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2005/01/22
特攻訓練経験者のお話
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カテゴリ未分類
今日は、アジア・太平洋戦争末期、特攻訓練を受けた人の体験談を聞いた。淡々として自身の体験を話された。
お話を聞いて、桜の花の比喩が多用されているのに気づいた。特攻の体当たりのたとえの「花吹雪」。特攻隊の若桜隊、万朶隊、山桜隊、予科練の歌(今歌われているのは戦後の改作だそうだ)三番の靖国の桜。
『ねじ曲げられた桜』(大貫恵美子著)が改めて実感された。権力者たちは、特攻を強いるのに、桜の花の比喩を使うことで美化したのだ。
特攻には陸軍、海軍それぞれに多用な方法があった。今日お話してくれた人は、「回天」の訓練を受けたという。回天は魚雷を改装した潜水艇のようなもので、一度打ち出されると二度と生きてはもどれないようなものだったらしい。操作が微妙で、訓練中に死亡する人も多かったという。
氏は少年兵として海軍に入り、60年後の今でも後遺症が残っているという凄まじい制裁を伴う訓練を受け、半強制的な(つまり長男の氏は免除され得たがとてもそれはいえなかった)志願によって特攻の道を選び、訓練中に敗戦になった。
訓練中に先輩が次々と特攻に出ていったが、不思議となみだはなかったという。それは、自身がやがて行く身だったからだろうと氏は回想する。
15歳当時の氏が作った遺言。「我行かむ 潮馳せ行き 虹に散る ああ壮烈の 兄鷲追うて」。
これは、15歳の少年が作る歌ではない。氏は「教育はおそろしいものですなあ」としみじみと語られた。学校と軍隊での教育が、ここまで特攻による死を当然とする思いを刷り込んだのだ。
氏は幸いに敗戦によって生き延びた。生き延びて高齢を迎えた今思うのは、優れた人材を失った、あの人達が生きていたら今の日本はもう少しましだったのではないかという思い。自分が生き残ったことへの後ろめたさだといわれた。
氏も強調されたが、特攻で死んでいった若者たちが再び戦争への道を開くのに利用されたはならない。氏は小泉首相の靖国参拝のたびに胸が痛むともいわれた。
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Last updated 2005/01/22 08:52:14 PM
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