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2004年10月24日
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 11時頃、ボクは久しぶりに家族を連れて親父を見舞いに行った。ここのところ意思の疎通ができないほど容態が悪かったが、孫にはしっかり反応してくれた。

 なっちゃんと握手すると嬉しそうな顔を見せた。ゆ~たんが恥ずかしがっていると親父はかすかにニヤッとして見せた。良かったなぁと心から嬉しく思いつつ、少しご無沙汰しているまあの実家へと向かった。

 ところが、夕方「できるだけ早く家族の方に来ていただきたいのですが…」と電話が入った。おふくろに電話のことを伝えると、もう泣き出している。おろおろしているおふくろを励ましながら気を付けて行くように言い聞かせて、自分も急いで出かける準備をした。
 駆けつけてみると、親父はほとんど意識がない。呼んでも反応がない。一足早く駆けつけたおふくろは、じっと親父の様子を見つめるだけだった。
 1時間ほどして、親父の目に力が入った。
 声をかけるとわずかに反応する。声をかけ続けると時折笑顔を見せる。一安心。

 看護婦がシモの世話をしてくれている間、ボクはおふくろを部屋から連れ出した。
 親父にもしものことがあった場合の対応を相談するためだ。
 考えたくないことだが、冷静に考えれば、その日が近いことは間違いないことだろう。







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最終更新日  2004年10月25日 17時21分22秒
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