手に届くまでの間に不規則に変化しながら落ちる変化球全パは七回まで1人1回で、2回を投げたのは八~九回の加藤貴之(日本ハム)のみ。中嶋聡監督(オリックス)は試合前に日程や選手起用法で問題提起しており、「負担軽減もありますけどね」中嶋監督の「選手ファースト」の考えには、選手から感謝の声も上がる。四回に4番手として登板した42歳の和田毅(ソフトバンク)「屋根があるバンテリンで投げさせてもらったし、準備のしやすい四回で、考慮してもらえたのかなと感じた。中嶋さんには感謝したい」。
2023.07.20
大谷が35本目の本塁打で同点に追いつき、エンゼルスがヤンキースを4-3の10回コールドで下した大谷翔平は、彼の将来について常に疑問を抱きながらも、ロサンゼルス・エンゼルスで驚異的な成績を残し続けている。この二刀流スターは、7回にメジャー最多となる35本目のホームランで同点に追いついた。そして、ピンチヒッターのマイケル・ステファニックが10回に放った決勝打で、エンゼルスは4対3でニューヨーク・ヤンキースに勝利した。大谷がマイケル・キングから2ランを放ったとき、ロサンゼルスは3-1とリードしていた。大谷は、大リーグ6シーズン目にして6度目の3試合連続ホームランを放ち、昨年のホームラン数を上回った。フィル・ネビン監督は、このバットフリップは、ここ31試合で19本塁打を放っている大谷から見た最も感動的なものだったと語った。(Manager Phil Nevin said the bat flip was the most emotion he has seen from Ohtani, who has homered 19 times in his last 31 games..)「私たちは、それがこの場所全体にとって何をもたらすかを知っているが、君たちも、それが私たちのダグアウトにとって何をもたらすかを理解しなければならない。巨大だよ」(“We know what it does for the whole place, but you guys have to understand what it does for our dugout too. It's massive,” )とネビンは言った。「そして、トップに立つことができて、それが無駄にならなくてよかった」(Then to come out on top, I'm glad it wasn't wasted.)リーグシーズンは、昨年のホームラン数を上回った。「彼は最悪の形で勝ちたいと思っている。この2週間、彼にとってもフラストレーションが溜まっていた。(“He wants to win in the worst way. It’s just been frustrating for him the last two weeks as it is for everybody,")「彼は勝ちたいし、ここで勝ちたいんだ。(“He wants to win and he wants to win here.”)大谷翔平はバットに当たった瞬間、それがホームランと知った 動画付きShohei Ohtani knew it was gone as soon as it hit the bat.月曜の夜、ヤンキースのリリーフ、マイケル・キングの1-2の速球を捉えた二刀流のスーパースターは、左中間のフェンスを越えていく打球をしばらく眺めた後、右手をフリックしてメジャー・リーグでのキャリア最大のバット・フリップを放った。大谷は、7回に同点に追いつくMLB最多35本目のホームランを放ち、明らかに気合いが入っていた。大谷にとって、7回以降のHRはMLB最多の14本目だった。OptaSTATSによれば、大谷は過去28試合(12試合)で、7回以降に本塁打を放った数は、その間にMLBで放った本塁打数(6月12日以降)と同じである。これは、MLB史上28試合中最多の7回以降の本塁打である。エンゼルスのフィル・ネヴィン監督は、「フィールドで見た彼の感情の中で、最も大きなものだった。(“It was the most emotion I've seen on the field I’ve seen from him,”)」「素晴らしかった。信じられないような出来事だった。スーパースターがあのような瞬間にステップアップし、あのようなことが起こるとき、それは球場全体にとってだけでなく、ダグアウトにとっても重要なことなんだ。( “It was awesome. Just an incredible deal there. When your superstar steps up in moments like that and something like that happens, it’s not only what it does for the whole place but what it does for the dugout.)」「私たちのクラブにとってクールな瞬間だった。そして私たちがトップに立ったことは、無駄ではなかった。」(“It was just a cool moment for our club. And for us to come out on top, it wasn’t wasted.”)大谷は3試合連続の本塁打で、昨シーズンの通算34本塁打を上回った。これは、ヤンキースのスラッガー、アーロン・ジャッジが昨シーズン記録したものと同じである。ジャッジはニューヨークの開幕から95試合を通して36本塁打を放ち、62本塁打のAL記録を樹立し、AL MVPの投票では大谷を上回った。しかし、ジャッジは6月上旬に右足外反母趾を捻挫し、今季は49試合の出場にとどまっている。そしてもちろん、大谷はシーズン終了後にフリーエージェントとなり、エンゼルスが最終的に8月1日のトレード・デッドラインで彼をトレードするかどうかが球界の話題となっている。エンゼルスが大谷をトレードに出す可能性はまだ低いと見られているが、ネビンは、大谷の勝利への強い願望が、試合を変えた本塁打の後の彼の感情に火をつけたのだと指摘した。「彼について言えることは、彼は気にかけているということだ。」(“What I can tell you about him is he cares,”)「彼がやることはすべて、勝つために世界最高の選手になるために計算されている。この2週間、彼にとってはフラストレーションの溜まる日々だった。でも、彼は勝ちたいし、ここで勝ちたいんだ」(“Everything he does is calculated to be the best player in the world for the purpose of winning. It’s been frustrating for him the last two weeks, as it’s been for everybody. But he wants to win and he wants to win here.”)この2ランホームランは、3回に二塁打を放った大谷にとってこの試合3本目のヒットであり、今シーズン7度目のサイクル安打まであと1本と迫った。彼は93試合に出場し、.306/.391/.677、35本塁打、16二塁打、6三塁打、11盗塁、75打点の成績を残している。試合後、爆風とバットフリップについて質問されたキングは、大谷に脱帽するしかなかった。「私のせいでなければよかったのですが、彼は信じられないほどの打者です」(“I wish it wasn’t at my expense, but he’s an incredible hitter,”)とキングは言った。「チームとしては、彼に負けてほしくないと思っていた。残念ながら、2ストライクのカウントで欲が出て、必要以上にいい球を投げようとしてしまった。彼に負けるわけにはいかない。そして、あの終盤に同点に追いつくつもりなら、何でもできる。」(“We knew, as a team, that we didn’t want him to be the one to beat us. Unfortunately, I got greedy in a two-strike count and tried to make a better pitch than I needed to. I can’t let him be the one that beat us, and I did today. And if you're going to tie the game that late, you can do whatever you want.")大谷は9回に再びヒーローになるチャンスを得たが、左のリリーフ、ニック・ラミレスを相手に3球三振に倒れた。大谷はまた、3ストライクを狙ったスライダーをぎこちなくスイングした後、背中をつかんだ。しかしネビンは、大谷は体を痛めておらず、試合後も元気だったと語った。「彼はただ激しくスイングするだけだ。」(“He just swings hard,’ )「彼はいつも少しピクピクしている。彼は大丈夫だ」(“He’s always got little twitches. He’s fine.”)。【MLB】大谷翔平の同点2ランに「見とれてしまった」 同僚も驚愕「ショウヘイしかできない」7/18(火)延長10回に左翼線へサヨナラ打を放ったマイケル・ステファニック内野手「狙い球を定めて、いいスイングができた」(大谷の本塁打について)「勝負したことには驚いたけど、素晴らしいスイングだった。ショウヘイはショウヘイしかできないことをやってのけた。(キャニングとともに)素晴らしい仕事だった」Bat flip made Shohei's price go up another $100M(本塁打を放った大谷は、確信歩きから豪快なバットフリップを披露したがステファニックは)「見ていなかった。岩のほうに飛んだ打球に見とれてしまったよ」「ヤンキース相手に活躍できたことはよかった。忘れられない試合になったね」延長10回を無失点に抑えたループのコメント「この男には何ができないのか、ということだ」「毎晩なんだよ。大きな一打が必要? そこでショウヘイが登場。ホームラン。それが毎晩なんだ」「それを期待するようになったとは言いたくないけど、彼がそうでなかったら、『おい、何が起こったんだ? なぜ今夜はホームランを打たないんだ?』ってなってしまう。彼が毎日毎日やっていることは信じられないことだよ」実況のウェイン・ランダッゾ氏「バットフリップも豪快でした。この男が世界で最高の選手であるというメッセージを相手に知らしめました。彼は世界の歴史です。敵には多くの偉大な選手が在籍してきましたが、この男は(球界の)頂点に立っています」解説のマーク・グビザ氏「唯一無二です! ワオ! ショウタイム!」「ボールをじっくり待って、引っ張らず、パワーを証明しました。素晴らしいバットフリップです。フフフ。信じられません」
2023.07.18
大谷選手この試合、三振でノーヒットが続きエンゼルスもアストロズに大きく点差で引き離されていた。ああ、またダメか という いつもの展開ところが9回大谷選手のホームランをきっかけに12対12に追いつき10回無死二塁から始まるタイブレークの延長戦で、アストロズの攻撃を守護神カルロス・エステベスが0点に抑え、エンジェルスは1死から大谷が申告敬遠で出塁続くウォードが二ゴロ、相手遊撃手の一塁悪送球で二塁ランナーが生還し、エ軍がサヨナラ勝ちを収めた。Cabbage produced a game-winning run 🛒大谷、Cabbageの活躍でエンゼルスが13-12でアストロズに10回コールド勝ち大谷翔平のメジャー最多33本目の本塁打がエンゼルスの9回の同点ラリーの鍵となり、ルーキーのトレイ・キャベッジが10回にグレイ・ケッシンガーの送球エラーで得点を決め、ロサンゼルスは土曜日の夜、ヒューストン・アストロズに13対12で乱打戦を制した。ケッシンジャーは、テイラー・ウォードのゴロを簡単にダブルプレーにしようとして、一塁ベースを大きく投げた。キャベッジはメジャー2試合目にして3塁から得点を決め、エンゼルスは7回に6点差、9回に3点差を追いつき、6連敗を止めた。大谷翔平、9回猛反撃を生んだ33号に米記者唖然 「被打率トップの投手が…非現実的だ」7/16(日)9-12の9回、大谷は先頭打者。甘く入った球を中堅へ持って行った。打球速度は103.5マイル(約166.63キロ)、飛距離は404フィート(約123.14メートル)。本拠地を熱狂に包まれ、大谷は兜を被るパフォーマンスを披露した。チームはその後に猛反撃で2点を追加。同点で延長に持ち込んだ。 米メディアは続々と 33号動画 を公開。米記者たちもツイッターで反応した。MLB公式のサラ・ラングス記者「今季33号ホームラン……規定に到達した投手の中で被打率トップの選手が ショウヘイ・オオタニは現実とは思えない」カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」のレポーター、パトリック・オニール氏「ショウヘイ・オオタニが33号で猛攻をスタートさせた」大谷翔平33号を呼んだ水原通訳に驚きの声 日本人発見「念力が実った!」「渾身の願い通じたわ」2023.07.16米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地アストロズ戦に「2番・DH」で先発。2試合ぶり、後半戦1号となる今季33号ソロを叩き込んだ。米メディアは動画を公開。一方、直前に水原一平通訳がバットにおまじないをしていた姿が「念力が実った!」「渾身の願い通じたわ」と話題を呼んでいる。大谷が後半戦もかっ飛ばした。9-12の9回先頭。甘く入った球を中堅へ持って行った。打球速度は103.5マイル(約166.63キロ)、飛距離は404フィート(約123.14メートル)。直前のベンチでは水原通訳がバットを右こぶしでトントントンと叩く素ぶり。何か言葉をかけていたようだ。エ軍ウォード驚がく! 大谷33号は「打球の後ろから煙が見えた」 一振りで攻撃陣奮起、サヨナラ勝ち導く7/16(日)大谷の後に座った3番・ウォードは、大谷の33号ソロについて「打球の後ろから煙が見えた。信じられない。彼は男だよ。諦めることなく、戦い続けるということを示した。最終的に勝利に導く一打となった」「なんて馬鹿げた試合だ!」大谷翔平の33号弾を口火に大逆転サヨナラ勝ちを飾ったエ軍に米番記者たちも熱狂!「信じられない」劇的な幕切れに、MLB公式サイトにも寄稿しているエンジェルス番記者、レット・ボリンジャー氏は「信じられない乱打戦を制した。しかもアストロズのエラーでウォークオフ(サヨナラ)だなんて…」と唖然。そして米メディア『The Athletic』でエンジェルス番を務めるサム・ブラム記者は、次のようにゲームを評した。「まったくなんて馬鹿げた試合だ! (エンジェルスは)9対3とリードされて追いついて、また12対9に離されて追いついて。これで46勝47敗。8月1日(移籍期限)まで14試合を残して、WC(ワイルドカード)進出に5ゲーム差のところに踏みとどまった」Shohei Ohtani hits his 33rd homer of the season!「執念が引き寄せた勝利」 大谷翔平、サヨナラ悪送球を演出した好走塁の動画ANOTHER WILD WALK-OFF WIN‼️ 🤯米スポーツメディア「オプタスタッツ」公式ツイッターは、歴史的逆転劇だったことを紹介。「エンゼルスは1930年9月16日にフィリーズがパイレーツを相手にして以来となる、7回以降に6点差以上のビハインドに陥りながら同点に追いつき、その後また3点差以上ビハインドになったのに、それでも試合には勝ったチームとなった」93年ぶりの粘り
2023.07.16
7月28日ジャレッド・カラビス記者「第1戦で完封&完投を飾って、第2戦で爆弾のような一発を打つ。ショウヘイ・オオタニはもはや人間ではない」サラ・バレンズエラ氏「彼はこの1時間で神話になった」7月18日「MVP級の価値がある」快進撃を続ける大谷翔平への“アンチ”にNYメディアが反論「全く新しい次元にいる」デジタルメディア『BroBible』「ショウヘイ・オオタニはすでに野球界で史上最高の男だ。もしも、これに反対なら、それは間違っている」「野球界で史上最高のアスリートを問われれば、我々はオオタニに答えが行き着く」「これまで野球界で史上最高の選手は誰かと議論になった時には、ルース、ボンズ、(ハンク・)アーロン、メイズといった名前を頭に浮かべていた。しかし、オオタニがMLBでのキャリア6シーズン目を過ごす今、その答えは明らかにオオタニになった」「エンゼルスのスーパースターは、打席とマウンドの両方で絶対的な支配力を発揮している。いま彼が残している数字だけでも、MVP級の価値がある」「ルースが達成したことは間違いなく注目に値する。だが、この100年で野球というスポーツは劇的に変化した。1900年代初頭に彼がやっていたことに比べれば、今のオオタニがやっていることの方がはるかに難易度が高い。 いまだかつて野球界にショウヘイ・オオタニのような選手はいなかったし、金輪際、現れないかもしれない。それほどまでに我々は全く新しい次元にいる偉大な男を目の当たりにしているのだ」
2023.07.13
【MLB】千賀滉大、球宴に電撃選出 日本選手新人では8人目の快挙…開催3日前に機構発表7/9(日)メッツの千賀滉大投手がオールスター戦(シアトル)に初選出された。1年目の今季は16試合に登板して7勝5敗、防御率3.31の成績を残している。カブスのマーカス・ストローマン投手の代替選手として選出された。登板間隔を理由に球宴で投げられないカブスのストローマンの代わりで出場する。 日本選手が1年目でオールスター戦に選出されたのは1995年野茂英雄、2001年イチロー、2003年松井秀喜、2007年岡島秀樹、2008年福留孝介、2012年ダルビッシュ有、2014年田中将大に次いで8人目の快挙となった。💛「日本人は昨年に続いて大谷のみの出場で寂しい「ぼっち球宴」となる」と報道されていただけに千賀選手の選出で「ぼっち球宴」にならなくてよかった(^^)もっとも千賀投手は「できれば戦いたくはないんですけど……」と弱気だが、「戦ったら日本のファンは盛り上がってくれると思うので、打たれても抑えてもそれはそれで楽しみだなとは思います」そうそう、ぜひ打者大谷v.s.投手千賀を見たいです。大谷翔平、3年連続で投打選出 日本人の選出は大谷のみで2年続けて「ぼっち球宴」【MLBオールスター】7/3(月)【MLB】球宴選出の千賀滉大が“本音” 大谷翔平とは「できれば戦いたくないんですけど…」
2023.07.10
DeNA・バウアーが気迫の完投で連敗ストップ!指揮官も「今日はバウアーです!」7/6(木)味方打線は初回からチャンスを作りながらもホームが遠い。3回表に二死二塁から並木秀尊の適時打で先制点を奪われ、反撃したい4回裏も一死満塁から無得点。マウンド上のバウアーの闘志が衰えることはない。5回まで最少失点で踏ん張ると、5回に相手の失策をキッカケにチャンスを作り、桑原将志とネフタリ・ソトの適時打で3得点。一気に試合をひっくり返した。援護を受けたバウアーはそれに応えるように勢いを増し、7回まで1失点の力投。この時点で97球を要していたが8回も続投すると、ドミンゴ・サンタナに適時打を浴びて1失点。3-2と点差を縮められる。8回を118球で投げ抜くと、なんとその裏は二死一塁の場面でそのまま打席へ。最終回のマウンドも150キロ超えの速球で相手を押し込み、見事な3人斬りでゲームセット。9回・128球で2失点の熱投で完投勝利を手にした。最後の打者を外野フライに打ち取る動画三浦大輔監督「原点のアウトローでしっかりとカウントを稼ぎながら、気持ちも入って集中していました」「間違えてはいけないところでは絶対に間違えない。ボールになっても、もう一度勝負に行けるようにと。カウントが悪くなって、ボールを投げられない場面でも厳しいところで勝負できていた。時にはゾーンで力勝負することもあり、長打のあるバッターに対しては神経を研ぎ澄ませて投げていた」「(9回続投について)表情を見ていても、疲労感は一切見せずにベンチに帰ってきても集中していました。今日はバウアーです!」バウアー「行けるところまでと思っていたので、よかったなと」「序盤は向こうが良いアプローチをしてきたのですが、中盤以降は自分がしっかりと順応することが出来た。リードしていた展開で、なんとか点を取られないようにと投げた結果だと思います」「8回終わった時点で、監督から“調子はどうだ、行けるか?”と聞きに来てくれて、“今すごく良い調子なのでまだまだイケます”と答えました」「(本拠地ファンの後押しに)自分でもすごく感じていました。ここのファンは素晴らしいものがあります。マウンドに上ったときもすごい雰囲気だなと思いました」
2023.07.07
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