発達障がいな息子たちとの日常

発達障がいな息子たちとの日常

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2007.02.20
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カテゴリ: 子供たちのハナシ
行ってよかったです、カウンセリング
真っ暗だった目の前が明るくなって
下向きだった心が上向きになりました

カウンセリングに先立って
misaの授業中の様子を見てきてくださった先生。
開口一番「かなり大変ですね~(^_^;)」
やっぱり、とは思いましたが
教務主任 と違って口調も表情も温かく、
この先生にすべて任せよう!!と思えました。


家庭環境からこれまでの育児など
たくさん話を聞いてくださって
時には厳しい表情で「それはいけませんね、叱るべきです」と言ったり
困ったエピソードには「面白い子ですね」と高笑いしたり
私のいけないところも諭してくれたり
教務主任に言われた一言に「それはショックだったでしょう」と
気持ちを汲んでくれたりしながら
とても具体的で、しかもすぐにできるアドバイスを下さって
病気かもとか、おかしいんじゃないか、とか思ってた気持ちが
払拭されました

これまでmisaが育ってきた環境

を思えば
1、2ヶ月でそれを取り戻すなんてことは無理
時間はかかるけれど
お母さん次第できっと落ち着いてゆく子ですよ、と。
早く気付いてこうして相談に来られたのは本当によかったです、とも。


「子供好き」と公言しながらもオリコウサンな子供だけが好きな姑、
↑こんな両親に育てられた威圧的な旦那、
その中で言いたいことがハッキリ言えず
ただただこの3人に子供たちが責められないようにと
何から何まで口やかましく叱ってきた私。
こんな環境で育った子供が、
おおらかになんか育つはずもありません

これまでも何度も舅たちや旦那に
育児に口出ししないでほしいとやんわりとは頼んできたのですが受け入れられず
いつの間にか、私もマヒしてしまい
気付けば大人が4人で子供たちを威圧していたのです。

それに私がハッと気付いて接し方を改めたのが昨秋頃。
小さなことでいちいち叱ったり、
頭ごなしで抑えつけるような叱り方や、
怒りの感情をぶつけることをやめ、きちんと話をするようにしました。

そうするようにしてから
家でのmisaには確かに変化が起きていて
穏やかに、でもひどく甘えるようにもなったのです。

それを先生は
「そこから幼児に返っているんです。まだまだ赤ちゃんまで返るかもしれない」と。
私の変化に気付いたmisaが安心して自分を出せるようになって
今まで自分で無理矢理抑えてきた甘えが
堂々と出せるようになったことで
異常なまでのベタベタになっているのだそうです。
これが思いっきり満たされるまでは
不安定が続くでしょうとのことでしたが
やはり他人への迷惑や暴力は、今すぐにやめさせなければならない、と
その方法を色々と教えてくれました。

まずは私がやめさせたいことをハッキリと
misaにも提示すること。
それをやめると約束した上で
じゃあ、約束を守れなかった時にはどうしたらよいか、を
自分で考えさせること。
大人なら人に暴力をふるえば警察行き。
それなら自分はどんな罰を受けるのか、ということです。
そしてその罰を受けさせるためには
naoの協力も必要だと。
例えばmisaに一番つらい罰はゲームを一日禁止すること。
それでもnaoがやっていれば横で見てしまう。
ならばnaoにもやめてもらう。
naoにとってもmisaは大切な家族なのだから
今のmisaを改善するためには協力してもらうのが当然、と。
私とnaoがタッグを組んでいくことは
misaのためだけでなく、今後のnaoにとってもとてもいいことだそうです。
「misaが約束を守っていなかったら叱ってね。
その他のことはママが言うから、
あなたにお願いしたことはちゃんと見て叱ってね」と
唯一、家族の中で私が頼りにできるnaoにシッカリ頼って
見ていてくれたことにはきちんとお礼を言う。
naoの、突き放すようなものの言い方も、
私がまずはやめなければnaoも直らないし
「その言い方はあなたの嫌っているおばあちゃん(姑)にソックリよ」と注意する。
などなど、naoに対しても見直す必要を教えてくれました。

また約束事は目に見えるように
紙に書いて見える所に貼っておく。
その書き方も例えば
「教室の中でなわとびをしない」
「人に暴力をふるわない」
「授業中に歩き回らない」
など「~ない」という否定的な書き方でなく
「なわとびは外でする」
「友達と仲良くする」
「授業中は座る」
という肯定的な書き方にすること。
否定的な書き方では、misaが自分の悪い姿ばかりを想像してイヤになるので
よい姿を想像させるように、とのことです。
その約束が守れた日は思いっきり褒めて喜んで
だんだん約束も守れるようになってきたら
紙をはがしてゆくようにすると
自分が変わったということが目に見えて分かるようになる。

そして
学校でのトラブルに関しては
必ず自分をかばった言い訳やへりくつを並べるのですが
それを頭から否定してはダメ。
「そんな言い方されたら確かに頭にくるよね」
「そんなことされたらいやだよね」
「体育がない日は確かになわとびしたくなるよね」
など、いったんmisaの気持ちを受け取ってから
「でも、叩いちゃダメだよね」
「でも、なわとびは外でやろうね」
と持っていく。

もうひとつ大切なこととして
どんなに腹が立っても、舅や姑の悪口を
親も言ってはいけないし、子供に言わせてもいけない。
「嫌い」と言わせてはいけない。
「さっきの言い方は腹が立つよね」とか
「うるさくていやだね」と子供の気持ちを汲むのはいいけれど
「ママもおじいちゃん嫌い」などと同調してはいけない。
なぜなら、自分のルーツであるから。
姑や舅がいなければ自分がこの世に生まれなかったのだから。
でも
「あなたにもおばあちゃん達の血が流れている」という言い方はしてはいけない。
後に、特に女の子は、
「自分にもあの人の血が流れている」と
自分を嫌うようになってしまう恐れもあるからだとか。

私には、
「約束を守らなかった時には厳しく叱りましょう」
でも
「いつもと同じ声で、同じ口調で。決して声を荒げたり怖がらせてはいけませんよ」
少し前まで叱ってばかりいた私が
この頃あまり叱らなくなってmisaがホッとしはじめたばかりなので
それをまた元に戻してしまえば
不安定はひどくなると言われました。

舅たちに協力を求めることは無理なので
うるさいと思いながらも放っておいて
大家族で完全同居していることを
社会勉強のひとつとして捉えましょう、と。
世の中にはいろいろな人間がいて
みんな自分の思い通りに動いてくれるわけじゃない、
それを子供のうちから体験していると
逆に社会に出た時の免疫になりますよ、と。

そして最後には
「担任の先生もmisaくんとの接し方に迷いがあるようなので
今日は先生にもお話しておきますね。
お母さんと先生方と、お姉ちゃんの連携で
きっとよい方向へ向かいますよ。
能力もあるし明るいし、
お母さんのことが大好きでとっても優しい子です、大丈夫ですよ。
今日カウンセリング受けたことはmisaくんに話してください。
『misaの授業を見に来た人がいたでしょ?
その人がmisaのことをいい子だね、って言ってたよ。
だけどちょっと落ち着かなくて困ったね、って言われたから
作戦会議を開いてきたんだよ』
と話してください」と。

深い深い先生でした。
私自身が救われました。
私が変わらなければmisaも変わらない。
人を変えたければ自分を変えなくちゃ。
とは、いつも私がmisaに言っていることでした。

焦ってはダメ。
ゆっくりと時間をかけて少しずつ。
misaは長年
苦しんできたのだから。

これからは迷うことなく、いっぱい抱きしめちゃおう手書きハート






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Last updated  2007.02.20 14:25:45
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まりこ@ ブログを読ませていただいて お母さま・お義母さまが相次いで旅立たれ …
どんどこ母さん @ kazuyorちゃん >認めたくなくて子供に向き合わない親御…
どんどこ母さん @ haruharu318さん >おつかれさまでした。ついこの間、前の…
どんどこ母さん @ Re[1]:学童最後の日(09/29) 温かいメッセージありがとうございます。 …
kazuyo@ よいことだネ すごくいいことだよ。私達家族の救いの神…

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