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介護付き有料老人ホームの破綻 が続出しているというニュースが流れていた。
景気のよい時に不動産業者など、もともと営利目的で無茶な経営もくろみでオープンした老人ホームなどが破綻し、一生を託した老人が泣き寝入りをしているという。
愛妻を亡くして、自宅を売り3000万円の入居費を支払い、月々15万円の生活費を支払っていた男性老人は、施設サービスがドンドン悪くなっている現状を嘆いていた。
食事の質が悪くなり、穴の開いた天井は修復されず、介護人はドンドンやめて行き、毎日かかれるはずのクリニックも開かれるのは2週間に1度などなど。
まったく初めの約束は実行されなくなっている。
出て行きたいが、出て行き帰る自宅はもうない。
最初の入居時の宣伝文句は夢のまた夢である。
驚いたのは、老人は死んで行き、新たに入って来る老人1人あたり3000万円の収入を見込んでいたことである。
別の老人ホームにご夫婦で入居されたご夫人のインタビューでは、施設が破綻し追い出された格好で、現在夫婦別々の施設に引き取られたと言う。
介護付き有料老人ホームに入られる方は比較的裕福な方々であるが、そこにも落とし穴が存在している。
政府は自治体にまかせっきり、監督自治体は認可責任を取らず知らぬ存ぜぬの態度である。
人生の最後にこの状況では、死んでも死に切れない悔しさが残るだろう。
すべてに信用の置けない現在の日本の世の中、どんな優良会社でも倒産する時代であり、将来的な確実保障などは絶対に不可能である。
決して信用して全てを投げ出してしまうことのないよう、くれぐれも注意したいものである。
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